初恋 caffè e llatte   作:ゆずれもん 

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1話あたり短すぎますかね?




ちょっとしたアプローチ

これは少しずつ気温が高くなってきた五月の終わりのこと。

 

私は珈琲店のお手伝いをしてました。

バイトで来る予定だった子が風邪で休んでしまい、急遽入ることになったのです。

 

慣れた手つきで空いたテーブルの片付けをしていると、海さんが入ってきました。

 

「いらっしゃいませ!こんにちは、海さん!」

 

「こんにちは、つぐみちゃん。」

 

いつものように挨拶を済ませ、いつものようにカフェラテを頼むのかと思い準備しに行こうとすると、海さんが何やらカバンを漁りながら私を呼び止めました。

 

「これ、この前つぐみちゃんが見たいって言ってた映画のチケット。たまたま親戚のおばさんからもらったからさ、ひまりちゃんあたり誘って行ってきなー」

 

そう言って私にチケットを2枚渡しました。

 

海さんとは休憩時間に本の話や映画の話をよくするので、前に話していたことを覚えていてくれたみたいで、私は飛び跳ねたくなるくらい嬉しくなりました。

 

「ありがとうございます!!」

 

つい勢いよくお礼を言うと、

 

海さんも微笑みながら、

「喜んでくれて嬉しいよ」

 

と言い、いつものように本を取り出しました。

 

 

その夜、海さんの言うようにひまりちゃんを誘おうとLINEをしてみました。

すると、

 

『ごめ〜ん 

この前見に行っちゃってさ!

せっかくだから海さんと行ったらいいんじゃない!』

 

と返信がきました。

 

海さんと2人で映画?そんなまるでデートで想像するだけで緊張してしまいます。

 

でもせっかくの機会です。私も勇気を出して海さんを誘うことにしました。

 

海さんのLINEを見つけて悩みながらもお誘いの文章を送りました。

 

すると、返事はすぐに返ってきて、

「俺とでよければ喜んで 」

 

私は心の中で叫びました。いや、もしかしたら口に出ていたかもしれません。

 

すぐ返事が返ってきて嬉しいなとか、顔文字使うの可愛いなとか全部ひっくるめてドキドキが止まりませんでした。

 

約束は3日後に決まり、明日と明後日はお手伝いが無いのでデートの日まで海さんとは会う機会はありません。

 

そのことにホッとするような、それまで心臓が持つのか心配になるような、、、

 

居ても立っても居られなくなり、私はひまりちゃんに報告の電話をかけました。

 

「もしもし、ひまりちゃん?

私、海さんと映画見に行くことになったよ!」

 

すると、ひまりちゃんは、

「ほんと!?

やったじゃんつぐ!!!」

と、まるで自分のことのように喜んでくれました。

 

私もまた嬉しくなりました。

 

それから、デートの日の相談をしてもらいました。オシャレとか、お昼ご飯とか、、、

 

そして最後にひまりちゃんは言いました。

「つぐ!ちゃんと告白するんだよ!!」




感想とやる気があれば続き書きます
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