フェス限加蓮出ませんでした(半ギレ)
現在RPGXのイベント回ってますがサービス開始からやってるのに一番最初に手に入れたSRの沙耶NEOすらLRまで育ってません。
そんなクソ無能オークの書く対魔忍小説がこちらになります。
アンケートの結果を受けてとりあえずchapter1の最後までは書いた後にR-18を書くことにします。
どっちの時空でもいいらしいのでとりあえずRPG時空で書きます。
道中、と言っても階段下りて目についた反乱軍をボコるだけの簡単なお仕事を繰り返しながら、ようやく校舎を抜けて校庭に出れました。
「乱戦で敵も味方もわかったもんじゃないな」
「そうですね。
乱戦状態だと人形が無いと戦いづらいのですよ」
「いさなちゃんの忍法って対多数戦闘に向いてるものね。
ってあれ鹿之助ちゃんじゃない?」
蛇子ちゃんがタコ足で指さした先には反乱軍から逃げ惑う鹿之助くんがいました。
というかなんかこっち来てません?
あ、私たちに気が付いて助けてもらおうとしているのですね。
「ふうまああああああああ!!蛇子おおおおおおおおおおお!!いさなあああああああああああ!!助けてくれえええええええええええ!!」
あぁ…そんな大きい声で叫んだら……
「"目抜け"だ!!"目抜け"がいたぞ!!!」
やっぱり他の反乱軍たちにも気づかれますよね…
「はぁ……しょうがない、いさな」
「なんです?」
「鹿之助を追いかけてる奴等は蛇子と二人で対処するから今こっちに気が付いた奴等はまかせるぞ」
「わかったのですよ、まかされました」
小太郎くんが額に手を当てて若干あきれた様子で指示を出した後、鹿之助くんの援護に蛇子ちゃんと一緒に向かいます。
対多数の戦闘の方が得意なのは小太郎くんも知っての通りなので前世のゲームと一緒で指揮官適性が高いんですね。
「おいお前、"目抜け"の当主といつも一緒にいた雪女だな。
我らに従うならば見逃してやろう、もし抵抗するならば動けなくした後にお楽しみタイムだ」
「もうその判で押したような同じ言葉は聞き飽きましたよ、御託はいいのでかかってきなさい。
こちらも幼馴染を延々と蔑称で呼び続けられて少しだけイラっとしてるのです」
小太郎くんが事実だからと受け入れてしまってるので表には出しませんが蛇子ちゃんも私も"目抜け"呼びには結構頭に来てたりするんです。
そんなストレスも稲毛屋でアイスを食べたりして発散してましたが、ふうま正義派を自称する反乱テロリスト共に会うたびに言われ続けて、さらに毎回こんな感じに下卑た視線を向けられるとそろそろ永久凍土より硬いと私の中で噂の私の堪忍袋の緒がはじけ飛んでしまうのです。
「この人数差で何をほざいてやがる!!
お前ら、この女に身の程を教えてやれ!!」
ふうま火遁衆だと思われる集団、ざっくり20人ぐらいですかね。
相手は多数且つ私と相性がいい火遁使い達です、余裕で勝てると思い込んでものすごい油断の仕方をしてます。
具体的には私を伸した後にどうやって凌辱してやるかを考えている目をしてます。
……それが命取りになると知らずに。
「"
こちらを嘗めきってろくに身構えもせずに突っ立ってるので早速忍法を発動しました。
屋外または広い室内で対多数を相手にする時に最大の威力が発揮されるのがこの"
一定の範囲内を瞬時に局所的な猛吹雪に変え、相手の視覚と聴覚を封じる雪遁の奥義とも呼べる技です。
その名の通り、範囲内にいる人間は視界が雪で白く染まり、耳も吹雪の音で周囲の音はかき消され、さらには寒さで体温と思考力や判断力まで奪う、まさに白で構成された地獄に放り出されるのです。
術の性質上、乱戦時には味方も巻き込みますしセンサーの付いた機械や封じた二つ以外でこちらを補足する相手には聞きにくいのが玉に瑕なのですがね。
それでもこういう手合いには効果抜群です。
「なんだ!?なにも見えん!!お前らどこだ!!!」
「クソッ!!あの女どこに行きやがった!!」
ほらね?
もちろん私には意味がないのです。
雪女が吹雪に巻かれるなんてありえないですし、そもそも術者も視覚聴覚が封じられる術なんて欠陥以外の何物でもないですし。
さて、サクサクと行きましょうか、人数も多いですし。
「"
糸遁を使い繰糸を紡ぎ、近くに居た火遁衆に繋げて操る。
元々は手元に自分の傀儡が無い時の応急的な手段として開発された術であり、『対魔粒子を介することで対象を操作する』という特性を持った繰糸を他生物に繋げることで対象を即席の傀儡として操作するのがこの術の効果なのです。
とと様に色々教えてもらってたのが功を奏したようです。
それでは傀儡にした火遁衆の人には同士討ちでもしてもらいましょうか。
「クソッ!!身体が勝手に!!」
「やめろ!俺は味方だぞ!!」
「ぐわあああああ!!!!」
私の指の動きと連動するように傀儡となった火遁衆が踊ります。
それは忍者刀を振りおろすように、それは苦無を投擲するように、それは体術で対象を打ちのめすように。
その集団でのリーダーと思わしき人物を除いて全滅させるまで続きました。
最後に傀儡にした火遁衆の首に縛糸を絡めて窒息させ気絶させます。
"
「貴様がそんな実力者など聞いていないぞ!!」
リーダー格の男が叫びます。
「言ってないのですから知ってるわけないのです」
私が淡々と答えます。
そもそも自分の術に驕っているような学生が現役対魔忍にずっと鍛えられてきた私に敵う道理はないんですよ。
あと一応学園の上層部に目を付けられない様に手加減したりもしてましたしね。
え?理由?そんな特別ことではないんですが、対魔忍として任務に赴くのを遅らせたかったからってだけです。
なんでかっていえば頭対魔忍の上官が立案する作戦なんて『娼婦として娼館に潜入して~』だの『奴隷を装って~』だのでそのまま凌辱√になるからです、当たり前なのです。
「クソッ!!なぜ"目抜け"のあの男なんぞに……グッ!?」
「"
縛糸を紡ぎ瞬時にリーダー格を縛り上げ地面に転がします。
「命が惜しかったらその呼び方をやめることです。
ついでにこの襲撃の目的とか知ってることを教えてもらいましょうか」
「俺は気にしてないからいいんだよ、そして重要な情報をついでで聞き出そうとするな」
てしっと頭に軽くチョップがあたり、振り返ると小太郎くんが呆れた顔で立ってました。
肩には鹿之助くんが肩車されていてどうやら原作と似た感じで対処したみたいです。
"目抜け"は蔑称なので、正直もっと憤ってほしいんですけどね。
「私にとっては小太郎くんが正しく評価されないってことはかなり上位に来るんですよ
と言う訳できりきり情報吐いてくださいね」
会話しながらでも糸を絞って文字通り情報を搾り取るのは忘れてませんよ。
リーダー格と言っても小物っぽいですし縛りをきつくすれば簡単に吐きそうですね。
「わっ我らの目的はただ一つだ!
我らふうま正義派がふうまの長となり、腑抜けたふうまを変え、ふうまを虐げる現体制を排し、新たに対魔忍のトップとなる事だ!」
ほら、やっぱりすぐ吐きましたね。
部隊長気取ってたのにこんな簡単に情報漏らすとはなってないですね。
「それで?どうやって現体制を倒すというんだ?
まさか校長の井河アサギを殺すとかいいださないよな?」
「ふ、ふん!貴様が知ろうがどうすることもできん!
もうすぐ我らの頭領が目的を達成するだろうよ!!」
「なるほど、わかった」
小太郎くんがリーダー格の後頭部にハンマーを叩きこみ、意識を刈りとりました。
と言うかこれ命まで狩り取りそうな勢いでしたけど、大丈夫ですかね?
「いさな、蛇子、鹿之助、校長室に向かうぞ
アサギ校長狙いなのは予想してたが本当だったとはな……」
「そうですね、幸い校舎内の敵はあらかた片付けたはずですし、校庭は今さっき片付きましたしね」
「え?お前らそんなに戦闘してたのかよ!!
と言うか校長室に行くって本当に行く気かよ!?」
「鹿之助ちゃん、そんな心配しなくてもふうまちゃんがいれば百人力よ」
「そんなこと言ったってよぉ……」
「アサギ校長とはいえ万が一もあり得る、急ぐぞ!!」
小太郎くんがぱっと駆け出し、私と蛇子ちゃんが続きました。
鹿之助くんはしぶしぶですがついてきてくれたようです。
さて、このあとは室井先生に化けたフュルストとのエンカウントと骸佐くんとの戦闘でしたね。
気を引き締めましょうかね。
一人称で書くのはあんまりやってこなかったのでこんな感じであってるのかとか違和感ないかとかスッゴイ不安になりながらも書いてる今日この頃。
と言うか原作からずれたせいで権左さん出てこれない可能性が出来ましたね。
プロットなんぞ作ってない見切り発車の弊害がこんなところで……
誤字やら原作との名称等の齟齬ありましたら報告していただけたらありがたいです。