流星はオルタナ達から逃げている途中、オルタナ達と遭遇してしまう。その時…………では、本編へどうぞ
小百合 side…
小百合はあちこちの日雇いバイトで資金を稼ぎながら、流星を探し回った。途中、通りかかる人に聞き込みをしたが、有力な情報は得られなかった。
小百合(うぅ~…見つからないな……キャプテンと連絡先を交換しておけば良かった…)
小百合はそう思い、首を掻いた。
小百合(…?…あれは、オルタナ達!!)
小百合は遠くに『クローバー・ラビット』のメンバーを見つけた。彼女達は、人気の無い路地裏に入っていく。小百合は怪しいと思い込み、息を殺して、彼女達の尾行を開始した。
恋「ここなら、オルタナ覚醒しても、問題ないね。」
千穂「キャプテン…私達から逃げられると、思わないでくださいね…」
未幸「本当は追われる側の方がゾクゾクしますが…追う側もたまりませんねぇ~♪」
ナタリー「キャプテンよ…早く見つかりたまえ~…」
日奈「私が見張ってます!早く覚醒を…!」
小百合(…ここまでか…)
小百合は尾行を諦め、身を隠し、彼女達の話を盗み聞きする。
恋「…?……この街に、ダーリンはいないみたい…」
千穂「…本当ですね……」
未幸「…キャプテン…どこにいるのです…?」
日奈「…何も手掛かりがないですね…」
その時、日奈のスマホが鳴った。
日奈「も、もしもし…」
詩音『日奈さん?闇雲に探してはいけませんって言ったでしょう?』
日奈「うぅ、ご、ごめんなさい…」
小百合(ここを去るなら、今のうちだね…)
小百合は音を立てず、その場を去って行った。
小百合 side OFF……
流星 side……
流星は車通りの少ない山道を通っていた。しばらくは、山でテントを張って生活していた。
流星(いつまでもここにいるわけにはいかねぇからな……ずっとここにいれば、いずれは奴らに見つかるし……)
その時、流星のスマホが鳴った。流星はバイクを停め、電話に出る。
流星「はい…」
大家『あ、流星ちゃん?』
相手は、流星が住むアパートの大家であった。
流星「…大家さん。」
大家『流星ちゃん、申し訳ないんだけど…あのアパート、取り壊しが決定しちゃったのよ…オルタナ(?)って呼ばれる子達がめちゃめちゃにしちゃってね…』
流星「…そんな……謝って済む話ではないですが、申し訳ありません…俺のせいで…」
大家『何いってんのよ、流星ちゃんは何も悪くないわ。むしろ謝るのは私の方よ…何もできなくて済まなかったね…』
流星「…いえ…では、そろそろ切ります。」
大家『わかったよ、本当に済まなかったね…流星ちゃん…』
そして、流星は電話を切った。
流星(…帰る場所が無くなっちまった…くそっ、アイツら…絶対に許さねぇ…!!)
流星はバイクを走らせた。
………
……
…
流星 side OFF……
小百合 side……
小百合は街の人に聞き込みをして、流星を探し続けていた。だが、未だに有力な情報は見つからない。
小百合(困ったな……良い情報が全然得られない…)
その時、小百合のスマホが鳴った。相手は若菜である。
小百合「もしもし?」
若菜『小百合!?途中でオルタナ達を見なかった?』
小百合「そう言えば…クローバー・ラビットのメンバーを見たよ。」
若菜『理事長と勝キャプテンが、『馬場キャプテンを、妃十三学園に連れ戻す』ようにって指示を出したの!!』
小百合「!?」
若菜『私達は理事長と勝キャプテンに、直ちにそれをやめるように言っても、聞く耳を持たなかった…急いでキャプテンと合流して!!』
小百合「そうしたいんだけど、でも情報が見つからないの!!」
若菜『キャプテンのアパートの大家さんに聞いた所、彼は小谷山から大谷山に向かったとの情報を得られたよ!小百合、急いで大谷山に向かって!』
小百合「大谷山ね、分かったよ!情報ありがとう、若菜!!」
小百合は電話を切り、大谷山に向かうルートを調べた。近くにローカル線の駅が見えた。
小百合(あれを使えば…行ける!)
小百合はローカル線ホームに向かい、切符を購入し、改札を通った。ホームシアター降りると、丁度列車が到着した。小百合は列車に乗り、終点の大谷駅に向かった。
小百合 side OFF……
流星 side……
その頃、流星は大谷山に来ていた。
流星(今日はこの山でテントを張るか…どこに張ろう…)流星はテントを張るのに都合が良い場所を探していた。道中、夜獣が現れた。
流星(夜獣!?くっ、こんなところにまで!)
流星は無双セイバーを取り出した。その直後…どこからかオレンジ色に輝く光が飛んできて、それが次々と夜獣に当たった。
流星「!?」
流星は辺りを見渡すが、光を放った者の姿は、どこにも見当たらない……。夜獣は全員、消滅した。
流星(誰かは知らないけど、助けてくれたなら、ありがとうな。)
流星はバイクを走らせた。
流星 side OFF……
小百合 side……
小百合(本当にいた。早くキャプテンと合流しないと!)
大谷山に到着した小百合は、遠くから流星の後を追う。
小百合(あそこにバイクを停めたんだ…)
小百合の目の先には川があり、流星はその近くに停めていた。
小百合(それにしても…『ソニックアロー』、かなり使いやすいんだね。)
小百合は手に持っている『ソニックアロー』を見る。その時…
「キャプテーン!!」
オルタナの声が聞こえた。
小百合「!?」
小百合(やっぱり来たね…!)
小百合は『ゲネシスドライバー』を取り出し、装着する。その後、エナジーロックシードを取り出すと、ロックを解除する。
『メロンエナジー』
空がチャックのように開き、球体がゆっくりと降りてくる。小百合はロックシードをドライバーに装着する。
『ロック、オン!』
ブーン、ブーン、ブーン、ブーン……
ゲネシスドライバーは、一定のリズムで点滅している。小百合はドライバーの右のレバー『シーボルコンプレッサー』を押し込む。
『ソーダ』
小百合「変身。」
小百合はそう呟くと、レバーを離す。すると、ドライバーのジューサーのようなヶ所『コンセントレイトポッド』にロックシードのエネルギーが注がれていった。その直後、小百合の頭上に浮かんでいる球体が降りてきて、小百合の頭を覆う。
『メロンエナジーアームズ』
音声が響くと、小百合は鎧に包まれた。小百合は………『仮面ライダー斬月・真』に変身したのだ。仮面ライダーに変身した小百合は、オルタナ達の方に向かった。
斬月真「本当に懲りてないんだね…なら私も…容赦しないから……」
その頃、オルタナ達は……
恋「こんなところに、夜獣!?」
未幸「あらら…困りましたね~…」
千穂「邪魔です…消えてください…」
日奈「よ、よーし!」
オルタナ達は夜獣と戦う。しかし、上手く連携が取れず、倒すのに苦労した。
日奈「はぁっ、はぁっ…?…あ!キャプテンいました!」
流星(しまった!)
流星はクローバー・ラビットに見つかった。
千穂「見つけましたよ、キャプテン。」
未幸「キャプテン、どうして逃げるんですか…?」
恋「帰ろう、ダーリン。…妃十三学園に…」
流星「!!くそっ!」
流星は『ブラックオレンジロックシード』を慌てて取り出すが、落としてしまった。
流星(ヤバい!!ロックシードが!!)
オルタナ達はゆっくりと、流星に近づいて来る。その時…オレンジ色の光が飛んできて、オルタナ達の前で爆発し、砂埃が発生する。
オルタナ達「!?」
「全く、本当に懲りてないね…」
やがて砂埃が晴れ、流星の前には弓を持った鎧武者が立っていた。
日奈「え!?…別の…鎧武者!?」
恋「黒い鎧武者以外もいたの!?」
未幸「あぁ~ん♪さっきの攻撃、もっと放ってくださぁ~い♪」
千穂「未幸……貴方、何者です…?」
千穂は鎧武者に問い詰める。
斬月真「我こそは、『仮面ライダー斬月・真』…貴様らの相手は、我だ…」
斬月真(小百合)(キャプテンに聞いておいて良かったぁ…ホッ…)
斬月真は、『ソニックアロー』を構える。
千穂「邪魔をするなら、容赦しません、よ!!」
千穂はショーテルを大きく振りかぶって襲いかかった。攻撃が大振りのため…
斬月真「甘い!」ガキンッ!
斬月真のソニックアローで受け止められた。斬月真は千穂の腹部に蹴りを放った。
千穂「!?」
千穂は後方に吹っ飛ばされ、地面を転がる。
未幸「千穂ちゃん!」
恋「よくも!」
未幸はサテライトを飛ばし、恋はランスを投げた。しかし…斬月真はランスをソニックアローの刃で弾き飛ばし、サテライトを光の矢で全て撃ち落とした。
未幸「!!」
恋「そんな…」
未幸と恋の顔が青ざめていく。
斬月真「ぬるい…」
斬月真はドライバーの右レバーを1回押す。
『メロンエナジースカッシュ!』
すると、ソニックアローの刃がオレンジ色に輝く。
斬月真「はぁぁああああ、はぁ!!!!」
斬月真は斬撃攻撃で、オレンジ色のエネルギーを衝撃波のように飛ばした。
オルタナ達「キャァァアアアアアアア!!!!」
オルタナ達は斬月真の攻撃を受け、戦闘不能になった。
斬月真「まだまだ、修行が足りぬわ…愚か者。」
斬月真は決め台詞のように言う。
流星「……。」
流星は斬月真の勝利を見ていた。
斬月真「あっ、あの…」汗
斬月真は、何故か困惑する。
流星「…ライダー、あんただったのか…俺を助けてくれたのは…」
斬月真「…へっ?」
流星「夜獣が現れた時、オレンジ色の光が飛んできて、夜獣を葬ったんだ…ライダー、ありがとう!」
流星は斬月真に、お礼を言う。
斬月真「ん、んんっ…いかにも、我は流星殿のように困っている者を放っておくことは出来ぬからな。」
流星「…?…何で俺の名前を…?」
斬月真「あ”っ!」汗
流星「…ライダー?どうしたんだ?」
斬月真「…キ、キャプテン!私が誰か、分かる!?」
斬月真は、流星に問いかける。
流星「ん?…その声……っ!…小百合か?」
斬月真「うん、そうだよ!吉良小百合だよ!」
斬月真はドライバーからロックシードを取り出し、変身を解除した。
『ロック、オフ』
そして、小百合の姿に戻った。
流星「!?…小百合…!」
小百合「キャプテン!私も連れてって!」
流星「…は?」困惑
小百合「私、オルタナを辞めて、キャプテンの逃亡を手助けに来たの!」
流星「…そうなのか…?」
小百合「うん!それより早く、ここを抜けよう!他のオルタナ達もこっちに向かってるから!」
流星「わ、分かった!とりあえず、後ろに乗ってくれ!」
流星は小百合にヘルメットを渡し、バイクのエンジンを掛けた。そして、小百合を乗せた後、バイクを走らせた。
小百合「あ、キャプテン。」
流星「流星で構わねぇよ。俺はもう、キャプテンを辞めたんだ。」
小百合「あ、うん。…流星、これ。」
小百合は流星に『ブラックオレンジロックシード』を渡した。
流星「あ”っ!やべっ!…ありがとう…」汗
流星は小百合からロックシードを受け取った。
流星「あ、小百合…お前、オルタナを辞めたって言っていたな。」
小百合「うん。」
小百合から話を聞くと……流星がキャプテンを辞めた後、彼の気持ちを考えず、再び彼を連れ戻そうとするオルタナ達に腹を立て…更に、彼女達を止められなかったことに耐えられなくなり、オルタナを辞めた。
小百合「まあ、ダリア先生、リリー先生、牡丹先生にも、オルタナを辞めるように言われててね…その代わりに、流星のサポートすることになったんだ。」
流星「…先生達が?」
小百合「先生達も、流星が来てくれて、本当に嬉しかったんだ。先生達も、流星の前任のキャプテンに性的な嫌がらせをされてたんだ。そのせいで、先生達の精神状態が悪くなっちゃってね…でも、流星は先生達の話を聞いてくれたり、先生達と関わってくれたおかげで…先生達に、明るさが戻ったんだ。オルタナ達にも明るさが戻ったのも、流星のおかげ…それなのにオルタナ達は…」
小百合は眉を寄せていた。
流星「…そうだったのか。」
小百合「だから、私は流星の逃亡の手助けをするよ。」流星「…けど、お前がアイツらに酷い目にあうのを想像したら」
小百合「構わない!今まで流星が受けてきた苦しみや痛みと比べればそんな事、大したことはないから!」
流星「…そうか。」
流星は小百合を連れていくことにした。こうして、流星の逃亡仲間として、『吉良小百合(きらさゆり)』が加わったのであった。
いかがですか?今回はここまでです。『仮面ライダー斬月・真』に変身した小百合は、流星のサポートをすることにした。後3人程、流星の仲間になる予定です。次回もお楽しみに。では、またね。