俺は昨日、リサさんと青葉に告白された。
分からない、俺なんかの何がいいんだ?
「__取り合えず、学校行かねぇと。」
俺は学校に向かった。
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「よう!栄斗!」
「......あぁ、涼か。」
「どうした?元気がないぞ?」
「まぁ、色々あってな。」
「そうか?あ、今日は一時間目、体育だぜ?」
「そうだったな。」
「朝から体育はきついよな~」
「そうだな。」
朝はこんな話をして時間を過ごした。
__一時間目が始まった。
「__なんで走るんだよ~!な、栄斗!」
「そうだな。」
俺たちは持久走をしている。
「(...なんだ、これは?)」
さっきからおかしい。
「__おい、栄斗?大丈夫か?」
「あ、あぁ。大丈夫だ。(おかしいぞ、視界が......)」
「そうか?すごい苦しそうな顔してるぞ?」
「問題な__っ!__」
「おい!栄斗!!」
俺は意識を手放した__
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俺は今、ベッドの上にいる。
俺の家じゃない。
「ここは...?」
見覚えがある、ここは__
「__くそ!まただ!」
「っ!」
俺の親父がいる。
「(親父!?)」
「お前が生まれてから、俺の評価は下がる一方だ!!この、厄病神が!!!」
親父は俺を殴ってきた。
それは小一時間続いた。
「__今日はこんなものにしてやる。」
「...」
俺は頭から出血するまで殴られた。
そして、場面が切り替わる。
「(ここは、リビング?)」
「__ご飯よ~!」
「?」
俺は声のした方に行った。
「今日の飯は何だ?」
「今日はお鍋ですよ。」
「わーい!お鍋だー!」
これは...
「...あんたの分はないわ、さっさと出ていきなさい。」
「そうだ!」
「厄病神に出す飯はない。部屋に戻れ。」
「...」
「なにかしら?その目は?」
「兄貴のくせに生意気だ!くらえ!」
「っ!!!」
鍋の汁をかけてきた。
「ちょっと!お鍋がもったいないでしょ!」
「だって、こいつが...」
「そうだ、こいつが存在しなければ、こんなことは起きない。」
「...まぁ、そうね。さっさと消えなさい厄病神。」
「...」
俺は部屋を出た。
「(なんで、俺がこんな目に合わないといけないんだ?厄病神?俺は何もしてない。)」
疑問が募る。
「(死んじまえばいいんだ。両親も弟も...みんな、死んじまえば...!!)」
場面が切り替わった。
「__次は、なんだ?」
ピンポーン
「誰だ?」
俺は対応のために出た。
「__君が八舞栄斗君だね?」
「?」
「私は○○警察のものです。」
「...警察?」
「私は弁護士の○○です。」
「弁護士?」
「今回は君のご家族が、亡くなってしまったことを報告に来ました。」
「(家族が死んだ?両親も?弟も?)」
「なので__」
「あはは。」
「「?!」」
「あははははっ!!!(ざまぁみろ!このクズどもが!!生き残るのは厄病神の俺だ!!!__)」
場面が切り替わる。
「__やぁ!栄斗君!」
「...あなたは?」
「俺は君のお父さんの知り合いだよ!」
「何のご用ですか?」
「君を引き取りに来た!」
「...なぜですか?」
「...君のお父さんに頼まれたからね。愛する息子を頼む、と...!」
「(......嘘だな。)」
「__おっと、すまない。少し電話に出てくるよ!」
男は廊下に出た。
俺は聞き耳を立てた。
『あぁ、俺だ。__あぁ、順調だ。__金だけ手に入れば、あんなガキ。__事故にでも見せかければいいだろ?__金が入れば、お前が欲しがってたバッグ買ってやるよ。』
そう聞こえた。
俺はその瞬間、生きるのに必要なものを持って逃げた。
「(なんなんだ!なんなんだよ!)」
俺は走った。
「(なんで、俺が__いや、昔から分かってる。なんたって俺は、厄病神、だから__)」
場面が切り替わった。
「__ここは、公園?」
俺はあたりを見渡した。
「(ここ、どこかで...)」
「__辛いか?八舞栄斗?」
「誰だ!」
「俺はお前だ。」
「知ってるか?同じ人間は存在しないんだぞ?」
「...気づいているだろ?これは夢だ。お前の逃れることのできない記憶のな。」
「......やっぱりか。」
夢のなかで夢と認識する日が来るなんてな。
「で、どうだった?お前の夢は?」
「最悪だな。」
「ははは!そうだろうな!」
俺?は笑っている。
「...でも、これが、お前の基盤なんだぞ?」
「...」
「お前は過去あってのお前なんだ。お前は過去からは逃れられない。」
「...そう、だな。」
「なら、なぜ、人を信用する?ロゼリアもアフターグロウもそのほかの奴らだって、お前を裏切るかもしれないんだぞ?」
「そんなことは__」
「心から、そう思うのか?」
「っ...!」
「お前の人生は人間に作られて、人間に壊されている。そんなお前が身勝手な人間を、なんで、信頼する?」
「それは...」
「そういえば、お前、三人から告白されたんだっけ?」
「......あぁ。」
「その三人だって、お前の金が目的かも__」
「そんなことない!!」
「なぜ?」
「あの3人は、皆は、あいつらと違う!」
「なぜそう言える?同じ人間だぞ?何が違う?」
「...」
「お前は甘えてるんだよ。今の楽しい時間に。」
俺?はそう言う。
「本来のお前は、人とは線を引き、一定の距離を保つ、信頼なんてもってのほかだ。」
「俺は...」
「お前に友達なんていらない。お前は本来、それを望まない。」
「俺は......」
「元に戻れ。すべてを捨てて、本当の八舞栄斗に。」
俺?の言うことは最もだ。
でも...
「__お断りだ。」
「何?」
俺はそう言った。
「俺は誓ったんだよ、ロゼリアの皆の笑顔を守って、頂点に狂い咲かせるってな。」
「そんなこと__」
「そして、俺はもう、変わったんだよ。皆と過ごして、音楽に触れて。」
「...」
「俺は裏切られることを恐れてるお前とは、もう違うんだよ!」
俺はそう言い切った。
「...そうか。変わったんだな俺は。」
『__君__舞君!』
「なんだ、この声?」
「...時間だな。」
「?」
「八舞栄斗。見せてみろ変わったお前ってやつを!」
「...」
「隙を見せれば、俺はいつでもお前に言い寄るぞ!」
「そうか。」
「じゃあな!」
「...あぁ。」
現実の栄斗が消えた。
「...ほんと、もう来るんじゃねぇぞ。」
夢の栄斗?はそう呟いた。
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俺は目を覚ました。
「__ここは?」
学校、ではない。
「ここは病院よ。」
「あれ?皆?」
ロゼリアとアフターグロウがいた。
「急に倒れたらしいですね。そして、随分、うなされていました。」
「...まぁ、そうかもですね。」
皆、黙ってる。
「寝言が、聞こえたわ。」
「寝言?......あ。」
「私達って、八舞君の苦しみを理解してた気でいたけど...」
リサさんが言い淀んでる。
沈黙が流れてる。
「...ごめんなさい__」
友希那さんは俺を抱きしめた。
それに続いてリサさん、青葉、紗夜さんが抱きしめてきた。
「...ごめんね、気付いてあげられなくて...」
「自分自身が、恥ずかしくなりました...。八舞君があれほどの苦痛を味わっていたのを理解できてなかったことに...」
「八舞君~...多分だけどモカちゃんたちのせい、だよね...?」
各々、そう言ってきた。
「え?なんで?」
「...多分、私たちの__」
「そんなことないですよ?」
「え?」
「俺が過去を引きずってただけですよ。」
「でも...」
「そして、俺は過去を乗り越えましたよ。」
「え?どういう事?」
皆は驚いた顔をしてる。
「もう、俺を裏切った奴らはいないです。今の俺にいるのは信頼できる人たちだけです。」
「...八舞君。」
「なんですか?紗夜さん?」
「なんだか、すっきりした顔をしてますね。」
「そうですか?」
「えぇ。」
それから、少し時間が経った。
皆は色んな言葉をかけてくれた。
学校が終わってからすぐに来てくれたらしい。
「__紗夜。」
「はい?なんですか?」
「あなたも、決めるときじゃないかしら?」
「?...どうしたんですか?2人とも?」
二人が話してる。
「...そう、ですね。///」
「?」
「じゃあ、私たちは出ておくわ。」
友希那さんはそう言うと。
「皆、そろそろ帰るわよ。」
「え?友希那?...ってなるほど~」
「わかりました~」
「え?モカ?...まぁいいや。じゃあね、八舞。」
「じゃあな~栄斗!」
「またね!八舞君!」
「また来るね!」
「お大事に!八舞さん!」
「お大事...に。」
「あ、はい。」
みんなが出ていく寸前に...
「これが最後よ、八舞君。」
「え、友希那さ__」
友希那さんも病室を出た。
「「...」」
俺と紗夜さんだけが残った。
「...八舞君。」
「はい。」
「私が残った意味が、分かりますか?」
「分かるし、分かりません。」
「ふふ、そうですか。」
紗夜さんは笑ってる。
「八舞君は、私たちといる時間は楽しいですか?」
「はい。楽しいです。」
「そうですか...!」
紗夜さんは嬉しそうだ。
「...八舞君は過去を乗り越えたんですよね?」
「はい。皆との時間がなければ、不可能だったかもですね。皆との時間は想像以上に俺を強くしてました。」
「そうですか...じゃあ、もう、あなたの過去を一緒に支える必要はないんですね。」
「そうですね。」
「じゃあ__」
紗夜さんは一呼吸おいて...
「私は八舞君と、未来を支えあいたいです!///」
「紗夜さん...」
「私は、あなたを愛しています。あなたとなら、どんな未来にでもいけます///」
なので、に続いて、紗夜さんは、こう言った。
「私と未来を歩んでください!///音楽の頂点も、その先も...!///」
紗夜さんは抱き着いた。
そして、少しの時間が過ぎた。
「__これが、私の気持ちです///」
「はい。」
「八舞君は、後は選ぶだけですね。」
「もったいないですね。俺一人なんかに。」
「そんな事はないですよ?八舞君だから、私たちも告白したんです///」
「...そうですか。」
「だから、八舞君は自分の意志で選んでください。」
「はい__」
「でも。」
「?」
「...出来る事なら、私を選んでくださいね!」
紗夜さんは笑顔でそう言って、病室を出て行った。
「......見てるか、俺。俺は素敵な人たちに好意を持たれたぞ。」
俺がつぶやくと『あぁ。』と聞こえた気がした。
「後は俺の意思らしいな。俺が選んでいいのかわからないが、」
俺は一息置いて...
「俺は皆の期待に応えるだけだ。」
俺は覚悟を決めた。
「俺は、____が好きだ。」
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”ヒロインside”
「...緊張、しましたね。」
「そうでしょう?紗夜。」
「湊さん?今井さんに青葉さんも?」
「やっほ~☆」
「告白は出来たみたいですね~」
「...はい///」
「__これで、私たちは決断を待つだけよ。」
「そうですね。」
「負けないわよ、皆。」
「私だって!負けないよ!」
「モカちゃんも、負けませんよ~!」
「...私も、負けません!」
少女たちはお互いの健闘と幸せを願う。
後は、自分たちの思い人の決断を待つだけだ。
秋の夕日は、恋する乙女たちを包み込むように照らした。
感想などお願いします!
誰のエンドからがいいんでしょうか?