タイトル変更もしたので、また頑張ります!
第1話
俺は八舞栄斗。今日は今年から共学となった花咲川での顔合わせだ。
「__めんどくさい。」
俺はそんな事をぼやきながら歩いていた。
「...ほんと、なんで共学なんてしたがるんだよ、女なんて碌な奴もいないのに。」
俺は花咲川へ向かった。
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「__ここだな。」
俺は学校に入った。
「えーっと、待合室は__」
「きゃ!!」
誰かにぶつかった。
「ご、ごめんね~」
「だ、大丈夫?!」
「(どこ見て歩いてんだよボーっとしやがって、さっさと謝れよってとこだな。考えが透けて見える)」
「あ、あの~?」
「...悪かったな。」
俺は待合室に向かった。
「(...ほんと、女なんて仮面を被ってるやつばっかだ。醜い。)」
そんな事を考えてるうちに待合室に着いた。
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俺には知り合いなんかいないので、部屋の端にいる。
「__退屈だ。」
「お!八舞栄斗じゃん!」
「...誰だ?」
「俺は真波涼!前の学校で同じクラスだったろ?」
「...忘れた。」
本気で思い出せなかった。
「まぁ~お前はいっつも誰とも関わってなかったもんな~」
「そうだな。」
「じゃあ!俺と友達になろうぜ。」
「...断る。」
俺は場所を移動した。
「ちょ!待てよ~!」
しばらくすると教師が来た。
「__えー全員揃っているか~?...一人休みか。」
「(......俺も休めばよかった。)」
「まぁいい!今日は顔合わせだ!楽しもう!」
「(...ありえない。)」
俺はそう思いつつ会場に向かった。
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「__下らない。」
俺はそう呟いた。
「(表面的な好感、薄っぺらい会話、作り笑い。)}
俺は苛立った。
「(ほんと、くだらない。)」
「__おーい!栄斗!」
「...真波、だったか?」
「そうだ!」
「何の用だ。」
「俺たちも女子と喋りに行こうぜ!」
「嫌だ。」
「即答?!」
「当り前だ。俺は絶対に行かんぞ。」
「そう言うなって!」
「おい!」
俺は真波に引っ張られた。
「__でさ~!」
「マジで?!」
「ヤバいじゃん!」
「(...気持ち悪い、何だよこいつらって感じか。)」
俺はその場を離れようとした。
「栄斗?」
「俺は戻る、後は勝手にしろ。」
「ちょ!待ってて__」
「気持ち悪いんだよ!!」
「?!」
「上辺だけで会話して、内心で人をけなす女が!」
「ちょっと!」
「そんなこと__」
「気持ち悪い、何だこいつら。」
「「?!!」」
「考えが透けてんだよ。」
俺は歩きだした。
「ちょ!待てって!」
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俺は会場の端に戻った。
「...はぁ。」
「流石に、あの言い方はなかったんじゃないか?」
「あの反応を見てなかったのか?あれが本心だ。」
「でも!__」
「何が間違ってる?いずれ分かったことだ。ちょっと早く分かっただけだ。」
俺はそう言って、真波のもとを去った。
「(ほんとに下らない。騙す女も、騙される男も。)」
「あなた、一人かしら?」
「...なんでしょうか。」
ブロンドの髪の人が話しかけてきた。
「一人なのかと聞いたのだけれど?」
「...一人ですが、何か。」
「さっき教師から男子と関われと言われてしまったの。来てもらえないかしら。」
「他をあたってください。俺が着いていく義務はないです。」
「あら?私には今一人なのは、あなただけに見えるのだけれど?それに、ルールで男女は交友を広げる事とあるわ、義務もあるわよ?」
「......仕方ありませんね。」
俺はその人について行った。
「__連れて来たわよ。」
「あ!チサトさん!おかえりなさい!」
「おかえり~!千聖ちゃん!」
連れていかれた場所には二人の女生徒がいた。
「それで、その人は?」
「そう言えば私も聞いてなかったわ。」
「...俺は八舞栄斗です。」
自己紹介しなければいけない雰囲気だったので名乗った。
「エイトさんですか!よろしくです!」
「よろしくね!八舞君!」
「...はい。」
「どうしたのかしら?さっきから顔色が悪いわよ?」
「...別に、何もないです。」
俺はそう答えた。
「(...なんでだ、考えが読めない。)」
俺は困惑していた。
「(人間なら誰でも暗い部分がある。俺はそれを読み取ってるんだ。なのに...)」
俺は下を向いた。
「(何も読み取れない。おかしい、なんでだ?)」
「__大丈夫ですか?」
「...えっと、誰だ?」
「はい!私は若宮イヴです!」
「そうか。」
「あ、私も名前言ってなかった!私は丸山彩だよ!」
「私は白鷺千聖よ。」
と、名乗られた。
「それで、どうしたんですか?」
「別に、なんでもない。」
「そうですか?顔色が優れてないようですが?」
「...気のせいだ。」
「...」
白鷺さんに見られている。
「...何でしょうか、白鷺さん。」
「別に何でもないわ。」
「...そうですか(どうだかな)」
俺的には白鷺さんが一番読めない。
「(このままじゃ危ない、一刻も早く離れないと。)」
「__あれ?八舞じゃん♪」
「っ!!な、なんで!」
「え~?この学校の生徒だからだけど~?」
「...(くそ!ついてない。)」
こいつは西園カナ。
俺がこの世で一番嫌いな女だ。
「...帰る。」
俺はその場を離れた。
「エイトさん?!」
「八舞君?!」
「...(様子がおかしいわね。)」
「(また会えたね、私の八舞♪)」
この時の俺は、これから起こることを考えたくもなかった。
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千聖ルートではオリキャラが後一人くらい出ます!