演劇パートがありますが、名前が思いつかなかったので、キャラの名前をカタカナにしただけになりました。
すいません。
今日は文化祭だ。
俺は予定通り、仕事中だ。
「__いらっしゃいませ。って、今井さんと湊さんと...日菜さん?なにしてるんですか?」
「え、えっと、その...///(え、栄君の執事服かっこよすぎるよーーー!!!///)」
「?」
「あのー席に案内してくれないかな?」
「そうですね。こちらの席にどうぞ。」
俺は三人を席に案内した。
「ご注文はお決まりですか?」
「私はこのケーキとコーヒーで!」
「私は...ラテアート?」
「これはリクエストすればなんでも描きますよ。」
「じゃあ、これにするわ。」
「何を書きますか?」
「えっと、にゃーんちゃ...じゃなくて、猫をお願いするわ。」
「かしこまりました...日菜さんはどうしますか?」
「え、えーっと、私もリサちーと同じので!」
「かしこまりました。」
「あ!それと!」
「?」
「スマイル一つ!」
「ここは某ファーストフード店じゃないんですが、まぁ、いいですよ。」
俺は日菜さんに微笑んだ。
「~~!!!///」
「満足ですか?」
「う、うん。お腹いっぱい...///」
「あはは。じゃあ、商品を用意してきます。」
俺は一旦、厨房に下がった。
「日菜?大丈夫?」
「だ、大丈夫じゃないかも...///」
「日菜の顔、真っ赤ね。」
「日菜もこんな顔するんだね~」
「も、もう!」
三人はしばらく、雑談をした。
「__お待たせしました。」
「お!きたきた!」
「日菜さんと今井さんのケーキとコーヒー、
湊さんのラテアートです。」
俺は注文の品をテーブルに置いた。
「おー!美味しそう!」
「お口に合えば幸いです。
今回は俺が作ってみたので。」
「えぇ?!八舞君の手作り?!
これは期待だね~!」
「栄君は何でもできるもんね!」
「それは日菜さんもでしょうに。」
「...八舞君。」
「はい?」
「これが、ラテアートなの?」
「はい。どうですか?」
「すごいわ。猫の可愛さがこれでもかと表現されていて。」
「それはよかったです。」
「...もったいなくて飲みずらいわ。」
「冷めますよ?」
三人が食べ始めたので俺は次の仕事に向かった。
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俺は仕事を終え、体育館に来ていた。
「__お待たせしました。」
「あ!栄君!」
「さっきぶりですね。」
「こ、ここ、こんにちわ!八舞先輩!!」
「がちがちだな、六花。」
「き、緊張してしまって...。
こんなに綺麗な衣装を着るのも初めてですし...」
「そんなに気負わなくてもいいぞ。
あと、衣装、似合ってる。」
「そ、そうですか?///
ありがとうございます...///」
「?あぁ。」
「八舞さん、着替えお願いします!」
「あ、すいません、大和さん。」
「いえ!大丈夫っす!」
俺は衣装に着替えた。
「__ほんとに、良く出来てるな。」
「すごいよね!これ、花咲川の生徒会長ちゃんに頼んだんだよ?」
「え?」
「演劇に出るかって聞いたら、即断られちゃって、代わりにね~」
「(俺、会ったことないんだが、なんで、サイズが分かったんだ?)」
「栄君?」
「...なんでもないです。」
俺は考えるのをやめた。
「__出番だよ!皆!頑張ってね!」
俺たちの演劇が始まった。
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”演劇”
『昔昔、ある国に絶対に結婚しない王子がいました。』
「__はぁ。」
「やぁ、エイト!」
「...カオルか。今日は何の用だ?」
「今日は君を舞踏会に誘いに来たのさ。」
「舞踏会?なんでだ?」
「君もそろそろ身を固めるべきだろう?
これを期に素敵な相手を見つけてほしいのさ。」
「素敵な人、か。」
「どうしたんだい?」
「私の心はずっと、あの人のものだ。」
「確か...子供のころに見かけたという彼女かい?」
「あぁ...彼女はどこにいるんだろう...」
「君が見かけたことがあるというなら、どこかの家のものじゃないのかい?」
「そうだな。」
「だったら、今度の舞踏会に来るがいいさ!
今回は多くの家を呼んでる!見つかるかもしれない!」
「そういうことなら...」
『王子は舞踏会に行くことを決めました。』
場面が切り替わる。
『ここは遠方の小国。この国には可哀そうなお姫様がいました。』
「__ロッカ!」
「は、はい!リサお姉様!」
「また掃除が出来てないわ!
やり直しなさい!」
「も、申し訳ありません...」
「まったく、だからあなたは__」
『ロッカは姉であるリサに働かされる毎日でした。
そんな毎日にロッカは落ち込んでいました。』
「...なんで、私だけこんな目に...。
私が何をしても、褒められるのはお姉様。
私は怒られるだけ。...」
「ロッカ...?」
「アヤ...」
「大丈夫?また、リサに怒られてたけど?」
「だ、大丈夫。全部、私が悪いから...」
「ロッカ...」
『そう言うロッカを心配するアヤはとある提案を持ちかけました』
「ねぇ、ロッカ?」
「どうしたの?」
「今度、東の国で舞踏会があるの。」
「うん。でも、私はいけないよ。」
「大丈夫!」
「え?」
「私たちと一緒に行こ!お父様も喜んでくれるし!」
「良いの...?」
「うん!」
「じゃあ...行きたい...!」
「じゃあ!行こう!」
場面が切り替わった。
『舞踏会の当日になりました。』
「__来たぞ、カオル。」
「やあ!エイト、いらっしゃい!
歓迎するよ!」
「こちらこそ、お招き感謝する。」
「そう言うのはいいじゃないか。」
「公の場だ。俺たちはそれなりの振る舞いをする義務がある。」
「そうだな。」
「本当に、見つかるのだろうか。」
場面が切り替わる。
「__着いたよ!」
「ここが、東の国?...この風景、どこかで...」
「__なんでロッカがいるの!」
「!リ、リサお姉様...」
「あなたなんかが来たら家の品位が疑われるでしょ!?」
「ロッカは私が呼んだんだよ!」
「アヤ...!」
「それ以上の六花への侮辱は私の家への宣戦布告と受け取るよ?」
「くっ...!あ!」
『言い争っていると、あいさつ回りをしていたエイトが近づいてきました。』
「これはこれは、エイト様!」
「あなたは遠方の...。」
「はい!リサ、と申します!」
「よろしくお願いします。
そちらは...」
「私はアヤです。こちらが__」
「!!」
「ロッカと申します。西の王子様。」
「はい、よろしくお願いします。」
「それで、エイト様?今日のお相手はお決まりでしょうか?
よければ私が__」
「申し訳ない。お誘いしたい相手がいるんです。」
「え?」
「ロッカ姫、私と踊ってくださらないでしょうか?」
「え?えぇ?!」
「これは王子としてでなく、私自身としての誘いです。
嫌なら断ってくれて構いません。」
「...私なんかでよろしければ...」
「!ありがとうございます。
それでは、行きましょう。」
『エイトはロッカの手を引き、ホールに行きました。』
場面が切り替わった。
「ロッカ姫、こちらに。」
「はい__きゃ!」
六花は転んでしまった。
「(ど、どうしよう、セリフ、なんだけ?)」
「__ロッカ姫。」
「え?」
「さぁ、手を取って。
踊りましょう。」
「!...は、はい!」
「まったく、おっちょこちょいだな。」
「!///」
『エイトとロッカは踊りました。その姿は周りが見入るほどに美しいものでした。
二人は踊り終えた後、テラスに出ました。』
「__ロッカ姫。」
「は、はい。」
「10年前、あなたはこの国に来たことがおありですか?」
「10年前...。確か、東の王子様のお誕生日の時に...」
「その時、私もいたのです。」
「!」
「私はあの時から、あなたを思っていた。」
「え?」
「私と結婚してください。」
「!!...よ、喜んで!」
「じゃあ___」
「きゃあ!」
「逃げましょう!」
「ど、どこにですか?!」
「そうですね、私とあなたの幸せがある場所に!」
「!...はい!」
『こうして二人は結ばれ、生涯、西の国で幸せに過ごしました...』
________________________
演劇は大盛況に終わった。
そして、今、
「文化祭お疲れ様ー!!!」
「「「わー!!!」」」
演劇をしたメンバーで打ち上げをしている。
「いやー!リサちー、性格悪そうだったねー!」
「ちょ!やめて?!てか、台本書いたの日菜じゃん!」
「あははーそうだっけ!」
「エイト、儚い演技だったよ。」
「呼び方戻ってませんよ?」
「おっと。」
「いやーお二人とも最高の演技でした!」
打ち上げは進んでいった。
「ん?」
俺は違和感に気付いた。
皆の様子がおかしいのだ。
「それもだが、六花は?」
「...八舞先輩。」
「六花?どうした?」
「少し、お手伝いをお願いできませんでしょうか?」
「?あぁ。」
俺は六花について行った。
来たのは体育倉庫だった。
「こんなところで何をするんだ?」
「...」
「六花?何か落としたぞ__って、酒?なんでこんなものが?」
「八舞先輩...」
「ん?__うわ!」
俺は六花に押し倒された。
「(このにおい、アルコール?!)」
「八舞先輩。」
「はい...?」
「ぎゅー!///」
と、なんとも可愛らしい声とともに抱き着いてきた。
「ちょ!六花?!」
「あったかいです♪」
「いや、そうじゃなくてだな__」
「八舞先輩はすごいです。///」
「え?」
「練習の時も私に完璧に合わせてくれて、本番でこけた時も助けてくれて...///」
「いや、あれくらいなんとも__」
「私、八舞先輩が好き、です///」
「?!」
「優しい八舞先輩が好きです、だから__」
六花の顔が近づいてくる。
「ちょっと待て!それはまずい!」
「八舞先輩は、私の事、嫌いですか...?///」
「いや、それはないが__」
「なら、いいですよね!///」
「ちょ!」
六花が再度、顔を近づけてきた。
「(やばいやばいやばい!これを受け入れると素に戻った時六花がどう思う?きっと悲しむ。なんとか__)」
俺が考えてると、六花の動きが止まった。
「六花?」
「...すぅー...」
「寝た、のか?」
俺は安堵した。
「...とりあえず、保健室にでも運ぶか。」
俺は六花を抱えて保健室に向かった。
こうして、俺の文化祭は終わった。
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オリキャラの名前、容姿は浮かばないので後々あげます!