なんか、ハマーン拾っちまった。   作:ローファイト

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沢山の感想ありがとうございます。
徐々に返えさせていただきたいと思います。
誤字脱字報告ありがとうございます。

すみません。
その後日談が一話って書きましたが、どうやら前中後になりそうです。
前はローザとエド編
中はレイスの皆やクェスや白い人と赤い人編
後はUC編となりそうです。

いわば完結編!?



後日談:ラプラスの箱編
番外後日談:ラプラスの箱前編


宇宙世紀0096年3月10日

オードリーがここに来て3年、地元の中学も無事卒業し、リゼが卒業した高校に入学。そして来月から高校2年に上がる予定だったのだが……

 

「エドおじ様……。わたくしはどうしても、なさなくてはならない事が出来ました。近い内に家を出ようと思います」

オードリーが一階の研究室に訪ねてきて、いきなりこんな事を言い出した。

俺は一瞬デジャブった。口調は全く違うが、3年前のローザとオードリーが被って見えてしまった。

 

「ちょっとまて、ローザに相談したのか?」

 

「いいえ……おじ様、わたくしにはザビ家の血が流れております。ザビ家は宇宙世紀最大の厄災を振るった大罪を犯した一族。一年戦争から今迄続く戦いの軛となりました。わたくしはやり遂げなくてはならないのです。戦いの負の連鎖を止めるために。ザビ家という呪われた血筋のわたくしが唯一、人々に対しての贖罪となりえるでしょう。……同時にわたくし自身二度と戦争がおきてほしくないと願っております」

小難しい事をとうとうと述べるこいつは本当に16歳か?同じ年のクェスと大違いなんだが。

要するにだ。オードリーはどうやら戦争を止めたいらしい。

戦争っておい、そんなもん起きる予兆とか無いぞ。

だが、この子は嘘偽りは言わない。

おふざけでこんな事を言うわけが無い。

何か理由があるはずだ。

 

「オードリーいいか、ザビ家が過去にやって来た事は俺も知ってる。だがなお前が物心つく前の話だ。今のお前には関係ない。お前がザビ家のために贖罪する事なんて無いんだ」

 

「おじ様はお優しい……ですが人類すべてがおじ様のように思っていただけないのです。わたくしは、やはりザビ家の女なのです」

 

「ふぅ、俺にはお前が行かなくっちゃならない理由が今一つ分からない。戦争が起きる可能性があるのか?なまじそうだとしてだ。どうしてお前が止めないといけない?それはお前じゃないと止められないのか?ザビ家と関係があるのか?」

 

「それは……」

 

「確かにお前は特殊な立場だ。その立場が悩みを抱え込んでるんじゃないかとは思ってはいた。俺はお前のいい手本になれるような大人じゃないが、俺はお前を家族だと思ってる。お前の悩みを解決できるかは分からないが、一緒に考えることぐらいは出来る。だから話してくれてもいいんじゃないか?」

 

「……おじ様……わかりました。……ローザ姉さまにも、リゼ姉さまにもお話します」

 

その晩、リビングにヘイガー家、一同に会す。

俺、エドワード・ヘイガー36歳

ローザ・ヘイガー28歳

リゼ・ヘイガー18歳

オードリー・バーン16歳

クェス・ヘイガー16歳

 

とまあ、結構な所帯持ちになったもんだ。

一応関係なんだが。

俺の妹はリゼのみ。実際の戸籍上は養女、ようするに娘になる。

リゼを預かった当初、流石に27歳で10歳ぐらいの子から、お義父さん呼びはきつい物があるから、兄妹としてたんだがな。まあ、関係は今も昔も兄妹だ。飽くまでも戸籍上の話だ。

クェスはそのまんま養女となった。しかも正規の手続きを踏んでな。

クェスの親戚を当たったんだが……、母方とは完全に切れてて、親父の方の親類はとんでもねー連中ばかりで、本人も嫌悪していた。

俺んちに来るかと聞いたら、二つ返事で、俺の事を満面の笑みでパパだとかぬかしやがった。

まあ、クェスとは20も違うし、もう俺もおっさんだし、そのままにしておいた。

俺としては娘というよりも、やっぱ妹扱いだが。

オードリーは義妹になる……ローザの妹として……

ローザは……

そのだ。ローザと俺の関係というか、立場が変わった。

妹では無くなっちまった。ハマーンに戻ったとかじゃねーんだが。

……実に言い難いんだが、そのだ。俺の嫁さん…夫婦となった。

ローザとは実は1年前に結婚した。

なぜそんな事になったかって?

俺は罠にはめられた。

トラヴィスのおっさんから、ドリス、さらにウラキらにもだ。

おれは遠大な罠にかかり……いいや、言い訳だ。

俺はローザに気が付いてやれてなかっただけだ。

彼奴らが鈍感な俺に、色々と根回しをして、ようやく気付かせてくれた。

 

 

 

1年半前、トラヴィスのおっさんやドリス、ウラキの協力を得て、ローザの実の妹セラーナ・カーン。今はレオナ・サンジョウと名乗っているが、念願が叶い、そのセラーナに地球に降りて会いに行くことになったのだ。

俺だけが単に地球に降りるのであれば、大きくは問題無い。

俺も元軍医で一応連邦軍士官だったからな。

流石にセラーナが居る日本に行く理由は相当な物を持って行かないと無理だろうが、まあ、何とかなるだろう。

問題はローザだ。

ローザはあのハマーン・カーンだ。1年半前当時、死亡したとされてから5年以上が経ったとはいえ、その影響力は計り知れない。色々と裏工作が必要だという事だ。

そこでだ。

トラヴィスのおっさんとドリス達が、ローザとセラーナが会えるよう、俺とローザを地球に降りる手立てをなんとか手配してくれたのだ。

だが、そこに一つ問題があった。

俺とローザが戸籍上、夫婦になれば実行可能だというのだ。

地球に降りて日本に行く名目として、俺とローザの新婚旅行で友人のウラキの実家がある日本のトウキョウシティで結婚式を挙げるという事らしい。

確かにスペースノイドが地球に行く理由など、よっぽどの事じゃねーと許可が下りにくい。

俺とローザは新婚旅行という事で地球に降りて、結婚式を友人のウラキの国で行うという名目で許可が下りたのだ。

トラヴィスのおっさんやドリス、さらにウラキやモーラの姉御は言う、その場限りの偽装だと……

ローザをセラーナに会わせたい一心で俺はしぶしぶ了承した。

しかし、俺がサインしたのは偽装書類ではなく、正式な書類だった。それに気が付いたのは後になってからだ。

 

地球に降り、トウキョウシティでウラキ達とドリスに会い。

その後、あいつらに神殿…いや神社とか言うところで、ローザと共に日本時代劇のコスプレをさせられ、新婚旅行を装うためとして本当に結婚式をやらされた。

何の茶番だこれ?兄妹で結婚できるわけ無いだろ?

まあ、ローザはなんか嬉しそうにしていたから、良しとするか。

こいつが嫁に行った時の予行練習と思えばいい。

ローザの奴も、いい男が出来ればいいんだが、付きまとってくる男はろくでもねー奴ばっかりだ。今は26歳か……なんとかしてやらねーとな。

こいつの過去を知って理解してやれる奴はどっかにいねーかな。

と、当時はそんな感じに思ってた。

 

彼奴らが俺達に取ってくれた雰囲気の良いホテルはダブルベッドだったしよ。

いくら、偽装新婚旅行と言えどもやり過ぎじゃねーか?

勿論俺は、ソファーで寝ると言って、そのまんま寝たが、何故か翌日ローザの機嫌が悪い。

……俺はまだ、気が付いていなかった。

 

 

レオナ・サンジョウとローザ・ヘイガー

いや、セラーナとハマーンは、とある山荘で実に11年半ぶりの再会を果たした。

ハマーンは頭を下げ許しを請うが、そんなハマーンを黙って抱きしめるセラーナ。

お互い涙を見せていた。

うれし涙か……こういう涙はいいな。

俺も目頭が熱くなる。

 

しかし、何故か俺はローザに夫だとセラーナに紹介される。

おい、それは偽装の為だろう。

俺は義兄だと言いなおすと、ローザが俺のふとももをつねってきた。

それを見て微笑むセラーナ。

ふぅ、いったいなんなんだ?

 

今後はドリスが作った秘匿回線ソフトと、白い人が作ったセキュリティー機器で、場所は限定されるが、ローザとセラーナは何時でも顔を合わせ、通信が可能となったらしい。

 

そして、再び宇宙に帰る。

 

10日ぶりに、新サイド6、15番コロニーの我が家に帰って来たんだが……

何か、3階と2階が勝手にリフォームされていた。

2階の病室だった部屋割りは、二部屋に減り、後はリゼとオードリーに、クェス、アンネローゼの個室と客室にかわっていた。

なぜアンネローゼの部屋がまだある?お前、半年前に結婚して出て行っただろ?

まあ、結婚しても、半分くらいここで暮らしてるけどな。

……結婚相手、……トラヴィスのおっさんだし55で31の嫁さんか…………しかも微妙に部屋広いし。

まさか、おっさん隠居したらここに住むつもりじゃねーだろーな!!

 

3階は完全リフォームだ。キッチンが新調され、リビングまできれいに。

しかも、俺の部屋は倍に広くなった。机とかは一緒なんだが……化粧台と何故かローザのタンスやらの私物まで押し込んであって、さらにベッドがダブルベッドに……

 

「……リゼ、これどうなってる?」

 

「え?なんのことかな~お兄ちゃん?」

わざとらしくとぼけるリゼ。

髪を伸ばしちょっと前のローザと同じ髪型(サイドテール)だ。

随分と女らしくなったもんだ。

リゼは今は、このコロニー唯一の大学の芸術学部に通いながら、フリーの服飾デザイナーの仕事を家でやってる。中堅どころのアパレルメーカーともう契約してやがる。

別に大学に通う必要は無いんだが、大学がどうしてもって言いやがって、学費タダでと……

まあ、リゼは学業スポーツ共に優秀だからな。

 

「ローザ、…お前何か知ってるな」

 

「ふむ、夫婦だからな。当然だ」

おい、何ちょっと恥ずかしそうに言ってるんだ?

もう夫婦ゴッコは終わっただろ?

 

「何言ってんだ?」

 

「………私と夫婦は嫌か?」

何?おい、急に何だ?え?おい……

今にも、泣きそうな表情のローザに困惑する俺。

こんなローザを見たことが無い。

 

「おい……どういう」

 

「お兄ちゃん!!」

何故かリゼに叱責される俺。

 

「へ?……」

 

この後、リゼにアンネローゼ、クロエに説教を食らう。

さらにオードリーにまで注意を受けるありさま。

そんで追い打ちをかけるように、ご近所の奥様方にも怒られる羽目に。

なぜだ?

 

ローザが俺と結婚したがってる?

どういうことだ?

ちょっとまて。

俺とあいつは、血は繋がってないが、兄妹だぞ。

 

俺はトラヴィスのおっさんの所に逃げ込んだのだが……

「お前……どんだけ鈍感なんだよ。……まあ、そんなんだからドリスの相手も出来たって事なんだろうが……。はっきり言って馬鹿だろ!」

 

「自分の娘みたいな年のアンネローゼと結婚したおっさんには言われたくないぞ!」

確かにトラヴィスのおっさんは渋いおっさんだが、55だぞ。

自分の息子の一つ下の美人ねーちゃんと結婚とか、世の中の親父共が泣いて悔しがるぞ。

 

「流石の俺でも分かったぞ……もう、年貢の収めどころじゃないのか?エド先生」

丁度ここに居た、年下の白い人にまで言われる始末。

白い人ってのは、アレだ。白い脱出ポッドに乗ってた草食系イケメン元エースパイロットの事だ。

まあ、白い人がなぜここに居るかはまた今度という事でだ。

 

「年貢のってよ。何時からだ?いつからそんな事に?」

 

「多分、はじめっからだろ?まあ、明確になったのは間違いなく、シャアの反乱前後だろうがな」

トラヴィスのおっさんは呆れながら答える。

 

「ま、まじか?」

 

「ふうエド、ローザちゃんの結婚相手について、飲みに行った時にポロリとこぼしていただろ。ローザちゃんの過去を知って理解してやれる奴がどこかにいないかと……、そんな奴、お前ぐらいしかこの世の中で居るはずないだろ!?どこにあの子を見てやれる奴がいるんだ!?」

 

「いや、俺とあいつは兄妹だからな」

 

「5年半前まで、赤の他人だっただろ?」

 

「だがな……」

 

「なんだエド、ローザちゃんが嫌いなのか?」

 

「嫌いじゃないぞ」

 

「じゃあ、好きなんだろ」

 

「ああ、そりゃ家族として、飽くまでも妹としてだ」

 

「家族としてだったらいいんだろ?妹も嫁も同じ家族だ。妹が嫁になるだけだ」

 

「おっさん!おかしいだろその理論!」

妹が嫁って、普通にあり得ないし、法律でも禁止されてるぞ!

俺とローザは血縁者じゃないが……

 

「おかしいのはエド!お前だ!ローザちゃんがお前のことが男として好きだって事は、お前以外全員知ってたぞ!」

 

「ま、まじか?」

確かにリゼやアンネローゼ、クロエに、オードリー、さらにご近所のアンナさん筆頭に奥様方までが知ってやがった。というかだな、ご近所さんには俺とローザが本当の兄妹じゃない事がバレていたのか!?

男連中は勿論、しかも付き合いがまだ浅い白い人までも……知ってやがった。

ん?あいつは…やめておこう。

 

「そうだ。後はお前が認めさえすれば万事OKだ。既に婚姻届けだして、書類上は夫婦だしな」

 

「おいーーーー!!おっさん。まさか、この偽装結婚と新婚旅行ってのは!?」

 

「そうだ。お前がニブチンだからな。お前の友人のウラキと相談してだ。全部仕組んだ」

くそっ、おっさんとウラキを一度会わせたからな。ウラキが会いたいって言ってたからよ。あいつら裏でこんな事を。

 

「……ということはだな。俺以外全員周知の事実なのか?」

どうやら、全員協力して、今回の事を仕組んだようだ。

 

「ああそうだ。周りがいい加減うんざりしだしてな。ローザちゃんはローザちゃんなりに、わかりにくいが、ちょくちょくアプローチしてたぞ」

そ、そうか。そういえば急にシュンとなったり、ムスっとなったりしてたな。アレか!?

 

「お…ほぅ」

 

「おほう、じゃねーーー!お前誰か好きな女なんていないだろ?エド!お前ももうすぐ35だろ?丁度いいじゃん。家族が家族のままで、ちょっと妹が嫁になっただけだ」

 

「………いや……そのだな。確かにローザの事は大切な家族だと思ってる。だがよ。女として見るっつうのはだな……」

 

「はぁぁあああああーーーこの馬鹿野郎!!俺が散々遊びを教えてやったのによ!!だいたい、ローザちゃん拾ったのはお前が29歳の頃だろ!!見た目いい女だろ!普通手をだすだろ!!アンネローゼとも3年半も一つ屋根の下で過ごしておいてだ!!アンネローゼも何度かエドを誘ったと言ってたぞ!!どんだけ安全ぱいのひょろっ男だ!!お前は!!」

 

「いや、アンネローゼのは冗談だろ。あいつはどっちかというと、近所の子か友達みたいなもんで……まあ、妹に近い扱いというかだな」

アンネローゼはちょっとわんぱくな感じの妹って感じだ。

 

「かーーーっ!!エド!!世の中の年下の女は全部お前の妹か!!」

遂にはおっさんは俺の胸倉を掴み叫び出す。

 

「だがよ」

 

「まあまあ、急には無理だろう。人には考える時間というのも必要だ」

白い人が仲裁に入ってくれた。いい奴だ。

 

「エド、ちゃんとローザちゃんに向き合ってやれ……。あの子の闇を取り除いたのは、間違いなくお前だ。そして、あの子が背負ってるもんを、一緒になって考えてやれるのもお前だけだ。わかったな」

トラヴィスのおっさんは、漸く落ち着いて椅子に座る。

 

「……ふぅ、ローザと話をするか」

 

 

俺はその晩、ローザと話し合った。

面と向かって結婚したいと言われ、俺は動揺を隠せないでいた。

色々と話し合った結果、少し待って欲しいと頼んだ。

だってそうだろ?急に言われてもな。

女として見れねーというかだな。

 

「仕方がない。私の好きになった男は朴念仁だからな」と了承してくれた。

相変わらずの上から目線だが……これもこいつの何時もの仕様だしな。

 

まあ、部屋は一緒なのはしぶしぶ妥協したが。

とりあえず、ベッドはダブルベッドから、シングル二台に変えてだな……

 

そんで、半年後ようやく俺が決心し、ローザに俺から告白するスタイルで、結婚することに……。

街の教会で皆に祝ってもらった。

俺と並ぶウエディングドレス姿のローザは今迄に無い程の満面の笑顔だ。

この笑顔を見れただけで、結婚してよかったか。

とまあ、これが俺とローザが夫婦となった成り行きだ。

 

おっさんの言う通り、妹から嫁になっただけで、日常はほぼ変わらなかった。

呼び方とかも特にかわってねーし。家の皆も結婚の前後で大きくは変わらない。

当初はクェスが若干、何かよくわからんヤキモチを妬いていたが、今はそうでもない。

後は、俺とローザの部屋がシングルベッド2台からダブルベッド1台に変わったぐらいか。

……ダブルベッドというよりもキングサイズっていうか、お姫様仕様だがな。

 

 

 

話は元に戻す。

オードリーは俺達家族に話し出す。

「『ラプラスの箱』を何としても、心無い人へ渡すわけにはいかないのです」

 

 

 

 

 

 




元々、お話し中にローザとエドを結婚させるつもりは無くて、その後は皆さんのご想像にお任せしようとしていたのですが……
こういうのもありかなと。
SSの後日談のだいご味みたいな。
IFと捉えていただいても構いません。

中後編の投稿はお時間頂きそうです。

因みにエド家のリフォーム代は、トラヴィスのおっさん持ちの結婚祝い。

0096年3月現在
エドワード・ヘイガー36歳
ローザ・ヘイガー29歳(妻:結婚1年目:元ハマーン・カーン)
リザ・ヘイガー19歳(妹:戸籍上は養子娘:元プルシリーズロスト番号24)
オードリー・バーン16歳(ローザの妹:義妹:現在も正式にはミネバ・ラオ・ザビ)
クェス・ヘイガー16歳(養子娘:元クェス・パラヤ)

トラヴィス・カークランド56歳
アンネローゼ・ローゼンハイン32歳(結婚2年目:苗字は変えず)

ヴィンセント・カークランド34歳(実息子だが、苗字はトラヴィスの養子として)
クロエ・カークランド31歳(結婚4年目)
2人の娘と息子が2歳と0歳

白い人32歳
……赤い人きっと36歳

次回はトラヴィスのおっさんや白い人、赤い人、そんでクェスがメインになりそうです。

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