弦巻とカイとガールズバンドと・・・   作:シノロピ

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投票の結果が学校説明うんたらより、
人間関係やらオリキャラが気になる方が
多いようなのでそっちメインで番外編として
書いていきます。


3人組の子は砂上で歌を歌う(後編の後編)

俺は部屋を出て、ホテル付属のバー的なとこに

来ていた。

ルームキーはこころと俺が持っているから、

どちらかを呼び出すか、

現在地を聞いて、キーを取りに行くかの

2択である。

カランコロン

意外とソレの雰囲気がある。

 

「え? 御用の方はこちらのベルで

お気軽に押してください。だ?」

 

確かに紙にはそう書いてある。

チン

と鳴らす。

ほんとにダダダーという音が

聞こえてきそうなくらいに老人が走ってくる。

 

「ご注文はう○ぎですか??」

 

おい、アウトだろ、しかも2期!

 

「ええ、うなぎで。」

「へいおまち。」

 

ここバーじゃなくて寿司屋か。

 

「いやーこの老人年甲斐もなく、

悲鳴をあげましたねー」

 

ほい、と本当にうなぎの寿司が出てくる。

 

「バーから寿司屋にジョブチェンジですか?」

「ダーハッハッ それは笑えない冗談だねぇ。」

 

とうの本人笑ってますが、それは。

 

「ま、これは僕の奢りだよ。

美味しく食っちゃえ。」

 

色々とツッコミたいのはおさえるとしよう。

 

「それとさーお主、

ヨウモウフェルトに興味あらんか?」

「羊毛フェルトは美咲が・・・」

「あーあの子か。」

 

ホントに理解してるのかは謎だが。

 

「ま、一緒に連れてってヤれよ。」

 

おい、じじい。最後の言葉。

 

「ダーハッハッ 相手の好物につられて

ハッスルする

なーんてこっちから願い下げだね。

ま、くやしながら

最高記録叩き出した景品だ。」

 

そういってワセダは

映画のチケットを渡してくる。

前からいきたいね~と言っていた、

羊毛フェルトの映画。

ここで手にするとは。

それ以降ワセダは業務的になり、

話しかけてこなかった。

やはり、会心の一撃だったわけか。

カランコロン

なんと、蘭が入ってくる。

 

「カイ、モカこなかった?」

「来てないよ。」

 

ここ座れ的な合図で

カウンター席の横の席をポンポンと叩く。

 

「すみません、カルピス。」

「あいよ。」

 

もう、なんなんだこの人。キャラ濃すぎ。

 

「どこでハッスルするかの相談かい?

なら、僕がとっておきの・・・」

 

蘭がワセダを冷ややかな目で見ている。

 

「はぁぁ、つれないね。」

 

少なくとも女子にする会話ではなかったはずだ。

 

「昔は・・・」

 

ワセダが昔話を始めたので、無視して蘭に問う。

 

「音夜とは仲良くしてるか?」

「うん。最近はみんなでファミレスにいった。

あたしからも1ついい?」

 

ダメといいたいが肯定をうながす。

 

「モカのことどう思ってる?」

 

いきなりワセダが、僕お邪魔?とかいって

去っていった。

 

「なかのいい友達ってとこかな。」

「わかっててごまかさないで。」

 

瞬間にしてバレる。

蘭が聞きたいのはそういうことじゃないらしい。

 

「・・・まぁ好きだよ。」

「異性として?」

「そんなんじゃない。

確かにそれもないこともないかもしれないけど

俺の中では、一生友達やってたいと思うな。」

 

モカは以前風邪か何かをひいて弱ってた俺に

優しくしてくれたことがあった。

バイトだってそうだ。

元々きめていたフードコートのバイトだけでは

色々足りんかったかもしれん。

 

「意外とモカに助けられてるよな。」

「ふーん」

 

いや、俺の語ってたことを、ふーんで

片付けられるのはくるものがあるぞ。

 

「あたしはモカを探す。」

 

じゃ、と去っていった。

 

「モカちゃん可愛い?」

 

ブー ゴホゴホ

いきなり現れたワセダに驚いた。

そのせいで少しコーヒーを吹いてしまった。

どうやら、ワセダは華麗に回避したようだ。

 

「ま、可愛いと思うぞ。」

 

あとは他愛のない世間話をして部屋へ帰った。

 

今夜も誰がどこで寝るか戦争が始まったが、

意外とあっさり終戦した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

火曜日 am.5:30

明るいが少し暗い中起きる。

袴か浴衣かそれ以外か知らんが脱ぐ。

目的は決して女の子を襲う・・・ではなく、

外出するためだ。

ホテルから出て、砂丘のある駐車場に行く。

今回無理をいって駐車場の一部を

貸してもらったのだ。

そこには簡易的な、けれども立派なステージが

建っていた。

 

「おはようございます。」

「カイ様、おはようございます。」

「立派なステージだな。」

「機材の搬入してもいいでしょうか?」

「んじゃ、よろしく。」

 

手早く黒服たちが準備をする。

 

「予定では、朝飯後すぐにライブする。

その後、お土産屋により、すぐ帰る。」

明日が学校なのが辛いとこだ。

「音チェック終わり。」

 

どうやら、完成したようだ。

 

「じゃ、ホテルに戻ってまた来る。」

「お待ちしております。」

 

朝のバイキングが終わったあと

売店で各々がお土産を買っていた。

これで、お土産屋に行く手間が省けた。

チェックアウトすると、

 

「ありがとうございました。凪を頼みました。」

 

なぜワセダが凪のことを言うのかは疑問のまま、

ホテルを出た。お世話になりました。

そして、砂丘のある駐車場に

見覚えのあるバスが1台。

 

「とりあえず皆様のお荷物を中へ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

会場は人でいっぱいだった。

その中に凪たちを見つける。

こころたちがステージに出ると歓声がわく。

 

「みーんな!ハッピー!」

『ラッキー!』

「スマイル!」

『イェーイ!!』

「今回はハロハピin砂丘のライブに

来てくれて嬉しいわ!」

 

歓声のなかには

こころちゃんすきだーーーと、

愛の告白をしている人もいる。

どさくさに紛れて何いってやがる。

 

「ほら~カイくんも。」

 

あっさりスルーする。

 

「まずは1曲目、えがおのオーケストラ!」

 

そして、2曲目、3曲目と曲が進む。

ライブはあっさりと終わりを迎えた。

途中アンコールで1曲歌ったが。

 

「ありがとう、こころちゃん!

おかげで、頑張ろうと思えるようになった!」

「そう!凪が笑顔になったのなら嬉しいわ!」

「これ、あたしたちから。」

 

ウォークマン的な何かを蘭が凪に渡す。

 

「これでいつもハロハピがきけるね~」

 

ちなみにそのウォークマン的な何かは

彩先輩ので、彩先輩曰く

家に何台もあるとのこと。

そして、そのウォークマン的な何かには

ハロハピの曲が入っている。

蘭の当初の案は

ライブの様子を録音するか、

ライブ後に録音するかだったのだが、

偶然ハロハピの曲を入れていたので

手間が省けたというわけ。

 

「やってくれましたね。」

 

そこには、ワセダがいた。

 

「父さん・・・」

 

は?今なんて?

 

「父さん、僕手術頑張る!」

「あたくしたちも応援するわ!」

「ちょっと待てぇぇえええ

ワセダが父さん!?」

「ダーハッハッ そんなに驚きまーぁしたか?」

 

ワセダがやってやったぜ、という顔をしている。

 

「わたくし、一条ワセダでございます。

妻は・・・若くして、この世を去りました。」

「うそっ!」

 

彩先輩が手で顔を隠すしながら言う。

 

「凪と・・・彼女たちには

迷惑をかけっぱなしです。

凪は定期的に交代でどちらかの家に

住まわしてもらってるんです。

僕がなかなか家に戻れないもので。

だから、凪の笑顔なんて、滅多に・・・」

 

ワセダが泣いている。

 

「お客様が帰るのが遅くなっては

行けませんのでこの辺で。

さようなら、おきをつけて。」

「凪くんも頑張ってね。

ワセダさんもお元気で。」

 

みんな、バスに乗り込む。

そして、バスが出発する。

座席は変わらず。

みんな、寝るのが早かった気がする。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

pm.9:00弱

 

「ご乗車ありがとうございました。」

「ありがとうございました。」

 

感謝の言葉を告げて、バスを降りる。

 

「おかえり。

てか、お前らバカだろ。

明日、学校だぞ。」

 

桂木先生が言う。

 

「あ、そか。はぐみ、忘れてたー」

 

ここで解散となった。

意外と楽しかったな砂丘。

またいつか、凪ともワセダとも会いたいな。

まあ、今日は眠れる気は全然しない。




ちょうど本文が3000文字で終われたことに
喜びをかんじました。
さて、今回で最終回。
全然構成と違う方向に行ったり、
文字数が1話2000文字以上ある
長編ストーリーになりました。
脱出ゲーム編とか当初書く予定無かったし。
前編後編にするか
~話にするか少し悩んだ末、
こうなりました。
(中編は入れる気でした。)
ここまでのお付き合いありがとうございました。
以後もよろしくお願いします。
(番外編あるかも!?)

どのバンドの登場が少ないか(=どのバンドの登場を増やして欲しいか)

  • Poppin’Party
  • Afterglow
  • Pastel✽Palettes
  • Roselia
  • ハロー、ハッピーワールド!
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