恋愛のブシドー   作:火の車

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日菜ルートです!


クリスマス!(日菜ルート)

日菜「栄くーん!」

栄斗「どうも、日菜さん。」

 

 今日は12月24日。

 俺は日菜さんと待ち合わせていた。

 

栄斗「それでは行きましょうか。」

日菜「うん!...って、どこに行くんだっけ?」

栄斗「俺の家」

日菜「えぇ!?」

栄斗「の前に、スーパーです。」

日菜「え?スーパー?」

栄斗「行きましょうか。」

日菜「え?うん。」

 

 俺たちはスーパーに向かった。

________________________

 

栄斗「__えーっと、これとこれ、後は...これも。」

日菜「お肉をいっぱい買ってるね?」

栄斗「野菜も買いますよ。」

 

 野菜コーナーに行った。

 

栄斗「これと...後、あった、これだ。」

日菜「キャベツ?他のもたくさん?」

栄斗「後は調味料を買ったら終わりです。」

 

 こうして買い物が終わった。

 そして、俺の家に向かった。

________________________

 

栄斗「ただいまーっと。」

日菜「おじゃましまーす!」

栄斗「さて、日菜さんはくつろいでてください。

俺は色々用意することがあるので。」

日菜「手伝おっか?」

栄斗「大丈夫ですよ。むしろ、日菜さんに秘密でしたいので。」

日菜「えー!気になるよー!」

栄斗「楽しみにしててください。」

 

 俺はキッチンに行った。

 

栄斗「__さて、始めるかな。」

________________________

 

 ”日菜”

 

日菜「__栄君、キッチンに行ったけど何してるのかな?」

 

 日菜は栄斗の部屋にいる。

 

日菜「勝手に栄君の部屋に入ったけど、大丈夫かな?

うーん...大丈夫だね!」

 

 日菜は椅子に座った。

 

日菜「そー言えば、リサちーが栄君の家に行ったらベッドの下見てみてって言ってたような?」

 

 ベッドの下を覗き込んだ。

 

日菜「うーん...何もない?あ、本棚もって言ってた!

どれどれ~」

 

 日菜は本棚の本を見た。

 

日菜「えーっと、推理小説とかばっかりだね?

後は...あれ?この本。」

 

 一冊の本を手に取った。

 

日菜「星に関する本?付箋もいっぱいついてるし。

あ、こっちはバンドの本だ!

でも、なんで栄君がこんな本を?」

栄斗「__天文部に入ったので知識もいるかなと。

バンドの本は日菜さんがしてるから興味が出ました。」

日菜「!え、栄君!?」

栄斗「やっぱりここにいましたか。」

日菜「ごめん...」

栄斗「別にいいですよ。何もないですから。」

日菜「リサちーがベッドの下とか見てみてって言ってたのは何だったのかな?」

栄斗「...さぁ、なんでしょうか。掃除が行き届いてるかじゃないですか?」

日菜「そんな事なの?」

栄斗「恐らく。」

日菜「そう言えば栄君はなんでここにきたの?」

栄斗「用意が出来たので呼びにきました。」

日菜「もうできたの?」

栄斗「はい。もう完璧ですよ。」

日菜「じゃあ!行こ!」

 

 二人はリビングに向かった。

________________________

 

日菜「__それで、今日は何するの?」

栄斗「今日は折角クリスマスなので、日菜さんに料理を食べてもらおうかと。」

日菜「栄君の料理!?やったー!」

栄斗「まぁ、座ってください。すぐに出すので。」

日菜「はーい!」

 

 日菜さんは席に着いた。

 

栄斗「じゃあ、まずこれです。」

日菜「タコと...ラスクかな?」

栄斗「はい。食べてみてください。」

日菜「うん!いただきまーす!」

 

 日菜さんは料理を口に入れた。

 

日菜「__美味しー!」

栄斗「よかった。」

日菜「これ、どこの料理なの?」

栄斗「元ネタはイタリア料理ですよ。」

日菜「へぇー、すごいね!栄君!」

栄斗「まぁ、次です。」

日菜「次はお寿司だー!」

栄斗「てまり寿司より小さくしたものです。」

日菜「ん~!これも美味しい!

こんなに小さいのにしっかり味がするー!」

栄斗「今回は職人の技を参考にしました。」

日菜「そんな事も出来るんだ。」

栄斗「じゃあ、次はスープですよ。」

日菜「コーンスープだ!」

栄斗「まぁ、それは普通のですよ。」

日菜「でも、安心する味...」

栄斗「さて、次の料理ですが...」

日菜「どうしたの?」

栄斗「少し、待っていてください。」

日菜「うん?」

 

 栄斗は一旦キッチンに下がると、

 すぐに戻ってきた。

 

栄斗「__お待たせしました。

これが俺が一番食べてほしかった料理です。」

日菜「これって...!」

栄斗「ハンバーガーです。

ジャンクフードがお好きと聞いたので。」

日菜「こんなの絶対美味しいじゃん!」

栄斗「どうぞ。」

日菜「うん...!」

 

 日菜さんはハンバーガーを食べた。

 

日菜「~!!!こ、これ!」

 

 日菜さんは目を輝かせてる。

 

日菜「こんなの初めて!お店じゃ絶対に食べられない!」

栄斗「まぁ、全部オリジナルですからね。」

日菜「すごいねー!」

栄斗「じゃ、デザートにしましょうか。

ケーキですよ。」

日菜「わーい!あ、まさかこれも?」

栄斗「はい、作ってみました。」

日菜「本当に栄君って料理上手だね!」

栄斗「普通ですよ。まぁ、食べましょうか。」

 

 俺たちはケーキを食べた。

________________________

 

日菜「__ありがとね、栄君。」

栄斗「何回目ですか。」

 

 夕飯を食べ終わってからしばらく、

 俺たちはソファでくつろいでいた。

 

日菜「だって、あんなに美味しい物、久し振りに食べたんだもん。」

栄斗「日菜さんのためならいくらでも作りますよ。」

日菜「楽しみになるね!」

 

 日菜さんは時計を見た。

 

日菜「もうこんな時間かー...」

栄斗「もうすぐで日付が変わりますね。送りますよ?」

 

 俺が立ち上がろうとすると、日菜さんに服を引っ張られた。

 

栄斗「どうしたんですか?」

日菜「...帰りたくない。」

栄斗「え?」

日菜「もっと、栄君と一緒にいたい...」

栄斗「でも、家族も心配するでしょう?」

日菜「でも...」

 

 日菜さんの電話が鳴った。

 

日菜「お姉ちゃん...?__!!」

栄斗「どうしました?」

日菜「こ、これ!」

栄斗「えーっと?」

『お母さんたちは誤魔化しておくから、今日は泊ってきなさい。』

栄斗「氷川さん、エスパー?」

日菜「で、でも、これで...!」

栄斗「そうですね。泊まれますね。」

日菜「泊ってもいいの?」

栄斗「いいですよ。」

日菜「やったー!」

 

 日菜さんは喜んでいる。

 そうしてるうちに12時。

 12月25日になった。

 

栄斗「日菜さん。」

日菜「?」

栄斗「メリークリスマス。」

 

 俺は日菜さんにプレゼントを渡した。

 

日菜「こ、これって。」

栄斗「プレゼントですよ。中身は確認してみてください。」

日菜「う、うん。__これ!」

 

 中に入ってるのは指輪だった。

 

栄斗「結婚を前提に付き合ってるわけなので、あげたいなと。」

日菜「で、でも、いいの?すっごく高そうだけど...?」

栄斗「大丈夫ですよー。気にしなくても。」

日菜「じゃあ、あたしもあげる!」

 

 日菜さんはカバンからは箱を出した。

 

日菜「時計だよ!」

栄斗「いや、日菜さんの方がすごいでしょ。」

日菜「あたしはパスパレで色々もらえるからね!」

栄斗「ありがとうございます。大切にします。」

日菜「あたしも、大切にする!」

 

 しばらく時間が経った。

 

日菜「あたしも結婚するのかー」

栄斗「もう少し先ですがね。」

日菜「ううん!すぐだよ!」

栄斗「そうですか?」

日菜「うん!だって!

栄君と一緒にいると楽しいから、時間なんて一瞬で過ぎちゃうんだもん!」

 

 日菜さんは笑顔でそう言った。

 

栄斗「そうかもですね。」

日菜「楽しい時間は一瞬で過ぎていくよ!

だから、るんっ♪っと楽しも!」

栄斗「そうですね、るんっと。」

 

 目まぐるしく時間は過ぎる。

 日菜さんと結婚してるのも、意外とすぐかもな。




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