恋愛のブシドー   作:火の車

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千聖ルート3話です!


第3話

 停学になってから、3日が経った。

 俺は食材が切れたので買い物に出かけていた。

 

「__えーっと...あ、特売だ。」

「あら?八舞君?」

「白鷺さん。こんにちわ。」

「こんなところで会うなんて奇遇ね。」

「俺は割といつも来てますよ。」

「あら?そうなの?」

「はい。」

 

 俺は商品をかごに入れた。

 

「...そう言えば、停学になったと聞いたのだけれど、どうしたのかしら?」

「さぁ、なんででしょうね。」

「私の見立てでは、あなたは面倒を嫌ってるわ。そんなあなたが問題を起こすのは考えずらいわ。」

「よくわかってますね。」

「たくさんの人と話してきたもの。このくらいわかるわ。」

 

 白鷺さんは俺の方を見ている。

 

「それで、何があったのかしら?」

「言いませんよ。言う事でもないです。」

「そう。」

「はい。...じゃあ、俺は行きます。さようなら。」

「...えぇ、さようなら。」

 

 俺は会計を済ませて店を出た。

 

「__ほんとに人間なんて碌な奴がいないな。」

 

 俺は家に帰った。

________________________

 

 ”千聖side”

 

「__彼は何を隠しているの?」

 

 千聖は考えていた。

 

「...彼が停学になってから、彼のいい噂を聞かないわ。」

 

 千聖は情報を整理していた。

 

「(噂の内容は的外れなものばかり。とにかく、八舞栄斗の評価を落としたいだけ。なにより、噂の発信源は不明...)」

「__あら、白鷺さん?」

「紗夜ちゃん?こんにちわ。」

「どうしたのですか?難しい顔をしていましたが?」

「...少し、気になることがあるの。」

「どのようなことですか?」

「二年生の八舞栄斗の停学と噂についてよ。」

「...私も聞いたことがあります。」

「紗夜ちゃんはどんなことを聞いたのかしら?」

「私は女生徒を殴っていた、と聞きました。」

「...おかしいわ。」

「え?」

「彼の停学の原因は恐喝、つまり暴力ではないわ。」

「でも、裏でしてた可能性は無いのですか?」

「ありえないわ。裏でしてたとしたら、目撃者の数がおかしいわ。しかも、目撃者は八舞君のクラスメイト全員よ。」

「!!」

「それに、どこを殴られたかと聞かれて、覚えてないなんてあるかしら?」

「まさか...」

「彼は濡れ衣を着せられてるわ。間違いなく。」

「...私の方でも少し調べてみましょう。」

「助かるわ。」

 

 そうして二人は分かれた。

________________________

 

 停学が終わり、俺は学校に来た。

 

「...」

 

 俺は周りからじろじろ見られている。

 

「うっわ、犯罪者だ。」

「危険人物。」

「...戻ってこなくても良かったのに...」

「(好き放題だな。)」

 

 俺はボーっとしていた。

 

「(...そう言えば、真波が来てないな。)」

「__おい!犯罪者!」

「...」

「おい!無視すんな!!」

 

 そいつは俺の机を蹴り飛ばした。

 

「...なんだ、お前。」

「うるせぇ!犯罪者が喋んな!」

「さっきから人を犯罪者って、なんなんだ「?」

「お前が○○を殴ってたんだろ!」

「目撃者は?」

「俺たち全員だ!俺たち全員が○○の味方だ!」

 

 クラスの奴らが○○っぽい人物を庇うように立っている。

 

「(面倒くさい。どうせここで矛盾点を言っても数の力でかき消されるな。何より、西園が仕掛けてくる可能性がある。)」

 

 俺は蹴り飛ばされた机を戻した。

 

「おいおい、言い返さないのかよ?お得意の言い訳はどうした?」

「...お前らとは喋るのも面倒だ、犯罪者扱いするのは勝手だが俺に直接言ってくるな。何より俺にかかわるな。」

 

 俺はそう言った。

 

「お前、自分の立場が分かってないな?」

「分かる分かる。今の俺はお前らの友情を深めるためのサンドバックだな。今のうちに親密になってるんだな。」

「気に入らねぇ!」

 

 そいつは殴りかかってきた。

 俺はそれをよけた。

 その結果そいつの拳は机にあたった。

 

「__いってぇ!」

「正義を振りかざすのはいいが、周りには気をつけろよ。」

「こ、こいつ...!!」

 

 そいつがまた殴ってこようとした時、

 ちょうど教師が来た。

 

「...この状況でも、俺を悪いと言えるか?」

「...ちっ!!」

 

 全員が席に着いた。

 

「えー今日はテストですので、準備しててください。

 ...あれ?真波は休みか?」

 

 結局、真波は来なかった。

 そして、テストが始まった。

________________________

 

 テストが全て終わり、放課後となった。

 

「(さて、家に帰るか)」

「あ♪いた~♪」

「...西園か。何の用だ。」

「いや~♪感想を聞きたくなって♪どうだった?朝のイベント♪」

「面倒もいいところだ。だが、今回、お前は関与してないな。」

「お前があんな小物を使うと思えん、来るなら直接お前が来るだろ。」

「よく分かったね~!そうだよ、今回、私は関与してないよ!何より__」

「__っ!」

 

 西園はカッターを投げてきた。

 

「私はもう、八舞をイジメないよ♪」

「...」

「私のものにするか~__」

 

 西園の雰囲気が変わった。

 

「__殺してあげる。」

「...面倒な奴だ。」

 

 俺は歩きだした。

 

「...お前が凶器を持ってないのはバレバレだ。」

「仕方ないか~。今日はこれで終わるよ。あ!」

「?」

「...八舞と一緒にいた彼、今頃どこにいるのかな~?」

「お前!!」

「彼なら今頃、病院じゃない~?」

「くそっ!!」

 

 俺は病院に向かった。

 

「私は八舞を自分のものにしたいよ?でも__」

 

 西園は栄斗の走って行った方を見て

 

「私は八舞を壊したい♪」

 

 西園は不気味に笑った。

________________________

 

「__真波!」

 

 俺は真波がいると思われる病院に来た。

 

「よう、栄斗!来てくれたのか!」

「それよりも、何があった。」

「...栄斗の噂の発信源を探ってたんだ。」

 

 真波は話し始めた。

 

「俺は噂のもとをたどるために色んな人に聞き込みをした。そして、発信源が分かりかけたんだ。でも、その時__」

「(まさか。)」

「俺は集団リンチに遭った。そして、その中にいた女に言われたんだ。『ショーの邪魔だよ。』ってな。」

「西園か...」

「悪いな~。お前の噂を消してやれなくて...」

「...お前は悪くない。」

「栄斗?」

「お前はもう危険なことはするな。俺は大丈夫だ。」

 

 俺はそう言って病室を出た。

________________________

 

 病院を出ると、電話がかかってきた。

 

「...誰だ。」

『やっほ~!八舞!』

「西園...!」

『友達との感動の再開はどうだったかな?感動した?怒った?それとも__』

「うるさいぞ!!」

『きゃ~!怖~い!』

「真波はもう巻き込むな。次巻き込んだら...」

『巻き込んだら~?』

「俺はお前を殺す...!」

『...嬉しいよ...八舞が私に殺意を向けてくれて♪わかったよ、真波君、だっけ?は何もなければ巻き込まないよ♪』

「ならいい。」

『じゃあ!次のショーをお楽しみに~!』

 

 そう言うと電話が切れた。

 

「......俺の事は俺だけでどうにかしてやる。」

 

 俺は家に帰った。

 




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