誤字脱字報告ありがとうございます。
お待たせしました。
ようやく書けました。
何とか着陸した感じです。
一応、もう一パターン考えていたのですが、最後まで悩みました。
「そんじゃ次は女性陣に質問いこっか、趣味とかって、…うーん、もういいや。ぶっちゃけ、どんな男が好みなのか言ってみよう」
ジュドーは、男性陣には無難に趣味を聞いたのだが、女性陣にはいきなりこんなぶっちゃけた質問をしだした。
イーノ以外男性陣は合コンにあるまじきスタンスをとっているからである。
バナージは当然の如くオードリーの恋人宣言。
ギュネイとハサウェイはクェス一択。
アンジェロに至ってはまるで興味が無いようなのだ。
イーノだけが真面なのだが、イーノはジュドーの仕込みもあって、男女の関係性を求めて合コンに来て居るわけではない。
元々はマリーダの男性嫌悪を軽減させるためにジュドーがイーノに参加を頼んだのだ。
ジュドー個人の思惑としてはイーノとリィナが仲を深めくっ付いてくれればという思惑もあった。
合コン開始時に比べれば多少空気はマシになったとはいえ、この状況は覆しようがない。
男性陣は既にスタンスが決まっている上に、女性陣もそれほど盛り上がってるわけでもない。
だったら、もうぶっちゃけた方がましだろうと投げやり気味にジュドーは考えたようだ。
「うんじゃ、オードリーからって聞くまでもないけど一応。個人名じゃなくって、優しいとか男らしいとか、こんな趣味の男が好きとかそう言うので答えて」
「わたくしですか?個人名はダメなのですね。…真面目で優しくて、わたくしを支えてくれる人です」
オードリーは目の前のバナージを見つめ微笑みながら答える。
「オードリー、俺もだよ」
バナージはそう言って、微笑み返す。
「………まあ、うん、そう言う感じで……、次はクェスよろしく」
ジュドーは合コンに相応しくない空気感を醸し出す二人を余所に、オードリーを手本に答えるようにと次のクェスに質問を振る。
「私?そうね。ちょっと目が鋭くて、口汚いけど、優しくて、頼りになって、医者な人」
クェスはスラリと答えを口にする。
「……クェス、それってまんまエドさんじゃない。クェスってファザコン?」
どうやらジュドーはクェスがファザコンだった事を知らなかったようだ。
「まあ、そうね。少なくともパパかパパ以上の男じゃないと嫌よ」
クェスは当然だと言わんばかりの態度でそう言い切る。
「「…………」」
ギュネイとハサウェイもクェスのその答えにため息を吐く。
ギュネイとハサウェイはクェスに告白したりデートに誘おうとすると、何時もこんな感じで断られるのだ。
「ふう、エドさん以上って条件厳しすぎない?まあ、エドさんが親父さんだとそうなるかもだけどさ。もうちょっとハードル下げようよ。そんじゃ、ここの男共だったら誰がマシ?」
ジュドーは好みの条件が厳しすぎるクェスにさらにぶっちゃけた質問を投げかけた。
ギュネイとハサウェイは当然、この質問に前のめりに聞き耳を立てる。
「居ないわよ」
クェスは即答する。
「「…………」」
ギュネイとハサウェイはガクッと首を垂れる。
「居ないって、まあいっか。……クェスのお眼鏡にかなう男になるには相当努力が必要だぞ。がんばろうか男共。そんじゃ、次マリーダはどんな男が好み?」
ジュドーはギュネイとハサウェイを憐れんだ目で見つめながら、マリーダに質問を振る。
「私もか?……どうしても答えないとダメか?」
マリーダは何故か若干頬を染めながらモジモジしだす。
「マリーダ?」
「何?マリーダ姉?」
「マリーダ姉様?」
「マリーダさん?」
そんなマリーダの普段見せない恥じらう姿にリィナやクェス、オードリーとバナージは少々困惑する。
「マリーダ?別に恥ずかしがることじゃないんだけど、何?好きな男でも居るの?」
ジュドーも疑問顔でそんなマリーダに言葉を返す。
「そ、そうじゃないんだが」
「だったら大丈夫じゃん、言ってみようか」
「ううう……そのだ。いつも優しく頭を撫でてくれて、大丈夫だと何時も言ってくれて、心が落ち着いて……その……うううう」
マリーダは顔を赤くしてしどろもどろに小声で答える。
「それって誰かの事を指してない?何?マリーダって好きな男いたの?合コンに呼んだのお節介だったかな?」
ジュドーはマリーダが誰か特定の人物を指している事を察するが、それが誰の事かは分からないようだ。
「………うーん。マリーダ姉、それってもしかして……」
クェスは若干上目使い気味にマリーダに視線を向ける。
「……そのだ。そ、そんな人だったら、お、男の人でも大丈夫だということでだ。べ、別にエド兄を指してる分じゃ……な、ない」
マリーダは今にも蒸気が出そうな位に顔を真っ赤にして答える。
クェスは別にエドとは言っていないが、そう言う事なのだろう。
「何このマリーダ、凄く可愛いんだけど」
そんなマリーダの恥じらう姿にリィナは何故だか愛おしそうに見つめていた。
「マリーダ姉……自分でパパって言ってるし、でも、何これ?これはこれでいいかも」
「マリーダ姉様、可愛らしいですわ」
クェスもオードリーもどうやらリィナと同じ感覚の様だ。
「ふぅ……エドさん基準は流石にハードルが高すぎじゃない?まあ、分からない事もないけど、エドさんって噛めば噛む程味が出るってタイプだし、うーん。そんじゃ、ここの男連中だったら誰がマシ?」
「だ、誰と言われてもだな……」
マリーダはそう言いつつ、バナージをチラっと見ていた。
「……先は厳しそうだ」
ジュドーはマリーダのその視線に気が付き、ため息交じりにぼそっと口にでる。
マリーダの男性に対しては身内で完結してしまってる理由が、過去の凄惨な出来事だけでなく、身近な男性陣がエドやバナージというのも問題があるのではないかと感じるのであった。
マリーダが接する男性陣としては、ガランシェール隊を除くと、レッドマンやアムロ等が居るのだが……。彼らも彼らで見た目や立ち振る舞いは魅力的ではあるが私生活において反面教師となってる可能性もある。
「も、もう私の事はいいではないか!リ、リィナはどうなんだ!?」
マリーダは皆の視線に耐えられなくなり、早口でリィナに話しを振った。
「私はそうね。一生懸命な人が好きかな。何かに打ち込む人って素敵じゃない?そう言う意味ではここに来てる方は皆、素敵かなって思うわ」
リィナは微笑みながらそう答える
「リィナ、こ、こいつ等でもいいの?こいつらかなりおかしいぞ」
ジュドーはリィナの発言に少々慌て、この合コンの主催者なのにこの言い草だ。
「何を言ってるの?お兄ちゃんも結構変よ。でも、実際付き合ってみて、隣に居て安心できる人だったらね。私の場合ネックはお兄ちゃんかな。何だかんだと介入してくるから」
「リ、リィナ。そりゃ兄として心配だからさ~」
「そもそも、お兄ちゃんは私じゃ無いんだから、私は気に入った人と結婚するからお構いなく」
リィナはツンとした感じで兄ジュドーにそう言い切る。
「リィナ~~」
そんなジュドーとリィナの相変わらずのやり取りにイーノは微笑む。
「それじゃ、チェーミンの好みのタイプは?」
ショックを受けてるシュドーを余所に、リィナがジュドーの代りに隣のチェーミンに質問をする。
「私はそうですね。家族を大事にしてくれそうな人です。結婚して子供が出来ても私や子供達を大切にして守ってくれて、それで家族に心配をかけないぐらい安心感がある人がいいです」
チェーミンはやけに実感がこもった答えをはっきりと言うと、目の前のハサウェイは下を向きっぱなしだ。
今迄、家族に迷惑をかけまくって来たハサウェイとしては耳が痛い話どころではない。
「そうなの?じゃあ、見た目のタイプとかは居ないの?」
リィナは更にチェーミンに突っ込んだ質問をする。
「それは有りますけど、でも最終的には見た目とかよりも、そう言うところが好きになると思います」
「うむ、そうだな」
「やっぱそうよね。私もチェーミンの意見に賛成よ。ハサウェイ、あんたわかってるわよね」
マリーダとクェスはチェーミンの意見に全面的に賛成のようだ。
さらにクェスはハサウェイに追い打ちを掛ける。
「…………」
ハサウェイのライフは既にゼロに近かった。
「なにこれ?そもそもここの女性陣と合コンとか厳しくない?」
ジュドーは女性陣の返答にこんな事をぼやく。
そもそもこの女性達は、合コンというシステムにそぐわない。
彼氏持ちだったり、好みが超厳しかったり、見た目を重視しないスタンスなのだ。
結局この後もこの合コンは、男女間での話は盛り上がらずに終わってしまった。
ジュドーを擁しても、この合コンの成功は難しかったようだ。
ただ、後日カークランド・コーポレーション本社にて、ギュネイの為にリィナによる料理教室が開かれ、何故だか他の社員も多数参加し、大いに盛り上がる事となった。
ハサウェイも妹のチェーミンに料理を教えてもらう事で、ギクシャクしていた家族間は軟化し始める。
合コンは失敗したが、図らずともギュネイとハサウェイは一歩、二歩と前進したと言っていいだろう。
合コン後、バー茨の園では男性陣だけで二次会が開かれる。
もちろん、バナージとイーノは含まれていない。
バナージはオードリー達と家路に、イーノはリィナと16番コロニーに先に戻ると。
そんな二次会と言う名の反省会にたまたま居合わせたエドとトラヴィスも参加することに。
「ジュドー、今日の合コンは……こんな時間に男連中だけってことは失敗かよ」
「トラヴィス会長、流石にあのメンバーは厳しいって」
「やっぱり今日の合コンはトラヴィスのおっさんが噛んでいやがったか、お節介も大概にしろよな」
「エドは放任過ぎるだろ?クェスは仕方がないがマリーダは何とかしてあげろよ」
「そのうちなんとかなるだろ?」
「……エド、お前な~。とことん男女の機微に疎いな。夜の女遊びはいける口なのによ」
「え?エドさん今も夜遊びしてるの?」
「昔の話だぞ。独身時代にな。今はお姉ちゃんが居る店でたまにおっさんと飲みに行く程度だぞ」
「へ~、そうなんだ」
「で、情けない連中がこいつらか……」
トラヴィスはアンジェロとギュネイとハサウェイの若者達を目を細めて見やる。
「アンジェロ、合コンの意味わかってる?女の子を誘うつもりなんて無いだろ?そもそも何で断らずについて来た?」
ジュドーは先ずはアンジェロにダメだしを始めるのだが……
「ふん。隊長の妹であるリィナ・アーシタが参加すると聞いたからな。会社では才色兼備であるともっぱらな噂が流れていたため、見極めに来たまでだ」
「えええ!?まじ?アンジェロ、お前、リィナ目当てだったのか?」
「そうだ」
「でもさ、リィナとお前、あんまりしゃべってなかったじゃん」
「見極めに来たと言った。噂通りの女なのかと」
「なんでお前は上から目線なの?で、どうだった家の妹は、出来た妹だろ?」
「そうだな、隊長の妹だからと大雑把で雑な女なのではないかと危惧していたが、ほぼ噂通りの女性のようだ」
「ほう、アンジェロ、惚れちゃった?」
「何を言っている?俺は見極めに来たと言っている。フロンタル支部長に相応しい女性なのかとな。フロンタル支部長に言い寄る女性は星の数ほどいるが、フロンタル支部長に釣り合う女性は皆無。ならば、俺が代わりにフロンタル支部長に相応しい女性を探し、噂を元に今回の合コンに参加したまでだ」
「………お前、頭大丈夫?」
「ふん、リィナ・アーシタ。あの若さで次期主力コロニーの支店長に抜擢されるほどの才女にて、家事スキルも相当な物を持っているようだ。周りへの気配りも出来、不出来な兄を支える包容力も持っている。容姿も多少童顔だが合格点だ。体格は少々貧相ではあるが問題無いだろう。年は少々行ってるが、フロンタル支部長の伴侶候補としては、ギリギリ許容範囲だ」
「……………お前、俺に喧嘩売ってるの?」
「何がだ?」
「……おい、アンジェロ、そのフロンタル支部長とかいう奴連れて来い!」
「ほう、早速見合いの席を設けるという事か」
「お前とそのフロンタル、まとめてモビルスーツでぎったんぎったんにのしてやる」
「ふっ、いいだろう。伴侶候補リィナ・アーシタの身内である隊長の力もフロンタル支部長にも体感してもらった方が良いだろう」
「ぜったいだからな!!」
ジュドーは珍しく怒りを露わにするが、まあ、当然だろう。
しかも、アンジェロとジュドーの話の内容は噛みあってないのに、なぜか同じ結論に至っていた。
「おもしれ~、許可するぞ。時間や場所とモビルスーツは俺が用意するし」
「おっさん何面白がってんだよ!おい、ジュドーも穏便にな!?お前とフロンタルが戦ったらヤバいだろ?」
トラヴィスはその成り行きを面白そうに許可し、エドも珍しく止めに入った。
「ギュネイとハサウェイも合コンに参加してたのかよ。クェスには相変わらず振られてるようだな」
「エド先生、クェスはどうしたら振り向いてくれますか?」
「………」
「あれじゃないか?まず友達からってのがセオリーじゃねーのか?」
「小僧共、エドに聞いても無駄だぞ。この医者は名医だが、恋愛ごとについてはポンコツだからな」
「はぁ、ギュネイはがっつき過ぎだっての。まじストーカーだぞ。クェスが通報しないだけマシだっての。ギュネイは何時もの落ち着いた感じで接すればいいんじゃない?スレイブ・レイスの中ではクールなイケメンって事で結構モテてる感じなのにさ」
「…………何時もの俺でいいのか?」
「ハサウェイの小僧は、あれだな。先ずは家族にちゃんと贖罪をしろ。クェスは家族を非常に大事にする。家族を蔑ろにして来た今の小僧じゃ、何年経ってもクェスは振り向かねーぞ」
「……それは分かってるんですが、なかなかうまくいかなくて」
「はぁ、闘いばっかりやって来た弊害か?そんじゃ、俺が若いお姉ちゃんの居る店に遊びに連れて行ってやる!お前らついて来い!」
トラヴィスは何時ものノリで、男共を誘う。
「ふん、興味が無いな。俺の用は終わった。ここで帰らせてもらう」
「俺はいい……」
「僕も遠慮します。明日も早いんで」
アンジェロ、ギュネイ、ハサウェイはそれぞれの理由でトラヴィスの誘いを断る。
「マジでか!?そんなんだから、女一人釣れねーんだ。エドを見て見ろ!!目つきが悪くて、こんな唐変木だが、俺が散々女遊びを教えてやったお陰で、モテモテだぞ!!」
「おっさん、何言ってんだ?俺がモテた事なんて一度もないぞ。店行っても、いっつもおっさんの一人勝ちじゃねーか」
「……このニブチンの鈍感野郎は相変わらずだな。エドも来い!ジュドーもな!?」
「会長流石に俺は新婚だからさ……、結婚前に誘って欲しかったな~」
「おっさん、女遊びも程ほどにな。おっさんもう65だろ?どんだけ元気なんだよ」
「ジュドーもいいじゃねーか!今日合コンOKだったんだろ?だったら今日一日独身ってことだ!エドはもちろん行くだろ!?小僧共に真の男の大人の心意気を教え込ませてやるぞ!!」
トラヴィスはノリノリでバーの会計を済ませて、夜の大人の店へと若者達を誘おうとするのだが……
「元気そうねトラヴィス、ふーん。私より若い子が好きなんだ」
「トラヴィス、エドを悪の道に引き込むのはやめてもらおうか」
「会長!ジュドーに何を教えるつもりですか!?」
そこに、23歳年下の嫁のアンネローゼとエドの嫁のローザ、さらに新婚ほやほやのジュドーの嫁のルーが何故だか現れる。しかも仁王立ちで。
「ロ、ローゼ!?なんでここに!?しかもローザちゃんにルーまで?」
トラヴィスは珍しく慌てふためいていた。
エド家では妹達は合コンや仕事で留守にし、子供たちはアムロの家に遊びに行っており、今日はエドの家にはローザだけという事も有って、アンネローゼはルーを誘ってローザの家に遊びに来ていたのだ。
エドは事前にトラヴィスとバー茨の園で飲みに行く事をローザに伝えており、ルーもジュドーから二次会でバー茨の園に行くとメールがあったため、アンネローゼの提案で、エド達と合流しようと言う話になり、ここに現れたのだが……。
タイミングが悪かった。
この3人にトラヴィスが説教を喰らうだけでなく、エドとジュドー、若者3人もその巻き添えを喰らい、クドクドとダメだしを………。
その裏では……
バナージはオードリーと帰り、イーノはリィナと16番コロニーへと戻るという名目だったのだが、実は二人は改めて落ち着いた店で女性陣達と二次会を行っていたのだ。
その二次会は実に和やかだったとか。
アンジェロ君の未来はどうなるのだろうか?
ギュネイはどうやら、会社ではモテてるようですが、本人が全く興味が無いようです。
ハサウェイは社交性は高いようですが、クェスを好きになったのが運の尽きなのでしょうか?とりあえずは家族との信頼関係の再構築が優先ですね。
マリーダさんにいい人見つけてあげたい。
閃光のハサウェイの登場人物でいい人は居ないだろうか?
うーん。ケネス大佐は随分とナンパな感じだし。
レーンは、なんか似合わないよね。
やっぱ、イーノかな。
リィナ、まさかのリィナ×フル・フロンタルルート?
そりゃ、ジュドー君も怒りますわ。
そこからの、リィナ×アンジェロルートに?
いや、リィナの料理教室で、リィナ×ギュネイルートもあり?
クェス……
ギュネイとハサウェイとどちらかと結ばれるのかな?
それともまさかのアルベルトさんルート。
なんか想像つかない。
チェーミン……。
意外とギュネイとか良くないかな。
ブライトさんが許してくれるかは別にして。
でもイーノだったら許してくれそう。