虹彩異色の妖怪少女   作:A.H

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前回に引き続きよろしくお願いします!
今回は東方キャラが同居したとして一番心配してしまうのはなんだろうな、という点について考えて書いてみました!!


第3話〜嵐のような朝〜

不思議なものだ

人というものはいつも一人だと慣れてしまい

寂しいという気持ちも薄れて顔を出さなくなるが

こうやって人が寄り添ってくれると嬉しく温かい気持ちになる…

当たり前のことかもしれないが、気持ちがはっきりする良い経験だ。

そんなことを思いながら俺は朝飯の支度をする。

 

「さて、あの子起こさなきゃな」

 

昨日、我が家に住むと言ってきた「多々良小傘」という少女

本人からは恩返しがしたくて住み着きたいだとか

まぁ、お互い一人ぼっちだ、俺も嬉しかったし無理に追い返すようなことはしなかった。

 

そんな小傘はここ何日間まともなところで眠ったり出来なかったのだろう、時計の針は9時だというのにまだ起きない

まぁ、俺も今日は休日だから寝坊してしまい8時半に起きたがね

 

「おーい、起きたかぁ」

 

昨日貸してあげた空き部屋のドアに3回ノックをする

 

……

 

返事がない

 

「入るぞ」

 

まだ寝ているのではとびっくりさせないようにゆっくりと部屋に入る

 

「………」

 

小傘はスヤスヤと眠っていた。

寝ているだけなら良いのだが、 ちょっとだらしない格好になっている。

貸してあげた寝間着は脱ぎかけていて下着が見えている。

おへそも丸出しなのだ、まぁ確かに男の寝間着なのだからブカブカなのは申し訳ないが、目のやり場に困る。

そしてもうひとつ

ここで起こしてしまうのは正解なのだろうか?

妖怪とはいえ仮にも女の子だ、ここで起こしてしまえば

 

「きゃーっ!えっちぃ!」

 

になりかねないのだ。

これから同居する身だ、いきなりトラブルにあいたくないのだ。

うん、そうだな

よし、起きるまでま………

 

「ん……」

 

しまった、起きたのか…!!?

一大事である

俺は慌てて彼女の意識がハッキリする前に

部屋を出ようとした、だが

 

グキッ

 

「ッ!!!?」

 

ああ、やってしまった

勢いよく部屋を出ようとすると人間はよくしてしまうものだ。

部屋の入り口の角に小指をぶつけてしまった。

 

「ッ……!!」

 

凄く痛い(小並感)

その場にうずくまる俺

苦しみながらも小傘の方を見ると女の子座りしながら目をこすっている

ああ、だめだぁ終わったぁ……

 

「旦那…………様…?」

 

あ、やばい

 

「ご、ごめっ」

 

「おはようございます〜」

 

「あれ?」

 

にっこりと笑顔で朝の挨拶をしてくれた

意外な返しだった

俺はホッとした…

この苦しい状態に死体蹴りのような行為が行われるのかとヒヤヒヤした。

 

「あ、ああ、おはよう小傘、よく眠れたかい?」

 

少し動揺しながらも俺は挨拶を返す。

 

「はい〜お陰様でぐっすりと眠れました〜」

 

小傘ちゃんはとてもご機嫌な様子

 

「ところで旦那様…?」

 

俺は再びゾッとした

 

「はひぃ…!?」

 

「どうしてそこに倒れていらっしゃるのですかぁ?」

 

「あ、えっと、小傘起こしに来た時に足の小指を角にぶつけちゃったみたいでさ…あははは…」

 

「え!大丈夫ですか!?」

 

小傘は四つん這いのままこちらに寄ってきた。

 

「あ、いや…」

 

その体制はまずい

ブカブカの寝間着のせいでその姿勢だと胸の谷間が見えてしまうのだ

くそぉ…何気に大きいじゃねぇか…

あと顔が近いよぉ…

 

「旦那様!?顔も赤くないですか!?」

 

え、嘘、マジで?

 

「ああ、いや!大丈夫!大丈夫!俺結構元から赤いから!」

 

「えぇ?でも昨日はそんなに赤く」

 

「平気!平気だから!とりあえず小傘ちゃんは服をちゃんと着て!」

 

「ほえ?…………あっ」

 

……あっ?…だと?

あれ、俺もしかして余計なこと言った…?

小傘ちゃん気づいてなかったの?もしかして……

 

「あ…」

 

小傘の顔も赤くなっていた

 

「きゃぁぁぁぁ!!!!」

 

小傘は悲鳴を上げながら手元にあの例の傘を一瞬のうちに出した。

そして

 

ースペルカード・驚雨 ・ゲリラ台風ー

 

俺には何が起きたか分からなかった。

辺りにバスケットボールくらいの大きさの弾幕(?)が多数現れ

勢いよく左から右にかけて流れるように飛んできたのだ。

 

「うわぁっ!!?」

 

俺はあれに当たったら間違いなく無事では済まないと確信し

指の痛みなど忘れて部屋を飛び出した。

 

ドゴォォン!!

 

部屋からは轟音が鳴り響いた。

もしかして小傘ちゃんってヤバイ妖怪…?

俺は生唾をゴクリと飲んだ後部屋にゆっくりと入った。

 

部屋の中は、さっきの多数の弾幕によってめちゃくちゃになっていた

やはり、あれに当たれば死んでいたのかもしれない…

そばに置いてあったクローゼットの外側は大きく破損し、内側の衣類がちらほら見える

 

「こ、小傘ぁ……?」

 

恐る恐る彼女に声をかける

 

「え…あっ!!!」

 

小傘はやっちまった、みたいな顔をした。

 

「ご、ご、ごめんなさぁぁぁい…!!!!」

 

小傘は大泣きしてしまった。

 

 

 




どうだったでしょうか?
小傘ちゃんが初登場する東方星蓮船
そこでは彼女は2面ボス、EXステージの中ボスとして出てきますよね
その妙な立ち位置から、その先に出てくるボス達よりは確かに弾幕の難易度とかは劣ると思います。(簡単とは言っていない)
ですが、ごくごく普通の人間がそんな彼女の弾幕に挑んだらどうなっちゃうんだろう、という考えで書きました。
東方Projectの生みの親ZUNさん曰く、弾幕は当たり所が悪ければくらった人は死んでしまう恐れがあるそうです。
それではこの辺で失礼いたします!
次回もよろしくお願いします!
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