”分岐”
栄斗「__俺は、氷川さんが好きです!」
紗夜「え......?」
私は耳を疑いました。
彼は今、なんて言ったんですか......?
紗夜「い、今......」
栄斗「何度でも言います。」
彼は私に近づいてきました。
栄斗「俺は、氷川さんが好きです。」
今度はしっかり聞こえました。
彼は確かに、私が好きだと言いました。
紗夜「な、なんで。八舞君は若宮さんが......」
彼は若宮さんが好きなはずなんです。
若宮さんが大切で、好きで......
栄斗「俺はイヴの事を大切としか言っていません。」
紗夜「!」
栄斗「確かにイヴは大切な存在です。でも、それと好きは一致しない。」
確かに、彼は大切としか言っていない。
でも、あの誕生日は......
栄斗「イヴに聞いてみてください。俺とイヴの間にあるのは家族愛です。」
紗夜「家族、愛......?」
栄斗「そうです。俺がイヴに送ったのは『スフェーン』意味はご存じの通り、永久不変。」
彼は私に話し続けました。
栄斗「俺とイヴの関係は変わることがないんです。ずっと。」
紗夜「と、という事は......?」
栄斗「俺とイヴは家族。俺が好きなのは氷川さんです!」
彼はそう言いました。
その時、私の感情はあふれ出してしまいました。
紗夜「八舞君!」
栄斗「おっと。」
私は彼に抱き着きました。
突然の出来事にも関わらず、彼は私を優しく受け入れてくれました。
栄斗「どうしました?氷川さん。」
紗夜「嬉しいんです......。ずっと、フラれると思って、不安で......」
栄斗「氷川さん......」
私がそう言うと、彼は優しく頭を撫でてくれました。
言葉はない、でも、安心してと聞こえてきた気がして、とても安心できました。
栄斗「それで、氷川さん。」
紗夜「......紗夜、です。」
栄斗「え?」
紗夜「名前で、呼んでください。」
栄斗「......紗夜さん。」
紗夜「......仕方ないですね。」
さん付けは、仕方ないですね。
それから彼は気を取り直したと言う感じで、こう言いました。
栄斗「好きです、紗夜さん。俺と付き合ってください。」
紗夜「......はい!」
私はそう答えました。
この答え意外、ありえません。
幸せが心に満ちて、溢れて、止まりません
栄斗「それじゃあ、えっと、よろしくお願いします。紗夜さん。」
紗夜「はい。これから、よろしくお願いします......栄斗君!///」
私は、この日、大切な恋人が出来ました。
私は今、本当に幸せです!
日菜「__良かったね。おねーちゃん。」
__________________
数年後。
私と栄斗君はたくさんの時間を過ごしました。
そして、今日は__
栄斗「__綺麗ですよ。紗夜さん。」
紗夜「ありがとうございます。」
私と栄斗君の結婚式です。
彼はいつもより髪型を整えて、タキシードを着て、とてもかっこいいです。
今日、結婚するんだと、実感がわいてきます。
イヴ「__エイトさん!サヨさん!」
日菜「やっほー!二人ともー!」
栄斗「イヴ!日菜さん!」
紗夜「いらっしゃい。」
私達が話してると、日菜と若宮さんが来ました。
二人とも忙しいのに。
栄斗「忙しいのに、わざわざありがとう。」
イヴ「いえ!エイトさんの晴れ舞台ですから!」
日菜「そうだよー!他の皆ももう来るし!」
紗夜「冷静に考えると、アイドルグループが来るのね。」
栄斗「そうですね。」
イヴ「私はアイドルである前にエイトさんの家族です!」
栄斗「ははは、そうか。」
家族。
若宮さんは栄斗君とずっと家族として寄り添っていました。
本当に彼にとって大切な存在だったのだと思います。
イヴ「そして、これからはサヨさんも家族です!」
日菜「じゃあ、あたしも家族だね!」
栄斗「ははは、そうかもですね。」
紗夜「大家族ですね。」
栄斗「日菜さんの面倒を見るのが大変ですね。」
日菜「えぇ!?どういうことー!?」
紗夜「ふふっ。」
しばらく談笑していると、スタッフの人が入ってきました。
紗夜「そろそろ、時間ですね。」
栄斗「そうですね。」
日菜「じゃあ!あたしたちも向こうに行ってるよ!」
イヴ「お二人の晴れ舞台、楽しみにしています!」
二人はそう言って、会場の方に行きました。
栄斗「それでは、行きましょうか。」
紗夜「ねぇ、栄斗。」
栄斗「はい?」
紗夜「いつまで、敬語で話すのですか?」
栄斗「?」
ほんとに、こういう時は異常に察しが悪いんですよ。
まぁ、慣れましたけど。
紗夜「結婚するんですから、敬語はいらないでしょう?」
栄斗「あー、そうかも。」
彼は納得したような表情をすると、彼はこう言いました。
栄斗「じゃあ、紗夜って呼ぶ。」
紗夜「それでいいんですよ。」
私は彼に微笑みかけました。
栄斗「それじゃ、行くか。」
紗夜「えぇ。」
私達は歩きだしました。
栄斗「__紗夜。」
紗夜「はい?」
栄斗「式の前に先に言っとく。」
紗夜「?」
栄斗「これからもよろしく。出来れば、ずっと。」
紗夜「えぇ。こちらこそ。ずっと、一緒にいましょう。」
俺たちは手を繋いで、皆のもとに向かって行った。
偶に二人で微笑みあいながら。
覚悟の果てが完結したので、新しいシリーズを始めます。
恋愛のブシドーは偶に投稿します。(ネタがあればメタ回。季節ネタなど。)
新作はオリジナルで恋愛メインというよりは趣を変えてバトル物(結局、恋愛要素はある)でも書こうかなと。
お暇があればバンドリではないですが見ていただければ。
似通った作品が多いので、箸休め(?)的な感じで書きたいのでご容赦を。