白鷺千聖が「狂う」まで   作:陰炎

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2話になります。
本編どうぞ。


第2話「妬み」

私の日記はたとえ事務所に言われても見せられないの。でも...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日記をしまった私は、こう思い込む。

 

 

 

 

 

 

 

「それでも【あの人】といたい。」と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん...うっ...」

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり朝が苦手と痛感しつつ、スマートフォンのアラームを切る。

 

 

 

 

 

 

 

いざ体を起こしてみると、首元が痛い。どうやら寝違えていたようだ。

 

 

 

 

 

 

 

「今日は...スタジオの音響か。」

 

 

 

 

 

 

 

予定を確認した所で支度する。特にいつもと持っていくものは変わらない。

 

 

 

 

 

 

 

特に特別なことをせずそのままゆっくりと家をでた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタジオの近くのカフェエリアまで着いた。何となく気になったので時間を確認すると...

 

 

 

 

 

 

 

「えっ、8時59分!?」

 

 

 

 

 

 

 

うちのスタジオは9時から仕事が始まるので急いだ。すると、

 

 

 

 

 

 

 

「きゃ!?」

 

 

 

 

 

 

 

人にぶつかってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「ごめん、急いでて...大丈...あれ?」

 

 

 

 

 

 

 

なんと、ぶつかったのは千聖さんだった。

 

 

 

 

 

 

 

「あ、陽さん!?ごめんなさい!怪我は...」

 

 

 

 

 

 

 

千聖さんは心配してくれた。幸い何処にも怪我はなく、「大丈夫だよ。そちらは怪我はない?」と返した。

 

 

 

 

 

 

 

「は、はい!ごめんなさい、私仕事があるのでそろそろ...」と少し頬を赤らめて目を逸らしながら彼女はスタジオを後にしていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ...

 

 

 

 

 

 

 

「あ、9時過ぎてる...あっちゃー、新人なのに...」

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずまずいと思い、やらかしたと思いながら焦って急いで駆け込んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいおい、新入りの陽が遅刻とか、この先大丈夫かよ?」

 

 

 

 

 

 

 

入った所には音斎先輩がいた。若干おちょくり成分増し増しの心配だった。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず自分は言い訳をした。

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさい、ギリギリの所で人にぶつかっちゃって。」

 

 

 

 

 

 

 

と、別に嘘つく程度でもないので本当のことを話した。

 

 

 

 

 

 

 

「遅れちゃったので、そろそろRoseliaのライブが始まりますから音響してきます。」

 

 

 

 

 

 

 

と話を切り出したが、その時、何故かスタッフが全力で走ってこちらに向かってきていた。

 

 

 

 

 

 

 

「ん?なんだあれ?...スタッフ?」

 

 

 

 

 

 

 

音斎先輩は、普段ないことだったから少し不思議そうに頭をかしげる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうしたんですかね?...あ、今日の僕と同じ所の舞台演出のスタッフさんじゃないですか」

 

 

 

 

 

 

 

今日同じところの方のスタッフが来ていた。どうやら走り方的に見ても焦っている。

 

 

 

 

 

 

 

そして、スタッフは言った。

 

 

 

 

 

 

 

「大変です!燐子さんが、1分前なのに帰ってこないんです!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然すぎて理解が遅れてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず状況を聞いてみることにした。

 

 

 

 

 

 

 

「白金さんが居なくなったんですか!?一体何があったんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

スタッフは焦りつつ答えた。

 

 

 

 

 

 

 

「じつは今朝まではいたんです。ですが、トイレに行ってから帰ってこなくてですね...明らかに帰って来る時間が遅いんです!」

 

 

 

 

 

 

 

状況をある程度把握したと思われる音斎先輩は、

 

 

 

 

 

 

 

「とりあえず、探しましょう!女性スタッフを呼んで、トイレも探すようにします。陽、女性スタッフを呼んで探してもらえ!」と言った。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず自分は出来ることはこれしかないと思い、「はい、すぐ探させます!」と返事し、スタジオ内にいる女性スタッフを呼びかけに行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲームのことをぼーっと考えていた私白金燐子は、ぼーっとしていた時に来た知らないLINEを見て、「一人でスタジオ裏までこい」というのを見てしまった。恐怖心もあって、私の事だからやはり誰にも言えぬまま、トイレと嘘をつき目的地に着く。すると、待っていたのはおとついに痛いことをしてきた金髪の彼女だった。

 

 

「ひ、一人で来ましたよ...ま、また何か用...ですか...」

 

 

 

 

 

 

やはり1人というのがあって怖かった。

 

 

 

 

私にはその感情しか浮かばなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...また何か、じゃないわ。あなた、まだ私の知らないところで____絡んでいるのでしょう?」

 

 

 

 

 

 

 

金髪の彼女は確かにそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こわい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故話しかけたらいけないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故仲良くしたらいけないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ「友達と」ゲームしてるだけでこんなこと言われるの?

 

 

 

 

 

 

 

と、怖いながら反論をした。

 

 

 

 

 

 

 

「わ...私は、友達と話して...」

 

 

 

 

 

 

 

そしたら、かなりの気迫と声に遮られてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「貴女ね、____なんだと思ってるの!?」

 

 

 

 

 

 

 

と言われ頬を叩かれた。

 

 

 

 

 

 

 

「あっ...」

 

 

 

 

 

 

 

私は倒れてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痛い痛い痛い痛い痛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...彼女の平手は、憎しみがこもっているのがわかった。

 

 

 

 

 

 

 

でも、何故私にこの憎しみを向けるかが分からなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんで...こんな事するんですか...」私は泣きながら問いかける。

 

 

 

「なんでって?当たり前だわ。あなたが【あの人】に絡むなんて馬鹿らしいからだわ。

 

 

 

大体、なんであなたが【あの人】と話せているの!?おかしいのよ!」

 

 

 

と、金髪の彼女は言いつつ、私を蹴った。

 

 

 

 

 

 

 

その憎しみの理由はあまりにも理不尽。だがその時の私は正気の沙汰ではない彼女を見て、これ以上無いほど怯えている。

 

 

 

 

 

 

 

こわい。

 

 

 

 

 

 

 

怖い怖い怖い怖い怖い。

 

 

 

 

 

 

 

「とりあえず前置きはいいわ。あなた、これから【あの人】には構わないで。あなたには似合わないわ。」

 

 

 

と、金髪の彼女は言いながら踏みにじる。

 

 

 

「あ...あぁ...」

 

 

 

私の舞台衣装がボロボロになっていく。

 

 

 

 

 

 

 

みんなのために作った自分の舞台衣装がボロボロになっていく。

 

 

 

 

 

 

 

私は何も出来ぬまま、泣いている。

 

 

 

 

 

 

 

「今度彼と話したらわかるわよね?この程度では済まさないから。」

 

 

 

 

と、いって金髪の彼女は最後に私を踏みにじって去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

「...私は...友達も...作っちゃいけないの...?」

 

 

 

痛い思いをしながら言われた事を思い出しながら私は泣く。

 

 

 

 

 

 

 

止まらない。

 

 

 

 

 

 

 

とまらない。

 

 

 

 

 

 

 

とまらない。

 

 

 

 

 

 

 

やっと私は、友達を作れてきて、こうやってバンドして、幸せだったのに。

 

 

 

 

 

 

 

「......私は...やってはいけなかったのかなぁ...」

 

 

 

 

 

涙がとまらない。哀しみが止まらない。

 

 

 

悲しむ感情が止まらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

涙が止まらず、私は気を失ってしまった ______

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

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