龍姫と一夏の勝負は龍姫の経験による実力で圧勝ということで幕が下りたのである。
龍姫達はクラス代表決定戦が終わったので部屋へ帰ることにしたのだが、
「鳴流神、五河、貴様らの専用機をこちらに渡して貰おう 獅子神達もだ‼」
【どうしようか❓】
【それなら、さっきウェルタWBCに連絡したら、もうすぐ来るって】
「あなたが、織斑千冬ですか? わたしはこういう者です」
「八雲、藍、御託はいい‼ 専用機を調べさてもらう‼」
どうもIS関係のことになると居ても立っても居られないことを知っている龍姫達は敢て先手を打って、自分達を送ったの式神でもある八雲藍に窓口になってもらっていたのであった。
八雲藍は主である八雲紫にこういったことは押し付けられていたようで慣れた感じで織斑千冬と交渉し始めたのであった。
「ほう、あなた様は立場をわかっていらっしゃるのですか? たかが、人間に祀り上げられただけのからくり兵器の王妃が‼」
「おまえ‼」
流石、スキマ妖怪にして賢者でもある八雲紫の式神であって並行世界とは言えISの世界最強の織斑千冬相手にしても手玉に取っていたのであった。
言っておくが龍姫達を含むメンバーは全員が人間ではないためにISどころか装甲機竜ですら敵わないくらいの能力の持ち主なのだ。
もちろん、クロックアップはもちろん、時間停止、無詠唱などの特殊能力を既に身に着けている。
龍姫は紫の女神特有のラーニング能力で全ての兵達の能力を会得してきた実力者である。
目の前にいる織斑千冬以上に強いと言っても過言でもない。
そんなことはさておき、やはり織斑千冬は何が何でも高次元兵装「アリス・ギア」を調べたいらしく、一行に諦める気配がないのである。
「いいじゃないかしら、別に減るもんじゃないし」
「紫さん、居るんでしたら、早く出て来てくださいよ‼」
「渡せよ‼」
「あなたが言える立場ではないわ‼」
交渉が進まないのを見ていたかのようにどこからともなくいつもの格好で現れた八雲紫が許可を出したので一夏が渡すように言ってきたのだが八雲紫に一蹴りされ龍姫達は仕方なくアリス・ギアを渡したのであった。
「たしか、免許がないと使えないのでは?」
「免許は簡単で適性検査を受けるだけ後は合格通知が届いたら晴れて「アクトレス」の仲間入りだしね‼」
「紫様の事ですから大目に見ましょう、あれでまだ汎用型の域を出てませんし、ISよりもコストも掛かりませんからね」
「ISよりもコストが掛からないのですの‼ その上、適性検査でパスできるのですの‼」
龍姫達が渡したのはあくまで汎用性のギアであるのと専門の機関で尚且つ適性検査を受けて免許を取得し「アクトレス」になれることを聞いたセシリアは驚きのあまりその場で絶叫した後床に両膝と両手をついて落ち込んでしまったのであった。