「軍…?」
「当然でしょ?貴方、武官の意味わかってる?」
「いや官って宮仕えの官だったの!?」
「それ以外何があるのよ」
「……官……特にないか?」
ダメだ自分で言っていてよくわからなくなって来た
「境遇は私が説明するから、家通いはok、あとは試験の成績ね、微妙だけど歴史が30ってことを考えると
300中250、かなり高いわ」
「結局全体評価だから低いんだけどね」
「そこっ!気遣いを無駄にしない!」
「へーい」
「明日の庁舎前集合は送ってあげる
また迷わないでよね?」
悪戯っぽく笑いながら、視線を外す永琳
不覚にも可愛い
「わかったよ…土地勘がねえから苦労する」
「本当にそれだけかしら?」
「それだけだっ!」
俺は、明日のことを考えるのをやめた
翌日
「ヤゴコロ様、いらっしゃいますか」
軍人の方が来ちゃったよ
仕方ないか、、
「御同行願います、よろしいですね」
「拒否権はないんだろ?わかってる」
大人しく車?に乗って
「それでは、庁舎まで移動を開始する、庁舎に到着した時点で、君は一人の軍人となる、当然ながら二等兵だ、移動中のうちに質疑応答を済ませるぞ」
制服を来たオジサンの視線に向き合う
「了解…、じゃあまず
なんで俺が軍属に?」
「それは愚問だな、君が試験を受けた結果、実戦適正4-を出したからだ」
「実戦適正?」
「社会的適正の1つだ、基礎的な研究適正、工業適正、事務適正、実戦適正の4つに分類される
適正ランクがどれも低いものは農民に、ランク2+以上を持っていたものはその職業に分類される」
職業は外部決定なのか
ますますディストピア感出て来たな
さて、
「到着だ、すまんがこれ以上は時間がないから自己紹介だけは済ませるぞ
俺は甲、
「よろしくおねがいします」
「さぁ、出ろ、新兵!」
「はい」
もう逆らっても無駄と割り切る
仕方ないさ、公権だもの、、
いや俺所属違うけど
そういえば家で見てた仮面ライダージオウまでだな
しかも最終話見てない
オーマジオウに覚醒めんのはわかるけどそれ以外だよ、それ以外分かんねえよ
「並べ、整列だ」
「……」
取り敢えずそこに居た人の列の一番後ろに入り、待機する
「いいか!貴様らは今日をもって人権を失う!貴様らはゴミだ!何一つとして用途のないゴミだ!」
最初の演説からぶっ飛んだなぁ
何考えてんだコイツら?
その後も演説は続き、
その間ニ時間棒立ちだった足が辛くなってきた頃にようやく終わった、
何考えてんだ?(二度目)
「軍学校の授業は厳しいが、成績さえ出ていれば何も言わん、サボってもいい、眠ってもいい、ただし成績が出ていればだ」
それが先生の言うことか
「それじゃあ三年間がんばろー」
しーん
「はっはっはっ!…何ボサッとしてやがる!笑え!」
《ははは…》
「ボリューム足んねぇぞ!もっと上げろや!それともお前らそれが限界なのか!?おもしれぇこと言ってんだから全力で笑えや!」
今こそパワハラ極まれり……
ゲームのラスボスの変身のような音を脳内で付け足しながら笑う
「黙れテメェら!いつまでも騒がしいんだよ!」
お前が笑えって言ったんだろうがと
誰かがつぶやいた
その瞬間、周囲の空気が一致した
『あっ、コイツ死んだな』
一色である
ちなみにそいつは秒で特定されて教師直々にボコボコに殴り潰して捨てられていた
が、窓から放り捨てられた(一階)
彼は懐から転がり落ちたメモリを起動
『Repair』
左の縦線をベッドに見立て
枕と人でRを描くそのメモリが、ボロ雑巾と化した彼の体を回復させる、
周囲には気づかれていないようだが
マジか、メモリ適合、しかもハイドープ
これは回収案件だ
「いいかテメェら!俺たち教師は絶対だ!
クズは捨てる!当然の話だろ、じゃあ改めて…旅行 行くぞオラァ!」
おそらくこの環境では旅行とは
施設めぐりの事を指しているのだろう
少なくとも、楽しそうな雰囲気はない
「さぁいいか!説明を初めてやる」
ちなみに、今日の一日はそれで終わった
「あぁ〜面倒臭い!テメェら実力考査だ!終わったものから帰ってよし!今すぐそこらの奴と一対一で戦えいっ!」
「えっマジで?終わってないの!?」
俺が突っ込んでいるうちにも
どんどん二人組を組んでいく生徒
不味い流れに取り残される!
「周囲の流れには勝てなかったよ…」
「…貴方、一人ですか?」
「えっ?」
「ですから、一人ですか?」
「あっ、、あぁ」
紫色の髪の少女から声をかけられた
「でしたら、私と組んでください
私もあぶれてしまったので」
「わかった、ありがとう」
少女は、綿月依姫と名乗った、玉依毘売のオマージュだろうか?日本神話好きだな
「さぁ、いざ」
「えっ、えぇ?」
彼女が抜いたのは、真剣
おそらく名刀○○丸とかのレベルのスゲェ刀
よくわからないけど鋭そうだ
「構えなさい、貴方の得物を」
「……………やるしかないのか」
俺はUSBメモリを構えて…
しまった、使えないんだった
「来ないならこちらからだ!」
少女、依姫が突撃してくる
その刀から繰り出された鋭い一撃は
俺の腹を掻き切り
「…?」
なんの抵抗もなく切り裂いた
腹をざっくりと開いて血と体液をこぼす俺に、疑問を抱いたのか、依姫が問う
「弱すぎます、小学校でももう少し反応しますよ?」
「そりゃ、どうも」
『mirror!』
「来い、ミラーシールド」
空中に出現する鏡の手盾
俺はそれに手を伸ばし、掴み取った
しかし、その隙を逃す依媛ではなく
俺の腕が空を飛ぶ
「ミラーっ!
メモリを盾に装填、マキシマムドライブを発動
左腕に欠損を生じさせ、腹を裂かれた俺のダメージを綺麗さっぱり反射する盾
それは依姫を写…さなかった
彼女は素早い動きで跳び、その後ろにいた金髪のヤカラが対象にロックされ、一瞬で戦闘不能に陥る
「チッ!」
「呪返し系の術を仕込んだ武器ですか」
「なにそれ?」
「…知らぬふりはいらない」
首にめがけて振るわれる一刀
こういうのを嫌で一撃必殺を狙ったんたが、まぁ仕方ない!
正面から盾で受け…流す
理論平面の盾は摩擦ゼロ、つまり滑る
あらゆる攻撃を滑らせる盾なのだ、
「お前の攻撃は刀依存、全てを無効化してやる」
「ぬかせっ!」
攻撃が早まる、しかし俺はそれに対応して
「バカな…」
「受け流しなら十分だな」
ニヤリと笑った