恋愛のブシドー   作:火の車

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恋愛のブシドー 第1章 (イヴルート)
第1話


 俺は八舞栄斗。高校二年だ。

俺は元々、男子校に通っていたんだが、この春からとある理由で花咲川女子学園、もとい、花咲川学園とうちの学校が合併することとなった。

そして、今日が花咲川学園への初登校日である。

が、俺はいつも道理、朝食の用意をしていた。

 

「うーん、今日も良い出来だ。」

 

 今日の朝食は純度の高い和食だ。

出汁のきいた味噌汁の香りが朝の気だるさを吹き飛ばしてくれる。

 

「いただきます。」

 

 最初に口に運ぶのは味噌汁だ。うまい。

俺はふとテレビをつけた。

 

『今話題のアイドルバンド、pastel*Palletsの皆さんにお越しいただきました~!!』

 

 と、アナウンサーが言うと5人の女の子が出てきた。

皆かわいくて話題になるのもうなずける。そして、俺の目には一人の女の子が映っていた。

 

「若宮イヴ...か。」

 

正直、かなり好みだ。こんな子が花咲川にいたらどんなに幸せだろう。

まあ、そんなことありえないな。

 

「にしても、この子はかわいいな。」

 

 若宮イヴの容姿は日本人離れしている、おそらく、日本人ではないのだろう。

だが、俺はその日本人離れした容姿に見入ってしまった。

 綺麗な白い髪、スラっとした体型、そして...画面を挟んでも伝わってくる、

明るそうな性格...

 

「いいなぁ、若宮イヴ...」

 

ふと時計を見ると、時計は7時40分を指していた。

 

「っと、そろそろ、行かねぇと。」

 

そう呟いて、俺は家を出た。

 

 

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 通学路は春の陽気で満ちていた。

俺が少し早めに家を出るだけに、人は少なく、鳥の鳴き声が小気味よく聞こえてくる。

 

「いい日だ...」

 

と、俺が感傷に浸っていると

 

「わー!あぶない!」

「ぐほっ!」

 

・・・ものすごい勢いで、女の子にぶつかられました。

 

「ご、ごめんなさいっ!」

「いや、そんなに謝らなくても大丈夫だ。

って、その制服、花咲川か?」

(あれ、この子、どこかで...?)

「はい!私は花咲川の二年生、若宮イヴです!」

「若宮イヴって...ええええええ!!!!!」

 

 

 

 

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主人公の設定

名前 八舞栄斗(やまい えいと)

年齢 16歳

好きなもの 料理 クッキー 紅茶

嫌いなもの 辛い物 

身長 175㎝ 

体重 60㎏

誕生日 12月24日

 

もとは男子校の生徒だったが、花咲川女子学園と合併し、通うことになる。

テレビでパスパレを初めて見てからイヴをかわいいと思っている。

とある事情からマンションで一人暮らししている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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