とよしろ傾慕   作:乃彩夕

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さわやかな茶会だけどけだるき Ⅰ

旧地獄、灼熱地獄跡の上に建てられた地霊殿。その主、古明地さとり。

妖怪である彼女の能力は「心を読む程度の能力」であり、その能力で妖怪や怨霊から嫌われているが彼女自身あまり気にしてはいないみたいだ。

自分の能力でお燐やお空、ペットたちに出会えたからなど、いろいろあるらしい。

私は嬉しく思えた。似たような能力のおかげで私とさとりさんが仲良くなることができたからね。

まぁそれで今、さとりさんとお茶会をするために地霊殿に向かっている。

 

 

 

旧地獄とはいうがなんだかんだ栄えていてにぎやかなところである。

「こんにちは神子さん。またあの主に会いに行くんですか。ほんと仲良しですね~これは妬み屋としてパルパルと妬んだほうがいいですか。」

途中の橋にたたずむ一人の少女

「ふふっ。やあパルスィさんこんにちは、相変わらずですね。さとりさんと仲がいいのはほんとですが私はパルスィさんとも仲良くさせてもらってるのでそんなに妬まなくてもいいんじゃないですか。」

他愛もない話をすると後ろから一つ、ちかずくおとがある

「軟派者なのか聖人なのか、あんたも変わらないねー」

「ただの聖人ですよ。勇儀さんこんにちは。」

「よぉ」

地霊殿に向かう途中の道で二人に出会う。

地上と地下を結ぶ穴の番人 水橋パルスィさん

鬼の四天王 星熊勇儀さん

二人ともこの旧地獄で仲良く住んでいる。

「だとしても、ほんと仲いいねえ。まぁ今度時間があったら酒でも飲もうや。」

勇儀さんがけらけらと笑い、手に持っている酒を飲んでいる。

「あなたの場合いつでも飲んでいますがね。時間がありましたらですけど、その時はよいお酒を準備しますね。それじゃあそろそろ時間もあれですので行きますね、勇儀さん、パルスィさん。」

何気ない会話やめ、地霊殿に行くことにした。

 

 

 

 

地霊殿に着き、お燐さんにさとりさんの部屋へと案内された。

「こんにちわ、神子さん。」

「お邪魔します、さとりさん。」

ティーカップに紅茶を注いでいる少女、古明地さとり。紅茶のものだろう、独特のさわやかな匂い。

「良い茶葉が手にはっいたので、ウバ茶というものです。ふふっ、ここに来る途中であの二人会ったみたいですね。」

心を読んだのだろう、パルスィさんと勇儀さんのことだ

「ああ、ここに来るようになって仲良くなったからね。」

彼女の注いでくれたカップを取り、一口飲む。特徴的な香りと渋みを含む味わい、悪くない

「口に合ったようでよかったです。お燐が人間の里に出かけたときに見つけて買ってきたんです。」

「人間の里でですか。そういえば、さとりさんを人間の里で見かけないですね。前はお燐さんと出かけてるの見るのもよくありましたが。何かあったんですか?」

「あ~それですか。」

口へと運ばれていたカップが止まり、さとりの顔は呆れたようなめんどくさそうな感じになった。

「ただ単に、心の中で物凄く叫んでいる人がいるんですよね。」

感情がすごいのだろう、なんだか既視感があるな。気のせいだといいな~

「ははは、あなたは気のせいだとよかったですね。あなたの思った通りのあの人ですよ。」

「あ~やっぱり、聖さんでしたか。」

 

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