「ワーターシーが!普通にドアからやってきた!」
『オールマイトだあああ!!』
「早速だがこれ!戦闘訓練!」
戦闘訓練ねえ……
「格好から入ることも大切だぜ!自覚するのだ!今日から君らは……ヒーローなんだと!さあ!始めようか有精卵ども!」
俺のコスチュームは特に機能性などない。だって変身するんだもん。
「始めようか有精卵ども!戦闘訓練のお時間だ!」
と俺が行った時には既に皆がグラウンドβに集まっていた。
「先生!ここは市街地の演習場ですがまた市街地戦をやるのですか!」
ロボットアーマーのようなコスチュームの飯田が質問する。
「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!」
んで敵発生率が統計的に屋内に多いことから屋内戦闘訓練の重要さを教えてくれた。
「勝敗のシステムはどうなりますの?」
「ぶっ飛ばしてもいいんすか……」
「また相澤先生みたいな除籍とかないかな?」
「このマントヤバくない?」
「んんん〜!!聖徳太子ぃ〜!」
最後のやつ全く関係なかったよな?バカなの?
そしてルールだが敵がハリボテの核を保有しているという設定でヒーローは時間内に敵を拘束するか、核に触れたら勝利だそうだ。
組み合わせのクジだが一人余るよな?
そのことをオールマイトに告げると
「確かに!なら晴矢少年は首席だからね!一人で戦ってくれないか!?」
「わかりました」
そして戦闘訓練が行われたが
『爆豪少年ストップだ!殺す気か!?』
『当たんなきゃ死なねえよ!』
多少の問題点はあったもののいよいよ俺の番まで回ってきた。
ただ原作と違うところは緑谷が負けて保健室送りにならなかったことだ。
「さて……相手だが…」
「俺だ!」
「他には……よし!なら爆豪少年と飯田少年のチームと戦ってもらう!ただし!爆豪少年!一回戦目の注意を忘れずにな!」
うーん……相手のチーム力はほぼゼロだからな……そこをつけば……
そして俺がヒーロー側になった。
「レディィィィィィースタート!」
<タドルクエスト!>
<ガッシャット!ガッチャーン!レベルアップ!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!>
ブレイブに変身した晴矢を見たモニタールームの生徒たちは
「前と姿が違うぞ?」
「実技試験の時と個性把握テストの時とはまた違うやつだったな」
「……あれは父さんを倒した時の姿だ」
実の双子轟焦凍がそう言うと
「父さんってエンデヴァーに勝ったの!?」
「ああ……お前は?」
「ああ、いきなりごめんね。僕は緑谷出久。でもなんでエンデヴァーと戦うことになったの?」
「いや、それは……」
「生徒諸君!今は試合に集中するんだ!」
そして再びモニターに注目する生徒たち。
・・・・
晴矢が廊下を歩いていると
「死ねえ!」
爆豪が突き当たりの角からいきなり飛び出てきたので晴矢はスッと後ろに飛んで躱すと
「チイッ……!ムカつくなあ……!」
「わかりやすいからな。簡単に避けれた」
「はっ!余裕ぶっこくんじゃねえ!」
そして爆豪が爆発と同時に突っ込んできたが
<ガシャコンソード!>
晴矢はガシャコンソードを手にすると爆豪に向かって斬りかかろうとするが爆豪は緑谷戦でも見せた空中での爆破による軌道修正で躱す。が
(予測済みだ!)
斬りかかる腕を引っ込めて足を軸にして爆豪が飛んだ先に剣を振るう。
爆豪はマトモに喰らってそのまま吹き飛ぶ。
「チイッ!」
そして再び突進してくる爆豪に対して晴矢も突っ込んでいった。
爆豪は手を下に向けると同時に爆破を起こして真上に飛んでかかと落としを喰らわせようとするが足を軸にして横に避ける晴矢。
爆豪のかかと落としはそのまま地面に激突した。
その隙をつくかの如く晴矢はガシャコンソードによる突きを放つと爆豪は吹っ飛んだ。
この様子を見ていたモニタールームでは
「爆豪が押されているぞ!」
「すげえ……!」
「流石ですわ!」
「うん!」
(晴矢少年……何という戦闘技術の高さだ……!)
オールマイトも晴矢の強さに対して驚愕していた。
一方その頃爆豪は
「はぁ……はぁ……」
「そろそろ終わらせようか」
そして新たなガシャットを取り出すと
<ドレミファビート!>
<ガッシャット!ガッチャーン!レベルアップ!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!アガッチャ!ド・ド・ドレミファ・ソ・ラ・シ・ド!OK!ドレミファビート!>
晴矢がビートクエストゲーマーに変身すると
「また姿が変わった!」
「轟!あれにはどんな能力があるんすか!」
「……あれは確か音ゲーのゲーマーだったな。あまり使ったのは見たことないが……」
「音ゲーか……晴矢のゲーマーにはどれだけのやつがあるんだろ……」
「ええ……未知の領域ですわ……」
そして場面は再び爆豪と晴矢
「変わったところで関係ねえ!」
爆豪が突っ込もうとした時にブレイブは右腕のドレミファターンテーブルをスクラッチするとリズミカルな曲が流れ始めた。
そして爆豪の右腕の大振りを躱すとリズムに乗って爆豪の腹に一撃を加えた。それに怯む爆豪。晴矢はゆっくり歩いて近づく。
そして爆豪の攻撃を再び躱してエルボーを顔面に打ち込んでそのリズムに乗ったままパンチを連続で放つ。
モニタールームにいた八百万と拳藤は気づく。
「威力があがっている……?」
「ええ……」
「……晴矢兄いから聞いた話だがドレミファビートはリズミカルに攻撃すればするほど攻撃力が上がるらしい」
「なにそれ!?まさに音ゲーじゃん!」
耳郎響香が叫ぶ。
そしてモニターには晴矢のペースに飲まれている爆豪が映った。
「はぁ……はぁ……」
「そろそろフィニッシュだ!」
<ガッシャット!キメワザ!タドル!ドレミファ!クリティカル!フィニッシュ!>
ブレイブか剣を構えると左肩から音符型のエネルギーが発射され、爆豪を襲った。
「ぐはっ……」
「この勝負……俺の勝ちだ!」