日菜「栄くーん!」
栄斗「どうも、日菜さん。」
今日は12月24日。
俺は日菜さんと待ち合わせていた。
栄斗「それでは行きましょうか。」
日菜「うん!...って、どこに行くんだっけ?」
栄斗「俺の家」
日菜「えぇ!?」
栄斗「の前に、スーパーです。」
日菜「え?スーパー?」
栄斗「行きましょうか。」
日菜「え?うん。」
俺たちはスーパーに向かった。
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栄斗「__えーっと、これとこれ、後は...これも。」
日菜「お肉をいっぱい買ってるね?」
栄斗「野菜も買いますよ。」
野菜コーナーに行った。
栄斗「これと...後、あった、これだ。」
日菜「キャベツ?他のもたくさん?」
栄斗「後は調味料を買ったら終わりです。」
こうして買い物が終わった。
そして、俺の家に向かった。
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栄斗「ただいまーっと。」
日菜「おじゃましまーす!」
栄斗「さて、日菜さんはくつろいでてください。
俺は色々用意することがあるので。」
日菜「手伝おっか?」
栄斗「大丈夫ですよ。むしろ、日菜さんに秘密でしたいので。」
日菜「えー!気になるよー!」
栄斗「楽しみにしててください。」
俺はキッチンに行った。
栄斗「__さて、始めるかな。」
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”日菜”
日菜「__栄君、キッチンに行ったけど何してるのかな?」
日菜は栄斗の部屋にいる。
日菜「勝手に栄君の部屋に入ったけど、大丈夫かな?
うーん...大丈夫だね!」
日菜は椅子に座った。
日菜「そー言えば、リサちーが栄君の家に行ったらベッドの下見てみてって言ってたような?」
ベッドの下を覗き込んだ。
日菜「うーん...何もない?あ、本棚もって言ってた!
どれどれ~」
日菜は本棚の本を見た。
日菜「えーっと、推理小説とかばっかりだね?
後は...あれ?この本。」
一冊の本を手に取った。
日菜「星に関する本?付箋もいっぱいついてるし。
あ、こっちはバンドの本だ!
でも、なんで栄君がこんな本を?」
栄斗「__天文部に入ったので知識もいるかなと。
バンドの本は日菜さんがしてるから興味が出ました。」
日菜「!え、栄君!?」
栄斗「やっぱりここにいましたか。」
日菜「ごめん...」
栄斗「別にいいですよ。何もないですから。」
日菜「リサちーがベッドの下とか見てみてって言ってたのは何だったのかな?」
栄斗「...さぁ、なんでしょうか。掃除が行き届いてるかじゃないですか?」
日菜「そんな事なの?」
栄斗「恐らく。」
日菜「そう言えば栄君はなんでここにきたの?」
栄斗「用意が出来たので呼びにきました。」
日菜「もうできたの?」
栄斗「はい。もう完璧ですよ。」
日菜「じゃあ!行こ!」
二人はリビングに向かった。
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日菜「__それで、今日は何するの?」
栄斗「今日は折角クリスマスなので、日菜さんに料理を食べてもらおうかと。」
日菜「栄君の料理!?やったー!」
栄斗「まぁ、座ってください。すぐに出すので。」
日菜「はーい!」
日菜さんは席に着いた。
栄斗「じゃあ、まずこれです。」
日菜「タコと...ラスクかな?」
栄斗「はい。食べてみてください。」
日菜「うん!いただきまーす!」
日菜さんは料理を口に入れた。
日菜「__美味しー!」
栄斗「よかった。」
日菜「これ、どこの料理なの?」
栄斗「元ネタはイタリア料理ですよ。」
日菜「へぇー、すごいね!栄君!」
栄斗「まぁ、次です。」
日菜「次はお寿司だー!」
栄斗「てまり寿司より小さくしたものです。」
日菜「ん~!これも美味しい!
こんなに小さいのにしっかり味がするー!」
栄斗「今回は職人の技を参考にしました。」
日菜「そんな事も出来るんだ。」
栄斗「じゃあ、次はスープですよ。」
日菜「コーンスープだ!」
栄斗「まぁ、それは普通のですよ。」
日菜「でも、安心する味...」
栄斗「さて、次の料理ですが...」
日菜「どうしたの?」
栄斗「少し、待っていてください。」
日菜「うん?」
栄斗は一旦キッチンに下がると、
すぐに戻ってきた。
栄斗「__お待たせしました。
これが俺が一番食べてほしかった料理です。」
日菜「これって...!」
栄斗「ハンバーガーです。
ジャンクフードがお好きと聞いたので。」
日菜「こんなの絶対美味しいじゃん!」
栄斗「どうぞ。」
日菜「うん...!」
日菜さんはハンバーガーを食べた。
日菜「~!!!こ、これ!」
日菜さんは目を輝かせてる。
日菜「こんなの初めて!お店じゃ絶対に食べられない!」
栄斗「まぁ、全部オリジナルですからね。」
日菜「すごいねー!」
栄斗「じゃ、デザートにしましょうか。
ケーキですよ。」
日菜「わーい!あ、まさかこれも?」
栄斗「はい、作ってみました。」
日菜「本当に栄君って料理上手だね!」
栄斗「普通ですよ。まぁ、食べましょうか。」
俺たちはケーキを食べた。
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日菜「__ありがとね、栄君。」
栄斗「何回目ですか。」
夕飯を食べ終わってからしばらく、
俺たちはソファでくつろいでいた。
日菜「だって、あんなに美味しい物、久し振りに食べたんだもん。」
栄斗「日菜さんのためならいくらでも作りますよ。」
日菜「楽しみになるね!」
日菜さんは時計を見た。
日菜「もうこんな時間かー...」
栄斗「もうすぐで日付が変わりますね。送りますよ?」
俺が立ち上がろうとすると、日菜さんに服を引っ張られた。
栄斗「どうしたんですか?」
日菜「...帰りたくない。」
栄斗「え?」
日菜「もっと、栄君と一緒にいたい...」
栄斗「でも、家族も心配するでしょう?」
日菜「でも...」
日菜さんの電話が鳴った。
日菜「お姉ちゃん...?__!!」
栄斗「どうしました?」
日菜「こ、これ!」
栄斗「えーっと?」
『お母さんたちは誤魔化しておくから、今日は泊ってきなさい。』
栄斗「氷川さん、エスパー?」
日菜「で、でも、これで...!」
栄斗「そうですね。泊まれますね。」
日菜「泊ってもいいの?」
栄斗「いいですよ。」
日菜「やったー!」
日菜さんは喜んでいる。
そうしてるうちに12時。
12月25日になった。
栄斗「日菜さん。」
日菜「?」
栄斗「メリークリスマス。」
俺は日菜さんにプレゼントを渡した。
日菜「こ、これって。」
栄斗「プレゼントですよ。中身は確認してみてください。」
日菜「う、うん。__これ!」
中に入ってるのは指輪だった。
栄斗「結婚を前提に付き合ってるわけなので、あげたいなと。」
日菜「で、でも、いいの?すっごく高そうだけど...?」
栄斗「大丈夫ですよー。気にしなくても。」
日菜「じゃあ、あたしもあげる!」
日菜さんはカバンからは箱を出した。
日菜「時計だよ!」
栄斗「いや、日菜さんの方がすごいでしょ。」
日菜「あたしはパスパレで色々もらえるからね!」
栄斗「ありがとうございます。大切にします。」
日菜「あたしも、大切にする!」
しばらく時間が経った。
日菜「あたしも結婚するのかー」
栄斗「もう少し先ですがね。」
日菜「ううん!すぐだよ!」
栄斗「そうですか?」
日菜「うん!だって!
栄君と一緒にいると楽しいから、時間なんて一瞬で過ぎちゃうんだもん!」
日菜さんは笑顔でそう言った。
栄斗「そうかもですね。」
日菜「楽しい時間は一瞬で過ぎていくよ!
だから、るんっ♪っと楽しも!」
栄斗「そうですね、るんっと。」
目まぐるしく時間は過ぎる。
日菜さんと結婚してるのも、意外とすぐかもな。
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