恋愛のブシドー   作:火の車

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学生編友希那とリサです


学生編 友希那&リサ

 ”友希那”

 

「__ねぇ、栄斗?」

「どうしました?」

「このあと、時間あるかしら?」

「ありますよ。」

 

 俺はロゼリアの練習の後、友希那と話していた。

 

「でも、珍しいですね。友希那が誘ってくるなんて。」

「...色々あるのよ。早く行くわよ。」

「はい。」

 

 俺たちはライブハウスをでた。

________________________

 

 外は冬なだけあって、寒い。

 

「__そう言えば、今日はどうしたんですか?」

「...デートに行きたいわ///」

「デート?」

「私も、憧れくらい少しはあるわよ///」

 

 友希那は恥ずかしそうにしてる。

 

「じゃあ、どこに行きますか?」

「それは考えてるわ。」

「え?(友希那が?)」

「...ついて来て。」

「あ、はい。」

 

 俺たちはしばらく歩いた。

 

「__ここよ。」

「?ここは?」

「カラオケよ。」

「カラオケ...あ、歌うところか。」

「入るわよ。」

 

 俺たちはカラオケに入った。

________________________

 

「__へぇ、これがカラオケ。」

「初めてかしら?」

「はい。来る機会がなかったので。」

「そう...」

「楽しみです。」

「使い方を教えてあげるわ。」

 

 カラオケが始まった。

 

「~♪」

「(相変わらず友希那は歌がうまい。

 流石ボーカルだ。)」

 

「__終わったわよ。」

「素晴らしい歌でした。」

「ありがとう。次は栄斗が歌いなさい。」

「俺ですか?うーん...」

 

 俺は色々な歌を見てみた。

 

「(あ、これ、前テレビで見たやつだ。これにしよ。)」

 

 俺は曲を入れた。

 

「これは何の曲なの?」

「えっと、テレビで見たことがある曲です。」

 

 俺は歌い始めた。

 

「~~♪」

「!///(こ、この曲!///)」

「(ん?どうしたんだろう?)」

「///(栄斗、分かってないのかしら?///)」

 

 栄斗が歌ってるのは所謂ラブソングだ。

 

「__ふぅ、こんな感じかな?

 って、友希那?」

「な、何かしら...?///」

「どうしました?顔が赤いような__」

「な、なんでもないわ!次歌うわ!」

「え?あ、はい。」

 

 そして、俺たちはカラオケを楽しんだ。

________________________

 

「__楽しかったですね。」

「えぇ、そうね。」

「でも、驚きました。友希那がパスパレの曲を歌うなんて。」

「歌ってみたかったのよ。」

「可愛かったですよ?」

「そ、そう///」

「はい。」

 

 俺たちはしばらく歩いた。

 流れで来たのは高台だった。

 

「友希那?何でここに来たんですか?」

「...渡したいものがあるわ。」

「?」

 

 友希那はカバンからあるものを出した。

 

「誕生日おめでとう。栄斗!」

「え?誕生日?...あ、そういえば今日だった。」

「これは私からの誕生日プレゼントよ。」

「開けてみてもいいですか?」

「えぇ、もちろんよ。」

 

 俺はプレゼントを開けた。

 

「__これは。」

 

 プレゼントはネックレスだった。

 俺が友希那に渡したのと形が似てる。

 

「どうかしら?」

「嬉しいです。ありがとうございます、友希那。」

「気に入ってくれてよかったわ。

 あと、これもあげるわ。」

「?__?!」

「ん...///」

 

 友希那がキスをしてきた。

 

「これも、プレゼント、よ?///」

「...最高です。友希那。」

「そう///」

 

 とても幸せな誕生日だった。

________________________

 

 ”リサ”

 

「__なんですか、これは?」

 

 俺は困惑していた。

 なんたって。

 

「誕生日プレゼント!」

「いや、それは理解しました。

 でもですね、なんでリサさんにリボンが?」

 

 そう、リサさんが自分にリボンを巻き付けてるのだ。

 

「私がプレゼントだよ!」

「え?どういう事ですか?」

「だーかーらー!私がプレゼントだよ!」

「(おかしい。状況もだが、リサさんの様子が。

 ...ん?このにおい...まさか!)」

 

 俺は聞いてみることにした。

 

「リサさん、酔ってますか?」

「え~?そんなわけないじゃん~!///

 まだ学生だよ~!///」

「(喋り方からもう酔ってるって分かった)」

「で、プレゼントだよー栄斗ー///」

「いや、あの...」

「...もしかして、嬉しくない?」

「え?」

「そうだよね...私なんて...」

 

 リサさんは泣きそうだ。

 

「あー。リサさん?」

「何...?」

「すいません。少し驚いてただけで、嬉しいですよ。」

「え?」

「プレゼントなんですよね?」

「え?__きゃ!」

 

 俺はリサさんを抱きかかえた。

 

「じゃあ、リサさんをいただきますね。」

「///...う、うん///」

 

 ここから先は想像してください。

________________________

 

「__ん?ここは...」

「...うん?あ、おはようございます。リサさん。」

「え?栄斗?なんで?」

「覚えてないんですか?」

「?何のこと__あ、///」

 

 リサさんの顔が急に赤くなった。

 

「...」

「あの、リサさん?」

「ご、ごめんね、栄斗///」

「いや、いいですよ。」

「私、またあんな...///」

 

 リサさんは布団にもぐった。

 

「可愛かったですよ。」

「うぅ...///」

「それより、よかったんですか?

 帰らなくても?」

「うん?あ。」

「...忘れてたんですね。」

「...うん。お母さんたちになんて言おう...?」

「俺も行きましょうか?」

「えぇ?!」

「いいじゃないですか。婚約者の家に泊まってたと言えば。

 あと、両親に挨拶しましょうか。」

「え、栄斗...?///」

「そうと決まればすぐ行きましょう。」

「ちょ!ちょっと待ってー!!!///」

 

 この後、リサさんの両親に挨拶した。




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