弦巻とカイとガールズバンドと・・・   作:シノロピ

40 / 113
前回のあらすじ
弦巻こころが急遽いなくなった。
そしてピエロの仮面からある一通の手紙が届く。


弦巻こころ救出大作戦

思わず手紙をぐしゃぐしゃにする。

 

「ということだ。

場所はこんなこともあろうかと、

こころにGPSをつけている。

そして今回だけバイクを貸してやろう。

無事に助けられたら、

お前にとって素晴らしい報酬をあげよう。」

「ありがとうございます。

それでは、行ってきます。」

「ちょっと待て。」

「お義父様?」

「これを持っていけ。」

「これは・・・」

「このバッチをつけていたら。

たとえ警察でも捕まえられない。

だからどんなことをしようとしてもいい、

お前ならそれを良く活用してくれるだろう。」

「ありがとう・・・お父様・・・」

「くれぐれも気をつけてな・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして俺はGPS反応がある方へ向かうべく、

バイクを借りる。

 

「待って!あたしも行く。」

「美咲・・・じゃあこいよ」

「え?」

 

いや、え?じゃないだろう。

 

「だって断ってもついてくるだろ?

なら、さっさと一緒に行った方がいいじゃん。」

美咲を乗せて出発する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ビュンビュン飛ばしていくが、

やはり限界が来る。

クソ・・・ここからは歩きか。

と思ったものの意外と

GPSの反応が近いことに、

少し喜びを感じる。

 

「なんとも物騒な裏路地だな・・・」

「・・・」

 

美咲と2人 裏路地へ入っていく・・・

そして奥に出たらと思えば円形に広くなってる。

そのど真ん中にはピエロの仮面をつけた、

黒ローブがいる。

 

「やっぱり・・・来てしまったのか。」

「来て欲しくなかったと?」

 

そして懐から銃を取り出す。

 

「・・・ッ!」

「やめろ!撃つな!」

 

そんな声が聞こえてた。

 

「桂木先生・・・」

「え、どうして・・・」

 

桂木先生はピエロの首をつかみ、

床に押し付ける。

そして仮面が外れる。

 

「えっ!?世田谷翔真!?」

 

美咲が驚く。

 

「どうして・・・どうして裏切ったッ!

私は最後の最後まで、

お前はあのピエロ達と

無関係だと信じていたのにッ!」

「金が・・・必要だったんです。

俺には妹を助けられる金が

必要だったんですッ!」

「そのためなら、

人を殺めてもいいと思ってるのか?」

 

俺は問う。

 

「・・・」

 

そして持参の手錠をかける。

 

「頭よう冷やしとけ。」

 

桂木先生は脱力したように座り込む。

 

「ありがとうな、殺さんで 。()()1人

逝っちまうとこだった・・・」

 

俺は気が抜けないんだが・・・

 

「美咲・・・大丈夫か?」

「まだ・・・いける。」

 

また細い道がある。

まぁどうせ同じつくりなんだろうな。

また円形に広がってんだろうな。

そんなことを思っていれば案の定そうだった。

 

「次の敵は・・・ガハッ」

 

あんたかいと言おうと思ったら、

真っ先に腹に入れらていた。

俺は後ろにぶっ倒れる。

そして馬乗り?されて、

ナイフをふりかざしている。

 

「残念なことに、

ふりかざしている暇があればおろしてこい。」

 

そんなことをいいながら、

ふりづきをあてる。

 

相手が倒れると同時に仮面も外れる・・・が

俺は手錠をかける。

 

「洗脳されてたかもしれんが一応な。」

 

腹に痛みはあるが()()大丈夫だ。

 

「美咲・・・無事か?」

「・・・うん」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

やっとの思いで1番奥であろう場所につく。

そこに拘束されたこころもいる。

 

「こころッ!」

 

美咲が言う。

 

「ほう、奥沢美咲も一緒ですか・・・

好都合ですね。それでは自己紹介を。」

 

と言い仮面をとると、

 

「・・・女!?」

「ええ、あなたのお兄さんの陸玖兎の彼女です。

陸玖兎が自殺した原因は

カイ・・・お前だと思ってます。」

「なんだと?」

「陸玖兎は飛び降りる前に言ってました。

《不良品のせいで俺はこうなる》と

つまり不良品ということはお前のことでしょう。

この話し方も変ですね。

ちょっと話し方を変えますか。

それからずっとカイを憎んでる。

カイさえいなければ幸せだったのにって。

だから色んな人を殺めた。

そしてガールズバンドのやつらを殺して、

絶望する姿を期待していたのに、

ことごとく邪魔をする。

だからここで決着をつけようと。

仲間になったら奴隷で終わったものの、

死んで償いなさい!」

 

そうしてクソ兄貴の彼女が

両手にナイフを持ちながらこっちへ来る。

それをかわすかわすかわす。

隙が見えたので回し蹴りをいれる。

 

「ガハッ」

「お前の負けだ。」

 

近くにあった排水管らしきとこと、

クソ兄貴の彼女に持参の手錠をかける。

これで逃げられないはずだ。

あとは警察に・・・

 

「危ない!カイ!避けて!」

「ん?」

 

背中に激痛がはしる。

俺は背中を刺されたのだ。

そのナイフはすぐさま抜かれる。

多分最期の蹴りを思いっきしいれる。

刺した野郎はぶっ飛ばされる。

ク・・・クソ!

ここで終わりか・・・よ。

 

「みさ・・・き、この手錠を あの管と

あい・・・つの手とでかけろ・・・」

 

だんだんと俺の意識が薄くなっていく気がする。

 

「カイ!しっかりして!」

「刺された人に言うこと・・・ば・・・じゃあ・・・ね

・・・だろ

あとは・・・色々・・・頼ん・・・だ 警察が・・・

やって・・・く・・・るはず・・・だ・・・」

 

8月9日 弦巻カイは意識を手放す。

 

「カイ!カイ!カイ!カイーーーッ!」

 

いくら呼んでも

返事が返ってくることは無かった・・・




ついに最後です。
今まで読んでくださった方、
ありがとうございました!

では次お会いできることを祈って・・・

どのバンドの登場が少ないか(=どのバンドの登場を増やして欲しいか)

  • Poppin’Party
  • Afterglow
  • Pastel✽Palettes
  • Roselia
  • ハロー、ハッピーワールド!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。