よう実。モブに転生憑依!?『自由気ままに頑張りま〜す』 作:おべ
廊下。生徒指導室前。
俺「神崎くんも大変だね〜。かくれんぼとか。」
星之宮先生も茶柱先生と同じことを。さすが永遠のライバル!退学を材料にはしなかったが。
神崎「僕も好きでやってるわけではないよ。」
俺「知ってるよ。先生の意地悪でしょ。だから、神崎くんは悪くないよ。」
神崎くんも綾小路くんもお疲れ様です!
神崎「それならいいんだが。」
俺と神崎くんは教室へ向かう。
廊下。
俺「サポートか。めんどくさいなぁ〜。俺にできるかなぁ〜?」
神崎「できると思うよ。直樹くんなら僕より適任だからね。」
俺「え!どういう意味?」
神崎「それは内緒だよ。」
神崎くんも食えないな。
教室。Bクラス。
俺と神崎くんは教室に着く。
俺「神崎くんはこれから部活?」
神崎「いや、ちょっと生徒会の方へ行く予定。」
一之瀬さんも生徒会について先生に用あったよね。俺は綾小路くん警戒して見ることはできなかったが。
俺「神崎くん生徒会に入るの?」
神崎「いや、そうとは決まったわけではないよ。あとで、一之瀬さんと一緒に行く予定だ。」
一之瀬さんもか。俺は生徒会に入りたくないな。
俺「俺の予想では一之瀬さんと神崎くんは生徒会に入れないと思う。」
神崎「どういうことだ?」
俺「これはあくまでも俺の予想だよ。演説の時にも言っていたが、甘い考えで立候補する者は当選することはおろか、学校に汚点を残すと言っていただろ。」
学校の現状や学校のルールを把握してる奴、綾小路くんみたいに面白いことをしてる奴が入れるのだろう。
神崎「あぁ。言っていた。それに生徒会には相当強い権力を持ってるらしいからな。この学校についてもまだ分からないことが多すぎる。」
生徒会の権力は教師を超える。原作を見ていると教師は他クラスの生徒の情報を掴めていなかった。だが、会長は綾小路の凄さを知っていた。それだけ、生徒会会長には権力を有している。
俺「その通りだよ。まだこの学校を知らなすぎる1年生はあの会長によって当選できないと思うな。」
もう既に会長による生徒の品定めは済ませているはずだ。
神崎「そうなると僕や一之瀬さんでは無理かもしれないな。」
いや、それはないだろう。必ず抜け道はある。
俺「いや、できると思うね。」
神崎「なぜだ?」
俺「会長の演説の最後に、『そのことを理解できる者のみ、歓迎しよう』と言っていた。つまり、嘘でも自分の考えを説明できれば入れると思う。」
神崎「嘘でもか?」
お。食いついてきた。
俺「嘘でもいいんだよ。あの会長が確かめることなんてできやしない。」
できるわけがない。それができたら、会長さんは神ですよ。
神崎「なるほどな。直樹くんはだいたいこの学校について把握しているのかな。そうでなければこんな提案もしないからね。」
ここで俺が怪しまれても別に構わない。
俺「俺も俺で独自に調べているんだよ。あの会長にもちゃんと悩みごとの一つや二つあるもんだよ。」
神崎くんの目が鋭くなる。それにしても嫌な視線だな。
俺「はぁ〜。君の視線はいつも疲れる。俺の情報があまり信用されていないようだ。」
神崎「ごめん。そういうわけではなかったんだが。」
本当かな?俺を観察する時の視線ではなかったぞ。
俺「なら、2学期に入ってから生徒会に立候補したら?そうすれば今よりもっと楽かもよ。」
俺はさっさとこの場を後にする。これ以上神崎に関わらない方が賢明だろう。
後ろから、「それはどういうことだ!」と言ってくるが。
翌日。教室。
神崎「昨日は悪かった。直樹くんを疑ってしまって。すまなかった。」
神崎くんは俺に謝ってきた。
俺「別に構わないよ。神崎くんが悪いんじゃない。俺が悪いんだ。」
神崎「でも、ごめん。」
俺「気にしてないから。それで生徒会に行ったらどうなった?」
そんなことよりも生徒会について気になるんだよね。
神崎「君のいう通りダメだったよ。会長にも『何か入れ知恵されたか?』と言われてしまってね。」
ちょっと入れ知恵はしたかな。おそらく、神崎くんの発言に曖昧な所があったのだろう。俺とのやりとりが影響して。
俺「そうだったのか。ダメなら、2学期にかけた方が良いだろうね。」
神崎「昨日も思ったんだが、どういう意味なんだ?」
俺「2学期は生徒会の選挙だよ。次期生徒会会長のね。」
南雲の一人勝ちだと思うが。
神崎「そうなのか。それなら、一之瀬さんと頑張るよ。」
俺「あぁ。それが良いと思うよ。次の会長ならOKかもしれないからね。」
神崎くんに生徒会入ったら原作改変間違いなし。神崎くんはまだ危険人物ですかね。
9巻の謎の電話の正体は誰なのか。なるべく静かにしてよ。