昨日の一件の後、ロゼリアの皆は家に帰っていった。
俺は部屋であの張り紙を見ていた。
「ロゼリアの皆が来てる時に二回か。」
俺は考え込んでいた。
「特定の誰かを狙ってるのか?それとも、全員か?」
それだと、花咲川の生徒って言う目撃証言が使いずらい。
「...なんにしても、俺がみんなを守らないと。」
俺は一旦、眠りについた。
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翌日、俺はいつもより早く家を出た。
目的は氷川さんと鉢合わせるためだ。
「(いた。)氷川さん!」
「あれ?八舞君?お早いですね。」
「偶々、早く起きすぎてしまって...。学校までご一緒してもいいですか?」
「はい、構いませんよ。」
俺は氷川さんと学校に行った。
登校中は特に誰かに着けられてる様子は無かった。
「__どうしたのですか、八舞君?」
「いや、なんでもないですよ。」
俺たちは下駄箱に行った。
「...相変わらずですね、八舞君。」
俺の下駄箱にはいくつもの手紙が入っていた。
「...勘弁してほしいものです。」
「少しは喜んでもいいと思うのですが...って、これは?」
「氷川さん?」
氷川さんの下駄箱にも手紙が入っていた。
でも、少し形がおかしい。
「珍しいですね?」
氷川さんはそれを取ろうとした
「氷川さん、ストップ。」
俺は氷川さんの腕を掴んだ。
「ちょっと!八舞君!?///」
「...これ、罠です。」
「え?」
氷川さんは驚いている
俺は氷川さんの下駄箱に入ってた手紙を開けた。
「いっつ...。やっぱりか。」
「八舞君!血が__」
「これ、開けたら手を切るようにカッターの刃が入ってましたよ。」
「だ、大丈夫なんですか!?」
「これくらい、大したことはないです。」
俺は心配そうな氷川さんにそう言った。
「白金さんの下駄箱も確認しておきましょう。もしかしたら仕掛けてるかもしれない。」
「え、えぇ。」
俺たちは白金さんの下駄箱を確認しに行った。
が、白金さんには何もしかけられていなかった。
「(狙いは氷川さんと俺か?)」
「保健室に行きますよ、八舞君。」
「え?なんでですか?」
「なんでって、あなたの手当てのためですよ。」
「手当?...あ、血が出てるんだった。」
「だったって...」
「あはは、忘れてました。」
「全く...」
氷川さんは呆れたように言った。
俺は保健室で手当てをして、氷川さんについて行った。
「...狙われてるのは、私、なんでしょうか...?」
氷川さんは不安そうに言った。
「...その可能性が現時点で一番高いですね。」
「やはり、そうですか...」
「でも、心配はいりません。」
「え...?」
「俺が守りますから。問題なんかないです。」
俺はそう言った。
「八舞君、無理はいけませんよ?」
「大丈夫ですよ。あ、お昼一緒に食べませんか?」
「え!?///......構いませんよ。でもなぜ?」
「俺といてくれた方が守りやすくなるので。あと、安心なので。」
「わかりました。では、お昼休みにですね。」
「はい。俺が迎えに行きますので、出来るだけ誰かといてください。」
「はい。」
俺と氷川さんは分かれた。
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「よう!栄斗!久しぶりだな!」
「...真波か。」
「なんだ?難しい顔して?」
「少し、困ったことがあってな。」
「...てか、お前、少し表情が柔らかくなったか?」
「?」
真波は突然そう言ってきた。
「何と言うか、壁がなくなって来たな!」
「...俺にはわからんな。」
「そうか?俺は少なくともそう思うぞ?いやー嬉しいな!」
「何がうれしいんだか。」
「そりゃあ、友達らしくなってきたからな!」
「...そうか。」
「え?否定しないの?」
「否定してほしいのか?」
「いや、俺としてはされなくていいが、驚いた。」
「まぁ、お前は裏なんかなさそうだからな、友達と思ってもいいと思ったんだ。」
「お、おぉう。」
「ま、よろしくな。涼。」
「!?名前を呼んだだと!?」
「...お前も呼んでるだろ。」
「あ、そっか。」
そんな他愛のない話をし、朝の時間を過ごした。
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昼休みになった。
「よし、行くか。」
「あれ?どこか行くのか?」
「あぁ。」
俺はそう言って教室を出て、三年の教室に向かった。
「__えーっと、ここだな。」
「あら?あなたは?」
「あ!八舞君だ!」
「丸山さんと白鷺さん...ですよね?」
「えぇ、あってるわ。」
「三年の教室に何か用なの?」
丸山さんが聞いてきた。
「はい。氷川さんとお昼を食べようと思って。」
「「!?」」
「...?」
丸山さんと白鷺さんは驚いた顔をしている。
「どうかしましたか?」
「う、ううん!何でもないよ!」
「そうよ、なんでもないわ。紗夜ちゃんなら教室にいるわ、早く行ってあげなさい。」
「はい。ありがとうございます。」
俺は教室に入った。
「...ねぇ、千聖ちゃん?」
「...何かしら、彩ちゃん?」
「あの二人って...」
「多分、違うわ。」
二人はそんな会話をしていた。
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「お待たせしました、氷川さん。」
「そんなに待っていませんよ?」
「こんにちわ...八舞君。」
「白金さん、こんにちわ。」
氷川さんと白金さんが一緒にいた。
「白金さんもお昼一緒に食べますか?」
「私は...生徒会のお仕事で、すぐにいかないと...いけないです。」
「そうですか。頑張ってください。」
「はい...」
白金さんは教室を出た。
「じゃあ、食べましょうか。」
「えぇ。」
俺たちはお昼を食べ始めた。
「...氷川さん?」
「はい?」
「生徒会の仕事って、こんなに長いんですか?」
「そういえば、少し長すぎるような__」
「__氷川さんはいますか!?」
突然、ツインテールの女の子が入ってきた。
「どうしました?市ヶ谷さん?」
「白金さんが階段から落ちたんです!」
「何!?」
俺は立ち上がって、その女の子に質問した。
「状況はどんなだ!容体は!」
「な、なんだお前!?」
「そんな事はどうでもいい。質問に答えろ。」
「...白金さんは教室に戻る途中だった、と思う。容体は手首をひねってる。あと、誰かに押されたって言ってた。」
「くそが!」
完全に油断してた。狙いは氷川さんだと決めつけていた。
「八舞君、白金さんの所に行きましょう。」
「はい。」
俺は白金さんのいる保健室に向かった。
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「__白金さん!大丈夫ですか!?」
「!...や、八舞君?大丈夫...です。」
「よかった...」
「よかったです、白金さん。」
「氷川さんも...ありがとうございます...」
白金さんは大丈夫そうだった。
「...誰かに押されと言うのは、本当ですか?」
「はい...」
白金さんは不安そうにしている。
「すいません。俺が油断したばっかりに。」
「そ、そんなことはないです!私が...しっかりしていれば...」
「二人とも、自分を責めるのはやめましょう。」
氷川さんはそう言った。
「...あと、分かったことがありますよね?八舞君?」
「はい。犯人は確実に花咲川にいます。」
「そうですね。」
「でも、一応、湊さんと今井さん、宇田川さんとも放課後に合流しましょう。」
俺はそう言って。二人を教室に送ってから、教室に戻った。
_________________________
放課後だ。
俺は三年の教室に急いで向かった。
「__よし、二人ともいるな。」
俺は教室に入った。
「お待たせしました。」
「いえ、私たちもさっき終わったところです。」
「こんにちわ!八舞君!」
「こんにちわ。」
「丸山さんに白鷺さん?」
「話は聞いたわ。ロゼリアが危ないみたいね。」
「はい。」
「私たちも紗夜ちゃんと燐子ちゃんと一緒にいるようにするわ。」
「ありがとうございます。助かります。」
白鷺さんたちも協力してくれるみたいだ。
「氷川さん、白金さん。とりあえず、ほかの三人と合流しましょう。誰が狙われるか分からいですから。」
「はい。」
「はい...」
「それじゃあ、お二人もお気をつけてください。」
「うん!頑張ってね!八舞君!」
「気を付けておくわ。」
俺たちは学校を出た。
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その後、皆と合流した。
そして、俺の家に集まっていた。
「__今回、白金さんが被害に遭いました。俺の責任です、すいません。」
「八舞君の気に病むことじゃないわ。」
「そうだよ!」
「...でも、これで誰が狙いか分からなくなりました。」
「そうですね。」
「はい、最初は氷川さん狙いかと思っていました。でも、現にこうして白金さんが狙われてます。犯人が花咲川にいることは確実です、でも、湊さんたちが狙われないとも限らない。」
俺は頭を抱えた。
「何が狙いだ?最初は放火、次にカッターの入った手紙、そして突き落とす?」
考えれば考えるほど分からない。
「(どうする?犯人を捕まえるのは大事だが、一番はロゼリアへの被害を最小限にすることだ。そうするには...)」
「八舞君?どうしたんですか?」
「...これしかない。」
「え?」
俺はこういった。
「皆さん、俺の家にしばらく泊まりませんか?」
沈黙が流れる。
「あ、あのー八舞君?」
「なんですか?今井さん?」
「なんで、その結論に至ったのかな?」
「皆さんを守るにはこうするのが一番だと思ったからです。そして、皆さんの家族も。」
「...確かに、そうかもしれないわ。」
「確かに、被害は抑えられるかもしれないですね。ですが、大丈夫なんですか?」
「何がですか?」
「食事などは...」
「それなら大丈夫です。用意できますので。」
「白金さんと宇田川さんはどうですか?」
「私は...八舞君の言う通りにします...」
「あこもそれがいいと思います!」
「うーん、まぁ、そうだよね。私もそれがいいと思うかな!」
意見が一致した。
「じゃあ、生活必需品など取りに行きましょう。俺もついて行きます。」
一旦、家を出た。
_________________________
各自、必要なものを揃え、家に戻った。
「とりあえず、しばらくは泊まれますね。」
俺は確認を取った。
「こんな状況だけど、皆とお泊りってわくわくするね!」
「リサ、ふざけていては駄目よ。」
「そうです、今は危機的状況なんですよ?」
「でもさー」
「いえ、今井さんくらい心余裕があった方がいいかもしれないです。」
俺はそう言った
「ただでさえ、心労が溜まるので、楽にしてた方がいいです。」
「そうかしら?」
「はい。」
俺は夕飯の用意をした。
「八舞君、手伝いましょうか?」
「氷川さん?...じゃあ、野菜を切って貰えますか?」
「はい、お安い御用です。」
「...八舞君、私も手伝うわ。」
「友希那!?」
今井さんが驚いてる。
「あの、友希那がお手伝い!?...初めて見た...」
「リサ、あなた失礼ね。私も出来るわ。」
と、本人は言ってるが、俺も少し心配だ。
「...じゃあ、食器を出していてもらえないでしょうか。」
「そんなことでいいの?」
「はい。」
湊さんは食器を出しに行った。
「...早く作らないと。」
俺は急いで夕飯を作った。
「__できました。」
「美味しそうだわ。」
「うん!そうだね、友希那!」
「流石、八身君ね。」
「はい...そうですね。」
「八舞さんすごいです!」
「...まぁ、早く食べてください。」
皆は食べ始めた。
「八舞君は食べないのかしら?」
「はい、まだすることがあって。」
「そう。」
俺は自室に戻った。
「__今後、どう動いてくる?」
俺は考えていた。
「しばらく、皆は大丈夫だと思う。でも、長くはもたない。早く片をつけないと。」
俺は例の張り紙を見ていた。
「...次は、どう来る?」
考えてるうちに時間が過ぎた。
「八舞君?」
「ん?湊さん?どうしたんですか?」
俺は部屋から出た。
「どうしました?」
「お風呂はどうすればいいかしら?」
「あ、多分そろそろ沸くと思います。」
「そうなの?」
「はい、時間で設定しているので。」
「...八舞君はご飯とかは大丈夫なのかしら?」
「はい、大丈夫ですよ?」
「...そう。」
湊さんはリビングに戻っていった。
「心配してくれてたのか?」
俺は自室に戻った
そして、一日が終わった。
_________________________
皆が家に来て二週間ほどたった。
皆はこっちの生活に慣れたみたいだ。
だが、犯人は何も動いてこない。
「...どう言うことだ?」
「どうしました?八舞君?」
「いえ、なんでもないですよ。」
俺たちは朝食をとっていた。
「そういえば、八舞君?」
「はい?」
「ここの所、眠っていますか?」
「...」
氷川さんは鋭いな。
「いえ、あまり。」
「無理はいけませんよ?」
「問題ないですよ。」
俺はそう答えた。
「今日はロゼリアの練習ですよね?」
「えぇ、その予定よ。」
「すいません、私は少し遅れます。」
「あら?そうなの?」
「風紀委員の仕事があって、少し。なので、八舞君も先に行っててください。」
「はい。」
俺はそう答えた。
「__そろそろ時間ですね、行きましょう。」
俺たちは家を出た。
_________________________
「おーっす!栄斗!」
「涼か。」
「今日も難しい顔してんなー!」
「安心できる立場じゃないからな。」
「例の、あれか?」
「あぁ。」
「俺も頼れよ?手伝うから。」
「もしもの時は頼む。」
そういう話をした。
_________________________
放課後になった。
「白金さんを迎えに行くか。」
俺は三年の教室に向かった。
「__白金さん。」
「あ、八舞君。」
「あれ?氷川さんはもう行ったんですか?」
「はい...早く練習に行きたいからと。」
「なるほど。じゃあ、行きましょうか。」
「はい。」
俺たちはライブハウスに向かった。
_________________________
「あら、八舞君、燐子、来たわね。」
「おまたせしました。」
「私たちもさっき来たところよ。早速入りましょう。」
俺たちは練習を開始した。
そして、一時間ほど経った。
「__紗夜、遅いわね。」
「そうですね。」
「確か...一時間以内には来れると...言ってました。」
その時、終えに電話がかかってきた。
「涼か、どうした?」
『やばい、氷川さんって風紀委員の人だよな?』
「あぁ、そうだが。」
『早く来い!氷川さんが連れていかれた!』
「何!?誰にだ!?」
『お前が顔合わせの時に殴ったやつだ!ほかにも何人かいる!』
「まさか...あいつか!わかった、すぐ行く!絶対に一人で行くな!」
俺は電話を切った。
「__行かないと!」
「私たちも行くわ!」
「危険です!待っててください!」
「...仲間のピンチを見逃すことは出来ないわ!」
「...わかりました。」
俺たちは全員で学校に向かった。
_________________________
「栄斗!」
「涼!氷川さんはどこだ!」
「多分、体育館だ。」
俺たちは体育館に向かった。
_________________________
「__氷川さん!!」
「来たか、八舞栄斗。」
「やっぱり、お前が犯人だったか。」
「あぁ、そうさ。君には火事で死んでもらいたかったけどね。」
「なんで、ロゼリアに手を出す?」
「簡単さ。君を絶望させて、ロゼリアを僕のものにする。」
そいつはそう言った。
「僕はロゼリアのファンなんだ。」
「...ほう、顔合わせの時、氷川さんを邪険にしてたみたいだが?」
「あれは一種の気の迷いさ。」
「ものは言いようだな。」
湊さんが話し出した。
「早く紗夜を返しなさい。」
「君が湊友希那か!大丈夫!君も僕のものになるから!」
「...不快だわ。」
湊さんの顔が青くなっている。
「氷川さんはどこだ?」
そろそろ、キレそうだ。
「氷川さんは...おい、連れてこい。」
取り巻きみたいなやつに声をかけた。
氷川さんは縛られている。
「んー!!んー!!」
「紗夜さん!!」
「紗夜!!」
「__うるさいぞ!!」
そいつは氷川さんを蹴った。
「全く、僕に逆らうな!」
「...ありゃ、ひでぇ。」
「紗夜!」
「早く、助けないと!」
「紗夜さん!」
皆が氷川さんの方に向かったが...
「__止まれ!!!」
俺は止めた
「や、八舞君?」
「...あいつは俺が殺します。」
「え、ちょ!八舞君!」
俺は歩き出した。
「なんだ、君から来てくれるのか。僕を殺すとか言ってたけど、恨みで殺したいのは僕だ!」
取り巻き二人が出てきた。
「こいつから、お前を殺せば金が出るからな。」
「卑怯でも殺すぜぇ!!」
「僕の分も残していくんだぞ!」
調子に乗ってんな。
「...大変だな、ゴミの協力者なんて。」
俺は取り巻きの腕を折った。
「うごぉぉぉ!!」
「うがぁぁぁ!!!」
「...かわいそうに。」
俺は歩いた。
「お、おい!お前ら!こいつを止めろ!!」
「無理だろ。折れてんだから。」
発狂してる。
「ち、近づくな!!こいつを殺すぞ!!」
「んん!!」
氷川さんにナイフを突きつけた。
「「紗夜!!」」
「「紗夜さん!!」」
「...涼、抑えてくれ。」
「何?__うわ!!」
涼がいつの間にか後ろに回っててくれた。
「これでいいか?栄斗?」
「十分だ。皆!今のうちに氷川さんを!」
皆が氷川さんに駆け寄る。
「__はぁはぁ、助かりました。」
「よかったぁ、紗夜!!!」
「ちょ!今井さん!?」
氷川さんは解放された。
「...さてと、涼、下がってろ。」
涼は下がった。
「...覚悟はできてるな?クズ野郎。」
「くそが!」
また発狂しだした
「くそ!なんで、なんで僕ばっかり!!こいつに殴られてから学校ではごみを見る目で見られ!教師からは問題児扱い!全部、全部、お前のせいだ!八舞栄斗!詫びろよ!お前が死んで僕に詫びろ!!」
「知るか。」
俺は眼鏡ごと顔面を殴った。
「ぎゃー!!目が、目が!!」
「もう一発...」
「ま、まて!目にガラスが__」
「うるさい」
「ぐふっ!!!」
吹っ飛んでいった。
俺は距離を詰めて殴り続けた。
「おら、立てよ、殺すぞ。」
「...な、なんで、僕がこん...な__ぐふっ!!!」
「なんでだと?ロゼリアに迷惑かけて、白金さんを階段から落として?氷川さん蹴ったよな?最初の放火もロゼリアごと狙ってたよな?」
「ひっ!!!」
俺は殴り続けた。
「もうそろそろ死ねよ。」
「ヒューヒュー...」
「目障りだ、とどめを__」
「「八舞君!」」
「!?」
湊さんと氷川さんに止められた。
「...どうしたんですか?」
「もう、いいわ。このままじゃ、あなたまで捕まるわ!」
「そうです!もう充分です!!」
二人はつづけた。
「八舞君がいなくなったら私たちは悲しいわ...!」
「もう、私たちから離れないんでしょう!」
二人はそう言った。
「...はぁ、仕方ないですね。」
俺は殴るのをやめた。
こうして、事件は幕を閉じた。
_________________________
その後、あいつは警察に捕まった。
状態はかなりひどかったらしい。
氷川さんも蹴られはしたもののけがなどはなかった。
俺は暴力と言うことで停学になった。
だが、平和な日常は戻ったと言えるだろう。
俺は今、ロゼリアの練習に来ている。
「宇田川さん、ミス一回。」
「うへー」
「今井さんは早いです。」
「あははー」
俺はこんな調子だ。
怖がられると思ったが、意外と大丈夫だった。
「白金さんは手首の調子は良さそうですね。」
「はい...大分、良くなりました。」
「八舞君。」
「私たちは。」
「「どうだったかしら(でしょうか)?」」
変わったことをあげるとするなら、この二人だ。
なんせ、距離が近い。
「お二人はいつも通り完璧です。」
「そ、そう///」
「そうですか///」
俺が褒めるとこうなり...
「ところで、日曜日、一緒に出掛けないかしら?」
「八舞君、私と出かけませんか?」
よく、出かけるのに誘われるようになった。
「あはは~。またやってるね☆」
「そう...ですね。」
「友希那さんも紗夜さんも八舞さんのこと好きなんですか?」
「ちょ!?あこ!シッー!」
「ちょっと、あこ!///」
「宇田川さん!!///」
「そうだぞ、宇田川さん。そんなわけないだろ?」
「...あちゃー」
「どうしたんですか今井さん?__って。痛い!」
突然、二人につねられた。
「な、なんですか...?」
「ふん。八舞君が悪いわ。」
「そうです!」
「えぇ...」
なんで?
「...これは。」
「先が長そうだね~☆」
「どういうこと?リサ姉?」
「う~ん、あこには分からないかな~」
俺にも分からん。
「「八舞君!」」
「は、はい?」
「「絶対に気付かせ(るわ)(ますからね)!///」
「え?何に?」
俺がこの二人の言葉の意味を理解するのは、
そう遠くない...
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