恋愛のブシドー   作:火の車

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千聖ルート8話です!


第8話

 雅の家に行った翌日。

 

「__よう、八舞。」

「お、来たか、雅。」

 

 雅は言った通り学校に来た。

 

「じゃあ、俺の友人と話してみようか。」

「お前の友人?」

「あぁ。」

「__おっはよー!」

「来たか。」

 

 戸山が入ってきた。

 

「おはよう、戸山。」

「どうしたのかな?早く来てなんて?」

「それは、こいつと話してほしいんだ。」

「...おはよう。」

「斎藤君?なんで?」

「斎藤が戸山と仲良くしたいらしい。」

「おい!」

「ほんとに?!」

「あぁ、ほんとだぞ。」

 

 上手く話しを運べた。

 

「私も仲良くしたかったんだ~!」

「だ、そうだぞ。雅?」

「...そういう事にしておく。」

「斎藤君だから...さい君だね!」

「え?」

「よかったな、さい君。」

「...まじかよ。」

 

 こうして、朝の時間が過ぎた。

_________________________

 

 昼休みだ。

 俺たちは4人で昼食をとっていた。

 

「__たく、驚かせやがって...」

「悪かったって、市ヶ谷。」

「そうだよ~!」

「...なんか、すまんな。」

 

 市ヶ谷は戸山が雅と話していることに驚いた。

 それで、今、ご立腹みたいだ。

 

「...もう、いい。」

 

 市ヶ谷がそう言うと

 

「__よう!栄斗!...って、雅?!」

「よう、真波、久しぶりだな。」

「なんだ、涼か。」

「「ん?」」

 

 俺は疑問に思った。

 

「真波、お前、雅と友達なのか?」

「おう!バイト仲間だぜ!」

「そうだったのか。」

 

 意外な繋がりだなと思った。

 

「それよりも、二人は仲良かったのかよ~!」

「俺が雅の家に飯つくりに行くだけだぞ。」

「へ?」

「世話になることにした。」

「え~!」

 

 真波は驚いたみたいだ。

 

「八舞君ってさい君の家にご飯作りに行ってるの?」

「あぁ。昨日からな。」

「私も食べたい!」

「おい!香澄!」

「俺はいいが。雅は?」

「...俺も構わん。」

「やった!」

「ほんとにいいのかよ。」

「いいんじゃないか?市ヶ谷も来るか?」

「私は__」

「__あ!八舞みーっけ♪」

「西園?!」

 

 俺は立ち上がった

 

「そんなに構えなくてもいいじゃん~♪」

「お前が来ると碌なことがないからな。」

「おい、誰だ、こいつは。」

「こいつは西園カナ。気をつけろ、こいつは危険だ。」

「こいつ、この前の!」

「あぁ。真波のリンチの犯人だ。」

「戸山と市ヶ谷は下がれ!」

「も~う!今日は何もしないよ~!」

「さぁ、どうだか。」

「今日はお知らせに来ただけだよ♪」

「...お知らせ?」

「そう!お知らせ♪」

 

 西園は楽しそうに笑っている。

 不気味だ。

 

「最近、新しいおもちゃが手に入ったんだ~♪」

「...おもちゃ?」

「そう♪...表現するなら、欲しがりな子たちかな~♪」

「...欲しがり?」

 

 意味が分からない。

 

「時期にわかるかもね♪」

 

 西園は去ろうとした。

 

「おい!待て!意味を説明しろ!」

「う~ん...それじゃ、ショーが盛り上がらないからな~...」

 

 西園は考えて。

 

「じゃあ!ヒントをあげる!

 その子たちを表す言葉は、

 『アモン』ってところかな!」

「アモン...?たしか強欲の悪魔...?」

「そう♪つまり、それを支配下に置く私はルシファーかな?」

「いいじゃないか、お前にピッタリだ。」

「ありがと♪」

 

 西園は屋上から去った。

 

「...ふぅ。」

「おい、さっきのはどういう事だ?」

「あいつは俺の...因縁だ。」

「因縁...?」

「あいつ、西園カナ、なのか?」

「市ヶ谷?」

「西園カナは一年の時は目立たない生徒だった。」

 

 市ヶ谷は不思議そうにしている。

 

「私は分からないな~?」

 

 戸山は西園を知らないみたいだ。

 

「聞いただろ、市ヶ谷。

 あいつの今の目的はショーを楽しむことだ。」

「つまり、そのために目立つようなことをしないって事なのか?そもそも、ショーって...?」

「あいつのショーは、俺を壊すことを目的としてる。

 つまり、事は俺の周りで起きる可能性が高い。」

 

 これは言いきれた、だが

 

「アモン、これが分からない。」

「強欲、だっけか?」

「あぁ。」

「欲しがりで強欲...?」

 

 考えれば考えるほど分からない。

 

「...とりあえず、そのアモンとやらを探さないと、危険だ。」

「...そうだな。」

 

 俺の行動は決まった。

________________________

 

 放課後、俺はバイトに行かなければならなかった。

 

「__こんにちわ。」

「来たわね、八舞君。」

「どうも、白鷺さん。

 それで、俺は何をすればいいんでしょうか?」

「これに全て書いてあるわ。

 基本的にこの業務を終わらせてくれれば自由に帰ってもいいわ。」

「...これなら、すぐに終わりますよ?」

「え?歴の長いマネージャーでも時間がかかる内容なのだけれど?」

「そうなんですか?これくらいなら、一時間くらいで終わりますよ?」

「...どうなってるのかしら?」

「__こんにちわ~!」

 

 氷川さんに似た人が入ってきた。

 

「あれ?君は昨日の__」

「八舞栄斗です。」

「私は氷川日菜だよ!」

「氷川?」

「お姉ちゃんと会った事あるんじゃないかな~?」

「...なるほど。」

 

 納得した。

 確か双子の妹がいると聞いた。

 

「私の事は日菜って呼んでね!栄君!」

「はい、わかりました。

 そういえば、日菜さんは氷川さんと別の学校なんですか?」

「うん!私は羽丘だよ!ちなみに生徒会長なんだよ~!」

「...日菜ちゃんは天才よ。何でもできるわ。」

「氷川さんとは逆って事ですね。」

「まぁ、そうなるわね。」

「まぁ、俺は仕事を片付けてきます。」

「えぇ、お願いね。」

「頑張ってね~!」

 

 俺は書かれてた仕事を終わらせた。

 かかった時間は二時間くらいだった。

 

「__終わりました。」

「...早いわね。しかも完璧よ。」

「ありがとうございます。」

「今日は帰ってもいいわ。またお願いね。」

「はい。」

 

 俺は事務所を出た。

________________________

 

 ”戸山家”

 

「......ただいま。」

「おかえり~!あっちゃん!...って、どうしたの?!」

 

 明日香はずぶ濡れだった。

 

「...プール入ってた。」

「え?でも、羽丘のプールは閉鎖中って日菜先輩が__」

「プール、入ってたの!」

「あ!あっちゃん!」

 

 明日香は怒鳴ってから、自室に閉じこもった。

 

「あっちゃん...」

『...あんまり、話しかけないで。』

 

 香澄は自室に戻った。

 

「__おかしいよ。」

 

 香澄は今までにないくらい考えた。

 

「あっちゃんに何があったの...?」

 

 香澄は分からない。

 

「あっちゃん、いっつも自分の事、話さないもん...」

 

 香澄は考えた。

 

 ”明日香”

 

 明日香は着替えて、ベッドに倒れた。

 

「...言えるわけないよ。」

 

 明日香は目に涙を浮かべている。

 

「先輩に川に落とされたなんて、言えないよ...」

 

 明日香は泣いていた。

 その時、知らないアドレスからメッセージが来た。

 

「...誰だろ__!!」

 

 メッセージには

 

『返事は一週間待ってあげる。でも、早くしないと、また川に落とすよ?』

 

 と、書かれていた。

 差出人は

 

「水泳部の、部長の人...!」

 

 明日香は携帯を投げ捨て、

 布団にくるまった

 

「なんで、こうなったんだろ...」

 

 明日香への嫌がらせは五月の終わりから始まり、次第にエスカレートしていた。

 

「あこと六花には何とか気づかれてない、けど...」

 

 明日香は小さくつぶやいた。

 

「苦しいよ...

 誰か、助けて...」

 

 明日香は気を失うように眠りについた。

 

 

 

 




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