__「ん?ここは?」
俺が目が覚めて見えたのは知らない天井だった。
「ここは...?」
「病院よ。」
「白鷺さん。」
ベッドの横には白鷺さんがいた。
「...まさか、あんなに無理をしていたなんて、驚いたわ。」
「え?どんな状態だったんですか?」
「腕は折れてるし、脳震盪、出血多量、上げたらきりがないわ...」
「へぇ、そんな状態だったんですね。」
「...ごめんなさい。」
突然、白鷺さんがそう言った。
「どうしたんですか?」
「あそこまで無理をしたのは、私のせいなんでしょう?」
「...違いますよ。」
「え?」
「俺がしたくて、止めてもらったのも断りましたし。白鷺さんは悪くないです。」
「...そう。」
「はい。」
そんな話をしていると...
「あ!栄斗さん!起きたんですね!」
「あぁ、おはよ__ぐほっ!」
「うぅ~!栄斗さんは無理しすぎです!」
「悪かった!悪かったから、痛いから放して!」
「あ、すいません...」
「抱き着くなら、退院したらな?」
「はい!」
イヴは元気よく返事をした。
「...ほんとに、仲良しね。」
白鷺さんは立ち上がって。
「私はそろそろ行くわ。」
「え?仕事ですか?」
「いえ、学校よ?」
「えぇ?...今日って...」
「九月六日、あなた、一週間は寝てたのよ?」
「まじか...」
「イヴちゃんも行くわよ。」
「え?もう少し__」
「遅刻しちゃうから、ダメよ。」
「はい...」
「遅刻はダメだぞ?イヴ?」
「はい...」
イヴも立ち上がった。
「じゃあね、八舞君。また来るわ。」
「絶対、来ますね!」
「はい。行ってらっしゃい。」
イヴと白鷺さんは部屋からでた。
「てか、二人とも、朝から来てくれたのか。悪いな。」
そう思っていると...
コンコン
誰かが来た。
「はーい?」
「来ちゃった♪」
「日菜さん?学校は?」
「今日は土曜だよ?羽丘は休みだよ?」
「あぁ、なるほど。」
「そういえば!栄君の演劇見たよー!」
「え?見てたんですか?」
「うん!るんっ♪ってきたよ!」
「それなら、よかったです。」
最近、日菜さんの表現も理解出来てきた。
「...」
「どうしたんですか?」
「ううん!何でもないよ!」
日菜さんはそう言って、立ち上がった。
「私はそろそろ帰るよ!」
「そうですか?わざわざ来てもらってありがとうございました。」
「いいよいいよ!じゃあ!また来るね!」
「はい。さようなら。」
そうして日菜さんは帰っていった。
__それから、退院まで、さらに一週間。いろんな人たちが見舞いに来てくれた。パスパレのみんな、ハロハピ、紗夜さんと白金さん、羽沢、市ヶ谷。今までかかわったみんなが来てくれた。弦巻が見舞い品に高級そうなフルーツを持ってきたのはすごい焦った。今度またお礼しよう。
そして、退院の日になった。
「いやー、長かったな。」
「栄斗さーん!」
「おう、イヴ。」
イヴは胸に飛び込んできた。
「う~!ハグハグ~!」
「はははっ。犬みたいだな。」
俺は抱き着いてきてる、イヴの頭を撫でてやった。
「__仲睦まじいのはいいのだけれど。ここ、病院前よ?」
と、白鷺さんが言ってきた。
「まぁ、そうっすね...イヴ?一旦離れような?」
「もう少し、こうしてたいです...」
「家に帰ったら、いくらでもしていいから、道端ではやめような?」
「じゃあ!離れます!」
イヴは離れた。
「相変わらず、仲がよろしそうですね。」
「あ、紗夜さん。おはようございます。」
「えぇ、おはようございます。それと、退院おめでとうございます。」
「ありがとうございます。」
他のみんなも来た。
「やっほー!栄君!元気になったみたいだね!」
「退院できてよかったよ~!」
「もう、大丈夫なんすか?八舞さん?」
見舞いに来てくれた、みんなは退院の時にも来てくれている。
そこから、羽沢珈琲店で演劇の打ち上げと俺の退院祝いをしてくれると言われた。
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打ち上げは賑わっている。
「ほんとにここのケーキは美味しいな。」
「そうですね!いくらでも食べられます!」
「それはやめておこうな?」
イヴがそう言ったので止めておいた。
「ふぅ、すごい賑わいだな。」
イヴは丸山さんたちに連れていかれた、
「八舞君?」
「あ、白鷺さん。」
「イヴちゃんはどうしたのかしら?」
「丸山さんたちに連れていかれましたよ。」
「なるほどね。隣、いいかしら?」
「はい、どうぞ。」
白鷺さんは俺の隣に座った。
「...本当に、今回は申し訳なかったわ。」
「大丈夫ですよ?何回も言ってますけど。」
「ありがとう。」
「いえいえ。」
「...あなたの演技、見事だったわ。」
「そうですか?」
「えぇ、私に全く引けを取っていなかったわ。」
「それは、言い過ぎですよ。」
「いえ、これは本当よ。俳優になれるわよ?」
「あはは、嫌です。」
「そう言うと思ったわ。」
俺たちはいろんな話をした。
「__そろそろ、皆のほうに戻るわね?」
「はい。」
白鷺さんは戻っていった。
「白鷺さんは元気になったみたいだ、よか__」
「だ~れだ♪」
誰かに目をふさがれた。
「...日菜さんでしょう?」
「あったり~♪」
「まったく...悪戯もほどほどにしてくださいよ?」
「分かってるって!」
「どうだか...」
「あ、そういえば」
日菜さんがそう言った。
「栄君が学校に復帰すると、すぐに文化祭があるよね?」
「え?確かそうですね。」
「その文化祭はなんと、花咲川と羽丘が合同ですることになったんだよ!」
「へぇ、発案者は?」
「私だよ!」
「やっぱり。」
俺は一つ疑問になった。
「なぜ、そのことを俺に?」
「栄君は、花咲川の代表に選ばれたんだよ!」
「...え?なんで?」
「私の推薦!」
「何やってるんですか...」
俺は頭を抱えた。
「...迷惑だった?」
日菜さんはらしくない、しおらしい態度で聞いてきた。
「...いや、別にいいっすよ。」
「ほんとに...?」
「えぇ、どうせ、日菜さんの仕事手伝うだけでしょう?」
「よくわかってるね!」
「なら、いいです。」
そうして、俺の文化祭の役割は決まった。
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今日は学校に復帰する日だ。
「と、言っても。何も変わらんがな。」
「よ!栄斗!久しぶりだな!」
「よう、真波。」
「聞いたぜ!合同文化祭の代表になったてな!」
「まぁ、そうらしいな。」
俺たちは他愛のない話をしてい。
「あ!栄斗さん!おはようございます!」
「おはよう、イヴ。」
イヴが来た。
「今日から文化祭期間ですよ!」
「そうだな。」
イヴは楽しみそうにしている。
そうしていると、担任が来た。
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文化祭の出し物決めだ。
「意見のある人は行ってくださーい。」
「何がいいと思いますか?栄斗さん?」
「うーん。わからん。」
俺は文化祭なんて去年まで無縁だったから、よくわからない。
「俺!メイド喫茶がいい!」
「は?」
一人の男子がそう言った。
「じゃあ!私は執事喫茶!」
女子はそう言った。
こいつら、漫画の見すぎだろ。
「いいね!」
「いいのかよ!」
思わず突っ込んでしまった。
「このクラスには八舞君がいるし、このクラスはメイド、執事喫茶にしよう!」
「まじかよ...」
クラスの出し物はあっさり決まった。
「でも、俺は厨房がいいんだけど。」
「ダメよ!八舞君目的の女生徒が多く来そうなんだから!」
「...勘弁してくれ。」
「頑張りましょう!栄斗さん!」
そうして、文化祭の準備期間が始まった。
俺の文化祭は多難みたいだ...
感想などお願いします!
最後のヒロインはあの子でいきます!