恋愛のブシドー   作:火の車

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千聖ルート?6話です!


第6話

 俺は今日からA組に入る。

 自己紹介をするという事で教師と一緒に教室に来た。

 

「__入ってくれー。」

「はい。」

 

 俺は教室に入った。

 

「__と言うわけで、今日からこのクラスに来た八舞だ。」

「八舞栄斗です。よろしく。」

 

 俺は一礼した。

 その時、一人の生徒が入ってきた。

 

「うーっす。」

「おい、斎藤。また遅刻だぞ。」

「すいませーん。寝坊しましたー。ん?」

「?」

 

 斎藤がこっちに気付いた。

 

「...お前、誰だ?」

「俺?俺は八舞栄斗だ。」

「まぁ、どうでもいいんだがな。」

 

 そう言って斎藤は席に座った。

 

「八舞に質問があるものはいるかー?」

「はい!」

 

 変わった髪型の生徒が手を挙げた。

 

「はい、戸山。」

「八舞君はキラキラドキドキする事がありますか!」

「?(キラキラ...?何言ってるんだ?)」

 

 俺は困惑した。

 

「えっと、質問の意味が分からないんだが。」

「だから__」

 

 俺は質問の意図を説明された。

 

「その内容だと、無いな。」

「そう...?」

 

 なんか可哀そうなものを見る目で言われた。

 

「__ほかに質問がある人は...いないな。

 八舞、斎藤の隣の席に行ってくれ。」

「はい。」

 

 俺は指示された席に向かった。

________________________

 

 昼休みだ。

 

「__あの。」

「?」

「八舞君?」

「あ、俺か。」

 

 俺はツインテールの女子に話しかけられた。

 

「何の用だ?」

「生徒会からの書類を書いてほしいんですが。」

「あ、はい。(こいつ、なんか様子が変だ。まさか、こいつも仮面か?)」

「__あーりさ!」

「ちょ!香澄!くっつくな!!!」

「(うん、違うな。これはただの外ずらだ。)」

「あ、生徒会からの書類を__」

「分かった。あと、その変なキャラやめた方がいいぞ?」

「変?!」

「あはは!!」

「香澄!笑うんじゃねぇ!」

「いいじゃないか。あと、素の方がいいぞ、馴染みやすい。」

「そ、そうか?」

「あぁ。」

 

 納得したみたいだ。

 

「八舞君って面白いね~!有咲を変って言うなんて!」

「香澄!」

「まぁ、素に比べたら変だったしな。」

「...そんなに変か?」

「あぁ、ハロウィンでゴミ袋被って仮装してる子供みたいだった。」

「」

 

 ショックを受けてる。

 

「...えっと、市ヶ谷だっけ?」

「...なんだ?」

「何と言っていいか分からんが、素の方が可愛いぞ?」

「?!」

 

 市ヶ谷は驚いてる。

 

「ちょま!お前何言って!///」

「あ!有咲顔真っ赤だー!!」

「ほんとだ、風邪か?」

「///」

 

 市ヶ谷はプルプルしだして

 

「あーーー!!!」

 

 走って行った。

 

「有咲ー!あ、またね、八舞君!」

「あぁ。」

 

 戸山も走って行った。

 

「あ、書類...」

「__おい、うるせぇぞ。」

「?」

 

 横で寝てた斎藤が話しかけてきた。

 

「悪いな。」

「...」

 

 斎藤はまた寝た。

 

「よし、俺は。」

 

 書類を書き始めた。

________________________

 

 放課後になった。

 

「__さて、帰るか...あ、パンがないんだった。」

「八舞君!」

「戸山と市ヶ谷?」

 

 二人が近づいてきた。

 

「このあと予定ある?」

「俺はパンを買いに行くな。」

「パン?」

 

 戸山はにやけだした。

 

「それなら、おすすめの店があるよ!」

「おすすめの店?」

「やまぶきベーカリーだな。」

「やまぶきベーカリー?」

「あぁ、私らのバンドのメンバーの家がやってるパン屋だ。」

「(バンド?そういえば、白鷺さんもしてたな。流行ってるのか?)」

 

 俺は一つの事を思い出した。

 

「そういえば、市ヶ谷。」

「なんだ?」

「昼休みはどうしたんだ?顔も赤かったし、風邪か?」

「その話はするな...///」

「よくわからんが、分かった。」

 

 市ヶ谷は向こうを見た。

 

「それで、八舞君!」

「?」

「やまぶきベーカリー行かない?」

「興味あるから、行こう。」

「じゃあ!行こう!有咲もね!」

「ちょ!香澄!」

 

 俺たちはやまぶきベーカリーに向かった。

________________________

 

「__ここだよ!」

「ここか。」

 

 パンのいい匂いがする。

 俺たちは店に入った。

 

「いらっしゃーい!って、香澄と有咲じゃん!」

「来たよ!さーや!」

「よう、沙綾。」

 

 見たところ、あの子がバンドメンバー何だろう。

 仲がよさそうだ。

 

「あ、そっちの人は__」

「あぁ、俺は__」

「八舞栄斗君、だよね?」

「え?」

 

 何で知ってるんだろう?

 

「なんで、知ってるんだ?」

「だって、今じゃ八舞君は学校の有名人だからね~。」

「え?なんで?」

「...そりゃあ、な。なんて言うか...」

 

 市ヶ谷が言い淀んでる。

 

「あぁ、イジメのやつか。」

「...あぁ。」

 

 市ヶ谷は暗い顔をしてる。

 

「市ヶ谷は優しいやつか?」

「え?」

「他人のイジメにそこまで気を遣うなんて、俺じゃ絶対にしないぞ?」

「いや、私は__」

「分かるぞ、お前が優しいのは。お前には負の感情がないからな。」

「!」

「俺は人の負の感情が分かる。だから、読み取れない市ヶ谷は優しいってことだ、な?」

「......ばっかじゃねぇの。///」

「?」

「あのー。」

「はい。」

 

 山吹に声をかけられた。

 名前は店の名前的に推測した。

 

「皆は何で来たのかなー?」

「あ、そうだ。明日の朝食用のパンがないから買いに来たんだ。」

「そうなの?私はてっきり__」

「?」

「有咲が彼氏の紹介に来たんだと思ってたよ!」

「ちょま!沙綾?!///」

「市ヶ谷の?そんな奴がどこにいるんだ?」

 

 山吹の言葉の意味が理解できない。

 

「違ったかー。ごめんね、有咲!」

「どっちの意味だ?!」

「さぁ~どっちでしょ~♪」

「沙綾!」

「__それで、どんなパンが欲しいの?」

「そうだな。朝食用だから食パンと...おすすめのパンをくれ。」

「かしこまりました!」

 

 山吹はおすすめのパンを持ってきてくれた。

 

「おすすめはチョココロネか?」

「そうだよ!いつも売り切れるんだよ!」

「すごいな。熱狂的なファンでもいるのか?」

「あはは~まぁね!」

「あ、戸山と市ヶ谷にも頼む。」

「え!いいの?」

「あぁ。案内の礼だ。」

「やったー!」

「なんで、私まで?」

「いらないか?」

「......いる。」

「というわけで、頼む。」

「はーい!」

 

 俺はチョココロネと食パンを購入した。

 

「__じゃあ!またね、さーや!」

「またな、沙綾。」

「うん!またね!八舞君も!」

「あぁ。またな、山吹。」

 

 俺たちは店を出た。

 

「__戸山、市ヶ谷。これ。」

 

 俺は二人にチョココロネを渡した。

 

「ありがとう!__ん~!おいしい!」

「さんきゅ__相変わらず、うまい。」

「俺も食うか__!!」

 

 味は想像以上だった。

 

「うまいな。一体どんな原理でこんなに美味くなるんだ?」

「だよね!美味しいよね!」

「あぁ。不思議だ、見た目は普通のチョココロネ。でも、味の質が段違いだ。」

 

 これなら、パンはあそこで買った方がいいな。

 俺たちはしばらく歩いた。

 

「__あ、お姉ちゃん。」

「あ!あっちゃん~!」

 

 戸山は飛びつこうとした。

 が、綺麗によけられた。

 

「__いった~!」

「なにやってるの?」

「二人とやまぶきベーカリーに行ってたんだ~!」

「二人?」

 

 こっちを見た。

 

「こんにちわ、市ヶ谷先輩と...」

「俺は八舞、八舞栄斗だ。」

「よろしくお願いします。私は戸山明日香です。お姉ちゃんと判別しやすいように明日香と呼んでください。」

「分かった。よろしく明日香。」

 

 自己紹介をした

 

「それで、明日香は何してたんだ?」

「私はお姉ちゃんが忘れてると思ってお使いに。」

「え?お使い...?」

「やっぱり忘れてる...」

「戸山よ...」

「まったく、香澄は...」

「ごめんね~!あっちゃん〜!」

「別にいいよ、慣れてるから。」

「嫌な慣れだ。...おい、戸山。」

「はい...」

「もうちょっと、しっかりしろよ。」

「はい...」

 

 明日香の苦労が見えた気がした。

 

「明日香も。」

「はい?」

「お使いを忘れて怒られるのは明日香なのか?」

「いえ。」

「なら、戸山に行かせたらいい。」

「でも__」

「戸山はバンドがある、か?」

「はい。」

「だったら、バンドの日は行けばいい。でも、何もない日は戸山自身に行かせた方がいい。これは戸山のためだ。」

「...はい。」

「分かったか、戸山?」

「分かった!」

「返事はいいな。」

「それが香澄だ。」

「返事だけにならないといいんですけど。」

「ちょっと!三人とも!」

 

 俺たちは他愛のない話をした。

 

「__そろそろ、帰らねぇと。」

「え?もう__ってこんな時間?!」

「夕飯の時間だね。」

「そうか、じゃあ、解散だな。」

「じゃあな。」

「またね!」

「さようなら。」

「あ、明日香?」

「はい?なんですか?」

「...明日香はもう少し甘えていいと思うぞ。お前は年の割に落ち着き過ぎだ。」

「でも、お姉ちゃんが迷惑をかけることが多いので私は落ち着いてないと。」

「まぁ、そうかもしれないが。疲れるだろ?」

 

 俺はこう言った。

 

「あれだ、初対面だが、俺にはいくらでも迷惑をかけてもいいぞ。」

「え?」

 

 俺は紙にあることを書いた。

 

「俺の連絡先だ。」

「なんで...?」

「疲れたら、かけてきたらいい。

 話、いくらでも聞くから。」

「...ありがとう、ございます。」

 

 俺は明日香の頭を撫でた。

 

「頑張れよ、明日香。」

「!...はい。///」

「...あ、悪いな、頭撫でて。」

「い、いえ。大丈夫です。」

「そうか?」

「それでは、また。八舞先輩。」

「あぁ。」

 

 明日香は走って行った。

 

「俺も帰るか。」

 

 俺も帰路についた。

________________________

 

 ”明日香side”

 

 明日香は夕飯を済ませ、自室にいた。

 

「八舞先輩...」

 

 明日香は天井を見上げていた。

 

「...偶然かな、それとも分かってたのかな?...」

 

 明日香は呟いた。

 

「高校性になってから水泳部の勧誘で疲れてる事、分かってるのかな?」

 

 明日香は首を振った。

 

「そんなわけないよね。ありえない。でも、」

 

 明日香は連絡先が書いた紙を見て。

 

「もしも、分かってくれてるなら、

 私を、助けてくれますか?」

 

 明日香はそう呟いた。

 

 

 

 




感想などお願いします!

補足:有咲はまだ、主人公を好き、と言うわけではありません。
 明日香も同様です。候補であることは間違いないです。
女子高だったので免疫がない、位の解釈でお願いします。
 あと、今回出てきた斎藤君も重要なキャラです(多分)
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