緑の粒子を纏う猫   作:trois

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最近GAFの方も仕上げてますが全然ペースが違う・・・

また違う作品でも書いてしまいそうです。

あっ、Twitter始めました(ほどほど前からやっていた模様

https://twitter.com/trois99816713?s=03



迷い猫と人形と

ブーストを吹かしながら空を飛ぶアリーヤの中で自分について考え事をしていた。

 

今は白髪赤目だが、前は確かに黒髪黒目だったと覚えている。

「これじゃまるでウサギみたいなんだよな。」

 

 

(そういえばこいつにも何かしらのデータがあるんじゃないのか?)

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

研究所をオーバードブーストで飛び出して結構時間が経った。

 

その間俺は機体に何かデータがないか調べて()()()()()()()()()()()もあったが、いくつか収穫はあった。

 

まずNEXTに欠かせないコジマ粒子についてだ。

この機体、コジマ粒子を利用しない事がわかった。だがコジマ粒子によく似た性質を持つ粒子で稼働している。いわば擬似コジマ粒子とでも言うべき代物だ。これで環境汚染を気にせず心置きなく動かせる。

 

 

二つ目に、この機体は擬似コジマ粒子で3つの機能が普通に使えるようだ。

ただ擬似コジマ粒子の生成には時間がかかるようだがそこだけは気を付けなければいけない。

まぁ、環境汚染を引き起こさないだけでも万々歳だが。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「ん?あれは・・・よし、あそこに降りよう」

見つけたのはある程度形を残したアパートのような5階建ての建築物、損傷が少ないのでもしかしたら何かあるかも知れない。

 

ゆっくりブースターの出力を落とし高度を下げアパート3階分ほどの高さでブースターの出力をカット、脚部のショックアブソーバで衝撃を殺す。

 

 

 

この地域はコーラップス汚染されていないので防護マスクは必要ない。

パイロット、護身用としてこれを持っていって下さい。

 

コックピットの裏のスペースから出てきたのはストッピングパワーの高い45口径を使用するサブマシンガンのUMP45。

 

それに普通なら肩か手を壊すほどの反動を持つ44マグナム弾を発射するデザートイーグルの二つがあった

 

 

パイロットスーツにあらかじめ付いていたマガジンポーチに45のマガジンを3つ、デザートイーグルのマガジンを2つ装備し45をスリングで肩に引っかける。

デザートイーグルは右足のレッグホルダーに装備し準備完了。

 

あくまで自衛用だ。自分から誰かを撃つつもりはない。

 

アリーヤを片膝をつけるように座らせてコックピットを開放しAMSのプラグを外して飛び降りる。

 

「周辺警戒はよろしく。何かあったら教えてくれ。」

了解、何かありましたらすぐにお知らせします。

「頼んだ。」

 

半開きになったドアを開けて中に入り

「お邪魔しまーす」

と呟いても返事はない。まあ返事があったらそれはそれで大事件だが。

廊下を見渡す。パッと見で一階当たり部屋が10か15部屋ほど。

部屋がそれだけあれば収穫もあるかも知れない。

 

ドアに鍵が掛かっていたので、デザートイーグルでドアノブごと吹き飛ばす。

どうやら荒らされた痕跡はない。

ただ慌てて逃げたのかフォトフレームが倒れっぱなしになっていたり、冷蔵庫が開けっ放しだった。

 

1つ目の部屋はハズレ、2つ目の部屋は缶詰めが3つあった。こんな感じで建物を探索していると4階で真新しい足跡があった。

どうやら自分が侵入した経路ではなく、反対側の非常階段から侵入したらしい。

まるで左足を引きずったような足跡と血痕が一番奥の部屋まで続いていた。

 

「鉄血か?それとも・・・」

 

一応、デザートイーグルを構えて足音をたてないように部屋に入る。。

 

そこに居たのは銀髪でゴーグル、首にヘッドホンを着けた銀髪の女の子が壁に寄り掛かっていた。

 

近づくと左足から血が出ていて近くにはマシンガンと血のついたナイフが一振り

 

怪我をしている左足の近くに銃弾が落ちていた。どうやら自分でナイフを使って銃弾を抉り取ったようだ。

 

「ん?この子は…」

 

銃弾を抉り取ったと思わしき場所から金属製のフレームが見え隠れしていた。

対象物のスキャン完了。この子はIOP製の人形です。

生命維持の為シャットダウンしている模様。

傷の応急処置を推奨します

傷の周りを消毒液で消毒した後、包帯を巻いてください。

 

「オーケー、任せとけ。」

 

先ほど見つけた包帯と消毒液を同じく見つけたリュックサックから取り出し応急措置を施して、彼女の物と思わしき物はすべて回収、近くに落ちていたマガジンの破損したマシンガンもスリングで引っかけて持つ。

 

彼女を背中に背負ってマシンガンに45、デザートイーグルに物資の入ったリュックサックを前側で背負いNEXTまで移動する。

 

おそらく強化人間になったせいだろうか?そこまで重く感じない。

パイロット、レーダーに多数、感あり。こちらに向かってきています。

 

「さっきの研究所に居たELIDか?」

否定、おそらく鉄血と思われます。

 

「鉄血か、急いでそっちに行く!少し待て!」

慌てて女の子を背負いながら部屋を飛び出し階段を駆け降りてゆく。

 

 

鉄血より飛翔体の発射を確認!

 

「クソが!」

 

建物を出てNEXTに飛び乗りパイロットシート裏のスペースに女の子を座らせ首にAMSのプラグを差し込む。

 

ガチンッと言う音と共に視界がクリアになりNEXTは俺の体となった。

『オペレーションシステム、戦闘モードに移行します。』

 

ジェネレーターの出力が上がり、機体の周囲に緑色の粒子が漂い始める。

FCSがミサイルをロックし04ーMARVEで14発のミサイルを撃ち落とす。

 

『接近警報、数18。鉄血の無人中型攻撃機です。』

 

空に居たのは全翼機で黒をベースとした色合いの攻撃機。

 

見た目はアメリカのBー2にそっくりだ。

全機が腹のウェポンベイを開いて近づいてくる。

 

距離1000を切った瞬間ロックされ2発づつミサイルが発射された。

 

『ロックオンされました、敵機ミサイル発射。フレアの使用を提案』

 

12機飛んでいるから合計で24発、

 

横にスライドするようにブーストで移動しフレアを放出する。

ミサイルはフレアを追いかけあらぬ方向に飛んでいく。

それを見た攻撃機は機銃で攻撃しようと反転して戻ってこようとしている。

 

クイックブーストは後ろに乗っている女の子が心配で出来ない。コイツの加速は強化人間だから耐えられるが人形だと無事で済むかわからない。

 

思考トリガー、左肩のSALINE05を展開しミサイルを放つ。

ミサイルは敵機の後方に翔んでいったが途中で8発に分裂し180度反転、敵機にそれぞれ食いついていく。

 

ミサイルに終われる敵機はそれぞれが回避行動をとるが、もともとNEXT用に作られたミサイルなのだから当たらない訳がない。

 

 

『ミサイル全弾命中、残存する敵機は残り10機』

 

「損傷は?」

 

『敵弾 、プライマルアーマーにより無力化。よって損傷なし。』

 

『敵機、撤退を開始しました。追撃しますか?』

 

 

「いや、やめておこう。」

 

『了解、システムを通常モードに……パイロット、撤退した攻撃機の方向、距離約5200の地点に複数の反応を確認。恐らくグリフィンの人形部隊と思われます。』

 

『このままでは攻撃機部隊と接触します。』

 

「不味い!システムを戦闘モードに移行、救援に行くぞ」

 

(地味に距離がある。ブースト移動だけだと少し時間が…)

 

 

 

「おい、あんた何者だ?ここはどこだよ。」

急に後ろから声が聞こえた。

 

急に声を掛けられたので俺はビックリして、機体までAMSの影響で一瞬動きが止まって転けそうになった。

 

「君!大丈夫?質問に答えを返すにはちょっと今は時間が惜しい。狭いけど我慢してくれ!」

 

そのまま彼女は後ろに乗ったままで出せる全力で攻撃機のもとに向かう。

 

『グリフィンの部隊に攻撃機が接触!戦闘が開始されました!』

 

「クソッ!目標地点までの距離は!?」

 

『およそ3200です。』

 

「急ぐぞ!」

 

機体の出力をあげようとするが後ろに彼女が乗っている事を思い出した。

彼女が心配と言う思考がAMSを通じてブースターの出力が上がらない。

 

(このままだと彼女達が!けど彼女に何かあったら)

 

「なぁ!私を気遣って全速力を出せないなら気にしなくて良いよ!」

 

「そんな訳には行かないだろ!?君は怪我をしていてコイツの全速力はとんでもないん「私は人形だ!そんな柔に作られてないって言ってるの!だからあいつらを助けてくれよ!」

 

その悲痛な願いに

 

 

 

「わかった……舌を噛まないようにして!」

 

 

思考トリガー、軌道リミットを解除しオーバードブーストで移動する。

 

木々の上スレスレを時速1000キロ超えと言うとてつもない速度で過ぎ去る。

 

もうこの時点で普通の人間なら失神していてもおかしくない速度、それでもこの体なら苦にもならない。

 

 

 

「見えた!」

 

襲撃を受けた人形達は絶望に満ちた顔だが、諦めまいと必死に負傷者を連れて撤退しているようだった。

 

「くぅ…」

後ろの女の子も限界が近い、急いで殲滅する必要がある。

 

一網打尽にするにはグレネードでは弾速が遅い。

 

 

「だったら!」思考トリガー、一瞬で時速1500キロまで加速し思考を通してアリーヤに命令する

 

『了解、擬似コジマ粒子の圧縮を開始…』

コジマ粒子の排出部が展開し機体の周囲に緑の粒子が集まり発光を始める。

 

 

オーバードブーストをやめてクイックブーストで攻撃機の編隊のど真中に躍り出る。

 

「今だ!やれ、アリーヤ!」

 

『力場、反転!圧縮粒子、開放!』

 

その瞬間、アリーヤから放たれた閃光は鉄血の攻撃機を飲み込み瞬く間にすべてを爆散させた。

 

この出来事を人形達は後にこう語った。

 

 

曰く、ソレは空から舞い降りた漆黒の悪魔のような造形だった。

 

曰く、緑色の粒子を身に纏いその粒子で敵を消し飛ばした。

 

曰く、とてつもない速度で移動し空を飛ぶ。

 

そして、ソレを操っていた男はこう名乗ったと言う。

 

ストレイド(迷い子)』と

 

 

 

 

 




あぁーAPEX楽しい、ミラージュとパスファがお気に入りです。

今さらですけど、小説に関係無い事を呟くのってありなんですかね?

まぁこれからも読んでいただければ幸いです。
これからもよろしくお願いします。

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