TSしたらなんか相棒たちがいるんですけど・・・   作:コジマ汚染患者

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なんでまた新しくss書いてんだろう・・・馬鹿かな?(名推理)
気に入っていただけるなら幸いです。・・・パクリとかにならないようにしなきゃ(使命感)
というわけで、どうぞー
( ´・ω・`)ノ 


第一章 国内編
第1話


ポケットモンスター。縮めて、ポケモン。1996年にゲームフリークという会社が開発し、任天堂が発売した超人気ゲームタイトルだ。

 

海、山、街中、果ては宇宙から来たものまで、様々なところに存在するポケモンを主人公たるトレーナーが捕まえ、そのポケモンでもって時に冒険し、時に他トレーナーとバトルする。そんなポケモンは世界中の人を虜にし、今なお成長を続けている。

 

かくいう自分も、『廃人』などと呼ばれるほどのめり込んでいたわけじゃないが、ポケモンを楽しんできた者の1人だ。ただ……

 

「どこだここ」

 

目を覚ますと、そこは知らない天井だった。窓際にある、自身が寝ているベッド。その対角線上にある、簡素な机とその上にあるパソコン。部屋を快適な温度に保つために稼働しているエアコン、その下のタンスと隣にある大きめの鏡など、殺風景ながらも最低限ある家具のどれもが、自分の持っていたものとは全く違う物であった。

 

(あれ……確か昨日、学校が終わって直帰して……それで疲れがピークだったから、帰ってすぐに寝て……ってか、なんか部屋でかくないか?)

 

未だ寝ぼけている頭ではうまく考えがまとまらず、ボーっと部屋を見回す。すると、ベッドの枕元に置いてある時計が目に入る。

 

「……」

 

「……っは!?」

 

そこには、数字の9に短針、12に長針が指し示されていた。

 

「ち、ち、遅刻ぅぅぅ!?」

 

一般学生にとって致命的なまでの寝坊である。慌てて飛び起きーーーーー何故か部屋同様大きくなっているベッドからーーーーー鏡の前を通り過ぎ

 

「ん?」

 

ようとしたところでピタッと止まり、鏡の前に立つ。

 

ボサボサな黒髪に黒い瞳、日に焼けているわけでも色白でもない微妙なラインの肌で中肉中背の冴えない男子学生。それが自分だった。

 

「……へ、へへ……夢だ。これは夢だ」

 

しかし、そこに写っていたのは、透き通るような白い肌、窓から差し込む朝日に照らされ、綺麗に光っているような銀髪。瞳はサファイヤのように深い海の色。中肉中背どころかもはやランドセルすら似合いそうなくらいの超小柄な体型。

 

(いやまさか、そんな……そう、これはまだ夢見てるんだ。早く起きて学校に行こう……)

 

おもむろにほおへと手を伸ばし、そっとつねる。

 

「いっててててて!」

 

慌てて手をパッと離し、鏡を見る。そこには変わらず、銀髪蒼目の美少女がいた。それを見ておれは、一旦ふぅ……と落ち着いてから、

 

「……なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!??」

 

盛大に叫ぶのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「よーし、おちけつ、落ち着け俺」

 

SAN値直葬状態からなんとか復帰した俺は、とにかく今は現状把握だ、ということで自身の部屋を確認していた。

 

「これもか……」

 

結果わかったこと……この体が一体誰なのかはわからないが、かなり物に対して頓着しないタイプだったのだろう。服は全部白いワンピース、下着(罪悪感半端なかった)も同じく白一択。その他机の引き出しやら何やらをひっくり返してみたが、ペンや鉛筆、紙などの事務的なものしか出てこなかった。

 

「ここにもいないのか……」

 

意を決して部屋の外へと出ると、廊下を挟んで向かいに一部屋、廊下の先に階段、階段の間にさらに二つの扉。階段を降りると、物はあるのにろくに生活感のないリビングなど。どうやら一軒家らしい。

 

「でもなんでだろう……?俺以外に人がいない……」

 

ウンウン唸りながらリビングのソファに座ると、テーブルの上に一枚の便箋があった。

 

「手紙……」

 

申し訳なさから軽くごめんなさいをしてから封を開ける。手紙には差出人の名はなく、中身にはひどくシンプルな一文があった。

 

『ごめんね、うみ』

 

視線を動かすと、便箋があった場所には銀行の通帳とカードが置いてあった。便箋の下に置いていたのだろう。

 

「……ひょっとして、捨てられたのか……? ……海ってのがこの体の持ち主の名前か?」

 

もし捨てられたのなら最悪だ。俺自身の年齢はともかく、今の見た目は完全に幼女だ。もし身寄りのない状態なら、このままではどうしようもなくのたれ死んでしまう。

 

慌てて通帳を開くと、今度は別の意味で驚愕する。

 

「なんだこの金額!?」

 

そこには、今まで見たことのない金額が表示されていた。

 

「ぜ、0が5、6、7、8……と、とりあえず後!!」

 

気の遠くなるような感覚がして慌てて通帳を閉じる。しかし、ここでふと疑問が浮かぶ。

 

「育児放棄……ではないのか?」

 

普通に考えて、育児放棄するのならこんな大金は残さないだろう。部屋も荒らされた形跡はなく、夜逃げなどといった感じはしない。

 

「う〜〜〜! なんか頭痛くなってきた! とりあえず保留!」

 

見た目相応の知能になってしまったのか、頭痛がしてきたので思考を放棄する。そうしてまだ何かないか、と一階の部屋中を探していた時だった。

 

ピンポーーーーン

 

「!?」

 

突如、玄関からチャイムがなる。一瞬だけ親が帰ってきたのか、と思ったが、ドアをどんどんと叩く音とともに声が聞こえてくる。

 

「おーい、誰かおらんのですか?」

 

(明らかにおじいさんっぽい声・・・身内じゃないっぽい?)

 

そこまで考えたところで、体から力がフッと抜け、倒れ込んでしまう。

 

「え、なん……で……」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

どたん、という音が屋内から聞こえる。人が倒れた音だ、そう判断した老人は、心中ですみません、と断ってからドアを開けた。幸い、鍵はかかっていなかったらしくすぐに開いた。中に入り、音が聞こえた方へと急いで入る。すると、リビングに入ったところで愕然とする。

 

「!? 大丈夫か嬢ちゃん!」

 

そこには、純白のワンピースを着た少女が倒れていた。その顔色を見て、異常事態だと判断した老人は、慌ててその子を抱え近くの診療所へと運んだのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『やったー! 勝ったー!』

 

なんだろうこれ……

 

『くっそー、なんで厳選もしてないのにそんなに強いんだよ●●の○○○○○は』

 

これは……あれだ……まだ友達とポケモンやってた時の思い出……

 

『へっへーん、そりゃそうだろ!俺の○○○○○は最強なんだ!』

 

ああ、懐かしいな……もうしばらくポケモンなんてやってなかったな……

 

『また会いたいかい?』

 

ああ、会いたいな……もう一度あのワクワクする冒険がしたい

 

『いいだろう。じゃあそうしよう』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「……また知らない天井か」

 

何かとても楽しい夢を見ていた気がしたが、思い出せない。目を覚ますと、朝見たのとは違う部屋であった。

 

「起きたかい?」

 

突如聞こえた声の方へ向くと、そこにはしわくちゃの顔に憂いを帯びた、甚平姿の男性の老人がいた。

 

「ここは……」

 

「あんしんせえ、ここはわしの家じゃ。嬢ちゃんの家の隣じゃけん、問題ないよ」

 

そう言ってニカッと笑う老人。どこか愛嬌のあるその顔を見ていると、ああ、安心できるんだ……というきもちになり、起きたばかりだというのに眠気がやってくる。和室らしく、畳のい草の香りがさらに眠気を誘う。

 

「まだ眠いかい?もう少し寝てなさい」

 

「・・・うん」

 

老人の言葉に頷き目を閉じると、俺の意識はすぐにまた暗い底へと潜っていくのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「……寝たか」

 

少女が寝たのを確認してから、老人は隣の部屋へと移る。机には、少女の家から持ってきた鍵と手紙があった。念のために閉じまりをして、持ってきたのである。

 

(手紙の内容からして恐らく育児放棄か……あんな小さな子どもを残して、なんてことを……)

 

見ず知らずの、顔も分からない親への怒りで拳を握る老人。

 

「さて、今後をどうするか・・・」

 

保護施設への連絡、警察への通報などが頭に浮かぶ。が、ふと少女のことを思い出す。

 

「……何にせよ、あの子に話を聞いてから、じゃなぁ」

 

自身の早とちりの可能性もあるしなぁ、と1人呟きながら、テレビをつける老人。

 

『ーーーーでは、次のニュースです。○○県の農家にて、不思議な形のきのみが自生しているのが発見されました。専門家によると、「全く未知の物質が含まれており、完全なる新種であることが判明した」とのことです。政府と環境省、農林水産省は……』

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

(……寝れねぇ!!)

 

老人が出て行ってすぐ。俺は、なぜか突如として眠気吹っ飛んでいったことにより、結局起き上がっていた。

 

「布団は心地いいし、畳も嫌いじゃねぇ……というか、めっちゃ寝れそうだったのにどういうことだよ!」

 

うがーっと喚いていると、背後でカタンと音が鳴った。

 

ピタッと止まって後ろを見ると、俺は目を見開いた。そこにあったのは、黒い縁取りから下が白、上が赤の紅白に別れた球体。俺はそれに見覚えがあった。

 

「ーーーーモンスターボール?」

 

そう、それはまさにモンスターボールそのものであった。そっとボールに向き直り、ゆっくりと手を伸ばす。

 

「へぇー、最近はこんなリアルなおもちゃ出来てたんだ。スッゲー」

 

手にとってまじまじと見ながら、そんなことを口にしていると

 

カチッ

 

「あっ」

 

POーーーN

 

「うわぁっ!?」

 

たまたま指が真ん中のスイッチに当たると同時に、ボールが開き、中から何かが飛び出した。

 

「いっててて、なに、が……」

 

衝撃で転んでしまい、頭を抑えながら起き上がると、再度俺は言葉を失った。

 

そこにいたのは、見慣れた、しかし見慣れない生き物だった。明るいオレンジ色の肌、耳は魚のヒレみたいな形をし、周囲を警戒してかぴこぴこと動いている。尻尾は先端がカミナリのような形をしており、不安げに揺れている。大きさはかなり大きく、ぬいぐるみや抱き枕のようだ。

 

「……」

 

「……」

 

俺に背を向けているその生き物は、キョロキョロとせわしなく辺りを見回している。

 

(あれ……この生き物……)

 

何故だろう、すごく見覚えがあるような……でも一体どこで……

 

「あ……ライチュウ?」

 

俺の声にピクッと尻尾が立ち、ゆっくりとそいつ……ライチュウ(らしきもの)が振り返る。

 

「……」

 

「……」

 

しばし沈黙が流れ、お互いに気まずい空気になる。

 

(ええい、らちがあかねぇ! こうなったら……)

 

俺はそっと坐り直し、ライチュウへ向けて両手を差し伸べる。

 

「おいで」

 

「……!」

 

戸惑っているようだったライチュウ? は、一瞬逃げるようなそぶりを見せるが、俺の顔を見て、驚いたような顔をする。そして、次の瞬間ものすごい勢いで突っ込んできた。

 

「ラァイ!」

 

「ふぐっ!?」

 

下腹部への衝撃で悶える俺の上で、ライチュウ? は全力でグリグリしてきていた。

 

「ライライライライ!」

 

「ちょ、まって、くすぐったいよ! あはははは!」

 

「おーい、起きたかい……ってなんだこりゃ!?」

 

これが、この俺『うみ』の初めてのポケモンとの遭遇であった。

 

 

 

 

 

 

『ーーーーーまた、農家の方の中には、妙なきのみを咥えて飛び去る、巨大な鳥の姿を見たという証言もあり、市では外来種の猛禽類である可能性も視野に入れ、近隣住民に注意を呼びかけています。それでは次のニュースです……』




ポケモン要素薄っす!
もっと濃縮しなきゃ・・・
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