LOUDERの歌詞は脳内再生でお願いします。
内容は同じなので読んだ人は読まなくてもいいと思います。
俺が退院してから、少し経った。
段々と寒くなってきた。
俺は元の日常を過ごしていた。
「はぁ...」
「どうした?朝からため息なんてついて?」
「涼か。いや、少し悩んでてな。」
「お?どうしたんだ?」
「ある人に告白の返事をしたいんだが、どうしたらいいのか。」
「え?誰?」
「俺がマネージャーをしてるバンドの年上の人。」
「え?どの人?」
「......友希那さんだ。」
「あ!ボーカルの人か!」
「え?何で知ってる?」
「ライブを見に行ったことがあってな!すごい人だよな~!」
「すごいよ、友希那さんは。でも...」
「あ~音楽への興味が強すぎるのか。」
「そういう事だ。」
俺は悩んでいた。
「友希那さんはデートとかそういうのは好きじゃなさそうだしな。」
「ん~」
涼も何かを考えてる。
「あ!そうだ!」
「?」
「音楽への興味が強いなら、音楽をすればいいんじゃないか?」
「うむ。」
「ボーカルなら一緒に歌ったり、お前が楽器をしたり!」
「...ありかもしれん。」
「だろだろ!」
「後は、何がいるか...」
「プレゼントとかは?」
「プレゼント?」
「好きなんだろ?だったら、何かあげてみればいいんじゃね?」
「でも、いい店あるか?」
「俺の家に来ればいいぞ!」
「涼の家?」
「正確にはじいちゃんが装飾品を売ってるんだ!」
「いいな。放課後すぐに行こう。」
「案内するぜ!」
そうして、プランが決まった。
_________________________
放課後になった。
「いくぞ、涼!」
「おうよ!」
俺たちは涼の家に向かった。
_________________________
「__ここだ!」
「意外とでかいな。」
「そうか?まぁ!入ってくれ!」
「おう。」
俺たちは店に入った。
「__ただいま!」
「おかえり、涼。」
「あ!じいちゃん!」
中にいたのは優しそうなおじいちゃんだった。
「そちらの子は?」
「こいつは俺の友達の栄斗だ!
実は__」
涼は事情を説明した。
「なるほど。
...栄斗君。」
「はい。」
「好きに見て行ってくれ、君が選んだものが、贈るものに一番ふさわしい。」
「分かりました。」
俺は店内を見た。
「...これは。」
「ん?ネックレス?」
俺が手に取ったのは青い石がはめられたネックレスだ。
「綺麗だな、これ。」
「__それに目を付けたかい?」
「はい。」
「その石には意味がないんだ。」
「どういうことですか?」
「石には普通、石言葉なるものがあるんだが、それには存在しないんだ。」
「存在、しない。」
「そう、だから、込める意味は君の自由だ。」
「!」
決めた。
「...これにします。」
「お!それにするか!」
「あぁ、意味を込めてみたくなった。」
「でも、ネックレスって束縛したいって意味じゃないっけ?」
「え?そうなのか?まぁ、いい。受け取ってもらえなかったら仕方ないってことで。」
「そ、そうか?」
「これにします。お代は?」
「そうだね___くらいにしておこうかな。」
「え?」
「これからも、涼と友達でいてくれれば、それが一番の料金だよ。」
「じいちゃん...」
「そういう事なら。」
俺は提示された額を出した。
「毎度あり。」
「ありがとうございました。涼もありがとな。」
「おうよ!頑張れよ!栄斗!」
「あぁ!」
俺は店を出た。
そして、家に帰った。
_________________________
一晩明け、今日は休日だ。
「さて、とりあえずライブハウスに行くか。」
俺はライブハウスに向かった。
_________________________
俺はライブハウスに着くなり...
「よし、とりあえず、準備だ。」
俺は準備を始めた。
「__よし、こんな感じでいいだろ。」
俺は友希那さんにメッセージを送った。
『友希那さん、すいません。ライブハウスに来てください。問題が起きました』
と、送った。
騙したことになるが、後で謝ろう。
「__やばいぞ、めっちゃ緊張してきたぞ?」
俺が緊張で頭を抱えていると...
「__どうしたの?!八舞く...ん?」
「あ、」
思いっきり頭を抱えてるところを見られた。
「えーっと。こんにちわ。」
「......ほんとに、何をしてるのかしら?」
「聞かないでやってください。」
友希那さんも座った。
「それで、どうしたの?」
「え?」
「問題が起きたんでしょう?」
「あー、すいません。あれは嘘なんです。」
「?」
友希那さんは首をかしげている。
「今日は少し、お願いがあって。」
「お願い?」
「俺と音楽をしてください。」
「え?」
友希那さんは驚いている。
「...急ね。」
「すいません。」
「別にいいわよ?練習もなくて暇だったのよ。リサも出かけてしまったし。」
「そうなんですか。」
「それで、何をしたいの?」
「ギターとベースで一曲ずつしてみたいです。」
「...楽しみね、八舞君がどんな演奏をするのか。」
「ははは。素人なので期待しないでくださいね?」
「ふふ、期待するわ。」
俺たちは演奏を始めた。
「(この曲は...)」
「(私たちが初めて八舞君の前で演奏した曲だわ)」
「(今思えば、これが始まりだった)」
二曲目。
「(これは...友希那さんが告白してきた日の...)」
「(あの時は八舞君に伝えるために、八舞君だけのために歌ったわ...八舞君、私の思いは届くのかしら?)」
「(俺も、友希那さんに...)」
三曲目、
「__最後はどうしますか?」
「......この曲がいいわ。」
「LOUDERですか?」
この曲は初めて見た。
「...この曲は元は私のお父さんの歌。
でも、今は『思い繋ぐ、未完成な歌』よ。」
「思いを、繋ぐ...」
「八舞君?」
「友希那さん。」
「どうしたの?」
「俺の思い、感じてください。」
「!」
「歌いましょう。」
俺たちは歌い始めた。
「裏切りは暗いまま__」
「!!(八舞君...)」
「(伝われ!友希那さんに!俺の思い!)」
___ 曲が終わった。
「友希那さん__!」
「ん......///」
友希那さんがキスをしてきた。
「...これで、合ってるかしら...?///」
「......はい!大正解です。」
「思いは、私の思いは繋がったのね...!///」
「はい。そして、俺の思いも...」
俺たちは抱き合った。
「友希那さん...」
「...さんはいらないわ。」
「?」
「友希那と、呼んで...」
「友希那...」
「どうしたの、栄斗。」
「俺と付き合ってください。」
「もちろんよ...!///」
それから、しばらく抱き合っていた。
「友希那...渡したいものがあります。」
「?...何かしら?」
「これです。」
俺はネックレスを出した。
「...綺麗だわ。」
「ネックレスには意味があるらしいです。」
「...どんなのかしら?」
「あなたを、束縛したい、らしいです」
「束縛...」
「嫌なら、受け取らなくても__」
「__なら、栄斗がつけて。」
「え?」
「私をあなたに縛り付けてほしいわ...///」
「...わかりました。」
俺は友希那にネックレスをつけた。
「__これで、私はあなたから離れられないわね///」
「そうですね。」
「そういえば、この石の意味は何なのかしら。」
「本来はないんです、でも今決めました。」
「...なにかしら?」
「愛、です。」
「愛...」
「意味と俺の気持ち、両方を込めました。」
「...嬉しいわ///」
友希那は愛おしそうにネックレスを眺めている。
「栄斗...」
「なんですか?」
「愛してるわ。///」
「俺も愛してます。」
「...私にも、全てをかけてくれるかしら?///」
「...当然です。全てをかけます。」
俺は友希那の手を握った。
「この手は永遠に放したくない。」
「私もよ///」
俺たちは目を合わせて...
「俺は...」
「私は...」
『永遠の愛をあなたに誓う』
俺たちは肩を寄せ、幸せをかみしめた。
心が繋がる感覚、これは友希那としか感じられない。
そして、繋がりは、俺と友希那は...
『永遠』だ。
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___数年後、ロゼリアは友希那の夢の舞台へのリベンジに成功した。
そして、今日は...
「友希那ぁ~!!!」
「...ちょっと、リサ泣き過ぎよ。」
「だって、だって~!!友希那が~!!」
「ははは、リサさんは相変わらずですね。」
「そうですね...」
「リサ姉、お母さんみたい!」
「そう...だね。」
俺たちの待合室に皆が集まっていた。
「湊さんも結婚ですか。おめでとうございます。あ、八舞も」
「俺はついでか。まぁ、ありがと。」
「ありがとう、美竹さん。__あと、リサはそろそろ泣き止んで...」
「決まってるじゃねぇか!栄斗!」
「巴か。お前には敵わないよ。」
「八舞君~か~っこいい~」
「そうだよ!流石、友希那さんの旦那さん!」
「かっこいいよ!」
「...そうか。」
「あれ?栄斗、照れてるな~?」
「うるさいぞ、涼。」
「...栄斗?浮気は許さないわよ?」
「しません。俺は友希那以外に靡かない。」
そんな話をしてると、誰かが入ってきた。
「__やぁ、栄斗君。」
「あ、お義父さん。ようこそ、いらっしゃいました。」
「かしこまらなくていい。今日の主役は君たちだ。」
お義父さんはそう言った。
「友希那。」
「お父さん。」
「この前の演奏は見事だった。お父さんの夢を果たしてくれたね。」
「栄斗のおかげよ、お父さん。ずっと私についてきてくれた。」
「そうか。...栄斗君。」
「はい。」
「ありがとう。友希那を幸せにしてくれて。」
「いえ、まだまだ、これからです。」
「八舞ぐ~ん!!」
「うわ!リ、リサさん?!」
「友希那と幸せになっでね~!!!」
「は、はい。お義母さん?」
「...私の母じゃないわ。」
時間になったので、皆は会場に向かった。
「じゃあ、後でね、二人とも。」
「はい。お義父さん。」
「後で。」
俺たち二人が残った。
「皆、相変わらずでしたね。」
「そうね。特にリサ。」
「あはは。あれは面白かったです。」
「あんな調子でスピーチ、出来るのかしら?」
「...さぁ?」
「さぁって...ふふ。」
「行きましょう、皆を待たせてしまします。」
「あ、」
「?」
友希那はこう言った。
「栄斗はいつまで私に敬語なのかしら?」
「え?」
「夫婦なのよ?敬語なんていらないわ。」
「うーん...そうですね...じゃない、そうだな。」
「それでいいわ!」
「慣れない...」
「いずれ慣れるわ。」
気を取り直して。
「__行こう、友希那。皆の所へ。」
「そうね、栄斗。」
俺たちは歩きだした。
「友希那。」
「何かしら?」
「愛してる。」
「私もよ。ずっと、愛してるわ。」
これが頂点に立った俺たち。
音楽も愛も幸せも、全部、友希那とだから手に入った。
今度は頂点を超えて、その先へ友希那と向かって行く。
ご指摘ありがとうございました。
以後、気をつけます。