”友希那”
「__ねぇ、栄斗?」
「どうしました?」
「このあと、時間あるかしら?」
「ありますよ。」
俺はロゼリアの練習の後、友希那と話していた。
「でも、珍しいですね。友希那が誘ってくるなんて。」
「...色々あるのよ。早く行くわよ。」
「はい。」
俺たちはライブハウスをでた。
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外は冬なだけあって、寒い。
「__そう言えば、今日はどうしたんですか?」
「...デートに行きたいわ///」
「デート?」
「私も、憧れくらい少しはあるわよ///」
友希那は恥ずかしそうにしてる。
「じゃあ、どこに行きますか?」
「それは考えてるわ。」
「え?(友希那が?)」
「...ついて来て。」
「あ、はい。」
俺たちはしばらく歩いた。
「__ここよ。」
「?ここは?」
「カラオケよ。」
「カラオケ...あ、歌うところか。」
「入るわよ。」
俺たちはカラオケに入った。
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「__へぇ、これがカラオケ。」
「初めてかしら?」
「はい。来る機会がなかったので。」
「そう...」
「楽しみです。」
「使い方を教えてあげるわ。」
カラオケが始まった。
「~♪」
「(相変わらず友希那は歌がうまい。
流石ボーカルだ。)」
「__終わったわよ。」
「素晴らしい歌でした。」
「ありがとう。次は栄斗が歌いなさい。」
「俺ですか?うーん...」
俺は色々な歌を見てみた。
「(あ、これ、前テレビで見たやつだ。これにしよ。)」
俺は曲を入れた。
「これは何の曲なの?」
「えっと、テレビで見たことがある曲です。」
俺は歌い始めた。
「~~♪」
「!///(こ、この曲!///)」
「(ん?どうしたんだろう?)」
「///(栄斗、分かってないのかしら?///)」
栄斗が歌ってるのは所謂ラブソングだ。
「__ふぅ、こんな感じかな?
って、友希那?」
「な、何かしら...?///」
「どうしました?顔が赤いような__」
「な、なんでもないわ!次歌うわ!」
「え?あ、はい。」
そして、俺たちはカラオケを楽しんだ。
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「__楽しかったですね。」
「えぇ、そうね。」
「でも、驚きました。友希那がパスパレの曲を歌うなんて。」
「歌ってみたかったのよ。」
「可愛かったですよ?」
「そ、そう///」
「はい。」
俺たちはしばらく歩いた。
流れで来たのは高台だった。
「友希那?何でここに来たんですか?」
「...渡したいものがあるわ。」
「?」
友希那はカバンからあるものを出した。
「誕生日おめでとう。栄斗!」
「え?誕生日?...あ、そういえば今日だった。」
「これは私からの誕生日プレゼントよ。」
「開けてみてもいいですか?」
「えぇ、もちろんよ。」
俺はプレゼントを開けた。
「__これは。」
プレゼントはネックレスだった。
俺が友希那に渡したのと形が似てる。
「どうかしら?」
「嬉しいです。ありがとうございます、友希那。」
「気に入ってくれてよかったわ。
あと、これもあげるわ。」
「?__?!」
「ん...///」
友希那がキスをしてきた。
「これも、プレゼント、よ?///」
「...最高です。友希那。」
「そう///」
とても幸せな誕生日だった。
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”リサ”
「__なんですか、これは?」
俺は困惑していた。
なんたって。
「誕生日プレゼント!」
「いや、それは理解しました。
でもですね、なんでリサさんにリボンが?」
そう、リサさんが自分にリボンを巻き付けてるのだ。
「私がプレゼントだよ!」
「え?どういう事ですか?」
「だーかーらー!私がプレゼントだよ!」
「(おかしい。状況もだが、リサさんの様子が。
...ん?このにおい...まさか!)」
俺は聞いてみることにした。
「リサさん、酔ってますか?」
「え~?そんなわけないじゃん~!///
まだ学生だよ~!///」
「(喋り方からもう酔ってるって分かった)」
「で、プレゼントだよー栄斗ー///」
「いや、あの...」
「...もしかして、嬉しくない?」
「え?」
「そうだよね...私なんて...」
リサさんは泣きそうだ。
「あー。リサさん?」
「何...?」
「すいません。少し驚いてただけで、嬉しいですよ。」
「え?」
「プレゼントなんですよね?」
「え?__きゃ!」
俺はリサさんを抱きかかえた。
「じゃあ、リサさんをいただきますね。」
「///...う、うん///」
ここから先は想像してください。
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「__ん?ここは...」
「...うん?あ、おはようございます。リサさん。」
「え?栄斗?なんで?」
「覚えてないんですか?」
「?何のこと__あ、///」
リサさんの顔が急に赤くなった。
「...」
「あの、リサさん?」
「ご、ごめんね、栄斗///」
「いや、いいですよ。」
「私、またあんな...///」
リサさんは布団にもぐった。
「可愛かったですよ。」
「うぅ...///」
「それより、よかったんですか?
帰らなくても?」
「うん?あ。」
「...忘れてたんですね。」
「...うん。お母さんたちになんて言おう...?」
「俺も行きましょうか?」
「えぇ?!」
「いいじゃないですか。婚約者の家に泊まってたと言えば。
あと、両親に挨拶しましょうか。」
「え、栄斗...?///」
「そうと決まればすぐ行きましょう。」
「ちょ!ちょっと待ってー!!!///」
この後、リサさんの両親に挨拶した。
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