突然乱入してきた全身装甲だが中に人が乗っていない無人機ISによってアリーナ全体にロックが掛かったが龍姫達の手回しで次元の壁すら貫いてアノネデスによる痕跡すら残さないハッキングで解除してのけて、龍姫は以前から交流がある紅魔館のメイド、十六夜咲夜の時間を止めるほどの能力をラーニング能力で覚えていたので、発動し南蛮鎧のような甲冑を身に纏った神姫姿でクロックアップようにカメラにすら捕らえられないほどの速さで動いて自身の武器である日本刀で無人機を斬りつけた。
「(攻撃すると反撃するカウンタータイプの無人機だったよね? けど、もう終わったから・・・ これはここに落として行った方がいいよね)」
無人機を斬り捨てた龍姫はカウンタータイプである事は大方予想できており時すら止まっているこの状況では無意味でありあっさりと一刀両断にして中にあったコアを取り出して地面に放り投げて何事もなかったかのようにアリーナの外へ移動していったのであった。
そして、
「あれ?」
「あのISが」
「一体、何が起きた?」
時が動き出したころにはもう地面にコアが落ちているだけという光景にぽかんとした感じであった。
【そっちは大丈夫みたいね、こっちは他の子達がうまいことやってくれてるわ】
【そうですか、ありがとうございます】
【そう言えば、テルカミュレースで採取したエアルでフルボトル作れるかどうか実験したらしいんだけど、見事に成功したみたいよ】
【それ、誰が変身するんですか‼】
その日の放課後龍姫は今回の騒動の報告を天界の本部へ報告することにして報告していたら、先輩の武偵から仮面ライダーの世界へ行った際に遭遇したネビュラガスが昔旅をしたテルカミュレースの魔導器の燃料であったエアルと特性が似ていることが分かったので早速自称天才達によるフルボトル製作が行われて完成したとのことであった。
龍姫は思わず誰が仮面ライダービルドか仮面ライダークローズに変身するのだとツッコミを入れたのは言うまでもなかった。
龍姫は報告を終えたのであった。
「(ビルドは兎も角、クローズは何となくあの人って感じだしな)」
龍姫は先ほどの話を聞いて変身者を予想していた。
何故かクローズは該当者が龍姫の中で二人に絞られているが、ビルドはまだ検討が付
いていなかったのは言うまでもなかった。
一方その頃、
「ハクション‼」
自室で金髪の長い髪を整えているリゼが物凄いくしゃみをしていた傍らには掌サイズの飛び回る小さな翼竜がいたのであった。