『爆豪少年確保だ!』
核のそばで待機していた飯田は独断専行で出ていった爆豪が捕まったのに少々驚きを隠せなかった。
性格に難はあるものの飯田も爆豪の戦闘力の高さを認めていた。
だがものの数分で確保されたと聞くと動揺を隠せない。
そしてその数分後に部屋に入ってきた晴矢を見て尋常でないプレッシャーが飯田を襲った。
(なんという威圧感だ!爆豪くんはこんなのを相手にしていたのか!?)
飯田は勝つのは不可能とみると難しいがこのまま逃げ切る作戦に切り替えようとした
と警戒していた飯田だったが
<ガッシューン……>
ガッシャットを取り出して変身を解除した晴矢を見たい飯田は
「どういうつもりだい……?」
少々怪訝な表情を浮かべた
「いや、舐めてるわけじゃねえよ。俺も戦術を変えようと思っただけさ」
「戦術を……?」
「ああ、第弐戦術」
<バンバンシューティング!>
新たに取り出したガッシャットを起動させると周りにドラム缶のようなアイテムが設置された
「これは……?」
「変身」
<ガッシャット!ガッチャーン!レベルアップ!ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!>
「また変わった……!」
「さあ!ミッション開始だ」
モニタールームでは
「また変わったぞ!?」
「バンバンシューティング……?」
「シューティングゲームなのかな……?」
「轟、どうなんっスか!?」
「……ああ、あれはバンバンシューティング、ガンシューティングゲームで隊長を倒さない限り敵兵は倒しても蘇生し続けるっていう晴矢兄ぃ曰くハードすぎるゲームらしい……」
「なにそのハードゲーム……」
耳郎響香が呟くと何人かはウンウンと頷いた。
そして場面は変わって晴矢VS飯田
「はっ!」
「ぐっ!速い!」
晴矢が避けられても核に当たらないように飯田を狙撃したが飯田も間一髪でしゃがんで避ける。
「この間に……」
「ぐっ!させるか!」
飯田が核に触れさせないように蹴りこんできたが晴矢も身体を反らして躱して距離をとった
「俺に本来のスピードをださせないつもりか……」
正直に言えばスナイプの走力は飯田よりも早いが一瞬の加速でいえばやはりエンジンのほうが上のようだ。
「フハハハハハ!その通りだヒーローよ!このまま耐えきってやる!」
「じゃあこうしたらどうかな?」
晴矢が再びガシャコンマグナムで飯田を狙い撃とうとするが飯田も寸前で躱す。
が飯田の視界から一瞬逃れるには充分だった。
<透明化!>
透明化のエナジーアイテムを撃ち抜くと晴矢はその効力を得る
「なにっ!?何処へ行った!?」
そして透明化が切れたがその隙に晴矢は既に核に触れていた。
『轟晴矢!ウィン!』
・・・・
俺がモニタールームへ戻ると
「今回のMVPは晴矢少年だ!何故だかわかる人!」
「はい。晴矢さんは一番活躍した……というのもありますが爆豪さんや飯田さんとの戦闘でもスタイルを使い分けるという判断ができていたことからです」
「うむ!その通りだよ八百万少女!」
「すごいな八百万さんは」
「いっ、いえっ!常に下学上達を目指すものからすれば当然のことで……!」
あれ?なんで八百万さんが顔を赤くして、拳藤さんがこっちを睨んできているんだろ?あと上鳴くんに峰田君が血涙を流してる……怖いんですけど!
「まあ皆大した怪我もなくてよかったよ!お疲れ様!」
こうして初の戦闘訓練は終わった
・・・・
とある繁華街にある隠れバー
「見たか?これ、教師だってさ。どうなると思う?平和の象徴が……ヴィランに殺されたら……」
悪意は既に……動き出していた……