俺達が護衛する事になった修理工場は周囲は防御壁で囲われ、さらにその周囲にはテロリスト用に急造されたバリケードが設置されている。
オマケにに修理工場の職員が工場に繋がっている道路などには俺達が来る前に設置した(!?)IEDがある上に戦術人形部隊が2個小隊.
おまけに、本部から派遣された戦術人形小隊は全員がダミー4体同時に使役できるエリート中のエリートだ。(ちなみにG01前線基地でダミーを四体同時に使役できるのは漢陽さんだけ……
ちなみに、ちなみにG36CさんとMk23さんの同時に使役できるダミーはそれぞれ2体だ
L85A1さんがF02前線基地にいた頃はダミー1体だけのはずだった……何が彼女を覚醒させたのだろうか……猫耳オバサンにナニカされたのだろうか?
それに対して、襲撃が予想されているテロリスト集団の戦力は鉄血製自動小銃や軽機関銃で武装した民兵30人とジープ3台、それに
「予想されている進路に仕掛けられているIEDで敵勢力を吹き飛ばした後で俺達が残敵を掃討する予定だけど、IEDだけで全滅しそうな気がしますよ」
俺は防衛ラインの最前線側の右側に当たる位置に設置されバリケードに身をひそめながらぼやいた。ちなみに、人形事に待ち構える場所がブリーフィング時に決められ、俺は一〇〇式さんと一緒の持ち場で、俺のダミー(未だに1体しか使役できないけど)と一〇〇式さんのダミー四体も一緒だ
ちなみに、左側はトンプソンさんとG36Cさんがそれぞれのダミーと共にテロリスト達を待ち受けていた。「けど、民兵はともかく鉄血工造の兵器は結構頑丈です。IEDの直撃でもない限りそう簡単に倒せませんよ」
「知っているよ……あの鉄屑共の頑丈さは嫌っと言うほどね!」
一〇〇式さんの指摘に俺は言葉を思わず荒げた。あの鉄屑共の厄介さは民間用人形時代から嫌っというほど知っているから……あ!?
俺は声を荒げたので、一〇〇式さんが目を見開いていた。彼女を驚かせちゃったか
「すいません、ちょっと鉄血と色々ありまして……」
「鉄血と色々?」
「えぇ……俺が製造された工場はテロリスト達が彼らは鉄血製の人形によって、跡形もない破壊されたのですよ」
「……ッ、すいません!! 嫌な事を思い出させてしまって」
一〇〇式さんはとっさに謝ったが俺は黙って首を横に振った。
工場の事を話したのは彼女に同情してほしいからじゃないが……正直、自分でもよくわからない
自分だけで抱えるのは正直、感情モジュールが壊れそうな程の負荷だったから、話して楽になりたかっただけかもしれない
いけない、いけない……別の話題を……そうだ、あのことを聞いてみよう!!
「別に構いませんよ……そう言えば、俺以外にも男性型戦術人形にいるのですか?」
「グリフィン本部にはDG小隊という男性型戦術人形のみで構成された戦術人形小隊が存在します」
「DG小隊……男性だけの部隊……詳しく教えてくれませんか?」
一〇〇式さんがDG小隊の事を話す時、好きなアイドルグループの話題を振られた学生(見た目からして、違和感ないが)のように意気揚々と話彼らのことを話し始めた
DG小隊……それは人形が悪い人間から人形を守護するための部隊らしい。
主に今回のようなテロリストや過激な人権団体、
DG小隊は
ちなみに、L85A1さんが助けてくれたお礼にスターゲイジー・パイを焼いて送ったらしいが……一〇〇式さんの反応からすると微妙だったようだ。スターゲイジー・パイはそんなにマズイ代物だったのだろうか?
俺が顔もしらないDG小隊に礼を言いに行こうと考えた瞬間、指揮官から通信が電脳内の通信モジュールが拾い上げた
『こちらHQ……もうすぐ、クレーマーがIED設置箇所(入場ゲート)を通過する』
<了解、G01前線地区の皆、出番よ>
<分かりました。派遣小隊の皆さん、>
それを合図に俺と一〇〇式さんはダミーも同時に半身の銃に銃剣を取り付けた。バリケードから顔を出して前方を確認すると情報通りにテロリスト達達を載せたジープが鉄血の機械兵器を引き連れて、修理工場にまっすぐ向かってくる。そして、事前の道の両側には廃車等に擬装されたIEDが設置されているのを確認し、バリケードに身を隠した
「一〇〇式さん、彼らの事はよく分かりました……どうやら、クレーマー退治の時間のようです」
「えぇ、援護お願いします」
一〇〇式さんの提案に俺が頷いた瞬間、指揮官から号令が俺達の電脳に一斉に伝わった
『クレーマーの入場を確認した!! IEDを起爆……
ドカカカカ-ン!!!!!!
指揮官の号令と同時に複数の爆発音が聞こえると俺はバリケードで爆風を凌ぐとすぐに一〇〇式さんと共にバリケードから身を出し、M16A4を構える。
だが、俺の視覚モジュールが感知したのは、IEDによって巻き起こされた死屍累々としか言いようのない惨状だった。
IEDの爆発に巻き込まれた民兵は乗っていたジープごと吹き飛ばされ、道路に屍をさらした。それに対し多脚戦車型機械兵器のプロウラーは半分近くが破壊された。残り半分は、半壊しつつも攻撃を仕掛けて、その精度はお粗末でかすりもしない。
それに対して、俺達の銃撃は的当て同然にプロウラーに命中し、次々と道路に転がる粗大ごみと化していく。そもそもプロウラー自体が速度が遅い上にIEDによって駆動部が壊れて、置物同然となった機体も一体や二体じゃなかった
中には機銃を失ったプロウラー数体が一〇〇式さん達に体当たり試みるもM14さんとM99ちゃんの狙撃、HK23さんによる機銃掃射で次々と破壊されている
そして、数分後には機銃を失い体当たりを試みる最後の一体をM99ちゃんによる狙撃で撃ち抜かれた事でこの場にいた敵はすべて倒した
だが、俺は達成感よりも疲労感の方が強く感じた……無法者達には同情する余地はないが、今回ばかりは哀れに感じた。
『敵の反応無し、作戦終了……皆ご苦労だったな……』
<IED……とんでもない威力ですよ>
<あの汚い花火が後、2セットもあれば私達が必要なかったんじゃないのか>
指揮官が気疲れした声で作戦終了を告げた瞬間、M3とトンプソンさんが愚痴を言った瞬間、聞き覚えのある声が
<あたしが不発弾を利用して作ったIEDで確実に全滅させられる計算だったのだが……計算が狂ったかな?>
「キイさん、俺達が出てきた意味は?」
<あたしの上司が仕留め損ねた際の保険として、呼び寄せたというとこだな?>
「なにそれ……」
それを聞いた瞬間、俺達は唖然とするしかなかった。修理工場側には最初からIEDで敵を一掃できる算段があり、俺達はもしものための保険だったのだ。
真面目にブリーフィングしていたのが馬鹿らしくなってきた……もう、俺達に頼まずに道路にIEDを仕掛けまくって、中小PMCの人間の傭兵を雇えと言いたくなる……この作戦を考えた奴は俺達をなめている
皆もそれに気づいて、力なく呟いていた
<ブリーフィングの意味は……なんだったの>
<グランファ、帰ってもいい?>
<茶番もいい所だな……通信切るぜ、爺さん>
俺もこれ以上は付き合い切れないので通信を切った。なんか、すごく疲れた
その後、キイと修理工場の責任者はヘリアンさんと指揮官代理にオハナシをされたらしい
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《残存先遣隊の全滅及び展開中のリッパ―、ヴェスピド、イェーガー部隊の撤退は完了》
《グリフィン司令部の監視システムに対するハッキングを察知された痕跡無し》
《予定通り、当ユニットはポイント3Aにて攻撃部隊と合流し……鉄血工造第4工場へ帰還する》
「後、二週間か……同士達が幼年期を迎えるのは」
<■が■ばたくまであと2週間>
最後に出てきた謎の通信記録は今作でのオリジナル要素の一つです
そして、後半の戦闘シーンは最初はガチで激突する予定がキイ(のちのK■■)の声をようつべを聞いていたらこうなっちゃいました
彼女のイメージが艦■れの■雲から某白黒の魔法使いに変わった……声の魔力恐るべし