恋愛のブシドー   作:火の車

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今回の新規イヴちゃんがかわいすぎる...


第5話

 顔合わせの翌日の朝...

 

「...昨日の氷川さんの発言は何だったんだ?」

 

 俺は朝起きるなりそんなことを考えていた。

 

(注目を浴びた?...教師に目をつけられた?)

「...まぁ、考えても仕方ないな。」

 

 そう言って俺はいつも通り朝食を済ませ。

家を出た。

 

________________________________________

 

 今日は昨日に比べ、かなり遅く出てしまった。

 

「生活リズムが少し崩れたからか。」

「おーい!栄斗ー!」

「あ?」

 

 俺が考え事をしていると真波が後ろから走ってきた。

 

「なんだ、真波か。」

「おう!おはよ!」

「...朝から元気な奴だ。」

「おう!元気が取り柄だからな!

 てか、栄斗って家こっちなのかよー!」

「だからなんだ。」

「これから一緒に登校しような!」

「断る。」

 

 と、言い捨て俺は歩き出した。

 

「おーい!待てよ栄斗ー!」

 

__________________________________________

 

 今日はクラス替えの発表があるので、それを確認した。

 

「...E組か。」

「お、栄斗もEか!一緒だな!」

 

そんな会話をしていると...

 

「栄斗さーん!」

「若宮か。」

「おはようございます!栄斗さん!」

「あぁ、おはよう。」

「...栄斗、俺の時と対応違いすぎない?」

「若宮はうざくないからな。」

「え?俺うざいの!?」

「あぁ。」

 

 コントじみたやり取りをしてると_

 

「あのー、そちらの方は誰でしょう?」

「あぁ、こいつは馬鹿だ、覚えなくていい。」

「いやいや!俺は真波!真波涼!」

「涼さんですね?よろしくです!」

 

 と、自己紹介をしていた。

 

「お二人はどこのクラスですか?」

「俺たちはE組だ。」

「本当ですか!?

 私もE組なんです!」

「同じなんだな、改めてよろしく頼む。」

「俺もよろしく!」

「はい!よろしくお願いします!」

 

 挨拶を済ませ俺たちは下駄箱に向かった。

そして、昨日、置いておいた靴に履き替えようと、下駄箱をあけると_

 

 バサバサ!

 

 大量の紙が流れ落ちてきた。

 

「_なんだこれ...?」

「うお!これ全部ラブレターじゃね!?」

「流石栄斗さん!モテモテです!」

「...いや、なんでだよ。

 初登校は昨日だぞ?しかも、俺はほとんど若宮といただろ?」

「そういえばそうですね?」

 

 どういうことだ?なんで、ラブレター(仮)がこんな大量に?

ま、まさか...

 

「昨日の氷川さんの言ってたのはこういうことか!」

「紗夜さんがどうかしたんですか?」

「実は昨日_」

 

 俺は昨日のことを若宮に話した。

 

「...なるほど。」

 

 若宮はなるほどと言っているがわかってなさそうだ。

 

「...つまりあれだろ?

 その、氷川さんって人はこうなるのを分かっていたんだろ?」

「えぇ、その通りです。」

 

 真波が考察すると、下駄箱の陰から氷川さんが出てきた。

 

「なんで...こうなったんでしょう?」

「理由?言わなくてもわかるでしょう?」

「やっぱり、あれっすか?」

「えぇ、それで間違いないです。」

 

 いや、それにしてもおかしい。

 

「なんであれで、こんな事になるんですか?」

「あぁ、それは_」

「「「そこからは私たちが説明します!!!」」」

「!?」

 

 どこからか女子生徒の集団が現れた。

 

「え?どなたですか?」

「私たちはあなたのファンクラブです!!」

「は?ファンクラブ?なんで?」

「それは_」

 

 そこから、ファンクラブ結成までの経緯を説明された。

簡単に言うと...

デブがセクハラをしていて男子への評価は地に堕ちていた→周りの男子も止めに行かない→男子はやっぱり駄目だ!と思ってた中、俺が止めに入った

 

→その時点で評価は鰻のぼりだったが→そのあと、氷川さんを保健室に運ぶ流れが少女漫画みたいであこがれて→そこから、容姿もいいよねと誰かがいいだし

 

→賛同者が多数いてファンクラブ結成...らしい

 

「」

「...私も結成までの流れは初めて知りました。」

「ですね...でも、流石、栄斗さんです!」

「よかったじゃないかー!栄斗ー!

 羨ましいぜ!」

 

 と、みんな色々言っているが...

 

「よくねぇぇぇ!!!」

 

 俺は心から、そう思った。

________________________________________________

 

 今、俺たちは教室にいる。

ファンクラブ?泣き脅しされて許可しちまったよ!畜生!

 

「...どうして、こうなったんだ。」

 

 俺は教室に入るなり机に突っ伏していた。

 

「まぁ、いいじゃないか栄斗!」

「...なにがだ?」

「男子校から共学になって、おまけにモテるんだぜ!

 学校生活、バラ色じゃねぇか!」

「そうです!みんなに好かれるのはいいことですよ!」

「...真波、変わるか?」

「...悪い、それは勘弁。」

 

 今の状況を説明すると、教室にいる女子はもちろん、

廊下にまでギャラリーがいる...

 

「動物園の動物にでもなった気分だ...」

 

そんなことを考えていると_

 

「そこの生徒たち!一つの教室の前で留まらないでください!」

 

 氷川さんが廊下にいる生徒を注意してくれた。

 

「そして!八舞君のファンクラブについては時期に校則として

 ルールが設けられることになりました!」

 

「え?」

 

 氷川さんが教室に入ってきて...

 

「それでいいですね?八舞君?」

 

 と、威圧的な笑顔でいってきたので。

 

「はい...」

 

 俺はそう答える事しかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 




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