士道VS一夏の男同士の対決は士道の場数の差で圧勝に終わり女子の控室に居る龍姫に管制室からコールが入った。
「一夏、連続になるが今度は鳴流神が相手だ」
「え・・・」
「安心しろ、逝って来い」
「逝くっていう字が違う‼」
龍姫はTRシリーズのままで構わない様ですぐにでも試合ができる状態でカタパルトへ向かっていると、相手になる織斑一夏は顔が青ざめたが士道に生温かく見送られてカタパルトへ向かって行ったのであった。
「(もうそろそろだね、一次移行)あ、待ってたよ」
「やってやる‼(鳴流神ってあんな顔してるんだけど物凄い千冬姉以上のオーラを纏ってるんだよ)」
先にアリーナでアリスギアを纏っていた龍姫が脳内で自答自問しているとIS「白式」を纏った織斑一夏がやってきたので龍姫は正々堂々と言った感じでバイザーが装着されて構えていると一夏は龍姫の纏っている気が姉である織斑千冬より遥か上に達していることを薄々感じていたのであった。
そして試合開始のブザーが鳴り響いた。
「おりゃ‼」
さきに動いたのは織斑一夏で刀型「雪片」を袈裟斬りの形に振り上げて龍姫目掛けて斬りかかったのだ。
「(勝たせてもらうぞ、鳴流神、わたしの弟の実力を味わってもらう)」
管制室で観覧していた織斑千冬は弟の勝利を確信した、もちろんほかの管制室にいた職員達もだ。
だがそれが間違いであるということに気付くのにそう時間は掛からなかったのだから。
「あのさ、あんだけ大声に動作が大きいんじゃどうぞ避けてくださいって言ってるのと一緒だよ」
「え?」
「(何故だ!? まさか、あいつは態と誘ったのか)」
龍姫は一夏が「雪片」で斬りかかってくることは読んでおり既に織斑一夏の背後に回り込んで何事もなかったかのようにしていたのである。
「くそ!」
「良し‼ やっとISが本気になってくれたみたいだね‼」
姉と同じ「雪片」で姉の前でかすりもしない現実を突きつけられた織斑一夏を感じ取ったかのようにIS「白式」が光り出し一次移行が完了したのだ。
「コケにしやがって‼ 千冬姉に謝れ‼」
「ちょっと、頭冷やそうか?」
士道達「やべ(やばい)龍姫(さん)(ちゃん)、あれをやるつもりだ(だわ)(ですわ)‼」
とうとう、織斑一夏は単一能力「零落白夜」を発動して龍姫に斬りかかったのだが、龍姫は一夏のシスコンに付き合うつもりはないため龍姫はその場から動かず、
「え・・・うそだろう」
「それが、零落白夜、けど、今度はこっちの番だ‼」
「一夏‼」
なんと左の人差し指と中指で真剣白刃取りをしており武器も使うほどの実力もないと判断した龍姫は「雪片」を払いのけて左手で一夏の後頭部を押さえつけて、前へ引き出すようにし、右腕で一夏の左太もも辺りを持ち上げるようにして、
「右下手投げ‼ 鬼車・落葉‼」
「わたくしを投げたのと違いますわ」
「イギリス育ちのセシリアには無理ないわ、あれは日本の伝統競技「相撲」の技よ」
本来ならば腰の部分つまりベルトか腰帯を掴んで相手を風車のように投げる技を繰り出した龍姫に一本背負いで投げられたセシリアは投げ方の違いに気が付いたようで七罪があれは相撲の技だと教えた。
「勝者‼ 鳴流神龍姫‼」
龍姫の二連勝であった。