流星の復讐の物語は幕を閉じた。その後の彼らの様子は……
あの後、流星はベルルとメーヤの手で元の世界に帰って来た。小百合、美弥花、乃々、若菜とも合流し、ダンデライナーに乗って討伐軍の拠点へと戻って行く。ついでに、ベルルとメーヤにお礼がしたかった流星は、自分の後ろにベルルを乗せ、若菜の後ろにメーヤを乗せた。そして、今度こそ戻っていった。
オルタナ達が全滅したことにより、インベス達も全滅に成功したため、オルタナ候補生達も救われた。全ての元凶である妃十三 啓と妃十三 猛が倒れたことにより、オルタナ討伐軍は世間から信頼を少しずつ取り戻しつつある。妃十三 護と妃十三 勝は、オルタナ達と協力して不祥事を起こしていたことで、刑務所行きとなり、牢屋で仕事ばかりさせられているらしい。しかも、仮釈放も許されていないそうだ。
全て終わったことで、この世界には平和が訪れたのだ。オルタナ討伐で活躍した『馬場 流星』、『悠木 美弥花』、『朝比奈 乃々』、『吉良 小百合』、『雪城 若菜』、『エターナル・ダリア』、『マーベラス・リリー』、『一本氣・牡丹』には、国から多額の報酬金が支払われた。彼らは報酬金である買い物をした後、残ったお金を国に寄付する形で支払った。
数年後……
流星「…ふぅ。」
流星は何やら畑で作業をしている。
若菜「流星さーん、今日もたくさん収穫できましたよ!!」
そこに、リンゴやミカンやバナナ等、大量の果物が入ったかごを持った若菜がやってくる。
流星「おぉ、ホンマやな!!」
流星達は、荒れた土地を購入し、様々な果物を栽培する果樹園へと生まれ変わらせたのだった。この話は、ドキュメンタリー番組で報道され、流星達は有名人になった。また、彼らが栽培する果物は絶品だと評判になり、毎日のように老若男女の客が訪れる。果樹園だけでなく、収穫した果物を使ったスイーツやジュース等も作り、販売している。そのスイーツやジュースを求めて、総理大臣や海外の大統領も訪れたこともあり、TVから取材が来る。失敗もあったが、皆で乗り越えて来て、今に至っている。
乃々「流星さーん!そろそろ休憩しませんか?美弥花ちゃんと小百合ちゃんが新作スイーツを作ったんだ♪」
流星「おぉ、今行く!」
流星と若菜はすぐに休憩に入った。そして、テラスに入っていく。今日は休日のため、客はいない。
美弥花「あ、流星君!!」
小百合「流星、若菜、お疲れ様♪」
ベルル「りゅうちぇーおにーちゃん、あしょびにきたよー♪」
メーヤ「お邪魔してるであります、流星♪」
流星「おぉ、ベルルとメーヤも来てくれたのか!ゆっくりしてってくれよな!!」
ベルルとメーヤも荒れ地を果樹園に生まれ変わらせることに全面的に協力してくれていたため、関わりがある。
乃々「ふふっ、仲良しさんパワーは不滅ですね♪」
若菜「その通りです!!」
そして、休憩と言う名のお茶会を楽しむメンバー達。
牡丹「おぉ、悠木と吉良…このスイーツ美味いじゃねぇか!」
リリー「本当ね、この紅茶とも相性が良いわ♪」
ダリア「この新作ジュースも最高じゃないか!これは、老若男女の舌を掴むこと間違いなしっ!」ドヤァッ!
美弥花「良かった~♪」
小百合「って、何でダリア先生がドヤ顔してるんですかw」
流星「良いじゃねぇか、だってほら…先生達も力を貸してくれてる訳だし。」
小百合「全く、流星には敵わないなぁ。」
ダリア「流石は流星!よく分かってるじゃないか!!」
楽しく談笑し、笑顔を見せるメンバー達。
流星「……。」
壁の高い位置をを見ると、かつての戦いで使っていた『戦極ドライバー』や『ゲネシスドライバー』が特殊なガラスケースに飾られている。
流星「…おっ、もうこんな時間か。」
ベルル「どーしたの?」
流星「ちょっと出掛けてくる、すぐに戻るから。」
流星はそう言うと、どこかへ移動する。
流星がやって来たのは、実の両親が眠る墓だった。
流星「……。」
流星は墓の前でしゃがみ、手をあわせる。
流星(父さん…母さん……ちゃんと仇は取ったからな……今の俺は、幸せなんだ……だから、安心してくれ。)
天国の両親に報告した流星は、目を開いた。
流星「うおっ!?」
その直後、何かに驚いて尻餅をついてしまう。そこには……流星の両親の墓の前で手をあわせる美弥花、乃々、小百合、若菜、ダリア、リリー、牡丹、ベルル、メーヤの姿があった。
ベルル「みゅふふ、びっくいちた?」
流星「…あ、あぁ…あははは……」汗
思わず苦笑いする流星。
美弥花「流星君のお父さんもお母さんも、安心しているかな?」
乃々「そうだと良いんだけど……」
流星「……!」
流星は墓の方を見て、驚く。彼の目には……
…流星に向けて、優しく微笑む両親の姿が見えた気がした。
小百合「……どうしたの、流星。」
小百合は流星に聞く。流星は立ち上がり、砂埃を払い落とす。
流星「今な…俺の目の前で、父さんと母さんが微笑んでるのを、見た気がしたんだ。」
流星の顔は笑顔だった……どこか、安心したような……
リリー「流星君、貴方はもう…一人じゃないわ。」
リリーは流星に言う。
メーヤ「流星が、わたくしとベルルに温かく接してくれたときは、嬉しかったでありますよ?」
ベルル「うん!なんだかあたちに、ほんとうのおにーちゃんができたみたいだった!」
ダリア「我々は永久に不滅だ、流星。」
牡丹「馬場、お前はよく頑張っている。それは、このアタシがよく知ってるからな!」
美弥花「この世界が平和になったのも、流星君がいたからだよ♪」
乃々「私たちの仲良しさんパワーが壊れなかったのも、流星さんのお陰です♪」
若菜「私も、こんなに明るい未来にたどり着けたのも、流星さんのお陰なんですよ♪」
最後に、小百合が流星に歩み寄る。
小百合「流星、これからも大変なことは沢山あると思う……でも、私たちならきっと乗り越えられるよ……あの惨劇を乗り越えたみたいに……これからも、沢山乗り越えて、青春しよ♪」
流星「……。」フッ…
流星は思わず微笑み……
流星「今、めっちゃくちゃジンジン来た!!一生勉強、一生青春やな!!よぉし、頑張るぞぉ~!!」
と、力強く言った。
メンバー「「「おー!!」」」
そして、流星は「また来る。」と両親に告げ、メンバー達と果樹園に戻っていった。
『俺達は生きている。
平和なこの世界を、当たり前のように……
たとえ昨日までの平和を失い、恐ろしい現実に直面しても……
大切な者を亡くし、心を引き裂かれても……
思いもよらぬ悪意に、立ちすくんだとしても……
俺達は生きる…それぞれの悲しみを秘めて……
何度も傷つき、何度も立ち上がり、俺達は未来を生きる
俺らは一人じゃない
お前は……一人じゃないから。』
ED~DA PUMP『Bright! our future』~♪
いかがでしたか?これにて、『オルタナ達に、『復讐』を…』は、終了と致します。
この物語を読んでくださった皆様、ありがとうございました!感想をくださったり、お気に入り登録や評価もくださったのは、ありがたい限りです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!