前述の通り、第5話は4話までの間に約半年という長い時間の空きがあり、今回の1~5話見直しはこの第5話の文回しに近づけるという役割がありました。
あとは要らない伏線なども消したりもしているのでキャラ達が不要な情報が無くなっていたりもしたりはしています。
ただ5話は最近の文章になりますので改変は基本行っておりませんのでご了承ください。
それでは本編始まります。
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千聖との別れを済ませ、僕はとりあえず燐子が入院している場所にいそぐ。
「あこちゃん、かなり元気になってたし燐子の様態かなり良くなってるのかもな」と1人思いながら病院にたどり着く。
様態が良くなっているなら事情も聴けるはずだ。
病室にて
「あ!陽さん!!」お見舞い席にはどうやらあこちゃんだけが居た。そして、
「あ...陽...さん...」
そこには、燐子がちゃんと起きていた。
「燐子...!大丈夫だった!?」
もう大丈夫の筈なのに心配の言葉をかけている自分がいた。
だが燐子は弱々しくはあるがきちんと返事はした。
「あこちゃんが、ずっといてくれたから...」
「もー!友達として当たり前だよー!!友希那さんたちの分まで居るんだし!」と、軽快にあこちゃんが返す。それを聞いた陽は
「そういえば」と思い出し、
「そうだ、友希那さんたちは今何処に?」
するとあこちゃんは少し残念そうに
「友希那さんと紗夜さんは練習で、リサ姉はバイトって。だから友希那さんにここ任されたんです...」
と答えてくれた。
「リサさんは仕方ないにしろ、こんな時にも練習を絶やさないって凄い根性だね...」と小さな声で言ったが、あこちゃんは「そんなのじゃないと思います!」と大きな声で言った。
「あこは分からないけど、多分、友希那さんなりにりんりんを迎え入れれるようにもっと声を磨いてるんだと想うんです!!」と、あこちゃんなりに答える。
なるほど、納得だ。
「...かっこいいね。友希那さん」
と燐子も言った。同感だ。
「うん!おねーちゃんと同じぐらいかっこいい!!!!」
あこちゃんも、自信満々に返した。
さて、そろそろ本題に入ろう...
「...ねえ、燐子。燐子は楽屋から行った後、何があったか覚えてる?」と聞いてみた。すると...
「...それが...あまり覚えてなくて...でも、相当ショックで倒れたっていうのは...」
...あまりに衝撃的な事が起こった事ぐらいしか覚えていない用だった。
これに対してあこちゃんは、「りんりん、震えてるけど...大丈夫...?」
と、燐子が震えているのに気付く。
________よく見たら、もう泣きそうなぐらい怯えていた。
「...あこちゃん...っ...」
燐子はまるで心のあり所のようにあこちゃんの胸にうずくまった。
「りんりん...」
「あこ...ちゃん...ごめん…ね…もう少…し...だけ...っ」
泣きながら燐子はあこちゃんに頼みを入れた。
こうなると自分は流石に2人だけの時間が必要と判断し、
「...あこちゃん、僕そろそろいくね?燐子もいいよね?」
と言った。
「はい!りんりんの事は任せてください!」とあこちゃんは元気良く答え、燐子は
「はい...大丈夫...です...」
と泣きながらでもちゃんと答えてくれた。
「それじゃあ、また次のライブ待ってるから!」と僕は言い、燐子の病室を後にした。
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陽さんが帰ったあと、私「宇田川あこ」はずっとりんりんを慰めていた。
うずくまっていたりんりんの背中をなでなでしていた
ら、りんりんが「あこ...ちゃん…私...怖かった...の。」と、何かを打ち明けてくれようとした。
たしかにりんりんは弱気かもしれないけど...中の心はあこよりずっと固くて...かっこいい。
でも、そんなりんりんがこんなに落ち込む所なんて見たことない...
「私...こう言われた気が...する...の...お前は...誰かに絡んじゃいけないって...私...ダメ...なのかな...」
と、打ち明けてくれた。
りんりんはこんなこと言われたんだ...
「りんりん...そんな事ないよ!!それは、その言った人が間違ってるよ...!
そんなこと言われたら...誰だって...傷ついちゃうよ...」
私も泣きそうになってしまう。
年下だし、説得力が無いかもしれない。
____無いかもしれないけど…
「...りんりん」
________それでも、少なくてもこれだけは言える。
「あこは、そう思わないよ...?あこだって、友希那さんだって、紗夜さんだってリサ姉だって...みんなりんりんのことが...」
__『好きなんだもん!!!!!!』
___勇気を振り絞った瞬間。
頭が真っ白になる。
一瞬場が静まり返る。
しばらくすると、りんりんは泣きながらでも顔を上げてくれた。
そして___
「あこ...ちゃん……!ありが...とう...!!」
りんりんは、いっぱい泣いて精一杯勇気を出してめいいっぱいの気持ちで答えてくれた。
「ううん。いいんだよ、りんりん...一緒にいるから...!」
今の「宇田川あこ」としての精一杯の励ましが出来たんだ。
____「あ...れ...」
でも、頬が熱くなってきた。
「あこ...ちゃん...泣かないで...あこちゃんが泣いたら...私も...寂しくなるから...」
りんりんに言われて始めて気付いた。
泣いていた。
勇気を振り絞ってかっこよかったのに。
____こんなかっこ悪いあこ、お姉ちゃんにも見せた事ないや
「ごめん、ね。りんりんっ...あこ、かっこ悪い...よね...!」
どんどん涙が溢れ出た。
__それでも、りんりんは
「...そんなこと、ないよ。あこちゃんは…すっごくかっこよかったよ...!」
と、励ましてくれた。
かっこいいの、かな。
「あこ...かっこよかった?」
「...うん!かっこいいよ、あこちゃん!!」
りんりんは、少しでも涙を抑えながら、はっきり答えてくれた。
...りんりん、ありがとう。
____しばらくして、スマホから電話が来た。
お姉ちゃんからだ。
「あ、りんりん、お姉ちゃんから電話が来たから一旦席外すね!」
と言って、りんりんは元気に「うん、行ってらっしゃい」と言ってくれた。
「もしもし!お姉ちゃん?」
『こら、あこ!いつまで居るんだ?もう9時だぞ?』
お姉ちゃんは心配で電話をかけたようだ。でも...
「え!?もうそんな時間なの!?」
そもそももう夜9時だとは知らなかった。
『...さてはあこ、燐子さんの所に居たな?』
......バレていた。
「あは、あはははは...」
苦笑いしか出来ない。
『...燐子さん元気だったか?』
と心配してきた。
「うん!元気だったよ!」
とはっきり返せた。
『そっか!ならよかった。でもあこ、早く帰ってきなよ?母さんにはちゃんと「お見舞いに行っていた」と話し付けておくから、大丈夫だぞ』
事情はどうやら話してくれるみたいだ。安心した。
「うん!お姉ちゃん大好き!」
『はは、気を付けて帰るんだぞ』
と、言って電話が切れた。
とりあえずりんりんにつたえなきゃ。
とりあえずりんりんの病室移動しようとした。
_____その瞬間。
首元電流が流れた。
「...っ!?」
意識が遠のいていく中。
微かにだが、白い服をきた金髪の人が私の後ろから「なにか」してきたのは分かった。
「...あなた...邪魔...なの...」
と微かに聞こえた。
りんりん...お姉ちゃん…っ
私はそのまま気を失った。
次回からは最新話である第6話になります。
是非とも宜しく御願い致します。