連続投稿できたしゅごい。
運命、ディスティニー、フェイト、決まった道筋や衝撃的な出会いでよく使われるこの言葉。そんなわけあるかといつもなら言うだろう。しかしこの瞬間だけは運命を感じざるを得なかった。
「ねぇ美咲!今日はどんな楽しいことがあるかしら?」
「わかったから少し落ち着いてこころ。…ん?どうかしました?」
第8話 エンカウント
いい天気だと思い、隣駅のあたりまで散歩をしに来た今日この頃。だがここの地形をあまり理解していなかったため、案の定迷子になった。
「にしてもここはどこなのだよ?」
こんな時にスマホは忘れる(ただの認知症w)、幸い財布はあるから何とかなる。そのため公衆電話を探そうとするが、スマホの需要のおかげで公衆電話は死語になりつつある現代で見つけることはできなかった。
「便利な時代にはなったが、とっさの事態に弱いのが現代の悩みなのだよ」
まあ、ここは蘭の住む町。何かあったら最悪何とかなる。(その自信はどこから?)
そんなことを考えていると二人の女性の声が聞こえてきた。
そして冒頭に戻る。
「あら?あなた笑顔じゃないわね?どうしたのかしら?」
「こころ⁉初対面の人にいきなり…あれ割といつも通りな気が?最近なかったからあれだけど…はぁ」
自分は今それどころじゃない。あ、あぁほんとに。そりゃだれだってもとかのがめのまえにいたらびっくりする。びっくりする。(きょうちょう)そしてきまずい。
(似た人なので厳密には元カノではない)
「えーと、ほんとに大丈夫ですか?さっきから微動だにしていませんが?」
「美咲?これ銅像みたいね!さっきから微動だにしないわ!」
「さっきまで動いてたじゃん。てかほんとに大丈夫?」
「あ、あぁ大丈夫なのだよ少し不測の事態に見舞われて困り倒していただけだ。そうじぶんはれいせいなのだよ。」
「困り倒すって何⁉」
いかんいかん。無意識に緊張と気まずさと驚きが混在していたようだ。
「困ってる?それはいけないわ!そんな時は笑顔にしなきゃ!ハッピー~ラッキー~スマイル~イエーイ!」
全然気づかなかったがこのハッピー少女は誰なのだろう?
「私は
「そうか。私は
「えーなにこのマイペースな人たちついていけないんだけど…取り敢えず迷子ってことでいいですか?」
「そういうことだ。駅までの道を教えてはくれないか?このままだと帰れないのでな」
意識しないようにしても無理だな、口調が先程から変だ語尾のなのだよはどこに消えた。
「まぁ、それぐらいなら…」
無事教えてもらい駅に行こうと早々と立ち去りそこの角を右に曲がろうとしたら。
「違いますよ!右じゃなくて左です。」
動揺しすぎなのだよ自分。
「すまないな。案内までしてもらって。おかげで無事ついたのだよ礼を言う」
「いいですよ別に。…まさか花音さんと同じくらいだとは。」
動揺しすぎたせいなのでこんなにいつもなら地図を見たら迷わないのだが、早く離れたいと急いでもいつの間にか彼女たちの前に来てしまう。もうなんて呪い?
「またね利文!もう迷子になってはだめよ?」
「気を付けるのだよこころ」
「それではこれで。気を付けてください」
「二人共ありがとうなのだよ」
こうして無事?今日の散歩は幕を閉じた。
『ブリキノダンス』
「さあ憐れんで血統書ー持ち寄って反教典」
(出てこい。そして気を紛らわせろ)
【はいはい、表に出れるなら何でもいいがお前重い男だないまだに忘れられないとか】
(黙るのだよ。重くないのだよ)
【たく、欲を抑制しようと俺を生み出したのはいいとしてこれくらいで揺らぐのはやばいだろ】
(知らないのだよお前はもともと私の中にいたのだよ)
【はいはいそうゆうことにしといてやるよ】
「さあ皆舞いな空洞でサンスクリット求道系」
「抉り抜いた鼓動咲かせ咲かせ」
「利文ご飯…って何やってんの?ギター抱きしめて?甘えたい時期かなんか?」
「珍しいねここまで感情が出てるなんて」
「少し放っておいてほしいのだよ母、父」
いや~案外書けるもんですね。これからも気楽にいきます。意見、感想どんとこいです。(感想が欲しいんじゃ)。twitterもよろしくね。
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くりとしさん
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海至さん、霞花 悠馬さん
評価ありがとうございます。