転生対魔忍は雪女   作:幽姫兎

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今回は五車学園への入学といさなの能力紹介的な話です。
物語が進むのは次回以降だと思います、多分、きっと、おそらく……


前回と比べて四倍ぐらい文章があります、お気を付け下さい。
設定とかしっかり書こうと思ったら膨らんだよね、前回は予定の文章量で足りなかったから少し膨らませたぐらいなのにね。


UAが1000超えてるってことは皆こういう題材に飢えてるんやなって。


壱話

 私が転生してから15年の月日が流れました。

どうやらここは『対魔忍アサギ』の世界らしいです。

 

「はぁ…………」

 

思わずため息が漏れるのも仕方ないと思うのです、なんせ今日は五車学園高等部の入学式の日なのです。

これから本格的にシナリオが始まってしまう予感で死にそうです。

よし、現実逃避がてら今までを振り返るとしましょう。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 「あなたが生まれてもう7か月なのね」

 

俺を抱きかかえてあやすこのクール系美女、まぁ今世の母なのだが、とりあえず便宜上『母上様』とでも呼称しておこうか。

それはさておき母上様の言葉から分かったのが"俺"としての意識が覚醒したのは生後6か月頃の様だ。

そして"俺"は"私"だった、具体的には女になっていた。

なぜわかったかって?ここ1か月の日数をしっかり数えてたし、自分の身体を確認するタイミングなんていくらでもあるからだよ!!

 

「だぁぶ!!」

「よしよし、いさなは元気ね。お腹が空いたのかしら?」

 

おっと、心の声が漏れてしまっていたらしい。

確かにお腹は空いていたから母上様の"我が子の状態察知スキル"はものすごいようだ。

……いや、この能力は全ての母親に標準搭載されてそうだな。

 

「ちょっと待ってね……よし、ご飯よ」

 

母上様は俺をいったん布団の上に移動させて、氷の結晶の模様の入った青みがかった雪色の着物をはだけて乳房を露わにして右側の頂点に俺を近づけていく。

端的に言えば右乳首での授乳だ。

 

「んちゅ…んちゅ…」

「いっぱい飲んで大きくなるのよ?」

「んちゅ…だぶ!!」

「ふふっ」

 

母上様の母乳はなぜか冷たくておいしい、え?羞恥心?毎日複数回こうやってたら慣れるわ。

というか今世の性別は女なんだから何を恥ずかしがることがあるというのだ。

…………まだ性自認は男のままだから子供と言うことを差し引いても多少は恥ずかしいんだけども……。

そういえば父上様らしき人物を見かけなかったな、何してる人なんだろ。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 「かか様、行ってきます」

 

私の声にかか様は嬉しそうに手を振ってこたえる。

 

「はい、いってらっしゃい」

 

まずは一人称が"私"になってるのは性自認が女に変わったから。

理由はこの女の子の身体で8年間も過ごせば必然的に仕草やら言葉使いも女の子らしくなるし、自覚も生まれたから。

えっちなイベントで思い知った的な事では決してない、そんなこと起きてたらかか様がまず怒り狂って相手が死ぬ。

それと母上様が"かか様"になっているのは、ちょっと前に迎えた8才の誕生日の時にかか様にお願いされてしまったからだ。

こちらの手を握って「"母上様"じゃなくて"かか様"って呼んで欲しいな、いさなにそう呼ばれるのが夢なの」って美人が頼んで来たら受け入れざるを得ない。

というか、かか様のことは大好きだから美人じゃなくても受け入れるよ。

ちなみにとと様も好き、全然家に居ないけど誕生日には必ず帰ってきてくれるし、賞とか貰ったら帰ってきた時にすっごくほめてくれるから。

……なんか肉体年齢に精神が引っ張られて幼い思考回路になってきてる気がする、おそらく性自認とかの要因でおきてた肉体とのズレが無くなったかr

 

「おはよう!いさなちゃん」

「……蛇子ちゃん、おはよう。

 びっくりするから後ろから急に抱き付かないでっていつも言ってるのですよ」

「ごめんごめん、でもいさなちゃんは相変わらず冷たくて気持ちいいなー

 あ、体温の話だよ?態度のことじゃないよ?」

「はぁ…あんまり絡み過ぎるなよ?蛇子」

 

通っている小学校の校門をくぐってすぐに後ろから抱き付いてきたのは『相州 蛇子(あいしゅうへびこ)

そのさらに後ろから呆れたようにやってくるのが『ふうま 小太郎(こたろう)

二人ともずっとクラスが一緒で幼馴染と言っても差し支えない親友だ。

もう一人『二車 骸佐(にしゃがいざ)』って友達もいて4人で仲良く遊んだりしている。

 

「ところで骸佐くんは?」

「熱だって、季節の変わり目だからかな」

 

私の疑問に蛇子が答える、まぁそろそろ夏本番ですしね。

また今度4人で遊びたいなぁ…。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 10才の誕生日の日の夜、かか様に呼ばれたと思ったらある事を告げられた。

 

「いさな、驚かないで聞いてね。

 あなたは雪女のクオーターなの。あとお父さんは対魔忍なの」

 

………………はぇ?

 

「かか様?ちょっと言ってる意味が解らないんですけど?」

「私が雪女のハーフでお母さん、つまりあなたのおばあちゃんが雪女なの」

「雪女ってあの?冷気を操って人を凍らせたりするあの?」

「そうよ、その吹雪の夜に山小屋にやってきたりする雪女よ」

「通りで蛇子ちゃんに「体温低くて夏場気持ちいい」とか言われるのですね……

 

 よし、なんか雪女っぽいことも今まで起きてないことも無かったし納得したし受け入れた」

昔、小太郎に「いさなが怒ると周りの温度が5度ぐらい下がる」って言われたのも雪女の特性って考えると納得がいきます。

 

「で、とと様が対魔忍ってのは?」

「ほら、お父さんいつも家に居なかったでしょ?

 それって任務に行ったりしてたのよ、"妖絃の対魔忍"って聞いたことない?」

「学校で男性対魔忍でも屈指の実力者って紹介されてたけど、あれってとと様のことだったんですね……」

 

ってアレ?対魔忍?

うわああああああああああああああああああ!!!!!!

この世界ってあの超有名R-18ゲームである対魔忍アサギの世界じゃぁん!!!!!!

しかも私女じゃん!!!!親対魔忍じゃん!!!!ほぼ確実に忍術目覚めるじゃん!!!!公営肉オナホ生産工場行きほぼ確定じゃん!!!!!

唯一の救いなのは『対魔忍RPG』の世界線っぽいことか……ってあのゲームも普通にエロCG完備してるじゃん!!!

そうだよ、なんで気づかなかったの、私!!それっぽい要素そこかしこにあったのに!!

五車町って対魔忍の里だし!その五車町に住んでるってことは対魔忍の家系だし!小太郎、蛇子、骸佐はRPGの登場人物だし!

ぐぬぬ……思考が幼くなったからか前世の記憶が薄れてる気がするのです……

 

「どうしたのいさな、大丈夫?」

「あっ大丈夫です、かか様」

 

あまりの衝撃的な事実で思わず頭を抱えてしまったのをかか様に心配されてしまった。

落ち着いて、クオーターとはいえ雪女らしくcoolになるのです私。

…………よし、とりあえずこれを聞いて否定されたら肉オナホルートは回避できるかもしれない。

 

「あのかか様、私に忍術って発現するんですか?」

「どうかしらね、クオーターとはいえ魔族の血が入ってるから目覚めないかもしれないけど、お父さんの能力を考えたら十分に出る可能性もあるわね」

「どっちもあり得るってことですね―――――――――――――

 

 

―――――――――――あれから馴れ初めやら家系の事やら色々聞いたことをまとめると、

・父親は"妖絃の対魔忍"の異名を持つ紐使いで"後神家"の当主候補

・母親は雪女と人間のハーフで対魔忍ではない

・母方の祖母が雪女で現在も一応存命だが遠くに住んでいる

・母方の祖父は"近松家"という傀儡師の家系で傀儡人形の製作などもしている

・祖父と祖母は恋愛結婚で馴れ初めは死にかけていた祖母を祖父が助けたことから

・傀儡師の家系である"近松家"と、紐や糸を操る忍術を得意とする対魔忍の家系である"後神家"は、仕込傀儡人形の製作を依頼して造ってもらう等、代々懇意にしていて二人は見合い結婚だが好き合ってはいたらしい

等々の事が聞けました。

 

「最後に、なんで今日このことを教えてくれたのです?」

「なんでって雪女としての能力が発現して操作できるようになるのと、忍術が目覚めるのが大体この年齢だからよ」

「…………ほんとに?」

「ほんとによ」

「はぁ……」

「可能性の話よ、目覚めるかはいさなの素質次第よ。

 あらもうこんな時間ね、そろそろ寝ましょうか。おやすみなさい、いさな」

「うん……おやすみなさい、かか様」

 

出来ることなら目覚めないで欲しいです、切実に、雪女の能力の方はもう目覚めかけてるというか種族特性みたいなものだから誤魔化し様がありそうだけど、とと様と似たような忍術が目覚めたら五車学園入学は確定ですもん……

もう色々ありすぎて疲れた、寝よう。

今日は泥のように寝れる気がする、雪女ですけど。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 わたしはいまととさまとかかさまそしてばばさまにくんれんしてもらっています。

いっしゅうかんぐらいまえにいとをせいせいしてあやつるにんじゅつがめざめました。

ゆきおんなとしてのちからもにんじゅつにふずいしてかくせいしました。

ごしゃがくえんのちゅうとうぶにしんがくがきまったのでちからのあつかいかたをしっかりとおしえてもらっています。

がっこうはこたろうくんもへびこちゃんもがいざくんもいっしょだとおもうのでたのしみです。

 

 

……はっ!

これから我が身に降りかかるであろうあらゆる苦難、主に凌辱とかを考えるとストレスで精神が死にかけてました。

説明すると、忍術と雪女の能力が覚醒したのは小学校を卒業してすぐぐらいだったのです。

それを聞いたとと様が任務を速攻で終わらせて帰ってきて、かか様から連絡されたばば様(母の母、こう呼べと言われた)がおっきな荷物を抱えて我が家まで来て、二人ともが私が苦労しないように力の使い方をしっかり教えるって張り切ってこの状況です。

うん、めっちゃ過保護。

とと様は大事な娘とはいえ糸を使ったあらゆる戦闘方法や縛法を教え込まなくていいと思うし、ばば様に至っては大事な孫娘に色仕掛けの仕方とか男を籠絡する手練手管を事細かに描写しながら説明しないで欲しいです。

私が中学卒業するまでに俺の培った全ての技術を継承させて奥義まで教えるとかとと様怖いです、ばば様はそんなえっちなもので何をする気なんですか!

かか様はニコニコしてないで二人を止めてください!!

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

現 実 逃 避 終 了 。

長すぎて入学式も終わってしまいました。

えっとクラスはっと。

 

「あっ」

「お」

「あー!!」

 

なんと小太郎くんと蛇子ちゃんと一緒のクラスでした、これで憂鬱な学園生活も楽しくなりそうですね。

ってこいつら本編の主人公とヒロイン(仮)だから離れないといけないはずじゃん!!!

もうしょうがない、小学校も中学校も全部同じクラスだったのですからシナリオでモブ以上の役割にハマってるのは確かなようなので腹括って凌辱の憂き目に会わないように必死に生き抜くのです!!!




という訳でいさなちゃんが五車学園に入学しました。
おそらく弐話からRPG本編に入ると思います。

ちなみにR-18展開をやるとしたら別作品投稿になると思います。



主人公の口調は基本丁寧語で感情の昂ぶりとかで崩れます。
なぜ丁寧語なのかは書きやすいからです。
あ、主人公のステータスとかの設定表とか今度まとめて投稿します。

R-18を書くタイミングとどっち書きます?

  • どっちでもいいからさっさと書くんだよ
  • 本編進めて、どうぞ
  • 決戦アリーナの方を書け
  • RPGXの方を書け
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