誤字脱字報告ありがとうございます。
レストラン開業編というかカイ・シデン編も終わりです。
いつもの倍のボリュームになってしまいました。
カイは今、ブライトのレストラン奥、畳四畳半程の和室造りの個室に横になっている。
度重なるショックで、立っている事もままならない状態だったカイは、医者を名乗るエドに救護のためと、ハマーンと思わしき女性と共にブライトのレストランまで連れられて来られたのだった。
だが、幸いなことに開店前とあってブライト親子や手伝いに来た友人連中は忙しなく動いており、エドは急患で個室を貸してくれと声だけかけてカイを連れ込んだだめ、その急患がカイだと誰も気が付いていなかった。
「しばらく横になってくれ、ローザ、冷たいタオルを借りて来てくれ、お絞りでもいい。複数な」
「ああ、了解した」
「熱は無いようだ。ちょっと脈を測らせてくれ」
カイは横になりエドに処置を受けながら、ホッと息を吐く。
(ふう、ひとまず助かったか……これからどうするか。それにしてもハマーンを連れ立ったこの医者は何者だ?どう見ても一般人だが……、少々探りを入れてみるか)
「脈は少々速いが……、落ち着いてきたようだ。名は言えるか?」
「……ラトキエだ。」
カイは咄嗟に保護対象であり妹分でもあり、ジャーナリストの助手であるミリー・ラトキエの姓を名乗った。
因みにミリーは一年戦争時に出会ったミハル・ラトキエの歳離れた妹だ。
さらに丁度30歳を迎える彼女もカイもまだ独身である。
「大丈夫そうだな。大事を取って後日にでも病院に行った方がいいだろう。俺はこの町はずれの診療所で医者をやってるエドワード・ヘイガーだ。よかったら寄ってくれ」
「助かったよ。先生」
「まだしばらく横になっていた方がいい、ここの店主とは顔なじみだから安心してくれ」
カイは幾分か落ち着きを取り戻し、体を起こそうとするがエドに止められる。
同じタイミングでローザが戻ってきて、冷水で絞ったタオルを2枚程エドに渡す。
「ローザ、サンキューな。ここは俺が見ておく」
「うむ、祝いの品は渡しておいた。子供達もぐずる頃だ私は一旦家に戻るとしよう」
「そうしてくれ」
額にタオルをのせてもらったカイは、ローザが出て行くのを見計らい、エドに質問をする。
「彼女は先生の奥さんかい?」
「ああそうだ」
「お子さんも?」
「ああ、下の子がまだ2歳だからな、上の子が見てくれてるが、親戚の子も来てるからな。面倒見に戻ってもらった」
「うらやましいね。美人奥さんに子供まで」
(あの女から戦場の匂いが全くしない、この目つきは悪いが人の好さそうな先生と夫婦で子供が複数も……本当にハマーンか?確かに顔は一緒だが……、もしかするとアムロとシャアも俺の勘違いかもしれないな。久々に仲間に会うからって少々浮かれ過ぎていたようだ)
カイはハマーンについてはかなり疑問視しだし、アムロとシャアの生存については半分自分の願望のように、勘違いだと思い込もうとしていた。
「店は忙しそうだ。悪いね。ここの店は新店かい?」
「ああ大丈夫だ。店の営業は始まってない。明後日開店なんだが、俺もなんか手伝おうと思って嫁と来たんだが、既に他の連中も結構来ていたから、人手は足りてそうだ」
「そうか、開店したら寄せてもらおうか」
「脈も落ち着いてきた。大丈夫だろう。だが、まだ横になっていてくれ、30分は安静だ。俺はちょっと手伝いに行ってくるが、出て行くときは声をかけてくれ」
「先生、助かったよ」
エドは個室から出て行く。
(あの先生はブライトの友人だろうが……)
カイは余ったタオルで冷や汗をぬぐいながら体を起こし、聞き耳を立てる。
『ブライト、ハロ・ウエイタータイプ3機と掃除専用ハロマークⅡ2機の稼働テストは終わった。命令は基本音声で可能だが、このコントロールパネルで細かく調整できる。これでアルバイトを雇わずに済むだろう』
『アムロ、助かる』
(………やはりアムロか……幻覚ではなかった……ということはシャアも……)
カイはこの会話でアムロの生存を確信し、シャアもやはり生きているのではないかと焦りだす。
『ブライト、ワインセラーの温度調整はしておいた』
『レッドマンちょっとまて、ワインが入っているが?高そうな年代物まで、こんなには』
『なに開店祝いだ。とっておいてくれ。追加注文する場合は当社の農場直営店でしてくれればいい。日本酒も扱っているから都合がいいだろう』
『ああ、そうさせてもらう』
『レッドマン、赤ワインが多いぞ。自分のパーソナルカラーをそんなに主張したいのか?』
『アムロ、墓穴を掘ったな。ここは和食レストランだ。白ワインやロゼは日本酒とかぶる。赤ワインは日本酒では代用がきかない味わいだ。しかも肉料理に合う。自分から無知をさらけ出すとはこれがかつてのライバルとは情けない』
『ワインセラーが金ぴかなのは何故だ?』
『私の趣味だ』
『兄さん、アムロも大人げない真似はおよしなさい』
『むう』
『……』
(………やはりシャアか……しかし何だこの会話は?……アムロとシャアは何を張り合ってる。実はお前ら仲がいいんじゃないか?)
カイは聞こえて来た会話で、アムロとシャアの生存に確信を持つが、先ほどのような焦燥感や恐怖は感じなかった。
(だがしかし、俺は見なかったことにした方がいいだろう。さすがにこれは真実としては重過ぎる。俺の胸だけにしまっておくか)
カイはフッとニヒルに笑いながら立ち上がり、黙って店を出て行こうとするが……。
「あら、カイじゃない」
「こ、こんにちはミライさん、ご、ご無沙汰」
ミライと入口を出たところでばったり会ってっしまった。
「こんなところで、突っ立ってないで入りなさいな」
「あのミライさん?俺は野暮用で……」
「いいからいいから、そういえばカイには招待状を明日にしていたわよね」
「日時を間違えてしまって、はははっ」
「まあいいわ。どうせあなたにも言うつもりだったし」
「な、なにを?」
「あなた、カイが来てくれたわよ」
「カイだと!?」
カイはこうなってしまっては腹をくくるしかなかった。
カイはふっと一息吐いてから、いつものようにニヒルに口元を緩めて、何もなかったかのように皆を見まわしながら挨拶をしだす。
「…ブライト、開店おめでとさん。よおアムロ、元気そうだな」
「カイ、相変わらず時間にルーズな奴だ」
「カイ……」
「セイラさんとフラウもご無沙汰」
「カイ」
「カイさん」
「それと…そこのあんた。よく生き恥さらしてんな」
「誰かと勘違いしてはいまいか?私はレッドマン。それ以上でもそれ以下でもない」
「はぁ、そういうことにしといてやるよ」
この後、夕刻から事情を知った身内のみで、ブライトの店でプチ開店祝いを行い、カイも参加させられる。
その夜はアムロの御殿のバーが備え付けられている第二ダイニングで、元ホワイトベースの面々が集まる。
メンバーはブライトにミライ、セイラ、フラウとアムロ、そしてカイの6人だ。
因みにアムロの嫁の内ベルトーチカとチェーンは気を使いこの場には参加していない。
「……アムロ、お前どんだけ金持ちなんだ!」
「ああ、カークランド・コーポレーションの専務取締役の役員報酬がかなり大きい上に、セイラさんが資産運用してくれて、10倍に膨れあがったからな」
「はぁ?カークランド・コーポレーションの専務はエウロム・エヴィンって名だったはずだ」
「ああ、名前を偽造してラテン語に変えたからな。文字だけだとそう読み間違える。今の名はアムロ・エヴィンだ。大概的には間違った読み方のエウロムで呼ばれることが多いがその方が都合がいい」
「それにしても、お前が生きていたとはな。みんな知ってたのかよ?」
「この中で一番早かったのは俺だったか。シャアの反乱の三年後だな。まさかニューガンダムで現れるとは思いもしなかった」
「ブライト、どういう再会の仕方だ?三年後ということはラプラス事変か!?やはり、カークランド・コーポレーションがあの事件も関わっていたということか!?アムロ、お前はいつからカークランド・コーポレーションに身を隠していたんだ?」
「成り行きだ。正確には、シャアの反乱で俺は宇宙を彷徨い死んでいたハズだった。エドに脱出ポットを拾われ、命拾いしたが、俺は半年間目が覚めなかった」
「エドって、あの医者か」
「ああ、レッドマン…シャアも同時に拾われた。奴の方がかなり重傷だったらしいが、エドが何とかした」
「なにもんだ?あの医者……それにあのローザを名乗る嫁は?」
「ハマーン・カーンだ」
「やはりか……」
「彼女もネオ・ジオンの内乱後に脱出ポットごとエドに拾われたらしい」
「俺も彼女に会った時は別人かと思った。あまりにも纏う雰囲気が異なっていたからな」
「ハマーンにアムロとシャアをって、あの医者は本当になにもんなんだ!?」
「自称、町医者だ。ただ、一年戦争時は地球で連邦の戦場医として活動していたそうだ」
「本当か?」
「カイ、ドクター・エドワードは医療界の風雲児と呼ばれる天才よ。彼のお陰で遺伝子治療は20年先に進んだといっても過言ではないわ」
「セイラさん、それってあの表に全く出ないで有名なドクター・エドワード・ヘイガーか?それがこんなところで町医者を?」
「カイ、絶対記事に載せるな。エド先生は表に出ることを嫌う」
「載せてたまるか!!無茶いうな!嫁がハマーンだぞ!!それに、これをのせるとシャアの存在も明るみに出るだろ!!それにアムロ、お前もだ!!」
カイはシャアとハマーンが生きてる事実なんてものをさらさら書く気はなかった。
世間が余計に混乱するだけで、誰も得しないことはわかっていたからだ。
「それにしてもアムロ、まさかセイラさんと結婚するなんてな。念願叶ったりってとこか?」
「カイ、からかうのはよしてくれ」
「そういえば、フラウ、レツから再婚は聞いたが、どんな奴と再婚したんだ?」
「アムロよ」
「………どういうことだアムロ!?」
「カイ、落ち着いて聞いて……アムロはね。セイラとフラウ、ベルトーチカとチェーンと4人と結婚したの」
「はぁ!?ミライさん何を言って……本当なのか!?アムロお前!!何ハーレム築いてるんだ!!金か!!金が余ってるからか!!セイラさんにフラウ!それでいいのかよ!?」
「カイ、落ち着きなさい。子供達も居るのだし、既に手遅れよ」
「子供って!何人だ!!アムロ!!」
「セイラさんとの子が一人、フラウとも一人、ベルは二人だがもう一人生まれそうだ。チェーンとも二人」
「アムロ!!お前って奴は!!」
「カイさん、私は構わないわ。アムロはハヤトとの子もしっかり面倒見てくれるし、もうあの子も大学生で大人になって……」
「……レツがフラウの再婚相手を言いにくそうにしていた理由が十分に分かった」
カイにとってアムロが4人と結婚したことが、アムロが生きていたこと以上に衝撃だったようだ。
「それにしてもブライト、急に連邦辞めるなんて、何があった?」
「それはだな……」
「ブライト、大丈夫だ。トラヴィス会長からも許可をもらってる」
「カークランドも関係しているのか?」
「……カイには話しておいた方がいいわ、あなた」
「ああ、但しカイ、これ以降を知ってしまったら、もう抜けられないということだけは先に言っておく」
「ちょっと待て……いいだろう。もうここまで知ってしまったんだ。後戻りはとっくにできないだろう」
「わかった。……息子のハサウェイは……マフティー・ナビーユ・エリンだった」
「ぶっ!??ちょ、ちょっと待て!!マフティーはブレン元少将じゃなかったのか!?」
「黒幕はそうだった。表の指導者として、連邦政府と連邦地球軍と直接戦っていたのはハサウェイだった」
「ブライトと私は知らなかったの、ハサウェイが地球でテロをしていたことを」
「……ば、バカな!?どういう……!?アムロ!!どういうことか説明しろ!!」
ブライトの息子ハサウェイがマフティーだった事実にカイは、シャアが生きていたと同じくらいの衝撃を受け、狼狽する。
アムロはカイにマフティーの反乱の結末について詳しく説明する。
「黒幕がブレン元少将とアナハイムのマーサ・ビスト・カーバインで、裏で連邦政府の最大派閥と繋がっていて、マフティーの反乱自身が自作自演だっただと!?それで、連邦政府は今回の反乱をブレン元少将とカーバインのババァにすべて罪を擦り付けて終わりにしたってことか!」
「ああ、ハサウェイ達マフティーの若者たちは連邦政府に踊らされていたんだよ。それにいち早く察知したのがトラヴィス会長だ」
「そんで、実際はカークランド・コーポレーションの裏の民間軍事会社が介入して証拠を押さえたと」
「そういうことだ」
「トラヴィス・カークランド、今日会ったが、あの爺さんの妙な迫力はなんだ?あんなとんでもない奴がまだいたとは……。連邦軍はあんなのをよく手放したな」
「連邦軍では扱いきれないと思ったのだろう。トラヴィス会長自身、最初はこんな大がかりなことをするつもりはなかったようだ。自分たちの仲間内だけを守るつもりだったが、エドの所にはハマーンが来て、エドがハマーンを妹として守ろうとした。そこから始まったようだ。会長の元々の才覚もあって、こんな大企業に発展した」
「それに一役も二役も買ったのがアムロ、お前だな」
「これは成り行きとしか言い難いがそうだ。トラヴィス会長は俺に生きる場所をくれただけでなく、好きにやらせてくれた」
「連邦の無能っぷりがそれでよく分かる。アムロやブライトを押さえつける一方だったからな。ブライトとアムロを好きにさせればシャアも反乱を起こす真似はしなかっただろう」
「どうだかな」
「それでハサウェイは今日会ったが、マフティーの他の若い連中は?」
「ああ、ハサウェイを含めて、更生労働を課して新サイド6で働かせている。さらに非正規地球移住者をドンドン引き入れ、自分たちが住むコロニーまで建設させてる」
「ははっ。……トラヴィス・カークランド、とんでもない爺さんだ。あの爺さんが死んだら、爺さんの伝記もんでも書いてみるか。もちろん不都合なことは書かねーから安心してくれ」
「セイラさん、シャアの奴は大丈夫なのか?今日見た限りは尖った感じはしなかったが」
「兄さんは大丈夫よ。ドクター・エドワードや若い奥さんに子供達もいるのだし」
「……確かに若かった。高校生に見えるが……」
「ああ見えて、リタは35歳よ」
「そ、そうか……エドワード先生というのはどういうことだ?」
「リタはエドの妹分みたいなものだ。何よりシャアがエドを裏切ることはない」
「どういうことだ?ミライさん、セイラさん、フラウまで何故全員頷いてるんだ?」
「カイ、見ればわかる」
「いや、わからん」
レッドマン、シャアが地球連邦に反旗を翻さない理由がエドを裏切らない理由と重ならない上に、なぜエドを裏切らないのか、今のカイにはわからなかった。
「ちょっと聞いていいか?」
「なんだ、改まって?」
「気になる事がもう一つあった、エドワード先生の妹?家族の子の一人が、ミネバに似ていたんだが」
「本人よ。今はオードリー・バーンって名前よ」
「……やっぱそうか……聞かなきゃよかった」
「そのオードリーの恋人でエドの甥のバナージは現ビスト財団総裁の腹違いの弟だ。なんでもサイアム・ビストから財産分与でコロニー一つもらったそうだぞ」
「聞きたくないぞ!アムロ!」
「カイ、それとこのコロニーにはな……」
「ブライトもやめろ!もうお前ら余計なことをしゃべるな!」
「しかし、ここはネタのオンパレードかよ。一生食ってくだけじゃない、金持ちになれるネタがゴロゴロと……絶対記事にできないがな」
「カイもそろそろ腰を落ち着けたら?このサイドに引っ越してくればいいじゃない?」
「………俺は平穏無事に過ごしたいんだよ。ミライさん」
「ここは平穏よ」
「カイさん、住みやすいところよ。連邦の圧力も無いし、子供達ものびのび過ごせるわ」
「……お前ら、神経どうにかなったんじゃないか?」
「そういえば、トラヴィス会長からカイ宛に招待状が届いてる。二日後に本社にだと」
「………アムロ、お前も一緒に来てくれるよな。友達だろ?」
「俺はこれでも会社の取締役だ。会長側の人間だぞ」
「そうだった!ブライトでいい!一緒に来てくれ!あの爺さん怖えーんだよ!」
「二日後はレストランの本格開店だ。俺とミライはそれどころじゃない」
「だったら、セイラさん、フラウでもいい!なっ、頼む!」
「カイあなた、また軟弱者と呼ばれたいのかしら?」
「カイさん、がんばって」
「この!裏切者どもーーーっ!!」
二日後、無事ブライトの和食レストラン『ヤツシマ』は開店し、しばらく盛況が続き人気店となる。
その頃、カイはカークランド・コーポレーションに向かう。
会長室でトラヴィスとの会合が、アムロ同席のもとで行われた。
トラヴィスの口調は軽い感じだったが、内容は脅迫に似た情報を漏らすなという警告であった。
さらに、逆に情報提供者の一人にさせられる始末。
カイは帰りのシャトルでは、離れ行く新サイド6を眺めながら独り言ちる。
「とんでもない目にあったぜ。しかしまあブライトもアムロも活き活きしていやがる。シャアもハマーンもあれでいい。もう、戦争なんてこりごりだ。……トラヴィス・カークランド。あれ程の大物がまだこの時代に居たとはな。巻き込まれるのはご免だが、このコロニーの行く末が楽しみではある」
また、ネタが思いついたら書き足しますね。
因みに前回のアンケート結果ですが
【15番コロニーの混沌勢と鉢合わせたカイの反応は】
①こういう時慌てたほうが負けなのよね……もろ初代ネタです。
②お星さまが見える人になる……カミーユネタですね。
③とりあえずレッドマンを修正する……レッドマンの修正はいつも人気です。
④怒涛の如く叫びまくる。……これが正解ですかねw
⑤アムロを修正する。……アムロ修正がなんとランクイン。当然ですよね。
⑥きさまといた数か月、悪くなかったぜ……ピッコロさんネタがwww
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