「さて、適性検査するわよ?」
「急だな永琳」
この言葉が全てを物語っている
「だって、この試験そのものが急なんだもの、今日予定ないんでしょ?」
「まぁそうだけどさぁ」
急に来た俺が悪いと言われればそれまでだが
「さぁ行くわよ?、準備……は要らないわね」
「たしかに」
永琳の導きに従って立ち上がり、移動する
程なくして大通りに出て
半透明になっているクルマ?のようなものに乗り、クルマ?で移動を開始、
(随分と高いビルだこと)
「金をかけてるのよ、資金源がどこかなんて関係ないわ、」
「ってことは…」
「御察しの通り、オーナーが貴族階級の人間なのよ」
どうも胸糞の悪い話だ…
「…ついたわよ、降りる準備…しなくて良いわね」
「何回やるつもりだよ、それ」
「何回でも出来るように明言は避けておくわ」
サラッと言うなぁ、まぁいいか
荷物がないのは事実だ
「ここ、合同庁舎の26階小会議室eを試験会場として確保してるわ、、とはいえ常時空いているようなものだから
あんまり意味はないけど」
「そもそもそんな数の会議室必要なのか?」
「一応確保してるってだけよ、大災害とかは予見できるから対策がどうとかも最近やっていないけど」
「正直進歩しすぎてるなぁ…なぜ主武装が弓なのか」
「それは音の防止よ、弓は静かだもの」
「サプレッサーっていう便利なアイテムはないのか?」
「なにそれ?」
「銃の先端部に取り付けて音を抑制する装置だ、これがついてると本当に音が抑えられる」
「発砲音を、、抑える…構造の模式図とか書けない?」
実用化に乗り出しおった、
「まぁいいよ?別に書いても」
軽く頷いてから、、会議室に入る
「失礼する」
「どーぞ、試験管の天鈿女と申します、
よろしくお願いしますね」
ウズメ、ねぇ、
ヤゴコロだのウズメだのと古風だこと
日本式に統一してんの?そういう方針なの?
「では、筆記試験を行います、
試験時間は50分間、算術、霊術、戦略、工術の四つの学問が対象です、では着席を」
「はいよ、、」
「試験……開始☆です!」
なぜ星!!
計算は簡単なものからやたら難解な証明まで組まれており、一部嫌がらせのような問題まで存在したが、、頑張って解いた
三時間後
「試験全科終了となります!ありがとうございました、、」
「ありがとう」
試験を終えて疲れた頭でビルから出て…
やっべ、道忘れた
しばらく彷徨っていたら永琳が拾ってくれた
「まぁそんな事だと思ってね、早く帰りなさい、送ってあげるから」
「助かった、頼む」
正直情けない話だが、
永琳に連れられて屋敷に帰り着いた
「おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様」
「やめてよ、私はもう雇用主じゃないのよ」
「かしこまりました、ヤゴコロ様」
二人が掛け合いを続けていると、、家の電話(?)が鳴った
「もしもし、、軍部?はい」
「ヤゴコロ様の元に転がり込んだという輩だな?翌12:00より軍試験を行う、よいな」
「承知した、翌1200より軍試験、場所は」
「場所は都東部外縁、第300地区だ、必要装備は特にない」
ガチャ、と電話が切られた
嫌われてるなぁ俺
「もう、、いいわよ永琳で、
そろそろご飯にしましょ?」
「かしこまりました!永琳様!
旦那様、今日の趣旨は如何致しますか?」
「おや、俺に聞くのか?
ちなみに、永琳の予定は?」
「無いわね、普段夜は食べないの
でも、せっかくだから、頂こうかしら」
全く参考にならなかった
「オススメのはあるかい?」
「オススメのですね、それではご用意致しますのでしばしお待ちを」
ハヤテの手際が良すぎる…
夕食は超ウマだった、
ウサギってみんな料理上手いの?
翌朝、ゾーンメモリを持っていた男と、スカルメモリを持っている男に迎えられて家を出て
指定された場所まで移動した
「スカルメモリ、上位戦闘用メモリじゃないか、返せよ早く」
「これは押収品だ、我々に所有権がある」
「scullは対毒、対精神干渉の完全耐性持ち、それにデスとイエスタデイに対する完全メタのメモリ
スペック低下にも耐性持ちの超強力な逸品なんだよ!」
「ほう、で?お前がコレについて所有権を主張する理由を聞こうか」
「それは俺に与えられたアイテム、としか言いようがないな」
「ふっ、、お前はそれで主張が通るとでも思っていたのか」
(いや思ってないけど)
俺は突っ立ったまま
車のホイールの半分が書かれたメモリをとりだして見せる
「dashメモリ、お前のと同じような形をしているだろう?これと更に
「それで?」
「マジかよ…」
(まだ信じないのか、一旦諦めて奪うしかないか?)
結局、そのまま指定されたエリアに着き
俺はオジサンと対面した
「都市防衛軍、第1部隊長
一時間生き延びろ、では試験開始だ」
完全に説明不足な状態で打ちかかられた
(武装無しで刀持ち相手にかよ!)
『slush』
「変身!」
青地に、白く刀とその刃の軌跡、そして柄の房飾りの軌跡でSの絵が書かれたメモリで
スラッシュドーパントへ変身し
相手のオジサンの刀と左手の刀をぶつけた