どうやら僕はグラシャラボラスの次期当主らしい   作:緋屶

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第3話

どうも、グムリンダ・グラシャラボラスです。

兄、ファルビウム・アスモデウスに気にかけられた理由がわかって少しすっきりしている6歳児です。

 

理由は簡単。

僕のせいでした。

簡単に言うと僕が色々調べていて、その中に触れない方がいい『闇』ってものがあり、それを深く調べて抹殺されるのでは?と考えたらしい。

……それが嘘ではないことはわかるけど絶対それだけではないよね?冥界最強の戦術・戦略家がそんな甘いだけの考えではない、ということもあるけど、それ以上に怠けるために監視していたように感じる。いや、僕を監視することが怠けることなのでなく、僕を利用して魔王としての仕事を楽しようとしている気がする。これはあくまでも勘だから確かなことは言えないけどね。

 

 

閑話休題(それはともかく)

 

僕は修行の選択を間違えたのではないかと思っている。

基礎体力は必要なのはわかっている。

それ(基礎体力)は所謂土台。

土台はしっかりしたものの方がいいが、土台の上に何もないのでは意味がない。

その上、悪魔は主に魔力を自分の得意なものに変質させ戦闘を行う。そのため、主に中距離~遠距離での戦闘になり、僕の魔力特性(魔力吸収)が役立つ。近接戦闘が仕掛けられたときでも僕の魔力を警戒して援護が行いづらくなる可能性は高い。

動きながらでもスムーズに魔力を操れれば、より戦いやすくなる。それに眷属と連携するのには魔力操作が出来るようになっていた方がいいだろう。近接戦での連携はかなりシビアだと何かの漫画で言っていたし、生き延びることを第一に考えるのなら安全圏からの攻撃が一番のはず。勿論、接近されたら何もできない、ではダメだから、相手から離れるための近接戦闘の技術。それ(近接戦闘の技術)を身につける必要はある。

しかし、僕はあくまでも《王》。トップなのだ。前に出て戦うよりも、後ろで指揮を取る方が正しいだろう。

だから僕は魔力操作の修行を開始しようと思う。

 

まぁ、具体的に何をすればいいかわからないから、とりあえず魔力を限界まで使って回復してを繰り返そうと思う。

限界まで使うことによって魔力量が増えることを期待。あと、少ない量でも効率よく使う練習にもなる。

 

あと、《王》として戦術・戦略を学ばないといけないんだけど……それって何気に今まで通りでいいのでは?と思っている。

死なないために知識をかき集めた。その中にそれらしいものもあった。それ以上に兄、ファルビウム・アスモデウスが家にいる際に話したことがある。そこで「情報を集め、それ(情報)を基に対策を考える。起こりうる可能性、全て。中でも最悪の可能性についてはより深く」的なことを言っていた。

つまり、今までやってきたことと同じなのだ。

それなら、修行を変えるだけで十分だと判断する。

 

今までは自分のことしか考えていなかったが、これからは他のことにも目を向けようと思う。

10歳になると悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を授かる。

それまでに候補をある程度見つけておく必要があるからだ。

まだ早いように思うかもしれないが、どういった存在が欲しいか、そういったことを考えながら周りを見ると見え方が変わってくると思うので意識しておくのだ。

 

はぁ、人の上に立つのは嫌だなぁ。

 

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