なんか、ハマーン拾っちまった。   作:ローファイト

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感想ありがとうございます。
徐々に返させていただきますので、すみません。
誤字脱字報告ありがとうございます。


ようやく、後日談も終了に近づきました。
ラプラス編は結構長かったように思います。
よく考えると、字数的には本編の半分ぐらいあるんじゃないかな?
カウントしてないけど。



番外後日談:ラプラスの箱後編その2

ローザ達が帰って来た日の翌日。

昼過ぎに再び主だったメンバーが俺んちに集まる事になっていた。

ラプラスの箱をめぐるいざこざについてと、今後の後始末について話し合うためだとか。

ローザやオードリーやクェスからだいたいのあらましは聞いてるし、俺は正直この件の中身に関してはほぼ部外者だ。

トラヴィスのおっさん達とオードリーとローザが納得する答えが出ていればそれで俺は構わない。おっさんがオードリーに不利になるような事をするとは思えないしな。

別に俺は居なくてもいいように思うがな。

 

 

今日、診療所は休診日だ。

午前中にマリーダの検診を行った。

昨日の血液採取等行って、その結果が出ていた。

やはりリゼと同一遺伝子パターンだった。

要するにクローン体であることは間違いない。

ただ、リゼよりもさらに強化処置を施された痕跡が複数見られる。

リゼは強化人間としての本格的な調整を行う前に、見限られた素体だったからな。

それは、ニュータイプの能力が全く発現しなかったからだろう。

マリーダはさらに精神制御まで……人を物扱いしやがって、くそっ。

これがかなり厄介だ。ほぼ刷り込みに近い。

クロエの時は、記憶喪失という代償だったが……マリーダの場合、それを克服するためにさらに複雑な精神処置を施されていた。

催眠治療も行わないといけないレベルだな。

マリーダが常に持ち歩いてる薬からも、そのヤバさがわかる。

時間が掛かるが、やってやれんことは無い。

 

寿命の方は、後1年遅かったら、取り返しがつかないところまで来ただろう。

今だったら、まだ大丈夫だ。

 

後はだ。体の方も随分と傷ついてる。

成長期にかなり負担がかかっていたのだろう。

おっさんの話からするとな……。

レッドマン…キャスバルの再生治療のデータが役に立つな。

これで、傷ついたマリーダの組織も回復させてやれる。

 

相当時間が掛かる上に、マリーダ自身もつらい思いもするだろう。

だがな、その先の未来には、リゼのような明るい笑顔で笑えるようにしてやるさ。

 

 

俺んちのリビングに一同が会す。

俺とローザ、オードリー、トラヴィスのおっさんにアムロとキャスバル、そしてラプラスの箱の件では参加していなかったヴィンセントも加わった。

クェスは勿論学校に補習を受けに行ってる。3日分をサボってるからな。

学校の先生に、オードリーについて行った一週間を病気で寝込んでると嘘をついて、なんとか難を逃れてはいるが、進級が掛った補習のカリキュラムは崩せないらしいから、その分集中して受けなくっちゃならなくなった。

本人は涙目だったが、そりゃ自業自得って奴だ。

リゼはバナージとマリーダを連れて、近所に買い物に行ってもらった。

バナージとマリーダとそれと入院中のリタの分の日用品や服などをな。

それとリゼとマリーダは服のサイズが違うのだそうだ。クローン体と言っても途中から育った環境が異なるからな。

そう言えば、並んでみれば身長は若干リゼの方が高くて細身だ。

それにバナージは俺のおさがりというわけには行かない。

まだまだ、バナージは少年って感じで、俺の服はダブつくだろう。

それとリタは随分と小柄だ。

同年代と比べて小柄な部類のオードリーよりもな。

それでもリタは確か24歳か………どう見ても高校生ぐらいに見える。

クェスやオードリーと同年代かそれよりも若く見えるぐらいだ。

明らかにリゼやマリーダの方が年上に見える。

 

 

 

「アムロ、キャスバル……それにトラヴィスのおっさん、無事3人を帰してくれて感謝する」

俺は改めて、アムロとキャスバルそれにおっさんに頭を下げる。

 

「エド、言いっこなしだぜ。俺の方の仕事も関わってたしさ。それにやっぱ、オードリーちゃんが居なかったら、サイアムのじじいを説得できなかったしよ」

そして、おっさんらは改めて、今回の事の顛末を語りだす。

 

サイアム・ビストはやはり、袖付きにラプラスの箱を渡すつもりだったらしい。

だが、孫で現当主カ―ディアス・ビストの妹でアナハイムの社長夫人であり連邦軍に対しても絶大な権力を持つマーサ・ビスト・カーバインが、それを良しとせず、ラプラスの箱の受け渡し阻止を企み、連邦軍特殊部隊エコーズと甥でカ―ディアス・ビストの息子であるアルベルト・ビストを抱き込んで、ロンド・ベル隊のネェルアーガマに乗せ向かわせたのだそうだ。

 

おっさんらの部隊が到着した時には既に、新サイド4のビスト財団本部があるコロニーインダストリアル7で、ジオン残党袖付きとロンド・ベルのネェルアーガマが火ぶたを切っていたと。

 

おっさんは直前に袖付きのジンネマンから、近々ビスト財団と接触することを知らされ、さらにはロンド・ベルの動きも察知していたのだが、まさかロンド・ベルのネェルアーガマの方が強硬手段に出るとは予想外だったそうだ。

ロンド・ベル隊の提督であるブライト・ノアはもっと冷静な判断が出来ると踏んでいたのだが……マーサ・ビスト・カーバインが連邦軍上層部と特殊部隊エコーズを抱き込んで、強権を発動したようだ。

おっさんは、ドリスが居ればもっと正確な情報を手に入れ、両勢力が戦闘に入る前に止められたと……いや、二つの勢力がビスト財団に向かう前に手を打つことが出来たと嘆いていたな。

 

今回の騒動は要するにだ。

簡単に言えばジオン残党の袖付きにラプラスの箱を渡したいビスト財団本家派と、連邦軍のロンド・ベル隊を使ってそれを阻止したいマーサ・ビスト・カーバインの分家派との争いだ。

ビスト財団のお家騒動に、袖付きもロンド・ベル隊も巻き込まれたってこった。

 

今思えば、オードリーがこのタイミングで、ラプラスの箱を危惧し、俺にこのことを伝えて来たというのは、こうなる事をニュータイプの能力で感じていたのかもしれないな。

当時、オードリー自身胸騒ぎがすると言っていたし、少々焦っていたようにも思う。

もしかすると、ニュータイプとしての能力はアムロやキャスバル、ローザよりも高いのかもしれない。

いや、方向性が違うのかもしれないな。

以前アムロはオードリーを見て俺にこんな事を呟いていたな。「ニュータイプとしては俺は戦闘に特化し過ぎた。彼女はきっと本来あるニュータイプの姿なのだろう」と。

ローザもキャスバルもどっちかというと、アムロ寄りなのだろう。

 

 

話を戻すが、コロニーを巻き込んで、火ぶたを切った両陣営のど真ん中におっさんらが到着。

おっさんとしては、両者を大人しくさせて、現当主のカ―ディアス・ビストか隠居のサイアム・ビストにオードリーを会わせりゃいい。別に袖付きの壊滅や、はたまたロンド・ベルをぶん殴る必要もないわけだ。

 

そこでだ。ロンド・ベルのネェルアーガマ側に向かって、アムロのνガンダムがモビルスーツの形態で飛び出し、ローザが、オードリーを乗せたβ・アジールで袖付きに向かって飛び込んだらしい。

 

ネェルアーガマ側はアムロのνガンダムを見て、戦闘が一気に止まったらしい。

ローザの方は、オードリーが声をかけると、MSを下げたようだ。

おっさんの息が掛かった袖付きのジンネマン率いるガランシェール隊は戦う気なんて元々ないしな。

それでも暴れてるMSはキャスバルのフェネクスや怖い現スレイブ・レイスのエース部隊が軽くひねって抑えたそうだ。

 

そんな中、バナージが乗ったユニコーンガンダム1号機が現れた。

バナージは実はビスト財団、現当主のカ―ディアス・ビストの庶子、要するに愛人の子だった。父を知らず離れて暮らしていたと。

だが、戦火の中、カ―ディアス・ビストはバナージにユニコーンガンダム1号機を託したようだ。

そのユニコーンガンダム1号機はラプラスの箱に至る鍵となっていたと。

 

まあ、ロンド・ベルや特殊部隊のエコーズとやらは……

νガンダムが突然現れたら、そりゃ驚くだろうな。

アムロのνガンダムの実力は敵よりも、味方なら十二分にわかっているだろう。

そのνガンダムが自分たちの前に立ちはだかり、戦いを止めに入って来たんだ。

そりゃ、混乱するよな。

もしかしたら、あのアムロ・レイかもしれないと……

 

しかもだぞ。

グワンバン級戦艦に、ジオン・連邦のモビルスーツ・モビルアーマーの混戦部隊を率いてだぞ。

 

もしかしたら、あのアムロ・レイが自分たちの敵に回ったかもしれない……

 

なんて思いでもすりゃ、そりゃ尻込みもするだろう。

 

3年前アムロを拾って、あいつが寝ている間の事だ。

おっさんは、アムロが乗っていた脱出ポッドのデータを解析を行って、俺にその内容を語るおっさんの顔は引きつっていたし、アンネローゼも顔色が青かった。

ロンド・ベルVS新生ネオ・ジオンの戦いで、アムロのνガンダムは単独で敵の大隊と戦っていたんだと、しかも、すべて撃墜。その後、不利な味方の場所をめぐった後、シャアとの対決。

その間、サイコミュ兵器のMSだとか、エース級パイロットのMSだとかも、出会っていたそうだが、全く問題なく倒していたらしい。

しかも、シャアとの戦いは、消耗したνガンダムでも、とんでもない操縦技術でシャアを圧倒していたそうだ。

おっさん曰く、こんな奴どうやって倒せばいいんだよと。

アンネローゼ曰く、今敵として出会ったら……確実にやられていたと。

一年戦争時よりもさらに凄みをましているらしい。

 

そりゃ、連邦もアムロ恐怖症になるわな。

だが、器のデカい所を見せ、アムロを優遇しとけば、グリプス戦役もその間の戦いも、もっとましな結果になったんじゃないか?

 

まあ、そういうこった。

そんなアムロの良く知るロンド・ベル隊は、よけいに恐怖か焦りか、混乱の坩堝に嵌ったのだろう。

 

ネェルアーガマの方は這う這うの体で撤退していったと言っていたな。

そりゃそうだろうな。

 

 

その後、袖付き側のガランシェール隊はそのまま、おっさんのスレイブ・レイスに合流。

バナージのユニコーンガンダム1号機を回収。

バナージはコロニーを守ろうと行動していたようだ。

 

そんな時にガランシェール隊で働くマリーダと出会ったそうだ。マリーダはサイコミュ搭載のモビルスーツを駆り、その戦いで一機で何機もの相手をしていたようだ。

マリーダと出会ったローザとオードリーは驚いたそうだ。

そりゃ、リゼと同じ顔だもんな。

 

だが、もっと驚いたのはジンネマンの方だったとか。

グワンバン級戦艦の作戦会議室で顔を会わせた面々が、本物のミネバにシャアにハマーンにアムロ、そして元ジオンのエースパイロットどもだもんな。そりゃそうだ。

顔面に汗を滲ませ、暫く声が出なかったそうだ。

おっさんはそれを見て、ニヤついていたとか。

絶対ワザと知らせてなかっただろ、あのおっさんは……。

 

まあ、それをまとめ率いるトラヴィスのおっさんは飛んでもねーおっさんだ。

戦場の処刑人とか言われていたが、俺からすりゃ戦場の人たらしだ。

だってよ、一年戦争の時だって、敵対していたハズのジオンの部隊ですりゃ、味方につけたんだぜ。

 

そうして、もう一つの出会いが、オードリーとバナージだ。

どうも、バナージもニュータイプとしての素質は凄まじい物を持ってるとか、しかも真面目で礼儀正しい。自分の心に嘘偽りの無い行動を心がけてるらしいし……絵にかいたような好青年だ。

そりゃ、オードリーと気が合うはずだ。

 

クェスは「バナージは全然面白くないのよ。ちょっと優等生ぶって、ほんとオードリーと似てるわ」と言っていた。

なんだお前、もしかして破天荒な奴とかダメンズとかが好きなのか?

それは俺としては将来が心配だぞ。

 

そのバナージだが両陣営がコロニーを巡って戦闘中に、カ―ディアス・ビストに命がけでユニコーンガンダム1号機を譲られたのだそうだ。

しかも、そのユニコーンガンダムにラプラスの箱の鍵があると言っていて、ユニコーンガンダムのシステムが示す場所を巡ると、ラプラスの箱にたどり着く仕組みらしい。

どうやら元々、ユニコーンガンダム1号機は袖付きの連中に渡すつもりだったらしい。

だが、寸前で、それがバナージの手に渡った。

そりゃ、アレだ。多分だがカ―ディアス・ビストは息子に託したのだろう。意図は分からんが……

 

そのカ―ディアス・ビストは、どうやら、実の妹マーサ・ビスト・カーバインに取り込まれた、実子のアルベルト・ビストに撃たれたと。

……なんだそりゃ?親子で……肉親同士で殺し合いかよ!

俺はそれを聞いた時には頭に血が上り過ぎて、声を上げて悪態をつきそうになったが、ローザが俺の手を握ってくれて抑えてくれた。

 

 

その後、おっさんらはラプラスの箱を求めるためにユニコーンガンダム1号機の示す先を巡るのかと思えば……。

おっさんは、今の状況を整理し、ある事を思いついたようだ。

おっさんが素直に、そんな誰かの思惑に乗るような事はしねーだろうな。

まあ、おっさんは敵や味方の裏をかくことには天才的だからな。いや嫌がらせをさせれば右に出る物がいないと言った方がいいか。

 

そんで部隊を二手に分けたそうだ。

一つは月のアナハイムへ、マーサ・ビスト・カーバインの所へ。

そこにはロンド・ベル提督のブライト・ノアもいたのだそうだ。

おっさんとアムロ、さらにおっさんの会社に取り込んだF・S・Sという元連邦の外郭団体のメンバーとサラミス改級で向かったと……

 

残りは新サイド4宙域で待機。

正確にはインダストリアル7周辺で待機だそうだ。

その指揮官代行はローザに任せたとか……。

おい、それは大丈夫だったのかよ。

 

おっさんらが月に向かってる最中、マーサ・ビスト・カーバインの息のかかった連邦軍の連中がちょっかい掛けて来たらしいが、簡単にいなしたそうだ。

バナージのユニコーンガンダム1号機の練習にもなったとか……

おい、何その余裕ぶりは。

 

 

 

月に向かったおっさんとアムロ達は、マーサ・ビスト・カーバインの説得に向かった。

今回のインダストリアル7での戦闘は、ビスト家の内紛にある。

それを解決した上で、サイアム・ビストにラプラスの箱を譲り受けるという算段だった。

聞こえはいいが、実際はサイアムに恩を売って、素直にラプラスの箱を渡せって、脅しとると言ってるようなもんだ。

 

だが、マーサ・ビスト・カーバインは思った以上に連邦軍に影響力が高いらしく、少々厄介だったようだ。

でだ。

アナハイムの周辺や連邦軍基地に渡りをつけ、マーサの動きを抑えつつ、情報を集め、外堀を埋める作戦に出た。

先ずはマーサにこき使われてるロンド・ベルの説得を先に行った。

勿論、アムロがな。

ブライト・ノアのプライベート通信に声をかけたらしい。

ブライト・ノアの驚きっぷりはいいようもないものだったようだ。

確かに、逃げ帰って来たネェル・アーガマからνガンダムが現れたと聞いてはいたが……こうやって、直に声を聴くのとは大違いなのだろう。

これでロンド・ベルの動きを封じることに成功。

 

さらに、おっさんが取り込んだF・S・Sのメンバーに、ドリスとまでは行かないが凄腕のハッカーが居たらしく。いろんな情報を手に入れたらしい。

マーサと裏で手を握ってる連邦軍官僚を脅したりと、おっさんが大活躍。

マーサの腹の中は真っ黒だった。

アナハイムの躍進はマーサの影響力が多大にあったんだと。

マーサ自身かなり優秀のようだ。死の商人としてな。

そのマーサはコロニーレーザーさえも、用意していたらしい。

マーサにとって最悪の事態に備え、証拠隠滅のためビスト財団本部のインダストリアル7事、焼き払うつもりだったようだ。

とんでもねー、ババアだな。

 

で、おっさんはマーサに会ってこう言ったそうだ。

「よおド腐れババァ、欲にまみれたババァの顔をようやく拝めたが、やっぱ想像通りの面の厚い顔だぜ。で、あんたは今迄金や権力の為に、何人人間を殺してきた?いや、ババァのみみっちい欲のためにこれから何人の罪もない人間を殺すつもりだったんだ?ああぁん!?」

うーむ。おっさん、相当切れてたようだな。

おっさんの嫌いなタイプのドストライクだからな。

自分の手を汚さずに、罪もない人間を巻き込んでまで、自分の欲の為に戦いを起こす様な奴をな。

 

マーサは繋がっていた、おっさんが脅しまくった連邦軍官僚にも見捨てられ、司法局に捕まったそうだ。

 

おっさんが処刑人、幽鬼の異名は伊達じゃないってことだ。

 

 

そんで月での決着をつけたおっさんらがインダストリアル7に戻った頃。

袖付きの親玉のフル・フロンタルがジオン残党部隊を引き連れ、現れたそうだ。

 

残党部隊は大したことはなかったそうだが、フル・フロンタルが乗り込んだネオ・ジオングとかいうモビルアーマーが凄まじい能力を持っていたそうだ。

よくわからんがサイコフレームの共振を利用したサイコシャードとかいうもんで、近づくモビルスーツの武器やらを分解し無効化するらしい。下手するとモビルスーツも分解されるとか。

 

だが……

こっちにはサイコフレーム搭載機と、飛んでもニュータイプがずらりと揃ってる。

偽物討伐に燃えるキャスバルのユニコーンガンダム3号機フェネクス

ニュータイプとして潜在能力が高いバナージが駆るユニコーンガンダム1号機

ファンネルが超得意らしいローザのβ・アジール

そして、アムロのEx-νガンダムはオーキスを脱離させ、改造強化されたνガンダムの真の姿をさらしたらしい。

アムロ専用のシステムを組んだ、フルサイコフレームνガンダムらしい。

何がすごいのかわからんが、とんでもなく凄いらしい。

更に、クェスの奴がやらかして、ユニコーンガンダム2号機に……そのだ……何かよくわからんし、知りたくも無いが、月でアルベルト・ビストに譲って貰ったらしい。

いや、後でガンダム代金請求されても払えねーぞ。

 

で……

ネオ・ジオングは……奴らの慈悲の無い攻撃に……そのだ。

あっさりバラバラになったと。

そんでフル・フロンタルは捕えたそうだ。

 

フル・フロンタルは嘆いたそうだ。

「純粋たる自我が存在しない私と仮初の体では勝てるわけが無い」と……

 

いやよくわからんが、そうじゃないだろう。

メンバー見れば誰だって勝てるわけねーだろこれ。

 

フル・フロンタルはシャアに似せて強化された強化人間だった。

それは、サイド3のモナハン・ハバロの差し金だったようだ。

ジオン残党をまとめるにはシャアに匹敵するカリスマが必要だとか。

確かにそうだけどよ。

本物が目の前に居るんだぞ。しかも今じゃバーのバーテン兼店長だけどよ。

 

 

ジオン残党勢力袖付きは解体……。

希望者はおっさんの会社に就職。

最初は下積みからだそうだ。

なんか俺に、下積みさせる農場を紹介してくれとか……。

若い連中が多いらしく、先ずは荒んだ心からケアするそうだ。

 

 

その後は、インダストリアル7宙域にあったメガラニカという要塞のようなコロニー作成用施設で、サイアム・ビストと会ったと。

おっさんは最初からそこにサイアム・ビストがいると踏んでたらしい。

 

そこで、寝たきりのサイアム・ビストと、オードリーとバナージは会見を果した。

2人の後ろには層々たるメンバーが控えていたが、それをサイアムはどう捉えたか。

会見を終え、ラプラスの箱の中身である宇宙世紀憲章碑の本物をオードリー達に託して、サイアムは自らの役目は終わったと生命維持装置を外し逝ったそうだ。

 

そして、ラプラスの箱を開放し、全世界に放送されたあの宇宙世紀憲章碑とオードリーの演説だ。

あれによって、人々に未来を考えさせる一石を投じただろう。

 

オードリーの話だと、バナージとオードリーはサイアム・ビストの莫大な遺産の一部を受け取ったらしい。

それをどう使うかは本人次第だ。

バナージにとって激動の1週間だっただろう。

考える時間が必要だ。

落ち着くまでここに居ればいい。

 

 

とまあ、これが今回のあらましだ。

 

 

俺はこの話を聞いた後に、おっさんに一言言っちまった。

「おい、おっさん。この戦力って、下手すりゃ、連邦宇宙軍も食っちまうんじゃないか?」

 

おっさんは呆れた顔を俺に向ける。

「うんなわけねーよ。結局ロンド・ベルもネェル・アーガマしか出してねーぐらい本気じゃなかったしよ。連邦宇宙軍の虎の子のユウ・カジマ大佐の部隊は出してねーし。宇宙軍全体と俺達がどんだけの戦力差があるってんだ。俺らが出来るのはせいぜい、こんな小競り合いの後始末程度だぜ」

 

……戦力差ね。

そんな戦力差は奴らの機体と技量で如何にかなっちまうんじゃないか?

俺はそんな疑問を口にしなかった。

 

 

何にしろ、解決出来てよかった。

これで、元の生活に戻れるってんだ。

 

だが、元のようにとは、いかないか。

バナージもしばらく面倒見てやらねーといけねーし。

マリーダは治療に時間が掛かるだろう。

リタもしばらく置いてやらねーと、連邦軍に戻すわけにも行かない。

3人も増えたか……

まあ、何とかなるだろう。

 




ごめんなさい。またやってしまった。

えーとですね。
その今回のνガンダムの魔改造版は…そのカトキハジメ氏バージョンです。
フルサイコフレームバージョンって奴です。
節々が緑色に光る奴です。
NT-Dではないのですが、何かが発動するバージョンです。
たぶん、アムロ専用プログラムで動いてるんでしょう。
サイコシャードよりも上のそのなんですかね。何かが出来るのでしょう。
(アクシズを動かしたり……)

とまあ、あとはクェスさんにバンシィがガガガガガ……
アルベルトさんとクェスの間になにが?
アルベルトさんは裏でクェスに救われ、ロ〇コンに目覚めた設定のつもり。
いや、アルベルトさんをボコって、無理矢理奪ったんじゃないですよきっと……
マリーダさんとの絡みが無いから、こんな事に、ごめんなさいアルベルトさん><
折角マリーダさん生きてるのに。

リディさん……あれ?どこに?……あれあれあれ?

随分と端折ったラプラスの箱編でした。

次回、本当の最終回。
エドにハマーン様の願いが届くのか?
……最終回だと……思います。
自信なし><

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