白鷺千聖が「狂う」まで   作:陰炎

4 / 9
連続投稿4話目です。
本編どうぞ。


第4話「コンタクト」

 

4月11日。

 

「ん...ふわぁ。」

 

起きた。時間は9時で、じつは今日は休日だ。

 

「そういえば確か千聖さんに呼ばれていたんだっけか」

 

そうだ。

 

たしか一昨日に千聖さんと初めてぶつかった時にいつものスタジオの前に待ち合わせしていたのを思い出した。

 

「そういえば、時間聞いてないな...」

 

その会話の中に、何時に待ち合わせするかとは決めておらず、自分は少しでも早くと急いで支度する。

 

「何持って行こうかな...財布と...スマホに...これぐらいでいいか。」

 

とりあえず思いつかなかったので最低限の荷物にした。

 

とりあえずさっさと行く事にした。

 

 

 

 

 

いつものスタジオの前に着いた。前には既に千聖さんはいた。

 

「あら、陽さん。元気でしたか?」

 

彼女はおしとやかに振舞ってくれた。

 

「ごめんなさい、千聖さん。待たせましたか?」

 

「いえ、私も今来たところなの。行きましょう?」

 

とりあえず(割と強引に)腕を引っ張られて流れのままに千聖さんの行きたいところに行かされた。

 

行かされた...筈なんだが

 

「あれ?おかしいわね...」

 

千聖さんは頭に「?」を浮かばしていた。

 

「え...?どうしたんですか?」様子がおかしいのでとりあえず返す。すると...

 

「ごめんね、道に迷ったかも...!」

 

「道に迷った...それは仕方ないって...えぇ?」

 

どうやら道に迷ったらしい。しかも彼女の手には...

 

「なんか持ってますけどそれは...?」

 

「これですか?行きたい所の地図です!」

 

地図を見たら割と近辺の地図なのだが...

 

...この人、多分あまり地図とか見ないのかな...

 

「とりあえず、近くのファミレスでご飯にしましょっか。今12時ですし。」とりあえずお昼時なので、近くの飲食店で休憩することにした。

 

「ええ、いいわね!あなたの事も少し知りたいし!」

 

千聖さんからの了解も得たので、その近くにあった飲食店に入ることにした。

 

 

 

とりあえずドリンクバーと、2人で食べられるものを頼んだ後、ドリンクバーを入れにいった。

 

「陽さんは何を飲むんですか?」

 

千聖さんが聞いてきた。

 

普段自分が飲むものはあまり決まっておらず、嘘をつく訳にも行かないので正直に答えた。

 

「自分は普段飲むものは決まってはないんですが、最近はコーヒーとか飲んでますよ。」

 

と答えた。すると千聖さんは

 

「コーヒーですか...!私も飲むんですよ!コーヒーいいですよね...!」

 

これを聞く感じだと、千聖さんは普段からコーヒーが飲んでいるのかな...?

 

そんなことを思いながら、席に戻って会話を始める。

 

 

 

「そういえば千聖さんって昨日仕事だったんですか?」そういえば昨日ぶつかった時は割と彼女は急ぎ気味だった気もする。

 

 

 

「えぇ、実はたまには朝早くに出てもいいかなと思って、コンビニへいって朝ごはんを買いに行ってたんです。まさかその時にぶつかるなんて...」

 

「なるほど...確かに朝早くだと最近涼しいですもんね~」

 

何となく自分は納得する。

 

「そうなの!陽さんは、やっぱりライブの仕事?」

 

と、返す。

 

「えぇ。でも昨日実はその担当していたスタジオの枠のバンドのメンバーが1人怪我しちゃって…」

 

「あら...その子、大丈夫なのかしらね...?」

 

千聖さんは心配していた。

 

「とりあえず、今は病院で安静しているので大丈夫ですよ。」と、とりあえず安心させるようにする。

 

「あらそう...ならよかったわ。」

 

といった所で、頼んでいた料理が来た。

 

「とりあえず食べましょう、腹が減っては戦は出来ないっていいますし。」

 

と言い、食べることにした。

 

 

 

「そういえば千聖さんって仕事は何してるんですか?」何気ないけど何となく気になったので聞いてみた。

 

「仕事ですか...?じつは私、女優の仕事をしてまして。子役からやっているんですよ。」

 

「女優かぁ…ってえぇ?!」

 

自分はそりゃ驚いた。

 

うちのスタジオはだいたい高校生バンドが来ていたりするのだがまさか千聖さんが女優だったとは...

 

「女優ですか...そんな有名な人と話しているなんて...」とりあえずすごくて頭が下がる。

 

「いえそんな...別に下げなくても...」

 

千聖さんは少し恥ずかしながらそういった。そして千聖さんは...

 

「あの...良ければ友達になってくれませんか?私、あまり友達いなくて...」

 

なんと、それは予想外の話が来た。

 

なにより彼女が友達がいないことに意外性を感じた。

 

「いや、もう全然大丈夫ですけど...こんな自分でいいんですか?」

 

困惑していて疑問系になってしまった。

 

「はい...むしろ友達になってください!」

 

千聖さんはそういった。

 

友達になるってこんな感じだっけ...?

 

「あの...陽さん、タメ口って大丈夫ですか...友達として...」

 

一気に畳み掛けてきた。

 

「あ、えぇ全然!大丈夫です!」

 

同様しまくる自分がいる。

 

馬鹿みたいだ。馬鹿だけど。

 

「よかった...これからもよろしくね!陽くん!」

 

と、早速タメ口できた時に...

 

\プルルルルル/

 

自分のスマホに電話がかかってきた。

 

なんとあこちゃんからだ。

 

「ごめんね!ちょっと電話来たから席外すね?」

 

少し恥ずかしくなりながら電話に出るために席を外す。

 

「あ、ちょっと...」

 

千聖さんは少し寂しそうにしていた。

 

 

 

 

 

「もしもし、陽ですが」

 

『もしもし陽さん!あこなんですけどー!』

 

電話からでも分かるやけに元気が良い声で返してきた。

 

「どしたの、こんな元気よく」

 

『あのね!りんりんが目を覚ましたの!今すぐ病院に来てほしいの!』

 

「燐子が!?分かった、今すぐ行くね!」

 

『うん、待ってます!』

 

と、電話を終える。

 

何故か後ろから凄い寒気を感じたが...

 

「まぁ、気のせいか」

 

とりあえず元の席に戻ることにした。

 

 

 

同時刻

 

 

 

「あの人の電話...なにか気になるわね。」

 

私千聖は、とりあえずそれが気になってそわそわしていた。

 

気になって仕方が無いので、とりあえず行ってみることにした。

 

すると、あの人は...

 

「燐子が!?分かった、すぐ行く!」

 

との声が聞こえた。

 

「...アイツ...まだ生きてるの...?」

 

会話からして相手はあのちんまいに違いない。でも今は私とあの人の時間...

 

「まだ、終わらせないわ...」

 

とりあえず私はあの人より早く席に戻ることにした...

 

 

 

・

 

 

 

 

 

・

 

 

 

・

 

 

 

少し急ぎ気味で戻って自分は千聖さんに例のことを話した。すると...

 

「陽さん...だめ、まだ私と居て...」

 

と少し不安そうに言ってきた。

 

「うーん...どうしようかな...

 

じゃあ5時頃解散とかは...?」

 

とりあえず提案してみる。

 

すると。

 

「あぁ...それなら...」

 

少し残念そうに彼女は言った。

 

「本当にごめんね、千聖...

 

」慣れないタメ口で申し訳なく謝った。

 

「いえ、悪いのはあちらだし、仕方ないとおもうわ...」

 

千聖さんやっぱり少し残

 

念そうだった。

 

 

 

色々話していたら5時頃になっていた。

 

「ごめんね、そろそろ行かなきゃ!」といい、

 

「ええ、また遊びましょう?」と少し楽しそうにして、別れることにした。

 

そして。

「とりあえず、病院に急がないと!」

 

・

 

 

 

・

 

 

 

・

 

 

 

あの人と別れた後、

 

私はまだ飲食店に残っていた。特にやることも無かったので日記を書くことにした。

 

 

 

4月11日

 

あの人とのデート...!

 

色々話を交わして楽しかったけど、急に彼の方から電話が来て、病院に行ってしまった。

 

またアイツよ。もう殺す。殺すわ。電話掛けてきたあのちんまいも許さない...!

 

 

 

「そうよ...もうアイツら自体消せばいいのよ...もうこの世の中で生きれないようにしてやれば...!」

 

 

 

つづく

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。