まず俺の個性についてを把握しようと思った。あの父には一発殴ってやらないと目が覚めないと思うし。
まず修行でやった通りゲームドライバーをイメージした。すると腰からゲームドライバーが現れた。
そして今度はマイティエックスガシャットをイメージすると俺の手にそれは現れた。
そして訓練場まで行く。幸いなことに今父はいない。
<マイティアクション!エックス!>
「変身!」
<ガシャット!>
問題なく起動した。おおう。現実世界での起動は初めてだからな。緊張する。
<レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?I am a kamen rider!>
よし。変身できたな。
んじゃあ次は
<ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!エックス!>
そしてちょっと小柄なエグゼイドに変身する。
そして次はゲキトツロボットをゲームドライバーに入れたがバチバチッと音がして弾き飛ばされた。
今はここまでが限界か……
よし!ならば地力を鍛えよう!
そして焦凍と隔離されてから一カ月が過ぎた。
「お母さん」
「……なに?」
「お父さんに虐められてるんでしょ?」
「…………」
「辛かったら言ってね!力になるから!」
「……ふふ、ありがとう。その気持ちだけで充分よ」
そう言ってお母さんは俺を抱きしめてくれる。ああ……暖かい……こんな優しい人に暴行を振るうなんてやっぱりあのまま父を野放しにはできない。
焦凍にも父の見てない隙を見て会いに行くと
「焦凍」
「えっ!?晴矢兄ちゃん!マズイよ……父さんに知れたら……」
「大丈夫。父さんは帰ってこないよ。それよりここに座っていい?」
「え、うん……」
そして焦凍の横に座ると
「焦凍」
「なに?」
「焦凍は父さんのことをどう思ってる?」
「母さんを虐めるから嫌い……」
「そうだね。俺も嫌いだ。でもそれでも俺たちの父親に変わりはない。あんな奴でだ。それで焦凍はどうしたい?父さんの言う通りにしたい?それとも母さんを助けたい?」
「僕は……母さんを助けてあげたい。でも父さんの訓練にはついていけない……母さんのためなのに……母さんのために僕はどうすればいい?晴矢兄ちゃん」
「焦凍……なら笑え。そして泣きたい時は泣け」
「え……?」
「お前は苦しいんだろ?苦しい時は笑えば心が落ち着くんだ。人の笑顔ってのはどんなものにも変えられない。それでも辛い時は泣け。思いっきり吐き出せ。なんでもいいんだ。どんなに無様でもいい。自分の全てをだ。辛い時は誰かに甘えてもいいんだ。ねえ?母さん」
「え……?」
「焦凍……」
「母さんも悩んでたんだって焦凍のことで。焦凍が父に似ているのが怖くて怖くて……アイツのことを思い出してしまうからって。んでも……本当は焦凍のことが好きなんだ」
「焦凍……ごめんなさい!貴方がそんなに私のことを思ってくれているのに……私は……!私は……!」
そう言ってお母さんは焦凍に抱きついた。
焦凍も泣いた。ただひたすらに泣いた。
そしてこの二人を見て思った。あの父は許さないと。
今はまだダメだ。力をつけなければ……父の運命も……俺が変える!