恋愛のブシドー   作:火の車

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リサエンドです!

リサのヒロインは苦手です、書き方が分かりませんでした。


リサエンド

 俺は今、ロゼリアの練習にいる。

 

「...」

 

 そんな中、俺は一人の人を見ていた。

 

「ゆーきな☆」

 

 そう、リサさんだ。

 

「(俺はリサさんが好きだ。だが、どう伝えるか。)」

「あれ?八舞君、どーしたの?」

「(やばい、見すぎた。)

 いえ、なんでもないですよ。」

「嘘だよね?お姉さんに話しってみなよ!」

「...じゃあ、話しましょう。」

「うんうん!...で、何を悩んでたの?」

「悩んではないですよ。」

「そうなの?」

「はい。」

「じゃあ、何があったのかな?」

「俺とデートに行きませんか、リサさん?」

「へ?デート?...って、デート?!///」

「はい。」

「それって所謂、男女の...?///」

「そのデートで間違ってないです。」

 

 リサさんが目に見えて焦ってるな。

 この人、ほんと免疫ないよな。

 

「それで、行きますか?」

「う、うん!行くよ!デート!」

「...大声で言われると、少し恥ずかしいんですが?」

「あ、ご、ごめん...」

「いいですよ。楽しみですね、リサさんとのデートは。」

「私も!八舞君とのデートは楽しみだよ!///」

「それじゃ、日程は明日にしましょう。練習も休みですし。」

「うん!」

 

 俺たちの会話が終わると、

 

「練習を再開するわよ!」

 

 友希那さんの一声で練習が再開された。

 

__そして、練習が終わった。

 俺は後始末を終えて、家に帰った。

_________________________

 

 ”リサside”

 

 リサは自室で明日、着ていく服を選んでいた。

 

「ど、どうしよ、服が全く決まらないよ~!!///

 八舞君はどんな服が好きかな?派手目なやつ?それとも清楚な感じの...///」

 

 リサの部屋には服が散乱している。

 

__それからしばらくして、服が決まった。

 リサはベッドに倒れ込んだ。

 

「やっと決まった~!!...八舞君は可愛いって言ってくれるかな...?///」

 

 リサは顔を枕にうずめている。

 

「早く明日になって~!!」

 

 そうして、リサは明日を待った。

_________________________

 

 今日はデート当日だ。

 俺は早めに待ち合わせ場所に来た。

 

「__よし、ここで合ってるな。」

 

 俺はベンチに座った。

 

「(今日はリサさんに楽しんでもらわないとな。)」

 

 俺は空を見上げていた。

 

「__八舞く~ん!」

「あれ?お早いですね?」

「うん!楽しみで早く来ちゃった!」

 

 リサさんは笑顔でそう言った。

 

「......」

「どうしたの?」

「いや、いつもオシャレですけど、今日は一段とオシャレだなと。」

「そうかな~?」

「可愛いですよ。リサさん。」

「!!そ、そっか~///よかったよ~///」

「(いつもより清楚な服だ。いつものギャルっぽい服もいいが、こっちも...)」

「早く行こ!八舞君!」

「そうですね。行きましょうか。」

 

 俺たちはショッピングモールに向かった。

_________________________

 

「__わー!ハロウィン一色だね~!!」

「そうですね。少し早い気もしますが。」

「でも、いいよね!こういう雰囲気!」

「そうですね。」

「あ!あっち行ってみよ!」

「ちょ!リサさん!」

 

 俺はリサさんを追った。

 来たのは衣装の貸し出しだった。

 

「衣装?」

「そう!面白そうじゃん?」

「...リサさんの仮装、見てみたいですね。」

「え?八舞君もするんだよ?」

「え?」

「じゃあ!着替え終わったら、ここに集合ね!」

 

 リサさんは女性用の更衣室に行った。

 

「......仕方ないか。」

 

 俺も着替えに行った。

 

「__それで、こうなると。」

 

 俺は吸血鬼の仮装になった。

 牙で口が不自然だ。

 

「リサさんは__」

「あ!いたいた!」

「あ、リサさ__ん?!」

「そう?似合うかにゃ?なんちゃって~!」

「...」

 

 リサさんはドレスっぽい服に猫耳だった。

 

「(やばいぞ、可愛すぎる。衣装は子供っぽい印象を受ける物のはずなんだ。でも、リサさんが着たら意味が変わるぞ?!)」

「え、え~っと、八舞く~ん?」

「...リサさん。」

「八舞君?」

「とても似合ってますよ。最高です。今なら頂点にでもなんでもなれそうです。」

「え?そ、そう、なの?」

「はい。」

 

 自分が何を言ってるか全く理解できないが、碌なこと言ってないな。

 

「八舞君は吸血鬼なんだね~!」

「はい。牙が違和感ありすぎですね。」

「似合ってるよ~!

 どう?私の血、吸ってみちゃう?...なんちゃって__」

 

 俺はリサさんの耳に口を寄せて...

 

「...本当に、貰っちゃいますよ?リサさん?」

「!///」

「...冗談ですよ。」

「も、も~!八舞君!」

「ははは!すいません、可愛くてつい。」

「そ、そっか~///」

「折角なので、写真を撮ってもらいましょうか。」

「お!いいね~!」

 

 俺たちは店の人に頼んで写真を撮ってもらった。

 

「__良く撮れてますね。」

「そうだね~!八舞君、かっこいい~!」

「リサさんは可愛いですよ。」

 

 貸出時間が来たので、衣装を返しに行った。

 俺は飲み物を買いに行った。

 

「(リサさんは何がいいだろう?)」

 

 俺はとりあえず、ジュースとお茶を買っていった。

 

「__ちょっと!放してよ!」

「そういうなよ~」

 

 リサさんが変な奴らに絡まれていた。

 

「でさ、ここだけの話、いくらでやってんの?」

「だから!そんなのやってないって!」

「いやいや~お前みたいなやつがやってないわけないだろ~?」

「だから!__」

 

 と、口論してる。

 

「やってなくてもいいから、来いって!」

「い、いや!!」

「こいつ...!!」

 

 男はリサさんを引っ張った。

 

「いったぁ...」

「さて、こいつを__」

「おい。」

「あぁ?」

 

 俺は声をかけた。

 

「なんだ?お前?」

「そうだな~その人の後輩だ。」

「そうか、なら、引っ込め。こいつは俺のだ。」

「......弁えろよ、社会不適合者。」

「あ?」

「お前みたいなクズがリサさんに手を出していいと思ってるのか?」

「そんなのは俺の自由だろ?」

「断るのはリサさんの自由だが?」

「...ちっ、お前むかつくな。ちょっと来い。」

「...いいぞ。」

 

 俺は男のほうに歩いて行った。

 

「__お前をボコって、この女を連れて行くわ!」

 

 男が殴りかかってきた。

 

「はぁ...」

「八舞君!!__え?」

「ぐふっ...て、てめぇ、何を...?」

「何をって、殴りかかってきたから、正当防衛だ。そして__」

「うぐっ!!」

「これはリサさんの精神的苦痛の分。」

「がっ!!??」

「これはリサさんへの侮辱の分。」

「ちょ、やめ...」

「あとは__」

「八舞君、ストップ!」

「?」

「もういいよ。これ以上は駄目...」

「分かりました。__おい。」

「ひぃ!」

「社会不適合者は家で親のすねでも齧ってろ、分かったな?」

「は、はいぃ!す、すいませんでしたー!!」

 

 男は走っていった。

 

「__リサさん、大丈夫ですか?」

「うん、大丈夫。でも、八舞君はやりすぎだよ?」

「そうですか?」

「八舞君が捕まっちゃうと、悲しいから...」

「うーん。じゃあ、もうちょっと自重しましょう(多分)」

「ほんとにだよ?」

「はい。それより、立てますか?」

「......無理、かも...」

「足を挫きましたか。」

「...うん。ごめんね...」

「大丈夫ですよ。」

「え?」

 

 俺はリサさんの前に屈んだ。

 

「おぶっていきます、行きましょう。」

「え?どこに?」

「俺の家です。」

「え?」

 

 俺はリサさんをおぶって家に行った。

_________________________

 

「__着きました。」

「う、うん。」

 

 俺はリサさんをソファーに座らせた。

 

「え、えっと。なんで八舞君の家に?」

「ゆっくりするのもいいと思って。ロゼリアの話をしたり。」

「お!それいいね~!」

「...リサさんが一人で家に来るのは初めてですね。」

「そういえば、そうだね~。いつもは皆と一緒だったし!」

「懐かしいですね。」

「皆でお泊りしたりね~」

「お茶会もしましたね。」

「...そう言えば、あの時、八舞君に結婚どうのこうの話したよね~?」

「しましたね。叩かれましたが。」

「あれは八舞君が悪いよ。」

「まぁ、今思えばそうですね。」

 

 俺は色んなことを思い出してた。

 

「...出会って半年で色々ありましたね。」

「うん、そうだよね。」

 

 夕日が俺たちを照らしている。

 

「リサさん。」

「ん?何~?」

「俺と結婚しませんか?」

「え?...えぇぇ?!!///」

「皆から告白してもらって、色々考えました。俺が好きなのはリサさんでした。」

「///」

 

 リサさんは赤面してる。

 

「俺と結婚してください、リサさん。」

 

 俺がそう言うと。

 

「ん__」

「ん...///」

 

 リサさんがキスをした。

 長いな。

 

「...私、結構、愛が重いよ?///」

「問題ないです。俺も似たようなものです。」

「そっか...///じゃ、じゃあさ...」

「?」

 

 リサさんが言い淀んでる。

 

「...今日、泊って行ってもいい...?///」

「え?それってどうゆう__」

「...今日は大丈夫だよ...?///出来るなら、今日の思い出を永遠のものにしたいな...?///」

「えっと、まさか?」

「うん、私はオッケー、だよ?///」

 

 リサさんは消え入りそうな声で言った。

 

「ダメ、かな?八舞君はこんな女の子は嫌い...?」

「いえ。でも、俺、経験ないですよ?」

「大丈夫。私も、だから...///」

「...ご期待に副えるように頑張ります。」

「うん...!///」

 

 その先の事はご想像にお任せしましょう。

 一晩明けた。

 

「__おはよ!八舞君?」

「あれ?呼び方変わってませんか?」

「あっ///え、栄斗君...?///」

「おはようございます。リサ。」

 

 会話内容が浮かんでこない。

 

「私たち、付き合ったんだよね?///」

「はい。それは間違いないです。」

「だ、だよね~!!///」

 

 リサさんもテンパってるみたいだ。

 

「...リサさん、朝ごはんにしませんか?」

「え?」

「将来の、予行練習に。」

「!!うん!しよっか!」

 

 俺は今、幸せだ。

 恋人、と言うよりも婚約者、こうゆうのも悪くないよな。

_________________________

 

 

__数年後。

 

「__栄斗ー!起きてー!」

「...うーん?おはよう、リサ...」

「うん!おはよ!」

 

 俺は体を起こした。

 

「今日は皆が来るから、早く準備しよ!」

「あーそうだっけ?」

「そうだよ!...この子の名前を考えに...ね?」

「そうだな。」

 

 リサと俺には子供がいる。

 結婚した後にできた。

 

「...楽しみだな。」

「...そうだね~。あ!栄斗栄斗!おはようのキスを__」

「エチケットだぞ、リサ。」

「ちぇ~。栄斗ってば、昔からそうだよね~。」

「リサのためだから、仕方ない。」

「仕方ないか~...」

「歯磨き終わったら、いくらでもするよ。」

 

 俺はリサの頭を撫でた。

 

「じゃあ!早く行こう!」

「そうだな。」

 

 俺たちは歯磨きをした。

 

「じゃあ、栄斗、そろそろ__」

 

 ピンポーン

 誰かが来た。

 

「あれ?みんなが来たのか?」

「むぅ~!そうみたい!」

「リサ。」

「なに?__ん///」

 

 俺はリサにキスをした。

 

「約束は守るぞ、俺は。」

「う、うん///」

「相変わらず、リサはうぶだな~」

「もう!栄斗の馬鹿!!...出てくる。」

「俺も行く。」

 

 俺たちは玄関を出た。

 

「__遅かったわね、二人とも。」

「お取込み中でしたか?」

「リサ姉!栄斗兄!こんにちわ!」

「こんにちわ...二人とも...」

「...お待たせしてすいません。」

「ご、ごめんね~」

 

 俺たちは皆に謝った。

 

「とりあえず、入ってください。」

「えぇ、お邪魔するわ。」

「お邪魔します。」

「お邪魔しまーす!」

「お邪魔...します...」

 

 家に入った。

 

「__早速、本題に入るわ。」

 

 友希那さんがそう言った。

 

「友希那さん、ノリノリですね。」

「当り前よ。この日のために睡眠時間を削ってまで考えてきたのよ!」

「私も、よく考えてきました。」

「あこも!」

「私も...です...!」

「ありがとね~皆!...あ、お茶を__」

「用意してるよ。リサ。」

「...流石、八舞君ね。」

「それほどでも。はい、どうぞ。」

 

 俺はお茶を配った。

 

「__それで、本題よ。」

 

 友希那さんは原稿用紙を出した。

 

「「え?」」

「これが私の案よ。」

「...ピックアップしてください、友希那さん。」

「え?」

「これは、ちょっと多いかな~?」

「...」

 

 友希那さんは原稿用紙と睨めっこを始めた。

 

「紗夜さんはどうでしょう?」

「私ですか?女の子と聞いたので、沙幸がいいかと。」

「おぉ、流石、紗夜さん。」

「あこも言いたい!」

「言ってくれ。」

「あこは、栄奈がいいと思います!」

「え?!」

「ど、どうしたんですか?!」

「あこが、真面目な名前を言った事に驚いた。

 あこの事だから中二的な奴が来るものと...」

「わ、私も...!」

「二人ともひどいよー!!」

「あの...私も...言っていいでしょうか...?」

「燐子さんなら安心ですね。」

「私は...晴菜がいい...なと...」

「明るい感じでいいね~!」

「__決まったわ...!!」

 

 友希那さんが叫んだ。

 

「私は奏がいいわ!」

「お~、友希那っぽい!」

「いいと思います。」

「そう言えば、栄斗は考えてないの?」

「俺は後でいいよ。先にリサが言ってくれ。」

「うん!私は梨那がいいな~!友希那の那が入るし!」

「リサ...」

「いいと思うよ。」

「栄斗は?考えてるんでしょ?」

「もちろん。」

「じゃあ!言ってよ!」

 

 皆の視線が俺に集まる。

 

「俺は、陽和かな。」

「え?なんで?」

「リサみたいに陽だまりみたいな子になってほしいから。」

「へ、へぇ~私って陽だまりみたいなんだ~///」

「そうだよ。ロゼリアと俺を照らしてくれる、明るくて暖かい...」

 

 俺は微笑んだ。

 

「......さて、どれにしましょうか。」

「...八舞君の案で行きましょう。」

「え?」

「そうですね。二人の第一子には相応しいです。」

「あこもそう思います!」

「そう...ですね...」

「それに、名前は二人目が出来た時も決めなければいけないわ。」

「気が早いですね。」

「あら?二人目の予定はないのかしら?」

「え、えーっと...」

「ここでは、ノーコメントにしておきます。」

「あら、そう?」

 

 まったく、友希那さんは。

 

「じゃあ、この子は陽和にしましょうか。」

「そうだね☆」

「決定ね。」

「決まってよかったです。」

「いいなー。あこも結婚したいなー!」

「あ、あこちゃんが...?!」

「ちょっと?!りんりん?りんりーん!!」

「あははは!!」

 

 俺は今、幸せだ。リサがいてロゼリアの皆がいて、守るべき命が生まれてくる。

 

「リサ。」

「ん?何~?」

「愛してる。これまでも、これからも。」

「ちょ?!そんな///急に...」

 

 リサは少しうつ向いて...

 

「私もだよ、栄斗!ずっと、ずーっと、愛してる!」

 

 俺とリサはずっと変わらない。

 お互いを愛し続け、お互いを支える。

 この愛は永遠だ。




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