今回は休んでしまってごめんなさい。
体調を崩しまして、感想返信をするのがやっとでした。
俺は日菜さんに連絡をした。
「__もしもし。日菜さんですか?」
『うん!どうしたの?』
「良ければ日曜日、俺と遊びに行きませんか?」
『え?!』
「嫌なら断ってくれて構いません。」
『い、いや!行くよ!』
「そうですか。あ、待ち合わせ場所は駅前でお願いします。」
『りょーかーい!』
そうして、電話が切れた。
「...よし、これでいい。
予定は考えてるし、アドバイスの聞き洩らしもない。」
俺は顔をあげて
「後は俺の心だ。」
俺はそう言った。
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”日菜side”
「__うう~!決まらないよ~!!」
「どうしたの?日菜?」
「服が決まらないんだよ~!」
「服?何の?」
「えぇ?!えっと...それは...///」
「(あ、八舞君ね。積極的なのね。)」
紗夜は全てを察した。
「...日菜。」
「?どうしたの、お姉ちゃん?」
「後悔しないように、頑張るのよ。」
そう言って紗夜は部屋を出た。
「え?!なんで知ってるのー!///」
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当日になった。
待ち合わせ時間は日菜さんの事を考慮して昼過ぎだ。
「__栄くーん!」
「こんちには、日菜さん。」
「ごめんね、仕事が入っちゃって...」
「いいですよ。むしろ丁度いいです。」
「?」
「...まぁ、行きましょうか。」
「うん!」
俺たちはある場所に向かった。
「__ここですよ。」
「ここは?」
俺たちが来たのは科学館だ。
「ここは科学館ですよ。」
「科学館?」
「ここのプラネタリウムが評判良いらしいです。」
「プラネタリウム!」
日菜さんの目が輝いた。
「まぁ、入りましょう。」
「うん!」
俺たちは建物に入った。
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「すっごーい!」
日菜さんは科学館のものに興味津々だ。
「時間もありますし、見て回りますか?」
「うん!行きたい!」
俺たちは館内を歩き回った。
「__ねぇねぇ栄君!これ触ってみて!」
「これですか?__ってうわ!」
「あははー!!」
「全く、驚きましたよ。」
「すごかったでしょ?雷!」
「えぇ、まぁ。」
「次、あれ行こ!」
俺たちは時間の許す限り館内を歩き回った。
「__日菜さん、そろそろ時間ですよ。」
「え?もう?」
「はい。」
「じゃあ!行こー!」
俺たちはプラネタリウムに向かった。
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「__すっごいな。」
「うん!広いね!」
プラネタリウムをするホールはかなりの広さだった。
「あ!暗くなってきたよ!」
ホール内は暗くなり、
天井には星が映し出された。
「...綺麗...」
「そうですね、日菜さん。」
だが、俺はあることを思っていた。
「...でも、あの時、栄君と見た星が一番きれいだった...」
「!...あの、日菜さん。」
「?」
「この後、星を見に行きませんか?
あの場所に。」
「うん、行きたい!」
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俺たちはプラネタリウムが終わった後、ある場所に来た。
「__いやー!懐かしいね!」
「来たのは今年ですけどね。」
「そうだっけ?」
「えぇ、俺が日菜さんと出会ったのは今年ですからね。」
「そう言えばそうだったねー!」
俺たちが来たのは山だ。
「前に来たときは大変だったねー」
「そうですね。遭難したり、熊に追いかけられたり。」
俺は前に来た時の事を思い出していた。
「...あれって、私のせい、だよね...」
「気にしなくていいですよ。
なんやかんやいい思い出ですし。」
「でも、あの時の栄君は...」
「大丈夫ですよ。」
俺たちは歩いた。
「今の俺は日菜さんがいてこそですよ。」
「え...?」
「あ、着きましたよ。」
順路に沿って来たらすぐに着いた。
「見てください、日菜さん。
星が綺麗ですよ。」
「!...うん!」
空は満天の星空だ。
「...綺麗だね。」
「はい。」
俺たちは近くにあったベンチで座って星を見てる。
「...前にここに来た時、死んだ星の話をしましたよね。」
「...うん。それで、似てるって。
あの時は意味が分からなかった。」
「あの時は死を待つだけの身でしたから。
そういう意味で似てるなって。」
「栄君...」
「でも、今、俺は生きてます。」
俺はそう言った。
「がんを乗り越えて、普通の人と同じ生活を送れるようになりました。」
「うん!」
「それで、その、日菜さん。」
俺は立ち上がった。
「栄君?」
「俺のわがままを聞いてくれませんか?」
「わがまま...?」
「はい。」
「それって、何...?」
「それは...」
俺は一呼吸した。
「__俺と未来を歩いてください、日菜さん。」
「え...?」
日菜さんは驚いた顔をしている。
「そ、それって、どういうこと...」
「言い換えれば、結婚を前提に付き合ってください、ってことです。」
「...」
日菜さんはうつ向いている。
「日菜さん?」
「栄君!」
「は、はい__?!」
日菜さんが抱き着いてきた。
「...私、分かんないよ。」
「え?」
「だって、嬉しいのに、涙が出るの...」
「!」
「私、不安だったの。」
「不安?」
「私が攫われて、栄君が助けてくれて。
でも、栄君は死んじゃいそうになって...
私が栄君を殺すんじゃないかって...」
「そんな事はないですよ。」
「実は栄君に恨まれてるんじゃないかなて、
嫌われてるんじゃないかなって...」
「でも、違ったでしょう?」
「...うん。」
「俺は日菜さんがいたから生きたいと思えたし、
あの時だって日菜さんだから助けに行きたいと思ったんですよ。」
不安そうな日菜さんに俺はそう言った。
「私、すっごいわがままだよ?」
「知ってます。」
「栄君を振り回すよ?」
「問題ないです。」
「付き合うとか...わからないよ...?///」
「俺もわかりませんよ?」
俺は切り出した
「日菜さん、俺と付き合ってくれますか?」
俺がそう言うと
「__うん!私も栄君と一緒にいたい!」
そう言った日菜さんの笑顔は、空に輝く星よりも、あるかに輝いて見えた。
__そして、しばらく時間が経った。
「__この後、どうします?」
「そうだね~家来る?」
「え?いいんですか?」
「うん!お父さんとお母さんは旅行に行ってるから、お姉ちゃんしかいないよ!」
「なら、行きます。氷川さんに報告しないとですし。」
「じゃあ!行こ!栄君!」
「はい!」
俺は日菜さんに手を引かれた。
俺はこれからも日菜さんに手を引かれ続けるんだろう。
でも、そういうのも良いよな。
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数年後。
俺たちは羽沢珈琲店にいる。
「__やーっとだね!」
「そうですね。」
俺たちは結婚式を二日後に控えていた。
「二人も結婚か~早いね~」
「そうね、リサ。」
「おめでとうございます!二人とも!」
「ありがと!」
「ありがとう、羽沢。」
「...それでなんだけどさ。」
「どうしました、今井さん?」
「紗夜はどうして、そんなに眠そうなのかなー?」
「...二人の営みの声が...」
「あ...(察し)」
「...すいません、紗夜さん。」
「ごめんね、お姉ちゃん...」
俺たちは謝った。
「でも...」
「紗夜?」
「私の妹と義弟は...可愛いですね...!」
「紗夜ーーー!!」
紗夜さんは眠りについた。
「まさか、そこまで声が漏れてるとは...」
「うん...言ってくれればよかったのに...」
「まぁ、それだけ二人が可愛いんだよ!ね!友希那!」
「えぇ、そうね。」
「紗夜さんには今度なにか買っていきます。」
俺たちはしばらく話していた。
「__あ、そう言えば!」
「日菜?」
「私、栄君との子供出来たんだ!」
「「「え?」」」
「ひ、日菜?いつ分かったんですか?!」
「朝に病院行ってきたんだー!それで分かったの!」
「そ、そうですか。」
「日菜がお母さん?大丈夫?」
「大丈夫だよリサちー!」
「まぁ、八舞君がいるから、大丈夫じゃないかしら?」
「そうだね、八舞いるし、大丈夫か!」
「も~!私も大丈夫だよー!」
「日菜は相変わらずフリーダムですからね。
心配にもなりますよ。」
「だよね~!」
「そうね。」
「栄君まで?!」
「...冗談ですよ?」
「間が気になるよ!」
「それにしても、俺が父親か。
昔じゃ考えられないな。」
「もう!栄君!それは言わないんでしょ!」
「あ、すいません。」
「というわけで罰ゲーム♪」
「え?ここで?」
「うん!」
「いや、人前じゃ流石に__!!」
「んっ...///」
日菜さんにキスをされた。
「え?え?2人とも?!」
「...中々、過激なのね...///」
「す、すごい...///」
周りからいろいろ言われている。
「__反省した?」
「はい、しました。」
「もうそれ言っちゃだめだよ?」
「はい。でも...」
「?」
俺は日菜の耳元でこう言った。
「...今夜、覚悟してろよ日菜。」
「~っ///」
「...まさか、日菜って受け?」
「...じゃあ、八舞君は...」
「狼...いえ、王様、なのかしら?」
「どうしました?三人とも?」
「「「なんでもない!!!」」」
「そ、そうですか。」
「ねぇ、栄君?」
「はい?」
日菜さんに呼ばれた。
「どう?」
「どうとは?」
「今、幸せ?」
「はい。日菜といるから。」
「そう...」
「日菜?」
日菜はこっちを見ている。
「私も、最高に幸せ!」
「良かったよ。」
「これからも、よろしくね?栄君。」
「はい、日菜。」
俺は今言った通り幸せだ。
「これからは、私と栄君とこの子で三人だよ!」
「はい!日菜!」
これからも、天才少女との世界を、
謳歌することにしようとするか。
次はメタ回になりますので。
思いついた方は感想欄でも大丈夫ですので、書いて行ってくださいね!
主人公 八舞栄斗
ヒロイン 氷川日菜 佐藤ますき 朝日六花
主要人物 チュチュ パレオ レイヤ 美竹蘭 青葉モカ 羽沢つぐみ 宇田川巴 上原ひまり 氷川紗夜 湊友希那 今井リサ 丸山彩