よう実。モブに転生憑依!?『自由気ままに頑張りま〜す』 作:おべ
アンケートご協力お願いします。今回はこの話を本作に入れるか、没作品にするかです。詳しいことは下記をご覧ください。
7月中旬。生徒指導室。
俺は星之宮先生に呼び出されていた。何の用だろうか。
俺「先生、何の用ですか?」
星之宮先生はニコニコしている。
星之宮「直樹くんなら分かるでしょ。」
いえ、分かりません。俺は貴女の心を読める怪人ではありませんよ。
俺「俺、帰りますよ。」
星之宮「え〜。ごめん。話すから〜。」
こうやって〜、男を嗜んでからやるだけやってポイ捨てするのかな。
俺「それで何の用ですか?」
星之宮「ねぇねぇ。いつ動くのかな?」
俺「どういう意味ですか?」
星之宮「隠さなくてもいいのよ。直樹くんがやってることは知っているのよ〜。」
向こうはこっちを監視できるからなぁ〜。カメラでも見たか、俺の携帯の中身でも見たか。
俺「それで俺にしてほしいことは?」
星之宮「今は何も求めていないわ。」
今はか。
俺「そうですか。あ〜、先生にお願いあるんですけど。」
星之宮「何!何!」
星之宮先生は楽しそうだ。
俺「今度の夏休みって何か特別な試験があるんですよね?」
星之宮「どこで知ったのかな?口外されてないはずだけど。」
口外されてはいないが、人の口に戸は立てられませんから。
俺「先日、先輩がそんなこと言ってましたから。『1年生は夏休みが大変だな』と。」
星之宮「そう。たまたま聞いたなら仕方ないね。本当はそのことを口外してはいけない決まりなのよ。」
でしょうね。おそらく、先輩と情報の取引をしても教えてくれないだろう。何かしらのペナルティがあるだろうから。
俺「そうだったんですか。それはすみません。」
星之宮「謝らなくて良いのよ。それより、お願いって何かしら?」
俺「そうですね。夏休みは前から話していた豪華客船の旅ですよね?」
星之宮「ええそうよ。最初の1週間は無人島に建てられているペンションで満喫し、その後の1週間は客船内で満喫する予定よ。」
予定ですか。変更する可能性があると。それに満喫するのは嘘ではないしな。現に龍園達は満喫していたからな。(最初の豪遊わね。)
俺「俺も楽しみですね。今まで船旅をしたことはないもので。沢山満喫する予定ですよ。」
星之宮「そうよ。直樹くんもちゃんと青春しなさい。」
俺「それでその無人島で何かをするんですか?」
無人島についてなら大丈夫だろう。船上試験のことについて言ったら怪しまれるが。
星之宮「直樹くんならだいたい分かるでしょ。」
俺「まだ分かりませんが、有名な大手企業さんでは無人島の研修があるとか。その真似事をするということですか?」
これくらいなら言っていいだろう。無人島の研修はよくある話だ。無人島とはいかなくても、林間研修といったものもある。
星之宮「ほんと〜、直樹くんは面白いね。今日は特別に教えてあげるわ。〜。〜。〜。そんな感じよ。」
色々教えてくれたな。本当に教師の端くれなのでしょうか。良くも悪くも茶柱先生と似た所があるようだ。
俺「そうですか。面白そうですね。それで、その無人島に私物の持ち込みは可能ですか?」
無人島なら普通は無理だ。(人工ですが。)
星之宮「無理よ。原則禁止となっています。」
原則ですか。取引が必要かな。
俺「それなら持ち込むための権限はどれくらいですか?」
星之宮「無理よ。できるけど、直樹くんの所持金では不可能よ。」
思っていたより高そうだ。俺の現在の所持金は300万だ。一之瀬みたいに銀行制度はしていない。俺が自力で集めたポイントだ。Sシステムのルールは常時変更される。ポイントの価値が数分だが、変動する時があるんだよね。おそらく、多くの裏Sポイントが市場(校内)に流れたのだろう。
銀行でも同じことがあるし、ある国の大統領もやっていた節もあるやり方だ。その分、損する奴もいるが。
俺「不可能ですか。できると思ってましたが。それなら、無人島で撮影した情報を今後購入できる権限はどれくらいですか?」
当初はその持ち帰ることを考えていたが、一部の購入なら大丈夫だろう。高額になるとは思うがさっきの権限より安いだろう。
星之宮「可能ですよ。前例はありませんが問題ないでしょう。購入する権限は特別に100万でいいでしょう。販売は動画1分でも最低10万からになると思います。」
10万か安いな。最低だから情報の価値によって値段が高くなりそうだ。
俺「そうですか。それなら100万でお願いします。」
俺は星之宮先生に100万を送信する。
星之宮「受け取ったわ。それにしても、直樹くんは面白いわね。そんなに撮影してどうするつもり?」
俺「保険ですよ。今後に備えるためのね。先生なら分かるでしょ。この学校は実力主義。弱肉強食の世界ですよ。弱者は策で勝たなきゃ。」
勝つことには興味ないがやらないとやられる学校だ。自由に過ごすためには確実に敵の弱みを掴むことが必要だ。始まる前から終わってるゲームがしたいというものもあるが。
星之宮「そう。何か困ったことがあったら私に相談してね。力になってあげるから。」
俺「上は大丈夫何ですか?」
これは本音だ。星之宮先生みたいなキャラは好きだからね。櫛田さんより腹黒いと思うけど。
星之宮「大丈夫よ。過度な協力はNGだけど、ちゃんとポイントでの取引が成立しているから大丈夫よ。」
俺「そんなものですか?」
星之宮「そうよ。まだ入学して3ヶ月ちょっとなのに何回取引したかな?それだけ君は信用を買っているんだよ。」
まぁ〜、二桁はしてるでしょうか。しかし、信用ですか。信用はお金より価値がありますからね。その信用が学校のものなのか、星之宮先生のものなのかは気になる所です。
俺「そうですか。そこまで信用されると面倒なことに巻き込まれるような気はしますが。」
十中八九巻き込まれるだろう。信用取引は取り過ぎても毒にしかならない。
星之宮「それは大丈夫よ。君の評価は学年内でも上位にいますから。
個人評価も当然行ってるわな。そうでなければクラスポイントの算出ができるわけがない。
俺「俺は何位くらいですかね?」
俺はちょっと訊いてみた。
星之宮「諜報活動でトップよ。この学校のルールにも早い段階で気づいたのかな?」
俺「トップですか。素直に嬉しいですね。それに、俺が気づいたのは5月になってからですよ。」
とりあえず嘘をつきますか。
星之宮「それはありません。直樹の購入履歴で一度に18000ポイントのお買い物がありますよね。この学校で18000ポイントで販売されている商品はありませんので。」
痛い所をつかれた。商品を売る時、できるだけ安く見えるようにするためキッパリとした数字を使わない。18000なら17800とかだな。
(例)2000円→1980円/500円→498円など。
俺「そうですね。そこは盲点でした。」
星之宮「ふふ。それは別に気にしなくても大丈夫よ。その時期にそのような買い物をするから分かったのよ。」
俺「そうですか。今後気をつけます。」
いい勉強になったのだから良しとする。
星之宮「直樹くんなら大丈夫よ。隠すのが上手だから。」
俺「俺はヘタですよ。隠すのが上手な人は他にいると思います。」
星之宮「ふ〜ん。そういうことにしてあげるね。」
俺「俺もそろそろ帰りますね。これからやることがありますので。」
俺もこれから色々と用事がありますからね。
星之宮「そう。それじゃまた明日ね〜。」
俺「では失礼します。」
俺は生徒指導室から退室する。
7月下旬。私達は豪華客船の旅へ出かけた。
7月下旬。2年生と3年生の間で何かしらのトラブルが発生。
7月29日。新しいルールが追加される。(本作主人公とは関係ありません。)
同日。2年BクラスとCクラスとの間で問題が発生。(今後に影響あり。)
今回の話は賛否両論あると思います。無人島での特別試験の場合、堀北と伊吹の戦闘を撮影し持ち帰りたいのですが、おそらくその情報を持ち帰るあるいは購入するための権利が必要になってくると思います。その場合特別試験が絡むため高額になるおそれが出てくると思います。
そこでSシステムについて主人公が荒稼ぎする方法を見つけていることにしたいと思います。
そこでアンケートを出します。OKの場合は本作続行。ダメなら没作品(ifストーリー)とし、今後展開を少し変更する予定です。
高額ポイントについて。Sシステムの弱点をついてポイントを荒稼ぎする設定がありなのかなしかをアンケートします。ご協力お願いします。
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OK!このままで!
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没作品。ポイントが高額だ!
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作者の好きに。(迷ったら!)