史上初の長編です。
「みんな〜準備はいいかしら?」
現時刻は21時30分である。
本当の集合時間は22時であったはずだ。
意外とみんな楽しみにしてたりするのか・・・
「オッケーだよ〜こころちゃん。」
あれから各自解散して旅行(砂丘への旅)
の準備をして、
弦巻家前に集まっている。
みんなが一斉にバスに乗り込む。
「それでは、夜行の旅をお楽しみください。」
運転手の掛け声?と共にバスは出発した。
その際、見送り担当、桂木先生が
「あいつら、バカだな。」
と言ったことはもちろん
誰にも聞こえなかったのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
出発して最初の1、2時間は各々がギャーギャー
はしゃいでいたものの
グーグー寝ている人や、
寝顔見られたくないのか
ハンカチ的なもので
顔を隠しながら寝てる人がいる。
できればこころの寝顔、
見てみたいと思うのだが・・・
っと、そんなことを思っていたら
バスが少し妙な動きをするようになってきた。
「運転手さん?次のサービスエリアで
止まってもらえますか?」
これ以上運転を任せたら
絶対に事故りそうだから、
嫌でも運転手をサービスエリアで寝かそう
という案だ。
「わかりました。」
この時に貸切でよかったと思うのである。
そして、数分もしないうちにバスが
サービスエリアに着いた。
「さ、運転手さんは仮眠してください。
見張り等々は僕がやっとくで。」
何を見張れと言うのか・・・
「すみません・・・
その言葉に甘えさせてもらって…」
運転手も事故ることは
容易に想像できたのだろう。
その言葉から、
1分もたたないうちにいびきが・・・
「寝かせて、正解だったな。」
絶対事故ってたパティーンだ、これは。
さぁて暇になったぞ。
外に出て空気を入れ替えるか・・・
タンタンとバスの階段?を降りて行き、
外に出る。
夜は少し肌寒いけど、
昼間はガチで熱中症レベルの暑さの季節。
そんな季節の中の砂丘なんて、
誰が行きたがるものか。
でも、向こうはここより
寒い事を願うしかないな。
そんなことを考えてたら
不意にいいことを思いつく。
今のうちにこころの寝顔を・・・!
そう思い再びタンタンと、今度は降りる時より
静かにのぼる。
そしてご拝見・・・
「カイ?何してるの?」
「うぐぅ」
謎に変な声が出てしまう。
「起きてたのか美咲。」
「さっきね?」
まぁこころの寝顔が拝めたし、十分かな。
「今はちょっとした休憩だ。
トイレなら今のうちだぞ。」
トイレの勧めをして、自席に戻る。
いや、そもそもトイレの勧めってなんや。
学問○すゝめ風になったけど。
「今、こころの寝顔見てたでしょ?」
おい、俺がせっかくそらそうとしたのに
無意味になったじゃねーか。
「あたしには〜おみとー・・・」
お見通しとでも言おうとしたのか。
けれど、ダウンしてしまう。
これはこれで救われた・・・のか?
とりあえず美咲の寝顔もご拝見・・・
あえて感想は言わないようにしよう。
そういえばまだバスの座席を言ってなかったな。
バスの座席は正面から
1列目をあけて
2列目(右)俺
2列目(左)薫さん・彩先輩
3列目(右)美咲・こころ
3列目(左)花音さん・はぐみ
4列目(右)モカ
4列目(左)蘭
になっている。
バスは多分、
修学旅行系用のバスである。
だから横向きの椅子がなく、
1列に2席、通路を挟んで、2席。
1番後ろは普通の席より少し連なっている。
ちなみに薫さん・こころ・花音さんが
窓側の席に座っており、
それ以外は通路側の席に座っている。
薫さんに関してはバスが出て数分で儚い・・・
と言いながら寝たのである。
だから、彩先輩と色々な話をした。
「そろそろ出発します。
色々ありがとうございました。」
「いえいえ、運転手さんも大変ですね。」
仕事ですので、と言ってバスの扉を閉めて
出発したのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
土曜日の朝
「皆様長旅ご苦労様でした。
是非とも砂丘をお楽しみください。」
この人たちほとんど寝てたけどな!
とツッコミたいのは山々だが、
あえて何も言わなかった。
最後にバスを降りる際に
「ありがとうございました!」
と元気よく言ってさよならした。
ついに来ました!とっ○り!
とっと○砂丘は有名だよな!
その砂丘がある、駐車場から階段をのぼり、
我々が見た光景は・・・
「一面いっ〜ぱいの砂ね!」
「すごい・・・砂丘ってこんな広かったんだ。」
「蘭も埋まっちゃえば〜?」
各々が感想を呟いている。
「あの砂さらさらしてそう!
はぐみ走ってくる!
でも荷物が・・・」
「ハイハイ、荷物管理しときます。」
「やったー!」
それで残ったのは彩先輩とモカと俺だけで。
「どうぞ」
と砂丘へ遊んでこいアピールを出す。
でも、2人ともいいよ〜と合図を送り返す。
「まぁ行ってこい!」
と2人の背中を押す。
ちなみに俺がいるのは階段を上がった、
最も高いところで
その先は砂の下り坂になっている。
せっかくの休みだ、
彩先輩達も羽を伸ばさないと・・・
「あ、昨日の方!」
なんと意外なことにバスの運転手が
階段をのぼってくる。
「ここはワタクシにお任せ下さい。
昨日の方も心ゆくまで
おなごどもと戯れてください。」
言い方に引っかかりを覚えるが、
何もツッコミまずにスルーしよう。
「ありがとうございます。」
そう言うと
「昨日寝かせていただいたお礼です。」
と言ってきた。
ま、そういうことにするか。
「どうだい、砂丘。」
「広いわね!すっーーーごく!」
「それは確かに思ったな。」
とそんな会話をこころとしていると
「つないだてをーつないでこー
おおきなわになって」
どこからか聞き覚えのある歌が聞こえる。
歌ってる人の正体は
なんと子供3人からだった。
「それはえがおのオーケストラね!」
「あ、お姉ちゃんたちハロハピの人なの?」
3人組の中の1人の少女が
こころに話しかける。
「あのね、曲名がわかったからって
ハロハピさんの人とはかぎらないよ。」
3人組の中の1人の男の子がしゃべる。
ごもっともです。
「そうなの!あたしたち
ハロー、ハッピーワールドよ!」
「ええええええええええ!?」
少年が1番驚いていた。
他二人は、やっぱり!みたいな感じを
出していた。
この3人組は小学3、4、5年のどれかで
みんな同い年だろうと仮定。
少女、少年、少女という両手にはなという状態。
さらに2人とも幼さはまだまだあるが、
超絶級の美少女といっても過言ではない。
ととのった顔立ちに・・・
なんか美咲がジト目でこちらを見てくるので、
本題に。
「どうして、
えがおのオーケストラ歌ってたんだ?
あ、いや歌っちゃダメとかじゃなくな。」
「ん~
こころに話しかけた少女と違う少女が言う。
「こころちゃんの歌声を聞くとね、
周りの子たちが笑顔になるんだ!」
こんな砂丘まで届いていたのか・・・
感涙で目から何かでそう。
「こころちゃんは失礼だよこころさんだよ。」
「普通にこころでいいわよ!」
そんな会話のなか、
美咲とこころいがいは
砂の坂をくだっていっていた。
つまるところ、ここは坂の途中なのだ。
「それほど急じゃないけど。」
美咲が補足説明をする。
「んじゃ自己紹介だな。
俺は・・・ミュージックオブザーバー又の名を
音楽の管理者さらに、ハロハピのアドバイザー
弦巻カイだ。」
もはや師匠からもらった肩書き的なやつは
ネタになりつつある。
パチパチと拍手が起きる。
なんて爽やかな朝なんだろうか!
「あ、奥沢美咲でーす。」
俺の盛り上がりが尋常じゃなかったぽい。
お恥ずかしい。
「世界を笑顔に!
ハロハピボーカル担当弦巻こころよ!」
うん、どうやら俺がおかしかったようだ!
「僕は一条凪です。男です。」
ブッ危ない何気無い一言に吹きそうになったわ。
「わたくし、マリーよ、よろしくって?」
「本名は?」
「利毛谷舞よ!りけやまい!」
さっきのお嬢様風はなんだろうか・・・
「さて、ここで問題です。
あたくしは誰でしょう?」
「いや、知るか!?」
「わかった!」
嘘だろ。
「てりこ ね!」
「わぁ!すごい!今までであってきたなかで
一発であたくしの名前当てれた人はいないよ!」
「おいおいおい冗談が過ぎるぜ。」
「実は・・・てりこなんです。」
「嘘でしょ!?」
美咲も驚く。
こころは実は超能力所持者か。
「あたくし、間宮照里子。」
俺は超能力所持者と出会っていたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夕方になると3人組とバイバイして
我ら、ハロハピfeat.蘭モカ彩は
ホテルのなかへはいっていった。
「すみません、こちらの手違いで
お部屋がひとつしかとれていなくて・・・」
Wow
「どうする?」
おい、そのどうするって俺を野外で・・・
「あたしはぜんぜんオッケーだよー
だって~バイトの仲だし~」
「わ、私もバイトの仲だし?いいよ。」
「へ、へんなことしないなら。」
変なこととは・・・
「じゃあ!決まりね!」
こころいわくハロハピにとって俺は
家族みたいな感じらしい。
本日2回目の感涙。
「あれ~カイくん泣いてるの~?ニヤニヤ」
「な、ないてねーし」
と返しておきなざら、心のなかでは大号泣。
「ありがとうございます、
ありがとうございます、このワセダ非常に・・・
では、こちらがルームキーとなっております。
お部屋は最上階のとうホテル最高級の
お部屋を準備させてもらいました。
お値段はお変わりいたしません。
うぅ~年甲斐もなく、
このジジイ泣いてしまいました~
皆様のあたたかい受け入れと、
今まで築き上げた信頼が
今この場で発揮されたのですから。」
そう言ってエレベーターに乗る。
「ほんとに申し訳ないです。
お荷物を自分で持ち上がりになられるとは。」
「ぜんぜん大丈夫ですよ。
お気遣いなさらず。」
「なんと素敵な女性!
この老いぼれに気遣いとは・・・」
またうぅ~と言って泣き出す。
そして俺に
「お嫁さんにもってこいじゃないですか。」
と耳打ちする。
なんだこの老人。
ダーハッハッと笑う。
エレベーターがとまる。
「では、こちらのお部屋になります。
地下には娯楽施設、
屋上には大露天風呂、
最下階には温泉があります。
どうぞご堪能あれ。
あ、このワセダあとで料理を運びに来るので
お楽しみ、夜の営み、裸のお付き合いは
なるべく食後にお願いします。」
おいこの老いぼれ!
ダーハッハッと笑いながら
失礼しましたと言い去っていく。
「わぁ 綺麗・・・」
部屋はかなり広く、通常の部屋の4倍は
ゆうに越えているだろう。
窓も大きく夜景と砂丘が一面に広がっている。
ど真ん中に長テーブルと8個の椅子があった。
玄関から入って左手側に8人一緒に、
寝れるようなベッドがあった。
ど真ん中のテーブルの奥には
夜景、砂丘を見るためのソファーがあった。
右手側の部屋に荷物を置くのだろう。
みんなが荷物を置くと、
コンコンと言う音の次に
「ワセダです。」
という声が聞こえる。
「本日はお越しいただきありますございます。
1階の方の大食堂にて晩御飯としてください。」
おい誰だ?運びに来るとかいったやつ。
「申し遅れましたがわたくし、
こういうものです。」
名刺を差し出してくる。
名前はワセダとだけ書いてある。
「皆様が最高の気分になれるように
サポートさせていただきます。」
一同は1階におり、大食堂に行くと
「おやこれは・・・なんて儚い・・・」
人がわんさかおり、
なんとバイキング形式になっていた。
「いらっしゃいませ、弦巻ご一行様。
お席をご案内致します。」
案内されてからのみんなのうごきは早く、
バイキングを目一杯楽しんだのだ。
あとは温泉に入り、
一旦部屋に戻ると、
「あたしのカバン砂丘に忘れたわ。」
と言ったので、
「じゃ、俺がとってくるよ。」
と言いホテルをあとにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜8時か9時頃砂丘内で
「凪?」
凪を見つける。
「つ、弦巻さん・・・」
「それ、こころのかばんか。
よかったあって。」
「ごめんなさい!僕がその盗んだんです。」
「へぇこれまたどうして?」
「自分の口からは言えなさそうだから、
手紙をかばんに入れて・・・」
告白だろうか?
「ここであったのも何かの縁だ。
悩みごとならいってみ?同じ男として。」
「実は僕、心臓の手術を受けないと
いけないんです。
でも、今回で2回目なんだけど・・・」
「怖いと?」
「1回目のときはこころちゃんの
えがおのオーケストラ聞いて頑張るぞ!って
なったんですが今回は・・・確率は低いけど、
死ぬ可能性があると言われて・・・
だから、彼女たちに無理いって一緒に
砂丘で遊んでもらってるんです!
何回も何回も何回も何回も
付き合ってもらって、いつも
うん、いいよって爽やかな笑顔で
いってくるんです。」
凪は泣きながら説明した。
「いい友達持ったな。
あいつら絶対 え~また砂丘?
とか言わないだろ?
愛されてんな、凪。
お前はその行動をどう思ってるか、
そして、自分はどうするべきか
なんて、簡単だろ?
行動にうつせ。たまたま、1回目の手術を
頑張る気にさせたヒーローがいるんだ。
自分の言葉で何をしてほしいかを言え。
子供が遠慮するなよ。
その言うお手伝いなら俺はいくらでもする。
ただ、いってほしいは俺は聞かん。
頑張れよ、少年。」
言うこといってこころのカバンから
手紙を取り出す。
それを渡す。
「最近俺、耳悪いからな~
こころのかばん盗んだなんて
聞こえなかったなー」
「あ、ありがとうございます!」
多分盗んではないのだろう。
おいてけぼりのかばんに手紙を入れてずっと
彼が持っていたのだろう。
なんとなく彼が愛される理由が
わかった気がした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジージー
「あ、ありがとうございます!」
「ーーさん盗聴とか悪趣味ですね。」
「そうかい?彼、彼女には期待してるんだよ。
特に彼にはね。」
「いずれ気がつくと思いますよ?」
「そんときはとんときだよ。」
ダーハッハッという笑い声がその場に
響いたのであった。
これでもまだ中編なんです。
後編はこれより短くなるのか長くなるのか。
次回をお楽しみに!
どのバンドの登場が少ないか(=どのバンドの登場を増やして欲しいか)
-
Poppin’Party
-
Afterglow
-
Pastel✽Palettes
-
Roselia
-
ハロー、ハッピーワールド!