リサ「__ねぇ!皆でキャンプ行かない?」
栄斗「キャンプ?」
リサさんが突然、そんな事を言い出した。
リサ「そろそろ夏だしさー、何かしたいじゃん?」
あこ「楽しそー!」
リサ「だよねー!」
友希那「...あれは止められないわね。」
紗夜「そうですね...」
栄斗「キャンプですかー。」
友希那「八舞君は受験は大丈夫なのかしら?」
栄斗「大丈夫ですよ。行くところはだいたい決まってますし。」
紗夜「まぁ、栄斗ならどこでも行けると思いますがね。」
友希那「なるほど。だから、紗夜と同じ大学に行くのね。」
栄斗「はい。変な人に捕まってないか心配で...」
紗夜「そんな理由だったんですか!?」
栄斗「まぁ、紗夜と一緒がいい半分、心配半分ってところですね。」
紗夜「...ま、まぁ、一緒がいいと言うなら///」
燐子「(なんでだろう...氷川さんにしっぽが見える...熱中症かな?)」
リサ「それでさ!キャンプにはいつ行く?」
友希那「八舞君とあこ、終業式はいつかしら?」
栄斗「俺は明後日ですね。」
あこ「あこも同じです!」
紗夜「なら、一週間後くらいですか?」
燐子「それで...いいと思います。」
リサ「オッケー☆じゃ、一週間後に出発ってことで!」
この日はこれで解散した。
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紗夜「あの、栄斗?」
栄斗「はい?」
紗夜「この後、少し付き合ってくれませんか?」
栄斗「いいですよ。どこに行くんですか?」
紗夜「今井さんに言われた用意を買いに行こうかと。」
栄斗「えーっと...って、水着じゃないですか。
去年のはだめなんですか?」
紗夜「!そ、それは...」
栄斗「?」
紗夜「...最近、少し大きくなったみたいで...///」
栄斗「早急に買いに行きましょう。さぁ、早く。」
どこがと原因は名誉のために伏せることにしよう。
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ショッピングモールに来た。
紗夜「__これとこれなら、どっちがいいですか?」
栄斗「そうですね...やっぱり青の方がいいですね。」
紗夜「なら、これにしましょうか。」
栄斗「あ、それ貸してください。」
紗夜「え?...もしかして、着るんですか?」
栄斗「そんな訳ないでしょう。ここは俺が買いますって事ですよ。」
紗夜「いえ、それは悪いですから。」
栄斗「プレゼントとでも思ってください。」
紗夜「あなたはいくつ私にプレゼントをくれるのですか...?」
栄斗「うーん、そんなに渡しました?」
紗夜「アクセサリーにクッション、あげたらキリがないです。」
栄斗「まぁ、いいでしょう。買ってきます。」
紗夜「ちょっと!」
俺は会計に行った。
栄斗「はい、どうぞ。」
紗夜「...もう、栄斗は。」
栄斗「ははは。」
紗夜「仕方ありません、またお返しをします。」
栄斗「それは楽しみですね。」
俺たちはショッピングモールを出た。
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キャンプ出発当日になった。
リサ「__おっはよー!皆ー!」
あこ「おはよー!リサ姉ー!」
燐子「友希那さんも...おはようございます。」
友希那「えぇ、おはよう、燐子。」
紗夜「...栄斗、すこし持ちましょうか?」
栄斗「?大丈夫ですよ?」
リサ「いやいや、ほとんど八舞君が持ってるじゃん!?」
栄斗「余裕ですよ、このくらい。」
あこ「あれ?これって友希那さんの荷物じゃ...」
友希那「!」
リサ「友希那?」
友希那「...ごめんなさい。」
栄斗「別にいですよ。運転はリサさんな訳ですし。
これくらいしないと。」
リサ「後輩の社畜感がすっごい...」
燐子「でも、どうやって持ってるんですか?」
あこ「道具に全員分の荷物ですよね?」
紗夜「栄斗、どこに重力を置いてきたんですか?」
栄斗「いや、置いてませんよ。」
友希那「...早く行かないかしら?」
リサ「そだねー。じゃ、車に乗って!」
俺たちは車に乗った。
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あこ「__リサ姉、運転してるー!かっこいい!」
リサ「そー?」
あこ「うん!なんかね、バーン!ってかんじ!」
友希那「...事故でも起こしてそうな擬音ね。」
リサ「ちょ!事故なんかしないって!」
あこ「あこも運転したいなー!りんりんドライブ行こうね!」
燐子「うん、行こうね、あこちゃん...!」
栄斗「(なんでだろう。燐子さんが魂が抜けそうになってる未来が見える。)」
紗夜「...宇田川さんが運転...?」
栄斗「俺も同じ気持ちです。」
紗夜「白金さん、頑張ってくださいね。」
燐子「え?」
栄斗「俺たちは何があっても燐子さんの味方ですから。」
燐子「私...なにかしました...?」
そんなこんなでしばらく時間がった。
リサ「そー言えばさー」
リサさんが口を開いた。
リサ「八舞君と紗夜ってどんな感じなのー?」
紗夜「!ど、どんな感じとは?」
リサ「いや、二人が付き合い始めて結構経つじゃん?
どこまで進んだのかなーって。」
あこ「あこも気になる!」
燐子「わ、私も...」
友希那「私も気になるわ。」
紗夜「え?あの、その...」
栄斗「(うーん、まずいかな?)」
リサ「キスはしたんでしょ?」
紗夜「...はい///」
あこ「じゃあ、次は...ハグ?」
栄斗「したぞー。」
燐子「じゃあ、次は...!!///」
燐子さんの顔が急に赤くなった。
栄斗「?どうしました?」
燐子「あの...その...///」
リサ「あー...」
あこ「りんりん...」
友希那「?次は何なの?」
リサ「うーん、何かなー?アハハ...」
あこ「あれですよね、所謂、いとな__」
紗夜「わーー!!!///」
栄斗「まて、あこに関してはどこでそんな言葉覚えて来た!?」
あこ「え?りんりんのベッドの下にあった本に書いてあったよ!」
燐子「」
栄斗、紗夜、友希那、リサ「あ...(察し)」
俺たちは何かを察した。
もうここからは可哀そうとしか言えなかった。
あこによる燐子さんの趣味?の暴露。
隠してる本の冊数などなど。
燐子「...もう、どこかに消えてしまいたい...」
紗夜「その...何と言っていいのか...」
リサ「ひ、人それぞれだよねー...」
栄斗「(ここは黙っておこう。)」
あこ「皆さん、どうしたんですか?」
栄斗「(天然でここまでやったのか、やばいな。)」
友希那「...燐子。」
燐子「...はい...」
友希那「燐子にそんな趣味がったのね。
し、知らなかったわ///」
燐子「」
あこ「り、りんりーん!」
栄斗「(...とどめをさされたか。ご愁傷様です。)」
そうしてうちに、キャンプ場に着いた。
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リサ「さ、さぁ!着いたよー!皆ー!」
紗夜「運転、お疲れ様です。」
あこ「わーい!キャンプだー!」
友希那「意外と涼しいのね。」
燐子「...」
栄斗「取り合えず、何しますか?」
リサ「まず遊ぶでしょ!」
あこ「だよねー!」
友希那「そんなものなの?」
紗夜「それでは、近くの川に行きましょうか。」
皆は着替えに行った。
栄斗「俺は準備でもしようかな。」
俺は準備を始めた。
栄斗「テントは...ここをこうして...
意外と簡単だな。」
紗夜「__栄斗。」
栄斗「もう、戻って来たんで...すか?」
紗夜「///」
目の前にはこの前かった水着を着た紗夜。
一言で言えば素晴らしい。
紗夜「ど、どうでしょうか?///」
栄斗「とても似合ってますよ、可愛いです、このままずっと見てられます。」
紗夜「そ、そうですか///」
リサ「あのーイチャついてるとこ悪いんだけどー」
栄斗、紗夜「!」
友希那「相変わらずね、二人は。」
あこ「仲良しですね!」
燐子「...」
栄斗「あまり、茶化さないでほしいんですが。」
友希那「あら、ごめんなさい?」
紗夜「...///」
リサ「あたし達は川行くけど、八舞君はどうするー?」
栄斗「俺は用意してるので皆さんはどうぞ。」
紗夜「私も手伝いましょうか?」
栄斗「別に大丈夫ですよ。紗夜は楽しんできてください。」
あこ「そーですよ!行きましょう!」
紗夜「ちょ!宇田川さん!?」
リサ「じゃあ、お願いねー!」
そう言って皆は川に行った。
栄斗「さーて、用意用意。」
俺は用意を始めた。
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”ロゼリア”
あこ「つっめたーい!」
リサ「さいっこー!」
友希那「全く、二人は元気ね。」
紗夜「そうですね。」
あこ「二人も...」
リサ「くらえー☆」
あことリサは二人に水をかけた。
友希那「ちょっと!何するの!」
リサ「まぁまぁ、友希那ー☆」
あこ「そうですよー!楽しみましょうよー!」
紗夜「それはいいのですが、白金さんはどうしました?」
リサ「そう言えば、どこ行ったのかな...って、燐子!?」
あこ「ちょ!りんりん浮いてる!?」
あこは燐子の方に行った。
あこ「りんりーん!!!」
燐子「__っは!...あ、あこちゃん...?」
あこ「何やってたの!?」
燐子「...覚えてない...」
リサ「ま、まぁ皆で遊ぼうよ!」
紗夜「そうですね。」
ロゼリアは時間の許す限り遊んだ。
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リサ「__あー!楽しかったー!」
友希那「はしゃいだのは久しぶりだったわ。」
あこ「りんりんも元気なったし!」
燐子「私は...何をしてたの...?」
紗夜「思い出さない方がいいと思いますよ。」
燐子「え?(ほんとにどうなってたの?)」
紗夜「そう言えば栄斗は来ませんでしたね。
用意なら終わってると思うのですが。」
栄斗「__あ、お帰りなさーい。」
栄斗は夕飯の用意をしていた。
栄斗「夕飯はカレーですよー。」
リサ「後輩が有能過ぎてやばい。」
夕飯を食べ始めた。
あこ「おいしー!」
燐子「うん!...そうだね!」
リサ「こりゃ、あたしも勝てないなー!」
友希那「甘口なのもいいわ。」
紗夜「流石、栄斗です。」
栄斗「普通ですよ?」
リサ「でも、紗夜って栄斗と結婚すれば毎日、美味しいものが食べれるんだよね?」
紗夜「えぇ!?///」
あこ「ちょー羨ましいですよ!」
燐子「はい。」
友希那「ご飯だけ作りに来てほしい腕前だもの。」
紗夜「うぅ...///」
栄斗「結婚ですかー。いいですね。」
紗夜「栄斗!?///」
リサ「もう計画してる感じ?」
栄斗「まぁ、すぐに分かるんじゃないですか?」
こうして夕飯が終わった。
__時間は過ぎ、夜中になった。
栄斗「__星がきれいだ。あのあたりじゃ見れないな。」
紗夜「__栄斗?」
栄斗「紗夜?起きてたんですか?」
紗夜「えぇ。それで、栄斗は何をしてるのかしら?」
栄斗「星を見てました。とても綺麗なので。」
俺は空を指さした。
紗夜「...本当に、綺麗ですね。」
栄斗「まぁ、綺麗なのは間違いないんですが...」
紗夜「?どうしました?」
栄斗「...紗夜の方が何倍も綺麗なので星が霞むなと。」
紗夜「そ、そうですか...///」
俺たちはしばらく星を眺めていた。
栄斗「さて、そろそろ寝ないとまずい時間ですね。」
紗夜「そう言えば、テントが一つ足りませんよね?」
栄斗「十中八九、リサさんの仕業ですね。」
紗夜「なるほど、私たちを。」
栄斗「まぁ、俺は椅子に座りながら寝ますよ。」
俺が椅子の方に行こうとすると、
紗夜に袖を掴まれた。
栄斗「どうしました?」
紗夜「あの、今井さんの策にはまるのは癪なのですが...その...///」
栄斗「?」
紗夜「一緒のテントに来ませんか...?///」
栄斗「!?」
紗夜「水着のお礼もしてませんから、その...///」
栄斗「紗夜は悪い人になりましたね。」
紗夜「...こうしたのは、栄斗でしょう?///」
栄斗「まぁ、間違いないですね。そういう事なら行きましょうか紗夜。」
紗夜「はい...///」
その後はご想像に。
ただ、翌朝、起こしに来たあこに見つかり。
燐子さんに「燃えますよね!」と言われ、
友希那さんとリサさんには目をそらされてた、
とだけ言っておこう。
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次は千聖ルートで秋ネタです!
活動報告の方も見てない方は是非!