TSしたらなんか相棒たちがいるんですけど・・・   作:コジマ汚染患者

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ども、11話です(´・ω・`)
ふ、ふふふ・・・メインで投稿してるssよりもこっちの方が捗る・・・_:(´ཀ`」 ∠):
今回は配信回とたまにやりたくなる掲示板回です。
少し短めです(´・ω・`)


第11話

「よいしょ・・・と。聞こえますか?」

 

『おk』『大丈夫だ、問題ない』『それあかん奴じゃ・・・』

 

タマンタ・テッポウオ感電事件から時間が経ち、夜の雑談配信の時間となった。俺は現在、常連となった100人ほどの視聴者の前で配信していた。今まで配信の内容は過去ログに普通に残してきたが、特に今回の放送は多くの人に見てもらいたいと思う。そのためできるだけわかりやすく説明せねば・・・。

 

「すぅ・・・ふぅ・・・。では、今夜に配信は雑談・・・という名の昼間釣れた生物・・・ポケモンに関するより詳しい説明を行います。昼間の配信を見ていない方はすいません、最初の方は話についていけないかもしれません」

 

『舞ってた』『舞うな、座れ』『ポケモン?』『ああ、うみちゃんの妄想の・・・』『見てなかった奴らは急いで見てこい。マジでびっくりするぞ』

 

「それではまず、ポケモンっていうのがどういう生き物なのかについて話します」

 

そこで一旦切ったうみは、ペットボトルを取り水を含む。落ち着いたところで、説明を開始する。

 

「ポケモンとは、ポケットモンスターの略です。不思議な生き物で、皆さんも知っているどこにでもいるような生き物と似ている子もいれば、全く見たことのない姿の子もいます。中にはは人知を超えた現象を起こすことのできる存在もいます。海に、山に、森に、川に・・・。はては街中にもいます」

 

『ファッ!?』『おいおい、スケールデカすぎね?』『何言ってんだこの子w頭いかれてんのかw』『死ね』『この世に生まれたことを後悔させてやろう』『お前ら落ち着け、うみちゃんが喋れねぇだろうが』

 

一旦コメントがある程度収まるまで待ち、うみは話を続ける。

 

「信じられない方、信じてくださる方、それぞれいると思います。・・・そこで、とりあえず見てもらいたい子がいます」

 

そう言ってうみは一度席を立つ。

 

『放送事故?』『うみちゃん行っちゃった・・・』『イッた・・・?』『真剣な場にも現れる変態は収容所にしまっちゃおうねぇ・・・』『あ、戻ってきた』

 

戻ってきたうみは、抱えていた「それ」をカメラに映るよう机に乗せる。

 

『・・・は?』『あ、昼間の配信に出てた電気ネズミ!』『電気?ってかこんな色の生き物いたっけ?』『少なくとも日本原産じゃねぇな』『あれじゃね?最近のニュースの・・・』

 

「はじめまして、俺の相棒兼家族、ライチュウのライです。ほらライ、挨拶して」

 

「?ライ!」

 

『!?!?』『え!?』『キェァァァァァァ!シャベッタァァァァァァ!!』

 

カメラに向かって元気に挨拶するライに、視聴者が阿鼻叫喚となる。

 

「この子は、種族名ライチュウ、ねずみポケモンという分類で、ニックネームはライ。タイプはでんきタイプです」

 

『待って待って、何この生き物』『昼間の動画見てきた、こいつか電気ぶっ放してたの』『え、こわ・・・』『いや流石に嘘すぎるwどうせ人形だしwあの動画もどうせCGだろw』『生放送の配信で合成ができるとでも?』『やめとけ、どうせマウントとりたいだけのイキリだ。相手にするな』

 

混乱が未だ収まらない視聴者に、出来るだけ丁寧に説明していく。ポケモンについてで欠かせない情報であるタイプとその相性関係、きのみなどの異変や道具。そう言った情報を一気に放出するうみ。ここで一気に言うことで、無理矢理でも視聴者に分からせる、そのためにもひたすら喋り続けた。

 

「・・・以上です」

 

うみが喋り終わると、コメントが津波のように送られてくる。

 

『よー分からん』『タイプとかわざとか、結構凝った設定だな』『ばか、設定じゃねーよそういう生き物がいるっていうことだよ』『おいおいw信じるのかよw頭大丈夫か?』『お前ら落ち着け、この配信も残るだろうし、分からんかったやつはそれ見ろ。否定したい奴も否定すんのは勝手だが配信中に言うな。どっかでスレ立てて勝手にやってろ』

 

信じる人と信じていない人は大体2:8くらいの比率のようだ。

大混乱のコメント欄を見ながら、うみはとりあえず次に移ろうとパソコンを持ち立つ。

 

「それでは次に、実際にポケモンのバトルを見てもらいます」

 

『バトル?』『え、戦うのかよそいつ』『昼間にもやってたぞ。めっちゃ電気出してた』『まじで!?』

 

昼間の放送に来ていた人はなんとなく察しているようだが、見ていない人がピンと来ていない。とりあえずライについてきてもらい、配信しながら裏庭へと向かう。

 

「えー、ここがうちの庭です」

 

『広いな』『なんかでっかい蜂の巣ない?』『いやでか!?』『あれもポケモン?』

 

庭を写すと、視聴者がスピアーの巣を見て驚いている。スピアー達は現在森に餌を取りに行ってるためあまりいない。

 

「あれはスピアーという、蜂そっくりのポケモンの巣です。最近山に入った際に見つけて、色々あって家族になりました」

 

『いやこれを家族と言えんのかい・・・』『お母さん許しませんよ!』『母親面すんな』『実際親は泣くんじゃないか?』

 

「・・・?ああ、俺今は親はいないですよ」

 

『・・・え?』『あかん』『いやいや、親は仕事でいないとかそういうのだろ!?』

 

「いいえ、1ヶ月ほど前に置き手紙だけ置いてどっか行ったみたいです」

 

『はい闇深』『あかん奴やん』

 

「というか俺自身親の顔とか覚えてないんですよねー」

 

『いやそんな簡単に・・・』『うみちゃん?それはギャグとして言っているのかい!?』

 

コメントが心配しているが、うみはそれに気づかない。スピアーの衝撃を吹き飛ばす発言にコメント欄がドン引きする中、うみがバンギラスを呼ぶ。

 

「おいで、バンギラス。ちょっと頼みたいことがあるんだ」

 

「・・・?」

 

『!?』『おいおい、もう誤魔化しようがないぞ!?』『でっか!?つか怖!?』

 

画面内に現れたバンギラスに、再度コメントが騒ぐ。うみはその様子を見つつライとバンギラスに説明する。

 

「それじゃあ、いつもみたいに遊んでみて」

 

「ライ!」

 

「・・・グル」

 

少し離れたところでパソコンを持ち見守るうみ。うみが十分に離れたところでバンギラスから動く。

 

「ガァッ!」

 

「チュウ!」

 

速攻での『きりさく』に反応し、圧倒しているすばやさでもって回避するライ。あまりの早さにバンギラスの反応が追いついてない。それでもバンギラスは思い切り腕をぶん回す。こちらにも風圧が来て、うみの銀髪がたなびく。スピアーも必死で巣から飛ばされそうなビードル達を守っている。

 

『うおぉぉ!?』『はえー!』『ライちゃん見た目に反してクッソ強い!?』『あの早さに加えて電撃ってことか・・・』『いや当たってないけどあのでかい方も大概じゃね?』

 

「ライはかなり素早いですけど、バンギラスの方はパワーもありますし、当たると結構きついですね」

 

『ちなみにあっちのでかい方はどんくらい強いの?』

 

「そうですね、怒って暴れると山一つ崩壊します」

 

『!?!?』『ファッ!?』『はいもうアウトー』『やっぱり嘘やんwんな生き物おるかy』『?あいつどこいった?』『今しがたBANした。あまりにもうっとおしかったから』『変態警察ニキ!?』『マジで有能やな』

 

バンギラスの説明に驚く視聴者。と、ライがバンギラスの猛攻をかいくぐり『かわらわり』を頭に叩き込んだところでバンギラスが気絶し終わりとなる。威力がありすぎたのか、庭にサイドンの時と同じようなクレーターができる。

 

「・・・とまあこのように、ポケモンのバトルとは、ポケモン同士での対戦的なもので、相手を殺すまでするものではないです。あくまで相手が戦闘不能になるか、きぜつするまでという感じです」

 

『ほーん、格闘技的な感じなのか』『格闘技でクレーターができてたまるか』『面白そうではある』『なんか危なくね?ポケモン?とかいうやつがかわいそう』『あーまあ動物愛護団体とかもなんか言ってきそうだよなぁ』

 

視聴者のポケモンバトルへの感想は概ね好評ではあるが、野蛮だ、危険だという意見もちらほら見える。

 

「そうですねぇ、でもバトルが嫌ならあくまでやらないというスタンスでもいいと思いますよ。ただ、ポケモンによっては適度にバトルした方がストレスの発散などの面で良い時もありますが」

 

『ネズミが歯を研ぎ続けるみたいなもんか』『生態的な意味でやらないといけないってことか』『あのでかいのも結構好戦的な感じしてるしな』

 

「ええ、バンギラスはたまにバトルしてあげないとフラストレーションが溜まって暴れちゃいますね」

 

『山壊すデカブツが暴れるとかなにそれこわい』『ほぇー、ポケモンって結構危険なのな』

 

「あっ、でも基本的には仲良くなればライみたいに人懐っこくていい子もいますよ!?」

 

なんだかコメントの流れがポケモン危険的な方向に向かい、慌ててライを画面内に出す。

 

「?」

 

『おう、首傾げとる』『うん、かわいい』『ライちゃんも可愛いけどうみちゃんも可愛い』『・・・』『変態警察ニキ、落ち着いて』

 

「えー、というわけで今回の配信ではポケモンについての説明を行いました。もし今後ポケモンの可能性のある生き物に出会った際は、俺に情報をください。それが本当にポケモンであったなら、俺が相談に乗れるかもしれません。それと、もしポケモンにであっても決して刺激しないでください。ポケモンは本当にわざという形で危険な攻撃をしてくることもありますので」

 

『りょー』『わかった』『まあ頭に入れとくかな』『あほらし』『また何かあったら知らせるねー』

 

何人かの視聴者は与太話だと思っているようだが、常連の人は信じてくれるみたいだ。少し嬉しくはあるが、情報のために危険なことにならなければいいが・・・。

 

「・・・?」

 

ふとシャットダウンしたパソコンを見たうみは、その画面に違和感を覚える。

 

「なにかが見てた・・・?」

 

そんなまさかな、とパソコンを閉じ、『かわらわり』によって庭にできた巨大なクレーターは見なかったことにして、ライを抱えリビングへと戻るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・グゥ」

 

「あっ!?ごめんバンギラス、今キズぐすり持ってくるから!?」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

新人配信者:うみちゃんについて語るスレ

 

1.名無し

 

さて、そんなわけで今日結構やばい配信だったわけだが

 

2.名無し

 

流石にこれは・・・ねぇ?

 

3.名無し

 

わいは信じるで!ポケモンってのについて知っとくのもおもろそうやん

 

4.名無し

 

まじかよ

 

5.釣り師

 

俺もだ。あの子が嘘つくとも思えんしな

 

6.名無し

 

釣り師ニキキター!これで勝つる!

 

7.名無し

 

じゃあ何か?ここ最近の外来種騒動はみんなうみちゃんの言うポケモンってやつで、これからもまた現れるってのか?

 

8.名無し

 

そう言うことやろうなぁ

 

9.名無し

 

おいおいwアホかよw常識的に考えれないのかお前らwどうせあの配信でのバトルってのもなんかのCGとかおもちゃだろwなに真面目に喋ってんだよ死ねよw

 

10.名無し

 

<<9ここにも出るんか草生え荒らし太郎

 

11.名無し

 

そのあだ名は草。それより今後どーすんのこのスレ。外来種の情報共有板として使ってたけど

 

12.名無し

 

いつも通りでよくね?特に使い道が変わるわけでもないし

 

13.名無し

 

せやな。ただ今後はポケモン関連らしき情報をうみちゃんに届けることが目的というより、ポケモンを見つける方向でシフトしていくだろうけど

 

14.名無し

 

見つけてどーすんの?うみちゃんが言うには刺激しない方がいいんだろ?

 

15.名無し

 

うみちゃんに相談

 

16.名無し

 

うみちゃんとお話し

 

17.名無し

 

うみちゃんとお付き合い

 

18.警察

 

<<16、17 さて、今日は仕事が多いな。ほら刑務所行くぞお前ら

 

19.名無し

 

変態警察ニキキター!

 

20.名無し

 

そーいやさっきから草生やし荒らし太郎がいねーな

 

21.警察

 

ああ、そいつならさっき出禁にしてきた

 

 

22.名無し

 

マジで有能やな!?

 

23.名無し

 

もうあいつ1人でいいんじゃないか?(AA略

 

24.名無し

 

とりあえず話を戻すと、

ポケモンを探す

うみちゃんに発見次第報告

指示を待つ

って事でおk?

 

25.名無し

 

それでいいんじゃないか?と言うかそれ以上なにもできんぞ

 

26.名無し

 

たしかに。・・・話は変わるが、うみちゃんの闇深案件についてどう思う?

 

27.名無し

 

あー・・・

 

28.釣り師ニキ

 

どうりで結構夜更かししてるなと思ったんだ・・・親フラとかもなかったし

 

29.警察

 

外見的にまだ小学生、成長の個人差を考えても中学一年生くらいだろうに

 

30.名無し

 

・・・なあ、いまひとつ嫌な予感がしたんだが、親がいないってことは学校とかって・・・

 

31.名無し

 

あかん

 

32.名無し

 

それ以上いけない

 

33.名無し

 

こ、この話は永久的タブーとする!

 

34.名無し

 

異議なし

 

35.名無し

 

異議なし

 

36.釣り師

 

異議なし

 

37.警察

 

異議なし

 

38.名無し

 

それでとりあえずどーする?

 

39.名無し

 

俺は熊騒動のあったキャンプ場が家から近い。その辺調べてみるわ

 

40.名無し

 

俺はじゃあ最初の農園のきのみとか調べるわ。実はあれうちのじいちゃん家だし

 

41.名無し

 

さて、忙しくなるぞ!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

とある国の有名観光地となっているとある常夏の島。そこにある火山の中、『それ』は現れた。

 

「・・・・・・・・・」

 

『それ』は眠るように丸まり、マグマの中に沈んでいる。普通の生き物であればタダでは済まない超高温のマグマの中で『それ』はまるで快適なベッドの中のような心地よさとともに眠っている。

 

「・・・」

 

『それ』は今はまだ眠りについている。そして、『それ』に気づく者もいない。しかし、かつてこことは違う世界で、長期にわたって降り続いた大雨を光と熱で蒸発させ、水害から人々を救ったという伝説を持つ『それ』は、またいつかその眠りから目覚める時が来るだろう。

 

「・・・GUL」

 

それが果たして100年後なのか、1時間後なのか。それは彼のみが知ることである。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

こことは違う異世界。現実と繋がってはいるが、1人ーーーいや、1匹を除き自由に行き来する者のいないその世界で、『それ』はある空間を覗いていた。

 

「・・・」

 

『それ』はライやうみが世界に現れる以前から存在した。しかし、なぜか『それ』は力を失い、異世界から出ることができなかった。故に、ただ漠然と現実世界を「観る」事しかできないでいた。

しかし、異世界をただ悠然と飛び回っていたある時。『それ』はなにかの力の波動を感じとる。急いでそこへと向かうと、また空間を歪め、「観る」。

 

「・・・!」

 

そして『それ』は、ヒトでありながらヒトでない力の波動を感じる1人の少女を見つける。

 

 

ーーーーーあれがいれば、自分は力を取り戻せるかもしれない。

 

「GYURUKYUIーーーーーーー!!!!」

 

尋常ではない叫びをあげる『それ』。そこに含まれる感情は「歓喜」。力を取り戻す可能性を見つけた喜び。故に、『それ』は行動を開始する。

 

 

 

 

『それ』は決してその少女を逃さないだろう。




さて、次回はうみちゃんが出ません(絶望)

・・・嘘です。ただ出番が少ないかもです(´・ω・`)

うみちゃん家のポケモン事情part2

サイドン
色々あってうみちゃんに助けられ、保護された。結構従順で、力仕事を結構受け持っている。ライが怖い。たまに地域の住民の畑仕事を手伝っている。それでいいのか住民。

タマンタ
手違いと事故でライの協力電撃を受けてしまった不憫な子。それでも誰にも怒らず、仕方なかったねで済ませてしまう。天使か。現在はうみちゃん家の裏庭の池でゆっくり療養中。誰か近づくと笑いながら撫でられにくる。天使か。

テッポウオ
タマンタとともにライの電撃を食らった。結構勝気で、泳ぐことに並々ならぬ情熱を持つ。現在うみちゃん家の水槽内で療養中。水槽は狭くて嫌いらしい。たまに水槽を壊そうとしてライに電気を流されるお仕置きを受ける。

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